11月21日(水)

 ケアレスミスではなく、自らの技術不足で実験を失敗するのはとても悲しいことであるよ。

 BSデジタルの「プレイバック・リレハンメル・男子フリー」を見た。いや、もう衝撃的。なにがって、ペトレンコ。ショーではない演技は、じっくり見たことがなかったのだが、あの回転の速いジャンプは、ああいうものだったのね。それに腕を広げた美しい着氷、あの身のこなしにうるわしいスピン!すげええ。何回も巻き戻して見ちまったよ。

 ちなみにペトレンコは、プルシェンコの憧れの人。腰振ってないで、あの身のこなしを身につけてくれないかしら。しかし、プルシェンコが似ているのは、間違いなくウルマノフなのでありました(←兄弟子)。ジャンプ前の加速姿勢やふとした動きがそっくり。恐るべしミーシンコーチ。
 プルシェンコとヤグディンがジャンプのタイミングが似てしまうのも、むべなるかな。そのミーシンコーチ、8年前のこの時にはまだ髪の毛が一部ふさふさでありました。

11月22日(木)

 最近、近距離でも物がぼやけたり、図書館で本棚の角を曲がり損ねたりするようになってきたので、レンズを変えようと眼鏡屋に行った。コンタクトも使っているので、あまり気にしていなかったのだが、レンズを変えるのは5年振り。
 検眼してもらうと、なんと眼鏡をかけても0.1はなかったらしい。そりゃ見えないはずだ。というか、それでは免許証の更新ができぬではないか。

 30分でレンズの交換をしてくれるというので、待ち時間の間、四条河原町近辺をウロウロ。裸眼で本屋に行くと、ずらっと並ぶ本のタイトルが全く読めず、ぬっぺらぼうに囲まれてるようで大層怖い。

 で、新しい眼鏡に変えると、一気に視力1.2にアップ。見えるようなったのはいいが、いきなりの視力アップの衝撃はかなりのもの。これは初めて眼鏡をかけた時(周囲の建物の看板が落ちてくるように感じられた)に匹敵するものがあるな。
 おかげで、一日中船酔い状態でふらふら。早く適応してくれ〜>私の脳みそ。

 みかかの予告通り、ADSLが開通した。Yahoo!BBの恐ろしい噂はたんと聞いているので戦々恐々だが、とりあえずロシア杯前に開通したのはめでたい。

 ところで、わたくし、急性ペトレンコ中毒になってしまいました。ビデオを繰り返し見ずにはいられない。いつぞやと同じ症状だ…。

 明日の14時35分から、NHK地上波でグランプリシリーズの前半戦ハイライト(といってもきっと最初の2試合だけだと思うが>つまりプルは映らない)が放映されます。興味のある方はどうぞ。

 カウンタが36000を廻った。

11月23日(金)

 前半戦ハイライトは20分ゴルフにとられて、14時55分から始まりました。私の記述に惑わされた方がいたら、申し訳ありません。
 で、なんと今年はきちんと、ドイツ大会まで前半3大会のハイライトになっていた(ということで、プルシェンコも放映された)。人選に関しては、異論もあろうが(サラとティムはすっとばされていた)そもそも1時間では仕方あるまい。

 それにしても、ドイツ大会のカメラワーク&画質はひどかった。ど素人でももっとうまく撮れるのではないか。ビールマンスピンを足だけ映してどーすんだよっ!雪ちゃん達(中国ペア)の新プログラムを見たが、映像が悪すぎて、いいプログラムなのかどうかよくわからなかったぞ。宏博兄さんは何やら格好よかったような気がしたが。
 ダンスのイタリア組の新プログラムは、バーバラ姐さんの衣装が凄かったが、派手で速くてお気に入り。素人でも楽しめるわ〜。あとは恩田美栄ちゃん。一瞬しか映らなかったけど、可愛い〜。早くフルで見たいな。
 ヤグディンの「仮面の男」は、改めて見ると、そんなに悪い印象でもなかったり。要するに期待が大きすぎたということか。

 さて、ドイツ大会のプルシェンコ。ジャンプは特に問題がないように見えたが、ちょっと気迫がない感じではあった。やっぱりヤグがいないとダメか?
 しかし、森中直樹アナ、新鋭プルシェンコってのは何なんでしょう。世界選手権で3回メダルを取っている選手が新鋭なんでしょうか。おまけに「ビールマンスピンは最後に今シーズンも用意してます」って、あんたこれは昨シーズンと同じプログラムでしょうが!新プログラム見たんかいっ!

 と、見終わったところで大学へ。人が誰もいなくて寂しかった。

 さて、今日から始まっているロシア大会。プルシェンコはやはり新プログラムを披露しないらしい。ま、最新のインタビューでそう言ってたからな…(諦念)。とにかくグランプリファイナルでは滑ってくれ〜。五輪まで見られないなんて気が狂いそうだ。

 ところでプルシェンコ、練習で4回転ルッツを跳んでいたらしい。さすがにクアドルッツといわれるとびびるな。人によって得意不得意があるらしいが、ルッツはアクセルについで難しいと言われているジャンプ。んなものを新フリーに入れるのかしら?怪我の可能性が高くなるじゃないか〜!でもそれは……見てみたい(本音)。

11月24日(土)

 グランプリシリーズ第5戦、カップ・オヴ・ロシア男子ショートプログラム結果速報をお伝えします。
 1位 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
 2位 イワン・ディネフ(ブルガリア)
 3位 マシュー・サボイ(アメリカ)

 クリムキンはなんと8位。このメンバーで8位になってどーする…。
 一方のジェーニャはノーミス。5.9を計10個叩きだし、ミスのあった2位以下とは大差で1位独走中。調子良さそうなのが嬉しいです。腰振ってもプレゼンで5.9が7個出るのにも安心。

 マガジン読者賞の葉書を出してきた。しかし、土日にポストに出したら消印はどうなるんだろう(不安)。ベストアンケートには20世紀SFを2冊入れてしまった。どれを入れたかは恥かしいので秘密。

 プルシェンコは演技はよかったものの、まだ大腿が痛くて、痛み止めが必要な状態らしい(泣)。可哀想に。クアドルッツの練習なんかしてて大丈夫なのか。
 怪我をしているので、来週のNHK杯には出ない、と言っているそうだが、そんなの来なくていいわよ。あと10年滑るつもりなんでしょっ?無理しないでくれ〜。

 で、ヤグもプルも出ないであろうNHK杯は、超薄々メンツになるわけだが、まだ両方来ると宣伝しているNHK、どうするつもりでしょ。

11月25日(日)

 グランプリシリーズ第5戦、カップ・オヴ・ロシア男子結果速報をお伝えします。
 1位 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
 2位 ロマン・セロフ(ロシア)
 3位 イワン・ディネフ(ブルガリア)

 クリムキンはフリー3位と追い上げたものの、SPの結果が祟って総合5位。これではロシア国内選も、よっぽどアプトがボロボロで、クリムキンがノーミスに近い演技をしない限り、3位は難しいと思われます。つまりオリンピック出場は遠いかなたの夢。
 ま、そんなこたあ、もういいのです(覆水盆にかえらず)。落ち込まずに、今後も頑張って良い演技を見せてもらいたいものです。

 一方のプルシェンコは、テクニカルで5.6が3個、5.7が1個出ていたので、何があったんだ〜と思っていたら、4回転ルッツを試みて転倒したらしい。やっぱり。
 その影響か、4回転トウもこけて、3アクセルのコンビネーションで手をついた、と。なんか昔を彷彿とさせるな(ちょっと可愛い)。

 とにかく、カップ・オヴ・ロシア3連覇おめでとう。次の試合はグランプリ・ファイナル。新フリー&クアドルッツのお披露目があるのかもしれないけど、まず怪我を治してね。

 久しぶりに体重計にのったら、春の最高体重より3kgも減っていた。なぜだ。運動もしてないし、お菓子も食ってるぞ。この体重の維持が望ましいが、どうせ春になったらまた太るんだろうな…。

 夕方から突然眠くなって、結局夜まで炬燵で寝ていた。案外疲れていたのかも>観戦で(←祈りながらクリックし続けるだけだが)。

 京フェスの時の日記を上げました。この中にはフィギュアスケート関係の記述はありません。

11月26日(月)

 昼過ぎ、突然研究室がカビくさい空気に満たされた。またかよ。去年もこの時期だったよな…。また大掃除しなきゃいけないじゃないか。いい加減にしてくれ>施設課。

 色々とニュースサイトを見てまわったが、全然ニュースがないのにちょっとがっかり。やっぱり降りないとダメ?>クアドルッツ。

 夕方から当直。

 アサロ『なんとかよ、女王なんとか!』を読み終わった。欠点は数え上げればきりがないので置いとくとして、それでも読み始めると面白いのがこのシリーズの素晴らしいところ。別によいではないですか>たとえローン系の兄弟が宇宙のあちこちに出ていって、ローン系の子供を作りまくる、という話にしか思えなくても。

 今回の作品は、今までの中では気に入った方に入る。男尊女卑が完全に逆転した世界をこれだけ延々と描いている、というだけでも価値があると思う。もし、これが逆だったら(絶世の美女の王女が、異世界で囚われの身となり、次々と領主のもとに嫁がされ、ある領主とは恋愛関係に落ちて数年間幸福な生活を送ったと思えば、次に嫁がされたところでは夜な夜なレイプされ続け…)と思うと興味深いものが。ゲームが重要な小道具として登場するあたり、これは『グローリー・シーズン』への解答か?とも思ったり。

11月27日(火)

 午前中は外来。バイト中ずっと、イリーナの「トスカ」のラストが頭の中をまわっていた。

 諸般の事情により、昼間は地の底まで落ち込んでいたが、かねてから約束していたので、夕方から先輩と2人で映画を見に行った。

 何を見に行ったかといえば、それは勿論「不思議惑星キン・ザ・ザ」。色々ロシアロシアしていたのと、終わり方がよかった。
 ということで、落ち込む気力すら吸い取られてしまった。ああ、頭の中を「マーマ、マーマ、どうしたらいいの〜」がまわる。

 露スケート連盟が、ロシア選手のNHK杯棄権を発表したようで、NHK杯の公式サイトから、ブチルスカヤ・スルツカヤ・プルシェンコ・ヤグディンのロシア人4人のエントリーが消えた。
 これで女子も薄々メンツになるわけですな。でも女子は章枝ちゃん(村主章枝)と恩ちゃん(恩田美栄)が出るので、楽しみ。私は、はるか熊本まで行く体力がないので、家でぬくくしてTV観戦予定。

 棄権の公式理由は、一応怪我のためということらしい。女子2人が怪我をしているとは思えないが、プルシェンコはきっと本物の怪我人なので(怪我人が4回転ルッツに挑戦するかという突っ込みは却下;)、養生してグランプリファイナルできちんと新フリーを披露していただきたい。

 このところ、S澤わくわく伝言板にご本人様が降臨され、盛り上がっているので、ファンとしては嬉しい限りです。ローソンは美味しいものをせっせと作ってください。

11月28日(水)

 大学に行ったら、とりあえず掃除するように、との命が出ていた。掃除というのは、同時に場所(実験スペース&物置き場)分捕り合戦でもあるので、結構楽しい。しかも、いい加減自分の周囲が汚いのに嫌気がさしていたので、いそいそと掃除。
 
 マガジン1月号。新しい目次のデザインが見やすい。あとは、内田さんのSFスキャナー。ヒューゴー賞を取らないとダメだ、ということがよおくわかりました。しかし…ヒューゴー賞という言葉を聞いたことある人、挙手!

11月29日(木)

 朝、親から電話がかかってきて、隣の娘はすでに結婚して、親の後を継ぐべく資格もとって、実家に週に2回帰ってくるのに、どうしてお前は結婚できないんだ、今はいいかもしれないけど、この先苦難の生活が待っているのだ、と延々と責められる。
 じゃあ何か、どうして私は結婚できないのだろうと深く落ち込んで、自殺を考えながら暮らす方がいいとでも?まあ、頑張って見合い相手の選定を続けてくださいまし。

 昨日の掃除の時に、机の上のプルシェンコの写真も新しいのにしたい、という願望がふつふつと湧き上がってきたので、先輩に頼んで今季の写真をプリントしてもらった。が、先輩は印刷の仕方を忘れていて、サイズ調整ができず…。SPの上半身巨大アップ写真は怖すぎます。ああ、カラープリンターが欲しいよう(これだけのために欲しがるのはどうか)。

 夕方、突然NHK・BSが映らなくなった。夜になったら復活していたが…まさか雨のせい?明日からNHK杯の放映があるというのに…。

 ということで、NHK杯。地上波は明日の17時10分からと、19時35分からの放映予定です。女子ショートのアナウンサーが、森中直樹アナなのがとっても不安。

11月30日(金)

 昨日からS澤わくわく伝言板で、情報募集の呼びかけがなされています!
 悲しいことに、私はハヤカワ、創元文庫以外の「現在入手可能な」SF長編(国内中心)をほとんど持っていない…。役立たずだ(悲)。

 実験だけで疲れている今日この頃。
 
 NHK杯、優勝した中国ペアのフリーがとてもよかった。いいプログラムだわ〜。
 女子。村主選手はジャンプミスがあり、ショート終わって6位発進。でも章枝ちゃんには「月光」がある。頑張って〜。一方恩ちゃんは4位スタート。色々と欠点も目についたけど、まだ若いんだし明日のフリーも楽しみ。

 それにしても森中直樹アナ、章枝ちゃんが最初のコンビネーションで、3回転ジャンプを2回転にした直後に「決めました!」はないだろう。アクセル以外のジャンプの種類が見分けられなかったり、選手の戦歴についてウソを言うのはともかく(いや、よくないが)、失敗を成功のようにアナウンスするのは、実況として全く意味がないのでは。

 ところで、NHK杯の公式サイトはとても更新が遅い。ドイツ大会、ロシア大会の公式サイトは、ほぼリアルタイムで点数を更新してくれていたというのに、NHK杯は、試合終了後も順位すらすぐにはアップされない有様。
 世界には結果を気にして夜も眠れない人がいると言うのに、不親切極まりない。グランプリシリーズ最終戦だと威張るなら、きちんとそれなりの態度を世界に示すべきだろう。サイトすらそんな状況では、世界の人々に見捨てられても仕方ないと強く思うところであるよ。

 ところが、サイトだけでなく地上波の放映すら危なくなってきた…。日曜の8時までどうかお待ちを>皇子or皇女さま。

 子供に変な名前をつけるのは考えものだと、しみじみ思いましたよ。


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