2月11日(火)
腹痛と眠気で一回休み。
2月12日(水)
いかなごの卒業式に行った。校長達お偉方のお話が超絶くだらなくて(後援会長さんの話だけが唯一意味通ってた)長時間立たされてた卒業生からは複数倒れる人が出て、最後までさすがという感じだった。これが我が母校で、これでも以前よりはかなりマシなことを知っていなければ(なんせ私の時は国立二次の前日に卒業式やったからな)キレるでほんま。私の前に座っていたお母さんは、スマホでずっと韓国ドラマ→ライン→最終的には服を物色していた。ちなみにいかなごは立ったまま寝ていて、周囲の子に倒れないか見守られ、別室で卒業式を見ていたS君は爆睡していたらしい。
その後はクラスでホームルーム(推薦の話ばかりするという、イケてない担任を初めて見た。いかなごが卒業証書を筒に収めるのに苦労していて、大丈夫かこの子、と思ったが、周りの同級生達もオール苦労していた)→いかなごが部活の後輩達に挨拶に行くのを見物(というか、寒過ぎたので、暖房効いた教室内に入れてもらった)→校門周囲で写真撮って帰宅。もう学校来ない人は、靴箱のそばの箱に上靴入れて帰っていいです、という素晴らしいアナウンスがあり、いかなごも捨てて帰ったが、段ボール箱に上靴が山積みになっていて、靴フェチの人が見たら喜びそうだと思った。
1年分の愛を仕込んだ。材料をコレモ(この辺では品質が悪いことで有名なスーパー)で買ったので気が引けた。チョコレート、倍ぐらいに値上がりしてるね。
2月13日(木)
そうそう、男の赤子って硬いよね。男女差凄過ぎ。
サイクス『イヴの七人の娘たち』を読み終わった。ベストセラーになっただけのことはあって、説明はなるべく省いて(翻訳でさらに簡略化したらしいが)超分かりやすくしているのが凄い。バスク人がRH−が多いとか、人類学者はポリネシア人の起源はアジアだと考えていたので、南アメリカ起源説を唱えたヘイエルダール(&コンティキ号)に憎悪の念を抱いていたとか、ヨーロッパ人のうち、中東から後から来た人は20〜25%とか、氷河期が緩んでカナダの内陸湖の水が海に注いだ時に一晩で50cm水位が上がったと考えられている(大洪水伝説の元かも)、というのが面白かった。
2月14日(金)
R.I.P.英明父さん。
ヴァレンタインはセリアの今年の新製品の型で、チョコプリン作った。どうしても端の方が綺麗に抜けないが、出土物系なので御愛嬌ってことで。ピラミッド&お棺チョコプリンをもらった中2男子は喜んでくれた。
2月15日(土)
木曜日の外来が多過ぎて肩が硬くなっていたところに、今日下を向いて生地を数時間切ったら、覿面に頸を痛めた。しばらく前から右腰も痛いので三重苦。
そういえば、いかなごの卒業式の時に、同じく卒業式に来ていた私の同級生と少し喋ったが、娘の受験先について愚痴ると「昔から悲観的だったもんね」、息子の部活について話すと「誰に似たん?」と言われて面白かった。
2月16日(日)
午後過ぎまで家から出られないデー。
もぐがオンライン部活(読み合わせ)をやっていたが、かなりうるさい。
受験生が紅茶を淹れてくれた。
私「娘に紅茶を淹れてもらうのが夢なんだよね」
いかなご「安い夢だな」
そうでもないぞ。まず娘を産んで、育ててだな。
2月17日(月)
ピリピリしている受験生が、いきなり「お母様って私が受かると思ってるよね?」と言ってきた。「うん」と言ったものの、ちょっと遅れたかなと思い、「思ってるよ」と付け足したら「2回言わないでくれる?」と言われた。難しい。
ウォルダー『脱線した革命』を読み終わった。毛沢東の話で、中国共産党がいかに幹部を批判させる党だったかとか、フルシチョフのスターリン批判が社会主義諸国にいかに衝撃を与えたか(モスクワの病院に肺炎で入院していたポーランドの書記長ビェルトは、スターリン批判を聞いて心臓発作で死んだらしい)、大躍進で多大な死者が出たのは政治的意図が原因なども語られるが、なんといっても文化大革命の混乱っぷりの解説が凄い。
文革は大学生から始まり、周恩来が紅衛兵の暴力を抑えようと別グループを結成させる一方、毛沢東は偉いさん相手に暴力行為を働いた紅衛兵を称賛。大学生が派閥に分かれて何が何だか分からなくなると、毛沢東は今度は労働者を投入。しかし労働者があちこちで賃上げ要求やストをはじめて国中大混乱になったため、抑えるために軍を動員。造反派に武器を与えたりもしたため、各地で死者が激増、軍政下に置かれた地方も出てくる。北京の大学では二派が武器を使って陣地争いをし、捕虜を拷問したりしたので、毛沢東語録のみで武装した三万人を突撃させて抗争を止めたとか。
結局、事態を収拾するために紅衛兵は下放され、教員は再教育キャンプに送られ、高校から直接大学には行けなくなり(高校生は卒業したらすぐ下放)大学に行く人は職場から政治的評価のみで選ばれるように。しかし、文革はこれからが本番、文革による死者の半数以上はこの後、権力を掌握した革命委員会(各派の寄せ集めなので相互不信が強いのと、やらなければ自分がやられることを知っている)による粛清で生じたのだった。その後も相争う派閥が復権したり粛清されたりを繰り返し、中国の発展は大幅に遅れる。専門知識や科学教育を嫌い続けた毛沢東だが、口絵の若い頃の写真はその辺にいるおっさんで、テカテカの肖像画を見慣れた身にはなかなか衝撃的。
2月18日(火)
S君が、私が嫉妬を感じる対象として、「木乃より可愛くて性格が良いと町内で評判のシーズーを3匹飼っている隣人」を捏造してくる。確かに羨ましい。
トランプが自らをナポレオンになぞらえている、という話にロシアに負けるのか…というレスがついてた。
2月19日(火)
話題の赤いきつねCMを見たが思ったよりキモかった。性的云々より、不気味の谷的に。赤いきつねであんなに揺れたり頬染めたりしないだろうし、環境も不自然過ぎる。
私「悠仁さまが免許取ったらしいよ」
いかなご「へー、身分証明証に使うのかなあ」
…国民じゃないからなあ…。
いかなごから「賄賂」と言われて記事が送られてきた。
マイヤーズ『自由をわれらに: アミスタッド号事件』を読み終わった。既にアフリカから黒人奴隷を連れて来るのは違法になっていた時代に、キューバからアメリカに向けた奴隷密輸船内で反乱を起こした奴隷が船を乗っ取って、ニューヨークに漂着した話。奴隷廃止論者達にうまく利用されて、たまたま裁判で勝ち、運良く数年後にアフリカに帰れたよう。船に乗っていた子供が英語で書いた手紙が凄い。絵や当時の広告が載っているのが分かりやすい。それにしても、S君が(役者の)金原瑞人を知らないのにびっくりした。大人も読める児童書ってやたら金原瑞人訳な気がする。
2月20日(木)
朝起きて、とりあえずハイライト見て、は?てなった。少ない方が正しい道だったのか。
毎日毎日凄いことが起きているが、ウクライナが戦争を始めたとか、ゼレンスキーの支持率4%とか、流石に凄過ぎる。完全にロシアの犬。