8月1日(木)

 今年初スイカ。そういえば、子供ら小さい頃、スイカの日は、夜は紙オムツはかせてたなw。

 ポガチャルって、超絶強い人出てきたーってイメージだったけど、ヴィンゲゴーはぬるっと出てきて、いつの間にか強いって感じだったので調べてみた。

2019年2月 ユンボ・ヴィスマ加入(22歳)
2020年9月 娘が生まれてデレデレ。娘誕生の11日後、ログリッチがツール最後の個人TTで57秒差をポガチャルに覆され、優勝を逃すのを観戦。
2021年4月 1月にデュムランが活動休止を宣言したため、空いたツール枠をget。
7月 ログリッチが落車してリタイアしたので、なんかエースになる。しかしワウトが3勝と超目立っていて、初出場でポガチャルに次いで総合2位になるも印象が薄い。
2022年7月 ログリッチが落車してリタイア、ワウト3勝で超目立ってるのは去年と一緒。前半戦はポガチャルが無双していて空気だったが、チームで疲れさせたポガチャルをぶっちぎってリーダージャージを獲得し、そのまま優勝。
2023年7月 今度はログリッチなしで最初から単独エース。TT前でポガチャルに10秒差と僅差だったので、どうかなあと思っていたら、TTでポガチャルに1分38秒の大差をつけて全世界仰天。その後もポガチャルをボコってツール2連覇。
8月 続いてブエルタに出たと思ったら、いそいそとクスをアシストして優勝させる。
2024年4月 バスク一周で落車、気胸肺挫傷多発骨折、これがほんとのI'm dead状態でICU入り。
7月 ツールは無理かと思われていたが、普通に出てきて、唯一人ポガチャルにタメ張ってステージ1勝。しかし結局、絶好調のポガチャルにボコられて総合2位。

 …ほんとにぬるっと出てきて、いつの間にか強い感じだった。

8月2日(金)

 サイモンほんとにヴィスマ移籍なんだ。双子アシスト対決が見られるのか(ワクワク過ぎ)。

 ミステリ脳だと、どちらかのチームが2人を買収して、毎日アダムとサイモンの調子のいいor疲れていない方が、一方のチームに入るように入れ替わって走る、という…。

 ハットン『フレディ・マーキュリーと私』を読み終わった。ジムが最初に見たフレディのコンサートがライヴ・エイドなのは本当なのか。正直30過ぎの大人同士のラブラブ話や痴話喧嘩を延々と読まされるのは辛かったが、庭仕事と日曜大工が大好きなジムが作った机や箱にフレディ大喜びとか、フレディは毎週木曜午後に両親のところにご機嫌伺いに行っていたとか、メアリー&住み込み使用人元彼sとジムとの微妙な関係、メアリーのエキセントリックな性格は興味深かった。フレディ死後、周囲の関係者もエイズに追い詰められていく中、家を相続したメアリーにガーデン・ロッジを追い出され、猫も引き取らせてもらえなかったため、その後1年ぐらい、週に何回もガーデン・ロッジ近くの路上に行って猫を呼んでいたジム、仕方ないとはいえ気の毒。

8月3日(土)

 五輪男子ロード見た。
・選手数少なっ。
・ムーラン・ルージュはカニ道楽だという知見を得た。
・無線ないと、どれくらい独走してるのかも分からなくて大変そう。
・レムコ、フィニッシュライン超えた瞬間に止まったの面白かった。

8月4日(日)

 髭が生えてきたかと思い、もぐの顔をよく見たが、まだ産毛だった。
 「これならいかなごの方が濃い」と失言したS君がいかなごに威嚇され、「え?なんで?」と言ったもぐに
姉「いいか、女に毛の話はしてはダメだ。毛とかムダ毛とか絶対に言ってはいけない」
もぐ「え?髪の毛は?」
姉&母「それはいいんだよ!」

 ポリッツが五輪ロードの最中にカフェでトイレ借りて、客に滅茶苦茶応援されながら出てきた動画見たが、アメリが働いていたカフェだったとは(さすがパリ)。

 自転車壊れたのに、無線がないからチームカーに無視されて、怒って自転車投げた後、諦めて自転車かついで歩き出したら、周りの観客に滅茶苦茶応援されてた人も凄かった。

8月5日(月)

 ルセサバギナ 『ホテル・ルワンダの男』を読み終わった。映画『ホテル・ルワンダ』の主人公の、ルワンダの一流ホテル支配人の男の手記。虐殺者にも話は通じる、とコミュ力で乗り切った体験談だけではなく、ルワンダ虐殺を引き起こした原因は何かを歴史の解説もしながら考察している良い本。
 RTLMはルワンダ初の民放ラジオ局で、国営と違って面白くて人気になり、ハビャリマナがスポンサーにも関わらず、ハビャリマナに批判的な報道もしていたし、イケてない役人の実名報道とかもしていた、虐殺前に50万本の中国製ナタが輸入されていた、ツチ・フツ間の憎しみではなく、ツチ難民勢力のRPFに既得権益を奪われる恐怖が虐殺の主因、RPFはウガンダにいたので英語を話し、フツはフランスから支援を受けていた(フランス人はフランス語圏を増やすことにこだわって援助していた)、公立技術専門学校(映画『ルワンダの涙』の舞台)を警備していた国連兵はベルギー兵で、旧主国のベルギー人はツチと同じく殺される対象だった。

 RTLMの煽り「自分の仕事を片付けろ」「墓場の敷地を無駄にするな」とか、政治集会から帰ってきた田舎のフツの村長が「私はもう以前の私ではない」と言って、ツチが避難していた村役場への襲撃命令を出したとか、諸々恐過ぎる。一方で侵攻してきて虐殺を終わらせたRPFとて、清廉潔白なわけではなく、著者の友人はRPFに捕まって目をえぐり出され、著者の兄弟2人もRPFに殺され、著者本人も4年前にRPF批判で逮捕されている。

 とにかく国連が役に立たなかった(これはみんな言ってるよね)、ガチャチャ裁判の批判(ガチャチャは民事の解決用に作られており、虐殺後に和解なんてできるかいな、と。それも一理ある)、59年の革命の後、免責が横行して、個人資産が守られてこなかったこともジェノサイドの原動力の一つ、割れ窓理論を挙げ、元々法治が行われていなかったことも一因としており、その上で「人類は分別を持って生きるようにつくられており、ジェノサイドを行うのは普通の状態ではない」「モラルの勝利を断固として信じるべき」としている。

8月6日(火)

 話題沸騰のアザラシ幼稚園。日本人がFight!って書き込みしてるのに「なんで給餌されてるアザラシに、日本人は闘えって言ってるの」て言われてた、てのに笑った。

 ここ数年のツールが何年かを見分けるのに役に立つヴィンゲゴーの愛娘。
0才 ツール表彰台に上がる
1才 ツール表彰台でぐずって、パパの優勝インタビューを2秒中断させる
2才 パパだと思って近づいたら、タデイおじさんだった
3才 4800m登った後のパパに抱っこ要求
 なかなか凄い。

8月7日(水)

 新しい副大統領候補のウォルツって人、ムヒカの65%ぐらい可愛い。

 悪魔のプーさん、て言うと、どっちか分からんな。

 去年のツール前のヴィンゲゴーの記事を読んだら、最初の指導者が「のんびりした性格。コーチが『明日は3、4時間練習な』って言ったら、翌日3時間練習するタイプ」「だからプロになってから良くなったんだよ、伸びしろがあったから」って言ってた。

 という話をいかなごにしたら「プロになってから練習したのが偉いね」。どこかで聞いたことある話だと思ったら、あれだ。高3になって鉄緑の宿題真面目にやるようになったら、理Vに受かった、ってヤツ。

 ヴィンゲゴーのお父さん曰く、ティーンエイジャーの頃に受けた測定でVO2maxが97近くあり、計器の故障を疑われたんだとか(フルームとプロ入り前のランスで85らしいから、測定が適当だったとしても、かなり振り切った値)。ちなみに、歴代VO2maxはこちら

 で、両親「周りの子の親は、もうプロ相手みたいに、これ食べてあれ飲んで、って言ってたけど、うちはそんなことしたことない。まずは楽しむのが大事」
最初のコーチ&先輩「積極的に練習に行こうとしないので、家まで練習のお誘いに行ってた」
デンマークのコンチネンタルチームに入って試合で良い成績を出したら、イタリアのジロも出てるチームからお誘いがかかったが、当時のコーチ「イタリア語やスペイン語できないとダメだし、やめた方がいいよ。まだ若いし(20才)」
ユンボからお誘いが来ると(コーチが推薦したという話もあったな…)「あそこ環境いいから行きなさい」って、どんだけ大事にされてるのか。

 18才で色々なチームに自己紹介メールを送りまくるも無視され、自国アメリカの育成チームには拾ってもらえず、19才でヨーロッパに渡ってフランス語とスペイン語を習得したヨルゲンソンとはえらい違い。水産加工場で働いていた苦労人的に言われているが、たぶんデータ的には凄い値を出していて(だから自信もある)、でも性格的に大人しそうなので、周りがゆっくり育ててただけなんじゃないのか、これ。

8月8日(木)

 朝から『事故は起こるさ』を聞いて出勤。そんな医者嫌だわ。

 私は子供の頃、出席番号が後ろから数番目だったので、集団行動時に色々と不便な目に遭っていたが(常に補助席とか、常に待たされるとか)、うちの子供らは前から3分の1位のちょうど良さそうな位置にいるせいか、そういう目に遭ったことはない様子。たぶん、そういう不便があることを想像したこともないんじゃないかな。出席番号前の方の人も、見たこともない式典でぶっつけ本番で何かさせられたりするから面倒だと思う。青山さんとか和田さんは大変なのだ。

8月9日(金)

 朝、家の外に出たら、極彩色のインコが目の前の柵に止まっててびっくりした。近づいたら、バサバサっと結構な音を立てて、空高く飛び立って行って、もっとびっくりした。

 ヴィスマのツールのドキュメンタリー(というか、最早映画)見た。昨年、心疾患で引退を余儀なくされたナータン・ファン・ホーイドンクからのメッセージが心に重い。生命助かったのだけは良かったけど、いきなりキャリア中断は辛過ぎる…。

 咳すると血出たら、普通は恐いよねえ(汚れた心の声『血の量にもよるがな』)。

8月10日(土)

 凄いな、スポーツクライミングの小さい人!いかなごと身長同じ位だよ。

 そういえば、パリ五輪だけなのか、最近はみんなそうなのか分からないが、名前の表示、名姓の人と姓名の人と二通りあるのね。そりゃ姓ない国とかもあるから、すべてに合わせられるわけではないけど、良いことだわ。

 ワンデーレースに出るヴィンゲゴーがつるつる(顔も頭も)になってて、幸せそうになってる、と思ったら、あっさり脱落してた。



過去の日記の目次に戻る。

日記に戻る。