5月21日(火)

 坂井『源氏将軍断絶』を読み終わった。頼朝、頼家、実朝までの鎌倉幕府の話。確かに昔から、なんで親王将軍なんてことが起こり得るんだ、と思っていたが、暗殺されたから次代がいなくなって、仕方なく親王を迎えたのではなく、実朝と妻(後鳥羽上皇の従姉妹)の間に子供ができなかったら、実朝自身が次代将軍を後鳥羽の息子の中から選ぶつもりで動いていたとは。頼朝も親族を公家と婚姻させていたので、親王と言っても頼朝の血が入っているし、北条氏としても、ライバルの関東の御家人と繋がりがあるよりは、頼朝の血が入っている皇族の方がよいわけだ。

 あと、この頃は京の権威がまだしっかりあるとか、吾妻鏡が北条万歳史観だとか、比企能員の変って、どう見ても北条氏のクーデターだよなとか(姉の孫6歳を殺すとか悲惨)、実朝の和歌分かりやすいとか、色々面白かった。

5月22日(水)

 もぐ、もともと訳の分からない唐突中二発言が多かったが、最近は寸劇が上達してきている。ぼーっともぐを見ていた私に「ママー、39歳のおばさんがじっとこっちを見てるよ、恐いよー…あッ、ママこっちだった」とか。

 昨日はいきなりノートではたいてきたので「そんな子とはもう一生口きかない!」と言ったら、謝罪文を書いてきた。が、「拝啓」が「拝敬」、「P.S.」が「P.F.」になってる上に、P.S.の意味を分かっていなかった。最近の子は手紙書かないからね。

5月23日(木)

 最近向かいのアパートの人がピアノよく弾くので、なんか私も弾きたくなって、楽譜出してきて、たまたま猫のワルツが目に入ったので練習しはじめて、何の気なしに検索したら、ブーニンがショパコンで弾いてコンクールなのに拍手されたのって、猫のワルツだったのね。それで、ブーニンが近年足壊疽になって、ペダル踏めるようにamptaせずに頑張った、て記事も読んだ。

5月24日(金)

 興梠『毛沢東 革命と独裁の原点』を読み終わった。Youtubeで著者の解説を何回か聞いて面白かったので読んだ。『毛沢東の私生活』は後半生の話だったが、こちらは毛沢東の前半生が中心で、特に影響を与えた思想の話が色々語られていて面白かった。

 毛沢東は色々な学校に行こうとしてはやめてを繰り返し、図書館に籠もって半年本を読んでいたこともあった(楽しそうやな)、作文能力を評価されていたが数学は0点だった、新聞が大好きで、自分で記事書いて地方紙を発行して有名になり(出版が初期インターネットみたいだよね、読める人が少ないせいか発行部数も少ない)、共産党では地方で次々とオルグとストに成功して出世し(組織力が凄かったのか?)、国民党とスターリンに気に入られていたため(スターリン以外が後ろ盾についていた政敵が失脚して)トップに立った、と。

 清朝末期以降は日本に留学や亡命する人がたくさんいたこと、毛沢東も学生時代は辮髪だった(そりゃそうか…)、ハクスリーの『進化と倫理』の意訳『天演論』が流行っていた、中国はこれから教育と工業を作る国なので、社会主義を採用すれば日本や欧米の過ちを避けられる、という発想があったこと、毛沢東も最初はデモを組織して世の中を変えようとしていたがうまくいかなかったことから、ロシア式の自由を認めない労農独裁が効果がある、と方針を変更したこと、初期の中国共産党は資金源のコミンテルンの言いなり、など面白いことはたくさんあったが、スターリンの失策の責任を取らされた毛沢東の政敵、陳独秀という人が1940年には、国を救うために暴力革命→独裁の手段を取れば、ファシズムとなる、とソ連を批判していたことに驚いた。年代が前後するのが読みにくい位で、あとは段落間の空白も多くて読みやすい。続編もありそうなのが楽しみ。

5月25日(土)

 庭の拡張ウッドデッキで、木乃を日光浴させつつ、布を切ってたら(場所が広く使えるので便利)、いかなごが出てきて、なんかいい感じの光景じゃない?アラを隠したら映えるかも、と写真を撮り、お母様の髪の毛がボサボサ過ぎるから、と適当な絵を描いて顔ごと隠し加工して「こういうことしてると、JKみたいなことしてるなあって思う」。

5月26日(日)

 たまに、子供がたくさんいる(双子3組産んでた)という悪夢を見ることがある。起きてから、ああ2人だったわ、てなる。

5月27日(月)

 もぐが学校の紹介動画に出たそうで、学校から動画が送られてきたんだけど、1人だけ挙動不審過ぎて…。「『部活も勉強も頑張れる良い学校です』的なこと言ってたけど、部活しか頑張ってへんやん」と突っ込んだら、「そんなこと言ってない」と言うので、動画を見せたら「言ってたわ…」。部長として言うように指示されたセリフらしい(笑)。

5月28日(火)

 いかなご生誕祭に向けて、日曜日にタルト生地を作り、月曜日にタルトとアーモンドクリームを焼いて、カスタードクリームを作っておいたので、朝から果物切って、ナパージュかけて仕上げ。タルトは難易度は低いが、休ませる工程が多いので、一日で作るのは困難だな。

 ということで、いかなごは明日には無事選挙権ゲット見込。誕生日プレゼントは私からはウサギペン画とウサギフィギュア。ペン画はイズミヤで展示されてるのを見て気に入っていたので、ネットで購入。フィギュアは海洋堂ミュージアムで展示されていたのを見て気に入っていた、かなり昔のチョコエッグのやつ(メルカリは便利だ)。S君からはウサギ柄クリスタル常夜灯。

 いかなごはペン画を見て「買ったんだ…」と驚き、フィギュアウサギを並べて品種名をコールして(白色レグホンはニワトリです…)喜んでいたので嬉しかった。しっかし18歳でも全然可愛さは減じないな。

5月29日(水)

 去年メダカ無人販売所で買ってきたメダカ、最近何匹か抱卵していて、一匹は卵詰まりらしくヘロヘロしていたので、何とか卵を押し出そうとしてみたが、結局お亡くなりに(オスが刺激すると産卵するらしいが、気が合うオスがいないと産卵できなくて死ぬんだって…)。こないだ、卵がついていそうな水草をS君が隔離していたが、針子が生まれているのをもぐが発見。白いのと黒いのがたくさんいて可愛い。ボウフラも同居してるんだけど、大丈夫だろうか(食べ合うらしいんだけど、今のところ子メダカたくさんいるし…)。

5月30日(木)

 S君がどこかのサイトで500円位のアヒルみたいな鳥のぬいぐるみを買ったんだけど、超絶生気なくて、狩りの獲物にしか見えない。中身はヘタレた綿なんだけど、綺麗なファスナーがついていて、中身入れ放題なので、布を切る時に出る小さな切れ端を入れる(ゴミ)箱として活用。便利だわ(ちょっと可哀相だったので、金色のリボンつけてあげたら、余計丸焼きっぽさが増した)。

 スロベニアってイタリアの隣で、境界の辺りは昔はイタリア領なのか。

5月31日(金)

 いかなごからダンスの衣装作りを受注。そういえば私の頃から、体育祭のダンスは高3だけ衣装ありだったな。しかし、こんな分かりにくい仕様書1枚で受験生に「自分で作れ」と布を渡すとか、相変わらず学校側イケてなさ過ぎる(まあ、どこも親が作るんだろうが…)。

 もぐ「M君(同じ部活)は試験勉強のしすぎで胃が痛いんだって。あの人はほんと努力家で凄いよ〜(ニコニコ)」
 …感心してないで、少しは真似してくれよ…orz。



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