3月21日(木)
大変お世話になった他科の先生が異動になったので、超久しぶりに歓送会に参加。看護師さんに「こんなところで先生に会うなんて珍しい」と言われて、もっと参加せねばと反省した。1ヶ月の短期赴任先で結婚相手を見つけた話とか、頑張っても頑張っても患者さん助からなくて悔しいと思ってる人の話にびっくりした。
3月22日(金)
寒い眠いしんどい。
もちろん昌磨も素晴らしかったけど、ゆまち氏の力強さアップ度が物凄くてびびった。
3月23日(土)
こないだ仕事中に携帯落として盛大に画面にヒビが入り、S君が替わりを注文してくれて、新しい携帯ケースも注文して届いて、やっと今朝から移行をはじめた。googleに身を売ったせいか、以前よりは断然楽だけど、アプリ延々とログインしなきゃいけないし、なぜか背景が灰色っぽいの直せないし…。
Xのフォントサイズを変えられない、とブツブツ言ってたら、いかなごが変えてくれて「こういうところだよね。お母様が割れ鍋なの」。S君と私だと、S君が綴じ蓋(使える方)で私が割れ鍋(使えない方)なんだって。
うわあモスクワ…選挙終わった途端コレ?
いかなごさん、つまみ細工が好きらしい(キラーン)。ママ、昔、七五三の髪飾りのつまみ細工を日直の時に延々と作ってたんすよ。
3月24日(日)
ワールド男子FSは、メモラの手の関節と久しぶりに見たクソ遅いキャメル、マリニンのバタフライ(そこ?)に引き付けられた。
スコルニアコフって、マリニナさんの時もキスクラに座ってたけど、今もキスクラに座るのが仕事なのね、と妙にしみじみ。イリヤもそろそろ筋肉ついてきたよねえ(←親戚のおばちゃん目線)。
久しぶりに針山解体したら、縫い針63本出てきた。記録更新だわ…これじゃ針山ではなく、針置き場やがな。。
岡『<賄賂>のある暮らし』を読み終わった。賄賂が生活に根付いているカザフスタンの話。スターリンの強制移住政策で人口の40%を失ったカザフ人は、ソ連から独立してから、カザフ文化を比較的保持していた国外に逃れていたカザフ人を95万人呼び寄せたらしい。旧ソ連時代はコネで物事は動いていたが、今はカネがないと動かない、大学入試のための共通テストであからさまに不正が行われ、大学の卒業論文はコピペが普通(教授『君達の卒業論文など誰も読まない』)というのも大概だが、外科や救急で治療前に賄賂を要求というのはさすがにねえ…昔は初等教育で倫理観を植え付けていたが、今はそれがない、というのも大事なところよね。
3月25日(月)
いかなご「女医が増えると困るから、医学部の試験に持久走を導入しろ、ってtwitterで言われてたよ」
私「必要なのは持久走じゃなくて、『36時間寝かせないで、その間1時間おきに簡単な計算問題をやらせる』とか『10時間立ち放しで、その間飲食なしで、手の震えを測定』とか』」
いかなご「そんな試験、人権上できません」
私「今日、齢50にして初めてやる手技をやった」
いかなご「それってお母様の科がやることなの?」
私「…普通はやらないかなあ…」
3月26日(火)
ガレアーノ『収奪された大地』を読み終わった。初版1971年。南アメリカ諸国が、最初はスペインに、それからアメリカに、地下資源やコーヒーやゴムの生産地として、いかに土地と労働力を奪われまくったか、という話。ゴムの種を蘭だと偽ってこっそり持ち出したり、特定の作物だけを作らせて、残りの土地は利用させず、食糧も生産させなかったとか、唯一途中まで外国の干渉を跳ねのけていたパラグアイも、結局周囲から侵攻されて人口の半分以上、成人男子のほとんどを殺されたとか、資本主義黒書という感じ。
3月27日(水)
new針山を作っていたら、茶色の毛が欲しくなったので、木乃の毛の茶色いところだけ拝借した。
3月28日(木)
今朝、走り回るウサギを見て「君、耳短いよね…」とシミジミ言ってたら、後ろを通ったもぐ「え?嫁いびり?」
お気に入りだったヤフオク1000円で買った、カエル付きの陶器の傘立てが割れた。陶器の傘立てって、あまり売ってないし、高価いのよねえ…と落ち込んだが、そこそこ気に入ったやつをやっぱりヤフオクで見つけた。傘立てはヤフオクに限るのか。
3月29日(金)
ずっと前から欲しかった柊鰯のガラス細工来た♪
3月30日(土)
昨日開花して、3日には満開予想らしいけど、まだ全然咲いてない感じ。花見は来週末だな。
3月31日(日)
崔、申『闇からの谺』を読み終わった。前にドキュメンタリーで見たことのある、香港から朝鮮に誘拐された韓国の有名女優とその元夫の映画監督の体験記。浮気して若い女優と2人子供を作り、離婚となった夫の方は、いかにも自己顕示欲が強そうで、どうも好感を抱けないが、それはともかく韓国の強権的な政権からも睨まれていて、元々亡命しようかと考えていたところを北朝鮮に誘拐され、脱走を何度も図って強制収容所に何年も入れられる(金日成の経歴を詐称するために、邪魔になって収容所に入れられた歴史学者もいたらしい)。改心した振りをしてやっと出してもらってからは、東欧を拠点にして、怒涛の勢いで元妻と映画を作りまくり、2年後にウィーンに行った時に、アメリカ大使館に駆け込んで亡命する。
金日成を褒め讃える文化事業を推進したことで父親の信任を得た金正日は、世界中から映画フィルムを集めさせ(外交官に違法コピーさせて外交袋に入れて運ばせたりも)物凄いコレクション館を作っていたらしい(しかも基本的によその人には見せない)。オタクの望みの極致やな。おまけに俳優と映画監督まで誘拐させ、個人崇拝を強制するとは。
初めから逃げる気満々の映画監督は、韓国も信用できないこともあり、自分達が拉致されたことを証明するために、金正日との会話もしっかり録音していたのが凄い。70年代の韓国人から見ても、北朝鮮の個人崇拝ぶりは異様なのね。