1月21日(日)

 昨日は本を読む→うたた寝するをひたすら繰り返していたのに、一日座る気にもなれなくて、我ながらヤバいんじゃないかと思ったが、良かった、今日は座れるようになった。

 もぐが友達と焼肉食べに行って、S君は町内会の会合に行ったので、昼はうどん作っていかなごと食べた(平和)。

 焼肉食べに行くのはいいけど、宿題終わってないから、寄り道せず早く帰って来い、と言っておいたのに、17時過ぎても音信不通のもぐ。友達の家で遊んでいたらしく、19時前に帰宅して「『早く帰って来い』しか聞いてなかった」「だって遊びたかったから」などと言うので、軽く締めた。17時過ぎたら連絡せえよ。

 平田『隋―「流星王朝」の光芒』を読み終わった。それぞれ入れ替わる三つ巴の争いの話なので、説明が大変。運河って、人が曳航するんかい、とか、半地下の巨大穀物個を作ったけど、穀物結構痛むの早いとか、皇帝が大道芸人を自分がいる街に集めて大サーカス大会を開いて外交官をもてなすとか、ナゾの巨大パノラマ装置を作って持ち歩く、とか色々面白かった。引用の翻訳がべらんめえ口調でするする読める。

1月22日(月)

いかなご「どうして高校生は学校に行っても給料貰えないんだろう…」
私「あなた貰っても行かないでしょ」
いかなご「特定の授業は受けたいんだよ。でも…」
私「そんなアナタには通信制高校がおすすめ」
いかなご「いや、授業は全部受けてもいいんだよ。行くのが嫌」
私「そんなアナタには家の近くの高校がおすすめ」
いかなご「黙れ」
 …結局、どこでもドアがあればよい、という結論になった。

 玄関先で育てている三つ葉、1日2回たっぷり水をやっても全然伸びず、飽きて1日1回にしても枯れるでもなく、冬は育たないのかと思っていたら、1日雨降ったらむくむく伸びた。土の中にいるの、向いてないんじゃない?

 寝る前に木乃の水を換えていたら、S君「あ、びっくりした。なんでまた水換えてるのかと思ったら、いかなごじゃないのか」。動き方が似ているらしい。
 
1月23日(火)

 いかなごの友人達は英語がよくおできになるらしく、準一級を持ってたりするらしい(羨)。

 スケート友からの葉書に、そんな酷いことをよく一文で表現できるな、という一言が書いてあった。やっぱり好き過ぎる。ちなみにS君「なんか知らない人名が書いてあるから、スケート友達やろ?」

1月24日(水)

私「木乃をミス日本に選ぼう。未婚女子だし」
S君「ミス日本の後に何かつければいいんじゃないか」
私「じゃあミス日本犬で」
S君「それはちょっと…ミス日本うちの犬ぐらいじゃないか」
 ……。

 上田『人口の中国史 先史時代から19世紀まで』を読み終わった。中国の人口と言っても、その時の中国の版図や、人口の数え方(税を人にかけるか、土地にかけるか、戸数調査だけか、女性や奴隷を数えるかなど)で全然変わってくる、と。皇帝ではなく豪族の支配地の場合は調査されない場合が多かったり、職業ごとに戸籍が違ったり、人頭税かけたことで闇人口が横行したり。

 18世紀になると急に人口が増えるが、それは女児間引きの禁止によるもの、という仮説が面白かった(満州族には女児間引きの習慣はなかったとか)。人口が急増したことにより、食い詰めて反乱を起こす人が多発し、平均寿命が10歳減った太平天国の乱へ繋がる。インフラも破壊され、作物の端境期になると死亡率が高くなる昔に戻ってしまったらしい。

1月25日(木)

 注文していたビーズクッション用補充ビーズが来たので、補充を始めたら、最初は順調だったのに、最後の方では、帯電したビーズが跳ね返ってくるようになって、結構な惨事に。しかもコロコロで掃除中のところに、それまで大人しく寝てた木乃がやって来て…。。

1月26日(金)

 グループ名「大地の牙」で盛り上がる我が家。

1月27日(土)

 ハーバリー『勇気の架け橋―グァテマラ内戦とマヤ先住民族・ゲリラの戦いの記録』を読み終わった。グアテマラ難民を支援するアメリカの弁護士が、ゲリラの証言をまとめたもの。

 帝国主義的に圧倒的に搾取されていた先住民を、共産主義者ゲリラだとして、グアテマラ政府&CIAが弾圧していた8-90年代。先住民の村を襲って、全住民を皆殺し(先に女と子供を殺し、残った男は気力がなくなる)、戦うことを選んだ人は男女問わず山に入ってゲリラになり、ゲリラを少しでも助けた村人は政府軍にがんがん殺される。捕まったゲリラは拷問の上殺され、晒される。赤子も爪を剥がされる。こんな状態から、不十分とはいえ、よく休戦に持ち込めたな。今でも全く平和ではなさそうだけど。

 金持ちの家の台所に入り込んだゲリラが、アメリカの食べ物の不味さに驚愕した話が面白かった。

1月28日(日)

 もぐによると、部活に「とーでん先輩」という人がいるそうで、いつも体育館のコンセントで自分の携帯を充電しているらしい。まんまやんけ。

 共テ模試の自己採点を終えたいかなご「私には注意力や記憶力が不足している。お母様から分けて欲しい」
私「マイナスの理解力と破滅的な精神力も、一緒にもれなくついて来るけど?」
いかなご「やっぱいいわ」

いかなご「お父様は何か欲しいものはないの?」
S君「精神の安定した妻と娘かなあ」
いかなご「精神の安定した娘が欲しいなら、精神の安定した妻を用意することからはじめた方が」

1月29日(月)

 補充用ビーズの残りを、毎日地道にたぬきクッションに補充していったら、まん丸なたぬきが出来上がった。

 ラインハルト『インカに眠る氷の少女』を読み終わった。高地考古学者の著者が、ペルーとアルゼンチンの山頂に作られたインカ帝国の遺跡からミイラを発掘した話。5,6000m級の山にばんばん登っていて、感覚おかしくなりそう。6800mの山に数日で登って発掘までするのもびっくりだし、そんな高山に少女や幼児を連れて行って、生贄にして埋めてくるインカ人にもびっくり(しかも一人や二人じゃない)。

 最初は著者をイラつく白人やな、と思っていたが、約束など守る気のない現地人・大学・政府関係者や盗掘者と日々闘っていたら、そうもなるわなあ、と。ミイラが雷に打たれてるのと、やっぱり死臭するのに納得感あり。

1月30日(火)

 いかなごの制革リュックのファスナーが破れてきたので、キルト糸で補強してみたが、あと1年持つかなあ…6年持たせるのはなかなか大変だと思うが、ガンバ(祈)。
 
1月31日(水)

 S君が、最近また調子が悪い柑兎を病院に連れて行っていたが(悪いところはなかったらしい)、待合室に「よくその辺で見る犬」がいたらしい。「鼻が長い」というのでミニチュアダックス?と言ったら「胴が長いかどうかは分からない」が「あの種類は黒いのしかいない」と断言するので悩んだが、S君がコレ、と携帯で調べて見せた画像、ミニチュアダックスやん。黒いのも茶色のも同じ種類よ!

 誕生日が近いので、午後から仕事休んで、S君とアフタヌーンティに行ってきた。普段行かない烏丸五条近くのホテルで、凄く凝ったケーキばかりで、紅茶も色々種類が飲めて(フレーバーティが多かったが)良かったが、紅茶は一定間隔でサーブされるので、どれぐらいのペースでケーキを食べれば良いのか悩んだ。あと、全部食べるのはやっぱり無理だった。

 店はホテルのロビーにあったが、夜はディスコ(S君に「クラブ」と訂正された)に変わるらしく、壁が一定間隔でさまざまな色と形の四角形が光るようになっていて、S君が見入っていた。

 時間帯がちょうど良かったので、帰りに『ビヨンド・ユートピア 脱北』(2023年、アメリカ)を見てきた(インフルエンザ蔓延で学級閉鎖中のもぐには「ママとパパは新婚旅行に行って、別れて帰って来た」とお伝え)。

 脱北する人をたくさん助けている韓国人牧師に密着したドキュメンタリー。普通にスマホ使ってる人々が脱北している姿は身近過ぎて恐ろしい。コロナ禍後に全長1400kmの北朝鮮中国国境に二重の有刺鉄線張って電気を流してるので、国境を越えるのは不可能になっているらしい。牧師は「中国が脱北者を難民と認めて送還しなければよい」と言っているが、中国には無理だろうなあ。。



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