10月1日(火)

私「いかなごは可愛いねえ。見かけは1歳児の頃の80%ぐらい可愛いし、言ってることは木乃と同じぐらい可愛い」
いかなご「犬と比較されてんのが気に食わぬ」

 貴闘力がYoutubeで安芸乃島を批判しているのを聞いて、私も昔の恨みが蘇ってきた。今でも許してないよ。

 デ・ソウザ『大航海時代の日本人奴隷』を読み終わった。当時からヨーロッパ、インド、南米含めあちこちに日本人はいて、特に東アジアでは賊まがいの日本人がよく騒乱を起こしていた、戦争捕虜を奴隷として売っていいかどうかは、その戦争がキリスト教的正戦かどうかで決まる、イエズス会が奴隷の証書みたいなのを発行してお墨付きを与えていた、日本の年季奉公人はポルトガルからは奴隷みたく思われており、年季をガン無視して強制的に奴隷にしたりもしていた、ブラジル人は道徳的に未熟ですぐ自殺するから使役に不向きと言われていた、など色々興味深かったが、異端審問から逃れてポルトガルからインド、中国、日本と、子供を連れて20年近く逃げ続けたのに、日本人キリシタンにもユダヤ人と差別され、結局ユダヤ教の習慣を守っていることを密告されて逮捕された改宗ユダヤ人の話が恐過ぎ。吉村昭が好きそう。

10月2日(水)

 初金木犀。

 木乃の散歩中にいかなごと遭遇したが、木乃ガン無視。最近「この犬め」「寝てるだけで可愛がられやがって」と受験のストレスをぶつけられてるからかなあ。ちなみに、もぐと遭遇すると、遠くからでも発見して、走って近づいていく。

 へえ、モロコフ母さんが新しいデンマーク代表監督なんだ。

10月3日(木)

 SMSでもぐに合言葉を要求されたので(もう忘れた)「偽物のお母さんだよ」と返信したら「捨螺ップ」って返ってきた(笑)。

 写真1枚出てこないので各国のファンが気狂いかけていて、訳の分からん発言や謎のgif作り始めてるの、マジで好き。

 田村『生きのびる』を読み終わった。クラクフに留学していた著者が、クラクフの街並みと、クラクフゲットーとプワシュプを生き延びた人々の話を紹介した本。クラクフって、長期間ポーランドの首都だった古都で、大学もたくさんあって、ハンス・フランクは御所に住んでたようなもんだったのね。多くの人の体験談が、要を得てまとめられているのも凄い。ただ、母と子でこの本みないよね、とは思った。

10月4日(金)

 図鑑って子供の頃、よく読まされたけど、大嫌いだった。写真や絵ばっかりで、文字少ないし、コラム以外は何の話も広がりもないし、珍重される理由がさっぱり分からなかった。

 ユトランド半島の人々は、コペンハーゲンの住民はスウェーデン人ではないかと疑ってる話、ウケた。

10月5日(土)

 仕事と子どもがいない日のご飯って、朝スナック菓子、昼納豆ご飯&カップ蕎麦になりがち。

 夜の仕事に備えて、久しぶりに一粒ダイヤのネックレスを引っ張り出してきたら、あまりにも似合わないので、いかなごにパスした(さすが若者、似合う)。若い頃、母にもらったものだから、一子相伝じゃ。

 いやあ、人間てのは、いざとなると、ポッドキャストを文字起こししたりするんだねえ。欲望って恐い。

 フィンケル『兵士は戦場で何を見たのか』を読み終わった。ジャーナリストの著者が、2007年にイラクに派兵されて、現地の治安維持にあたったアメリカ兵部隊に1年間密着。平均年齢19歳の兵士達は、パトロールに出るたびに爆弾テロにさらされ、死者や手足を失う怪我人が続出。一方で、現地住民は、自分達も過激派に殺されながらゴミの山の中で暮らし、検問に来る気が立った米軍にも殺される。一般ウケする書き方で、自国の軍の様子を発表しているのは、非常に良いことだと思う。派兵により、一時的には治安は回復したようだが、長期的にはどうなっているのか気になる。

10月6日(日)

 犬とさつまいも掘り体験!なにその神天国イベント。考えた人賢過ぎ。

 S君が「巨峰フラッペ」を「巨乳フラッペ」と言い間違えて、非難轟々。

 地元の運動会に出たもぐが1位ゲットして、あきたこまち2kgを獲得した。よくやった。
 喜ぶ両親をしり目に、本人は「コメをもらっても、もぐ君には何もいいことない」と言うので、S君の参加賞の地元店商品券を代わりにもらってた。

 最近(もう死んでる)うちの母親が死ぬ直前になってる夢をよく見る、といかなごに言ったら「お母様もそっちに行くって意味じゃない?」…いやそんな直接的に言わなくても…。

 木乃が巻きが固く、ピタッとくっついて来るようになり、そうでない時はめちゃ動きが活発になってきた。

10月7日(月)

 たくさん働いたから今日はRICEorPASTA見るんだ…(効果の減弱を防ぐため、普段は見ないようにしている)。

 もぐが制服のシャツのボタンがとれたのでつけて欲しい、と持ってきたが、ボタンは2つ取れていて1つは行方不明だし、ボタンがついているところは生地がだいたい破れてるし、どういう生活をすれば1年でこうなるのか。

 いかなごに肩を押してもらう。
私「痛い、死ぬ、もうやめて」
いかなご「いつも思うんだけど、お母様って患者さんが痛いって言っても、注射したり触ったりしてるんでしょ」
私「してる」
いかなご「じゃあなんで自分だけ除外されると思うわけ?」

10月8日(火)

 この秋初湯船&冬室内着。やっぱり風呂が一番美味しい。

 最早手に入らない薬が多過ぎて、疑義が「これありません(代替によく使う)あれとそれもありません、さあどうする?」みたいな感じになってる。最近は代替がない薬がないことも多いから「ない?じゃあ取り寄せるか、ないので治療できません、て言って下さい」パターンも。

 いかなごにタコ7の説明をしたら「四面楚歌の反対だね」と言われた。敵の士気をくじくために、包囲側が歌を歌う⇔包囲された側がオケを演奏する。なるほど!?

10月9日(水)

 こないだ大雨の中、ノーヘル半袖半ズボンで車の横を走行してるLUUPを見てゾッとした。国の敗北では。

 織田君のマツケンサンバ、いいねえ。衣装はこれからよね。

 フォックス『脳科学は人格を変えられるか?』を読み終わった。著者の主張はえらく単純化してるというか、結論が雑というか、ほんとに有意差あるんかとか、認知バイアスをパソコンで修正してる人なんているのかとか、マイケル・J・フォックスを楽観主義者の金字塔にされても困るというか(いや、マイケル・J・フォックスは好きだけれども)話半分に聞いてもどうかという感じだったが、面白い部分もあった。

 楽観的な人は、未来は自分がどう対処するかで変えられる、自分は逆境に対処できると信じており、人生にアクティブに取り組む(楽観的に思考すると物事が良くなる、という「ポジティブ思考カルト」に著者は批判的)、悲観主義者は、良いことは自分には起こらないと思っている(そうなんだ)、サルが恐がるものには遺伝的な素地があり、大人が恐がっているところを見ると、その後恐がるようになるもの(ワニとヘビ)と、見ても恐がらないものとがある、感情を隠すことができる人が幸福度が高く収入も高い、とか。

 楽観度テストシートみたいなものも複数載っていて、私は根拠のない楽観主義者として普通レベルみたいだが、S君にそう言ったら、寝言は寝て言えと言われた。

10月10日(木)

 帰宅後しんどくて倒れてたけど、読書メーターがくれたポイントで、ユーゴの話らしい古い漫画を買ったので元気になった。物欲大事。

 叫ぶシェヘラの人、亡くなったんだ。セーゲルスタムさん、ていうのね。交響曲343曲作ったらしい(凄)。



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