5月1日(月)

 近くの手芸店が潰れてた。寒い時期は服を作る気にならないので、去年の冬に潰れていたのに今まで気付いていなかった。糸を買うのが大変だわ。布はネットで買えるけど、糸は実際に合わせないとねえ…(困)。

 緊急性のない初診の時間外は、不当な要求をする人である可能性が高いので受けないことにしている。こないだ「診てくれるまで帰らない」と3時間ゴネられて困ってるので診てくれ、と師長さんに泣きつかれて診察した人は、入院させてくれと言い出して、あまりにも予想通りだった。過去には、机叩いて脅迫しはじめた人もいたな。

5月2日(火)

 もぐ、クラスメイト曰くのクラスの問題児4人に挙げられているらしい。おいおい。

 もぐによると、授業中に突然泣き出す子とか(同じ塾の子によるとままあることらしい。同じ塾の子大事)、自分の性器を触らせる子とかもいるらしい。おいおい。

5月3日(水)

S君「いかなご、ママは旅行前で気が立ってるからな。君も遺伝で自分が旅行前は気が立ってることを自覚しないと。君たち2人は急激な環境の変化に向いてないんだよ」

 てことで、8時前に奈良の山奥への旅行に出発。途中、あまり御綺麗ではないガストで朝ご飯休憩。ネコロボットが配膳に来てくれて、ちょっと気分がアガる。

 レジ前のガチャガチャで福引抽選機を見つけて廻そうと思ったら空だった。お金を入れていたので返金してもらおうとしたら、いかなごがちゃんと店員さんを呼んで、説明して、替わりがないかも念のため聞いてくれて、おお賢くなってる、と母は感心(いや高2だから当たり前だが)。

 昼前に第一目的地の動物がいる公園に到着。入場無料のためもあってか、世の中こんなに幼児がいるのかと驚くほど、幼児連れの家族連れで一杯。調べた時には幼児向きで、小学校高学年以上にはきついと書いてあったが、まさしくその通りで、我々一家には特に面白いものもなく(なんか高校生がシャボン玉とかスタンプラリーとかしていたが)ざっと見て退散。

 昨日の夕方に木乃をペットホテルに預けたので、犬禁断症状が出ていた私には、犬連れがたくさんいたのは嬉しかった。しかしここが園内も、駐車場からの道のりもかなりの激坂だらけで、高低差に弱い私の足は既にヤバい感じに。

 第二目的地は近畿の小学生なら一度は遠足に行く石舞台古墳。お棺はないとはいえ、石が露出したばかりに、1500年後に自分の墓の内部が、一般人に見学されてるとはねえ。近所の売店で復元古代米と、既に暑くてヘロヘロになったいかなごをなだめるためにジェラートという名のアイスを買って出発。昔は廻った寿司屋で昼ご飯を食べて、山の中の宿へ。

 宿は天体望遠鏡つきのコテージだったが、我々の普段の行いが余程悪いのか、満天の曇りで、S君が1つ星を見つけた以外は、満月なのに月もロクに見えず。でもまあ、天体望遠鏡の動かし方を知ったのは面白かった。夕ご飯はバーベキューハウスでバーベキュー。設備は整っていたが、それでもなかなか炭に火が廻らず、あおって空気を入れるのが如何に大事かを学んだ。私は一人持参の酒を飲んでいたので幸せだったが、S君はただ大変なだけ(一人で誰も食べないホルモンを食べてたし)だった模様。

5月4日(水)

 早朝から宿の近くの道の駅の駐車場が満車でびびる。かなりの山の中で、離合が大変な場所も多いのに、車もバイクもばんばん通る。大阪から近いからかなあ。

 今日は吊り橋に行くとのことで、まずは「3人以上同時に渡ってはいけない」という阪本橋をば。高所恐怖症の私は当然お留守番。残り3人は喜んで向こう岸に渡り、S君はすぐに戻ってきたが、子供らがなかなか帰って来ない。「この先に巨大な吊り橋がある」というのを、渡った先にあると誤解したらしく、探そうとどんどん進んで行ったら、泥池に嵌りそうになったりして「リアルホラーゲームみたいで楽しかった」らしい。良かったね。

 結局、車でさらに進んだところにある「巨大な吊り橋」は人だらけだったので、渡らずにスルーし、武智麻呂が建てたという偉そうなお寺へ。青紅葉が綺麗だった。あと、奈良時代に描かれた絵がまだ一部残っている国宝のお堂も見た。

 ブックオフを経由しつつ、帰って行ったが、あれだけの山の中から戻ると、昔の権力者が平地にぼこぼこ古墳作りたくなったも分からないではないかも、と思った。昼過ぎに、奈良大阪兵庫ぐらいにある、信州押しチェーン喫茶店で昼ご飯。やたらリンゴ推しなのが面白かった。

 帰りは混むかと思ったが、京都市内の道はいつもの週末より空いているぐらいだった。昨日から車内では『人類は衰退しました』を見ていたが、なかなかアタリだった。昔いかなごが気に入ってよく見ていて、横でもぐも見ていたらしく、2人とも「あ、これ覚えてる」とか時々声をあげるのだが、当時推定いかなご9才もぐ5才。ストーリーは絶対理解してなかっただろう。見終わった後調べて、妖精さんと人類の正体を知った。

5月5日(金)

 GWなので子供らの昼食用意したら、ソファで本読みながらパンを齧るのです。こんな大人になってはいけないのです。

 ペットホテルに預けられていた木乃「誰かが行くたびにキュンキュン言って遊んでもらっていた」そうで、散歩も1日2回連れて行ってもらっていたらしいが、やはり気を使っていたのか、1日熟睡していて、全然動かない。

 玄関前にいつの間にか生えて巨木になっていたのと同じ木が庭にも生えてたので始末した(S君が)。それと、庭の唯一多少日が当たる場所に、以前から欲しかったクチナシを植えた。育ってくれ(祈)。

5月6日(土)

 戴冠式ライブを見ながら、いかなごにダブル不倫について説明したり。コロネーションて、なんか可愛いな。いかなご「この人、もうやめたい、って顔してる」重いんだよ、余所様の土地から強奪した宝石をつけた王冠がさ。

 真野『ルポ プーチンの破滅戦争』を読み終わった。ロシアのウクライナ侵略戦争の開始前からマリウポリの戦いぐらいまでをまとめた本。普段動画で解説をよく聞いているが、文字で見るのは(私には)やはり分かりやすい。ウクライナ人によると、ロシア人は大義のために我慢するが、ウクライナ人は家庭や自由を大事にする、らしい。ロシア在住の親戚に電話しても、開戦後は全く話が通じない、と語る人が多いのが怖かった。何が起こってるのか、薄々は分かっていても、人は考えないようにするものよね。マリウポリからの避難民の「ロシアの戦車は自軍の負傷兵も踏みつぶす」というのも、もうね。

5月7日(日)

 大雨の中、S君がもぐを連れてラーメン屋&ブックオフに行ったので、私はいかなごとうどん食べた。

 冷蔵冷凍庫の食材でご飯作れて、いつでも風呂入れて、ネットがある時代に生まれて幸せ。あと犬もいる。

 さすが3日も休みがあると、カーゴポケット2つにリボン3本つけても、あっさりキュロットできるな。

5月8日(月)

 図書館のカウンターのパーティションが撤去されててびっくりしたわ。あんな開放的な空間だったとわ。

 いつもの古着物屋で着物1枚と羽織2枚買った。
私「これ、素材何ですか?」
店員さん(触れながら)「正絹、ポリ、正絹です」

(帰宅後)
私「これが正絹で、こっちはポリなんだって」
私&いかなご(触りながら)「???」

 絹はキュッキュッていえば分かるけど、音しない時にポリかどうかなんて、燃やさなきゃ分からねえ…。

 最近いかなごが生物をがんがん習ってて楽しい。よく話をしてくれるのだが、岡崎フラグメントの必要性が(一方向にしか複製できないから、反対側は返し縫い状態になるのは分かるのだが、反対側を複製する必要性が)定番のY型の図ではよく分からなくてしばらく悩んだが、youtubeで高校生物を解説している人の動画見てスッキリした。動画凄い。

5月9日(火)

 朝から発狂のいかなごさん「起きたら起きる前に思ってたよりずっと眠い(怒)」

私「患者さんに『先生、気強いでしょ』て言われたんだけど、私、気強い?」
S君「君の性格を一言で表すと『苛烈』だって言ってるじゃん」
いかなご「お母様の性格を一字で表すと『セミ』だよ。一見すぐ死にそうに見えて、意外としぶとい。静かだと思ったら、突然騒ぎ出して恐い」
 ジジジジジ。

 散歩に行くと脚が痛い。

5月10日(水)

 原ォが亡くなるなんて。原ォは死んじゃダメでしょ…。

 働き始めた時、当時少数派な形式の勤め先に入ったので、職務開始数日前にルートなどの最低限の手技練習だけは先輩を実験台にさせてもらったものの、オリエンテーションなどは一切なく、初日から通常勤務で、いきなり看護師さんから『指示を下さい』と電話かかってきたのは、今考えても笑える。『指示を出す』のが大事な職務の一部である、ということは学校では習わないからねえ…。



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