4月1日(土)

 S君&もぐ帰宅。もぐ、ドアを開けた瞬間「耳の中に綿棒入れメンヘラカブトムシ!」と嬉しそうに姉を煽りまくり。いかなごと2人だけの暮らしは実に静かだったのに、一気にうるさくなった。

 もぐはS君実家で、お祖母ちゃんに南京玉すだれを習ったらしい。小さいすだれももらってきていて、口上は立派だった。が、玉すだれの扱いが今いちなので、頑張って練習して、持ち隠し芸にしてくれ。しっかし、息子が南京玉すだれするようになるとは思わなかったな…。

 道端でリクルートスーツ+親&サークル勧誘学生の集団を見た。最近は入学式にリクルートスーツ着るのね、とびっくりしたが、どうも私らが卒業してすぐ頃から、大体リクルートスーツを着る風習らしい。ちなみに私はひらひらブラウス(これは今もそんな感じ)+バブル風味柄のスカートだった。

 鴨川デルタ付近は大体葉桜。早いな。「桜咲いたら1年生」はもう言いにくい感じ。

4月2日(日)

 高校生位の時、体育祭でよく分からないグループが、吊るした薬玉から出たリボンを手に持ってグルグル廻る踊りを戦メリに合わせてやっていたので、最初は戦メリが仏教聖歌か何かと誤解していたよ。

 花見をしようと家族で御所に行ったが、桜がある所まで行くのが面倒になって、ボール遊びする1名を除き、松の下で寝てた。駐車場からすぐの場所だったので「日も当たらないし、ここなら昼寝しに来てもいい」と、珍しくS君も気に入った模様。

 もぐと同窓会に参加。同窓会なのに、女子は片手親指でスマホ触ってばかり(でも会った瞬間にグループラインが作られていたらしい)。男子は集団でゲーム。

 親同士は、中学受験は親の精神がもたない、という話など。「私なんて動悸がしてきて…」「私なんか模試の結果見てワゴって」(←子供の成績見てワゴった話は鉄板でウケる(←別に嬉しくない。

 もぐは子供達をまとめて、親が挨拶する前に勝手に乾杯をはじめ、宴会部長とか呼ばれていて、色々な人に「もぐ君凄いですねえ」「羨ましい。うちの子もあんなだったらいいのに」とか言われた私「恥ずかしい、恥ずかしい」。横からもぐ「誇らしい、誇らしい」。そういうとこやぞ。

4月3日(月)

いかなご「お前は私の耳に薬を塗る気だな」
母「態度が悪い!やり直し!」
いかなご「お母様、治療を施して下さってありがとうございます?」
母「よろしい」

4月4日(火)

 いや犬は可愛いけどさ>twitter。

 我が家より近いとは。

4月5日(水)

 うちはS君が選挙おたくなので、立候補者の前回の投票数だの、以前誰と誰が競ってただの、無所属の人がどこの政党だの、調べてくれるので投票しやすいが、何も知らないとつまんないのもよく分かる。

4月6日(木)

 読書猿『独学大全』を読み終わった。本を見つけたS君が「ステマだからダメ」と断言していたが、当たり前な事を分かりやすく説明してあったり(自分が発表する時に作るパワポとか、よく考えたらここに書いてあるのと同じことしてるわ)、著者なりの物事のまとめ方などが書かれていて、そこそこ面白かった。ページ数が多くて物理的に読みにくいが、1ページ辺りの内容が少ないので、読むのには問題ない。19世紀半ばまでは本は音読するもので、読書は個人的なものではなかった、というのは面白かった。今は動画も個人的なものだもんね。

4月7日(金)

 今年は上と下の出席番号が一緒なので覚えやすい。

 ゲリッセン&マカダム『レナの約束』を読み終わった。ポーランド系ユダヤ人の主人公レナはスロバキアに隠れていたが、労働収容所に出頭するつもりで、初期のアウシュヴィッツに移送される。初期からプラットフォームでの選別があったことが分かる。想定していた強制労働とは異なる絶滅収容所の無茶苦茶振りが怖ろしい。3歳差の妹(双子かと思うぐらい似てる)とすぐに合流できたこと、若い女性ということで周囲から多少の援助があったことは大きいとは思うが、ビルケナウで2年生き残った体力が凄い。その後、運良く洗濯場に配置され、死の行進も生き残って妹と共に生還。正統派ユダヤ教徒の女性って、結婚したら頭剃って鬘生活なのね。

4月8日(土)

 3年ぶりに口紅塗った。なんかテンションあがった。

 いかなごにも制服着せて、一家で記念写真→民度の低い寿司屋で昼ご飯→いかなごを家に戻して、もぐの入学式へ。

 長い宗教行事が終わったと思ったら、ようやく入学式がはじまり、やっと終わったと思ったら、子供がHRの間、親にも延々説明があり、ようやく解放されても人数多過ぎて写真もロクに撮れない、というなかなかハードな学校行事であった。もぐのクラスの担任だけ名前読み上げるのが倍速ぐらいで、次々立つのが間に合わなそうだったのが面白かった。

 正直、イエス磔十字架像を崇めてるのは「え?死体をみんなで?」みたいなドン引き感を感じるのだが
S君「あれは死ぬ前だから死体じゃないんだよ」
私「じゃあ瀕死じゃん」
S君「そんなこと言ったら、仏像だって生きてるか死んでるか分からんやろ」
 …いや、人間じゃない場合もあるけど、生きてるのは生きてるやろ。

 疲れたので、レーズン食パンとカフェオレをおやつにした。

 もぐの誕生日なので夜はケーキ。新しいケーキ屋でホールケーキ買ってみたが、なめらかで美味しかった。ついにアタリを見つけたかも。

 誕生日プレゼントはマイクラゴミ箱とブタ貯金箱(デジタルで貯金金額を表示してくれる)&もぐの部屋の片づけの時に出てきた、もぐがあちこちに捨て置いていたと思われる小銭(千円ぐらいあった)。入学祝いにカエルのぬいぐるみのリールパスケースもつけた。とにかく可愛いものが好きなもぐは、ブタの目が可愛いと気に入っていた。

4月9日(日)

 S君がもぐの定期を買いに行ったら、なんと今時紙定期で、落としたら終わりらしい(両親恐怖に慄く)。昨日プレゼントしたパスケースでは使えない(駅名が見えない)ので、いかなごの古いパスケースを解体して移植改造。

 S君と選挙に行ったら、道端で「ギャンワンワンワン!」という凄い音がして、犬が喧嘩でもしてるのかと振り返ったら、公園に遊びに行っていた我が息子&友人だった…。見ないフリした。

4月10日(月)

 ああ、偶然見つけた、そんなもん買ってどーすんだよ、てもんをkindleで買ってしまった。

 三之助、あんなにうるさかったのに落選したんかい。

 同級生の父(学校教師)がもぐの入学式の返事を絶賛していたらしい(笑)。



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