3月11日(土)

 引き続き模様替えで家中バタバタ。

片づけ中の私を見たいかなご「あ、ウサビッチのぬいぐるみ!」
私「あげるよ。2体いるから、1つもぐにあげたら?」
いかなご「もぐー、キレネンコいる?」

 キレネンコとプーチンのセットだと思っていたら、両方キレネンコだったらしい(いかなご「プーチンは耳が結んであるんだよ!」)。

 私用に8段の細長いタンスとミシン台(パソコンラック)が導入された。

3月12日(日)

 フェリシモのたぬきクッションが、凹んで最早全くたぬきではなくなっていたので、補充用ビーズを買った。どこに裏返し口があるかで結構悩んだが、なんとか発見して、無事にたぬきに復活。余ったので、今いかなごと私が居間で共用しているビーズクッションにもビーズを補充した。こっちは、カバーを外すとヌードクッションにファスナーがついていて、それを開けるとさらにファスナーがあって、その中がビーズという分かりやすい構造。

 ゴム跳びって、団塊ジュニア女子が小学生の頃に流行した、割と限定的な遊びなのか。低学年の頃は、日がな一日ノータイムばかりやっていた気がする。衝撃的だったのは、中学生の時、同級生がゴムを持ってきて、久しぶりにやろうとしたら、誰もできなかったこと。身が重くなってたのだ。

3月13日(月)

 仕事中くしゃみと鼻水止まらなかったのに、夜は寒いなんて。

 風呂に入って髪を洗って乾かしたので「我を称えよ」と要求したら、S君に「さすが。伊達に50年近く生きてない」と称賛されたので、不愉快。

 ウィルソン『アイスランド 海の女の人類学』を読み終わった。アイスランドの女性漁師についての話だが、アイスランドについて全然知らなかったので、内陸は高原で人は沿岸部のみに居住、疫病や飢饉で何度も人口が激減、一時デンマークに支配されていた時は貿易も規制されて人口は5万しかいなかった(今も35万人だって)など、アイスランドの貧しさにまず驚いた。名前も名前+父称のみで姓がない。

 アイスランドでは昔は漁師の3分の1から半分ぐらいは女性で、女性船長も珍しくなかったが、1900年代に入ると「女性の役割」が求められ、女が海に出ると良くない的な風潮が一気に広がったらしい。あと、最近漁獲割り当ての権利売買が解禁されたことにより、地域漁業が崩壊したとか。女性の権利がどこまで一般に許容されるかには波があり、景気が悪くなるとまず女性の職がなくなる、というのはどこでも同じなんだと改めて思った。

3月14日(火)

 大江健三郎って『芽むしり仔撃ち』を中高生の時に読んだが、何言ってるんだかさっぱり分からなかった。中国を視察して褒め讃えたりしていた人なのね。

 こないだ聞いて、なかなか衝撃だったのが、三十過ぎて、一通り仕事ができるようになった男性の医者は、たいがいゴルフや筋トレを始める、という話。同世代の女性の医者は、同時期はたいがい、悪阻で寝込んだり、切迫で絶対安静になったりしている、と。

3月15日(水)

 数日前に盛大に木乃の毛を刈ったら、今朝は寒かったらしく、布団の中の私の腕の中で寝てた。

 卒業式と入学式に向けて、服が入るかどうかの確認、という超重要案件を処理した。入った。

 ちなみに、職場ではなぜか「(先生は)入学式には着物を(レンタルして)着る(べき)」というコンセンサスが私抜きで形成されていた。

3月16日(木)

 「7時に起きると定時出勤できるな〜」と言いながらもぐが残り少ない小学校へ出かけて行った。定時というのは集団登校の時間なんだけど、もぐの登校班はもぐ1人なので何の関係もないのであった。

 Tom,Dick,Harryが「どいつもこいつも」にあたる慣用句だということを知った。『大脱走』のトンネル名はここから来てるのか。

3月17日(金)

 最近はもう、外来人数が多い、とかじゃなくて、人数多過ぎて、器具の数が足りない、というのがストレスで。スタッフも買い足したり、他科から借りてきてくれたりしてるんだけど、追いつかなくて…往診先で物乞いもしてるし、たぶん廊下に落ちてたら拾うと思う。

 私の寝室が2階ではなくなったので、寝る時に木乃を運ぶこともなくなり、ベッドに自力で移動してもらってるんだけど、昨日はいかなごが「運べ、と言われた気がする」とかなりネボケてる木乃をベッドに運んでいた。

3月18日(土)

 ちょっと座った隙に、待っていたらしい木乃に上に乗られて熟睡されて、しばらく動けなかった以外は、朝から晩までずっと片付け。腰が痛いが、とりあえず一通り終わった。

   細かいものが色々と出てきて、欲しがる物は子供らに渡したが、いかなごさん、自分が1歳の時に引っ剥がしたShiftキーのキートップとか要るの?

 今日の夕食時の話題→『青梗菜とキャベツの違いについて』の動画を作ったら廻るか。てか、なんでその違いが分からんのだ、もぐ。

3月19日(日)

 ビーズ追加した後のフェリシモ狸クッションの綴じ直し、新しいアイロン台カバーの作成、いかなごにあげたアクセサリーの修復、銀アクセサリー磨きなどで午前中は終わった。

 寝室移動に伴い、なぜか大きな本棚を丸ごと使って良いと言われ、未読本を詰めたり、クイーン棚を作ったり、手芸用品を入れたりしたが、それでも空きスペースがある。収納に余裕があるのは、ベッド下収納の復活や箪笥の導入もあるが、たぶん主に子供用品がパージされたため。拡張性のある本棚の存在の素晴らしさをいかなごに力説してみたが、あまり共感いただけなかった。

 S君が寝室に置いてある乾燥機(←上にモノを置けない)の上にハンモックを吊ってくれたので、ぬいぐるみ収納にした。ちゃちいのと強度に不安はあるが、とにかくたくさんぬいぐるみを入れられるので、あちこち片付いて便利。

 パソコンラックミシン台も、椅子が来たので正式稼働。キーボード置く場所にフェルトと布を貼って、アイロン台に改造したが、割と快適。あとは長時間ミシンかけた時に腰がどうかなあ…もう少し低い椅子があればよかったんだけど。

3月20日(月)

玄関(ガチャ)
私「あれはもしや我が息子…」
いかなご「友人の虎みたいに言うな」

 ネヴィンズ『エラリー・クイーン 推理の芸術』を読み終わった。ラジオドラマで一世を風靡した話(戦時中に迂闊なお喋りを戒める国策宣伝にも噛んでいたとか)、リーが田舎で色々な動物達と暮らしていたとか、リーがスランプに陥って(そりゃそんなにラジオドラマ書きまくったらねえ…)、でも生活費は要るから名義貸しして、多数のイケてない内容のペーパーバッグが量産されたとか、解説などでちらっと読んだ話を初めて詳しく知ったのは興味深かった。ただ、経歴の羅列が多いので、ダンチで面白いのは往復書簡集の方。それはそうと、一番衝撃だったのは、2人ともラテン語は特に学んでいない、ということ!私が子供の頃に知ったラテン語は全てエラリー・クイーン由来なのに。



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