3月1日(水)

 休める曜日に当たったので、もぐの授業参観に行ったら、みんな机にノーパソ置いて、パワポで発表し、授業後にレジュメ提出してた。

 一学年40人しかいないので、さすがに私でも、もぐの同級生達に見覚えがある。いかなごの同級生の兄弟も多いのよね。

 夕方からいかなごの塾の面談。共通テストのリーディング、読めていても選べないのはあるあるだと言われた。そんな問題作るなよ…。

3月2日(木)

 初診の患者さんに「先生恐いって聞いてたから、今日は覚悟して来たのに優しいじゃないですか」と言われた。ズバッ、ズバッって言わはる、ってそれ前の病院でも言われてたな。初診の人にまで、恐いって噂流れてんのかよ…「ほんとは優しい」って噂を広めるようにお願いしといた。

 いかなごが美術で描いた絵を持って帰ってきた。お題は「名画のパロディー」で、いかなごの作品は「何を食べよかサトゥルヌス」。暗闇で見ると怖い。

3月3日(金)

 もぐの部屋へのおやつの持ち込みを禁止したら「反抗期になってやる!」と宣言された。いやいや、君の反抗期よりも、部屋に蟻さんの行列が来る方が(今のところ)イヤじゃ。

 いかなごが「初めから始める」というシリーズの数学の参考書を使っているが、会話体で語りかけてくる本で、私にはとても読めないと思った。いかなごさん「冒頭から『良い朝だね』とか言われて、汎用性が低いと思った」「朝からこの本読んでる人、何人いるんだよ」

3月4日(土)

 上の顎が小さく、上の歯も下の歯も成長が遅いもぐを矯正歯科に連れて行った。いかなごは最初から、重症で数年では済まないし、歯も抜かなきゃいけないし、と言われ、何なら今も、骨も移動させたらと言われているのに対し、もぐは成長期にもよるけど、長くて3年で綺麗になると言われた。本人がやる気がないのだけがやや気がかり。

 大川隆法の長男が出ているYouTubeを見ているが、周囲が父親が死んだことにお悔みを述べたり、息子としてはやっぱり〜ですよね、みたいなことを言い出すのに対し、長男はキッパリ何の感情もなさそうで、「分かるわ〜」と共感しかない(毒親あるある)。

 永井『炎環』を読み終わった。中高生の時にお世話になった永井路子追悼読書。源頼朝の周囲の人々の粛清話。描かれ方が淡泊というか、みんな同じ感じだった。

3月5日(日)

 塾の行事でもぐをスーツ姿で外出させねばならんのだが、スーツのズボンだと寒いから、上にズボンを重ね履きすると駄々をこねられて、朝から疲れた。

 で、S君ともぐが出かけたので、おでんをたくさん仕込んだ。

 なぜかコース代表に選ばれていたもぐは、特に問題なく代表任務を果たしていた(zoom中継で見た)。期せずして姉弟揃ってコース代表になってしまったが、姉はコース在籍者で上のクラスに受かったのが一人だけだったので、本人も仕方なく受けた感じだったが(←面倒くさがりなので基本的に受けたくない)、弟は明らかに成績も上位ではないのに、先生から代表になってくれと電話がかかってきて、なぜですか、と問うたら、「1年間愚直に頑張って合格したから」(笑)。あくまで愚直さを評価。あと、姉と違ってたくさん受けて、4箇所受かったので、重い石がついてるトロフィーもらってきてた。

 イランの女子校毒ガス攻撃何なん。

 ミシン台を探してるうちに、パソコンデスクが一番良い気がしてきた。

3月6日(月)

 もぐの靴を洗ったら、洗っても洗っても洗っても砂が出てくる。無限に何かが出てくる壺みたいの、なかったっけ?

 S君がもぐ部屋になる予定の部屋に置いている自分の本をどうにかしようとしている。様子見に行ったら、積まれた本の山にOctavia Butlerが3冊あって「懐かしい。ここにあったのか」と言って去ろうとしたら「持ってってよ。二度と会えなくなるぞ」と脅された(笑)。

3月7日(火)

 もぐのベッドと机が届き、S君が新部屋の間取りを完成させたが、ブックオフのエロ本コーナーにそっくりの本棚に囲まれた区画ができていた(笑)。ちなみに、その区画には、S君の(エロ本ではない)本が格納されており、エロに関係する書物は、新たに私の寝室になった部屋に置かれた本棚に収納されている模様。

 うーたん卒業…(ショック)。

 木本『奈良時代』を読み終わった。聖武天皇は優柔不断で無能で、一族皆殺しにされたことで有名な長屋王は(邸宅跡が発見された時、新聞一面だったのよく覚えてる)両親が皇族なので、聖武天皇より血筋的には皇位に近かった、娘の孝謙・称徳天皇は下級役人を昇進させまくったり、思いやりと書いた帯を全員に配ったり(アベノマスクかよ…)今いちな感じだった、など。光仁天皇は聖武の娘と結婚してるから即位したのに、聖武の娘とその息子(異母弟)を殺して即位した桓武天皇って凄過ぎ、と常々思っていたが、天武直系の草壁→文武→聖武がイケてなくて、いい加減にせえ、という節もあったのかも、とも思った。あと、藤原四兄弟の麻呂って、兄妹婚の子なのね。新田部皇子と兄弟なんかい。

3月8日(水)

 安倍さえいなければ、「その文書が本物だったら辞める」と言っても、本物ですわ、と官僚がすぐに出してくるのって、当然の在り方に戻ったとも言えるけど、今まで安倍一人のせいで滅茶苦茶になっていたこと、一人の暗殺で状態が激変すること、しかも高市早苗は無法が通ると思っていたことが分かって、何だかねえ。

 いかなごが学校の理科の実験で血液型を調べ、無事にA型だったらしい。私もS君もA型だが、S君の両親はAB型なので、いかなごがO型だと、S君の親子関係が疑わしくなるのだ(笑)。

 暑い。13℃ある。晩御飯鍋。

 模様替えに伴い、昨夜はもぐが私のベッドで一緒に寝たのだが、もぐの寝ていた付近に寝ると物凄く痒い。ヤツが花粉を持ち込んだのか。

3月9日(木)

 最近いかなごと共通テストの英語リーディングの演習問題を数問ずつ解いているが、英語の知識じゃなくて、常識が足りなくて解けないことが多過ぎなんだよね。「WiFiがあればネットサーフィンはできる」とかさ。

 「レンタカーを借りるのに運転免許が必要、運転免許を取るのに戸籍謄本が必要」と書いてあれば「『レンタカーを借りるのに戸籍謄本が必要』な訳ではない」ということを数秒で確信できないのは、子供にはやむを得ない気がする。どうにかならんのか、この形式。

 もぐが英語塾に通いはじめ、ズーム授業の時に横で聞いてたんだけど、小学校の時から通っている子と、3月から始めた子が同じことをやっているので、もぐのついていけてない感が凄い。

3月10日(金)

 院長が子供が生まれたばっかりの男の先生に「奥さん実家?何時間かかっても見に行っといた方がいいぞ。一生言われるからな」とアドバイスしていて、早速その場のおばさん女医達に「見に行くって何?」「自分の子やろ」と突っ込まれてた(笑)。

 生まれて初めて吊り棚を作った。棚が中央で撓むので悩んでいたら、S君が来て「そのロープを中央に寄せるんだよ、重心だよ、重心」。いやあ、高校の物理の試験前に知恵熱出してた私には、思いつきもしなかったわ。ロープ寄せたら撓まなくなったわ、魔法のようだわ。



過去の日記の目次に戻る。

日記に戻る。