11月21日(火)

 ケアレスミスが多くて、難しい問題じゃないと戦えない人、を知った。

 「ねえ、私のこと好き?」と木乃に言ってたら「好きとか嫌いとか 犬は言わないわん」と歌い出す夫をどうにかして欲しい。

11月22日(水)

 いかなごは毎日クラスの友人の話をするが、名前が覚えられないため、「気が合わない人」「親切な人」「私に話しかけてくる人」「社会選択が同じ人」などが頻繁に登場する(その他にごく少数の名前を覚えている人もいる)。しかし、属性だけだと、「親切な人」と「私に話しかけてくる人」は同じ人かもしれないし、名前の優秀さがよく分かる。

11月23日(木)

 今日はまだ暖かい、ということで、滋賀に三つ葉を植えに行った。積んであった抜いた雑草や根っこも一応移動させた。S君が石油ストーブつけてくれたので、午後はその前から動けなかった。

もぐ「ママさん、いつもみんなのために働いてくれてありがとう」
私「これはこれはご丁寧なご挨拶痛み入ります」

11月24日(金)

 昌磨の月の光、凄過ぎるな。昌磨君も大人の身体つきになったねえ。

 ナクツァン『ナクツァン あるチベット人少年の真実の物語』を読み終わった。赤子の時に母を失くした(←巡礼に行って感染症に罹った)幼い少年のチベットでの暮らしが描かれる。鳥葬って、鳥葬場の管理人が、鳥に食べやすいように遺体を切り刻み、いつも食べにくる鳥に名前つけたり、自ら遺体を食べて見せて、鳥に食べるように促したりするのか…。

 遊牧より家畜の略奪が好きで、銃持って数ヶ月いなくなっては戻って来るのを繰り返していた父は、祖父が亡くなると財産をすべて寺に寄付し、少年は出家した兄と寺の近くに暮らして、寺からもらう施しで生活する。財産はヤギや羊だから、育てていけないなら、こっちの方が効率的なのね。少年は少し大きくなると、父、兄、母の姉妹とともにラサに巡礼の旅に出る。地元の人々と巡礼団を組んで出発するが、途中で狼や熊の群れや強盗団に襲われるのが普通なよう。父親はラサまでの巡礼の案内人も何度もしていたようで、あちこちの強盗団に義兄弟もいて、ヤクザ商売な感じ。

 無事に辿り着いたラサは、お寺はたくさんあるが、貧富の差も激しく、物乞いはたくさんいるし、チベット政府軍は罪人を鞭打ちとかしてるし、少年は普通に万引きするし、周りの人々もチベット政府軍の罪人を普通に逃がしたりして、そもそも政府支配より部族支配の方が強そう。

 ラサから帰ってきたところで、突然登場するのが中国軍。地元民の圧倒的尊敬を集めていた寺院を騙し討ちにして占拠、僧に僧院や仏典を壊すことを強制したり、偉いお坊さんを集団で殴り殺させたり、部落民を皆殺しにしたりして、少年の父は中国軍相手に戦って戦死、兄と少年は孤児院に入れられる。この辺りでやっと少年の生年が判明、なんと1948年生まれ。うちの母より若い。そんな最近の話だったのか。

 最初は食べ物もたくさんあり、孤児院で楽しい生活を送っていた少年と兄だったが、突然食料供給が途絶え、小さい頃から自活する術を身に着けていた少年と兄以外はほぼ全員餓死し、2人が別の孤児院に到着したところで話は終わる。少年は成長して教師になったようだが、これだけ衝撃的な話を書いても、その後の文革については決して語らなかったというのがさらに恐ろしい。

11月25日(土)

 ステファンいるだけでリンクサイドは楽しかったが、その上カロリーナまで拝めるとは男子凄過ぎ。

 確かにこれだけの良い演技でこの年齢だと、回転不足とか言われたら、引退の二文字を口に出すのも当然だよね。

11月26日(日)

 少子化と関係する因子は、女性の教育のみ、と言われているが、これだけ全世界的に少子化が進むと、そのうち技術革新が来て、そんなこと言われてた時代があったね、となる気がする。

 今のXの仕様だと、私が興味があると思われていることの関連ポストばかり表示されるので、みんなが勝手に好きなこと話してて、全然意味分かんなかったり、スケートの試合が始まった途端、突然スケートの話ばかりになる、などということがなくて哀しい。

11月27日(月)

 散歩中に木乃が突然走り出して、何かと思ったら、暗がりの中、前に息子がいた。ちゃんと家族を認識してたんだ。

 山本『史料が語る犯科帳の真実 江戸のお白洲』を読み終わった。町人同士の雇用でも主従関係が生じ、雇用主を殺したりすると尊属殺人扱いになるのね。あと、相手が死んだら基本死刑。で、お白洲関係より、史料に登場する人の名前が「右衛門」だらけなのに驚いた。普通に新右衛門とかいるんや。「弥兵衛の兄弟が弥蔵と弥十郎」とか、上セット名付けもあるのね。

11月28日(火)

 もぐにDNAとRNAの説明した。って今、中学でこんなことやるのか?それとも先生の趣味?いかなごは勝手にブルーバックスとかで学習してたので、教えるの初体験。

 特17は26年前から走ってないらしい…。

11月29日(水)

 学校から帰って来たもぐが、深刻な顔で「ママ、怒らないで聞いてね」と言うので、何をしたのかと思ったら、「(無駄遣いしないように言われていたのに)遠足で行った売店でぬいぐるみを気に入って買ってしまった」だった。買うのはいいけど、大事にしてね。

11月30日(木)

 今日はいかなご、塾があるので、不機嫌だろうと思い、夕食に大量にポテトフライを作っておいた。授業を受けに行くいかなご「愚痴を言いたいのに、さっきたらふくポテトフライ食べたからグチグチ言えない…」母の作戦勝ち。



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