9月21日(水)

 日記書いてて思ったんだけど、共産主義国家は恐ろしいしか最近言ってない気がする。

9月22日(木)

 朝目覚めたら、木乃が枕元で丸くなってたので、20℃切った(犬温度計)。

 勅使河原さん久しぶりに見た。

 このご時世に私が検索してるのは「ウエストゴム 隠し方」なので、平和で有り難いと思ってる。

9月23日(金)

 いかなごの模試の申し込みした…何なん、昔はこんなに大変じゃなかったと思うけど(ぶつぶつ。

 氏家『江戸時代の罪と罰』を読み終わった。江戸時代辻斬りし過ぎだし、縁座めちゃくちゃあるし、乱心した主人に殺されかけて闘ったら死罪だし、その理不尽さはどこかの宗教法並み。一方で、南宋時代には既に法医学書があったとかで、冤罪という概念もあった模様。冬に牢屋内での男色を取り締まったら(寒いから同衾してついつい、らしい)腸チフスが激減した話が何とも。

9月24日(土)

 五十肩なのでちょっと腕を伸ばすだけで激痛が走る→なるべく腕を動かさないようにする→肩が痛くて死にそう→肩を回す→動きやすくなって腕に激痛が(最初に戻る)。

 永原『人々がつなぐ世界史』を読み終わった。「移動」をテーマににまとめた論文集みたいな感じ。なんでこの本を読もうと思ったのか、さっぱり分からないが、普通に面白かった。鎌倉時代は僧侶の留学が盛んだったとか、宋で入滅するために密航した僧侶がいたとか、近代では、短期留学は危険思想に染まる、と考えられていたとか、「レバシリ商人」という言葉があるとか、オスマントルコの国境に劣悪な隔離検疫施設があったとか。

9月25日(日)

 梨と李を切って葡萄を添えた皿をもぐが手にしてるのを見たいかなご。「てことは私のもあるはずだ」ごそごそ(冷蔵庫開ける)「あった」。

 …揺るぎない自信だな、おい。「もぐだけずるい」とか「私の分は?」とかいう反応は君にはそもそもないのか。

 布や本が積み上がったミシン周りを掃除して、いかなご&木乃と御所に散歩に行って、S君のパンツのゴム換えた。

 これは…もしかしたら、やっと40年前に戻るのか>イラン。

 毎回似たような弁当を作るのに飽きたので、たこ焼き弁当にでもしようか、と作ってみたが、みっしり詰めないと有り難みがないかも。

 『コレクティブ 国家の嘘』(2019年、ルーマニア・ルクセンブルグ)を見た。クラブ火災で複数の病院の運ばれた患者がその後次々と死亡したことをきっかけに、医療汚職が明らかにになり、新しく就任した保健相が改革を行おうとするも、投票率の低い選挙で支持を得られず落選する、という話。もし重症熱傷が多かったとしたら、人口2000万人の国では一気に受け入れ困難なのも仕方がないかも、とは思ったが、消毒薬が薄められているとか、傷にウジが這ってるのはちょっと。新保健相が、なんで自国で肺移植できないんだとマスコミから責められている映像にウンザリ。

9月26日(月)

 カント(がさがさがさ)もぐ「やはり1日置いた葛は美味しいようです。このことから葛=肉じゃがであることが分かります」なるほど。

 もぐ「ママは医者歴何年?」私「ママは永遠の39歳です。24歳で医者になったので、医者歴15年です(永遠に)」

 ヴェルキン『サハリン島』を読み終わった。久しぶりにポストアポカリプスロードノベルを読んだが、コリアンや中国人がヤプー並扱いなのも、「白い二グロ」というパワーワードも、上級国民と下層民の世界を行ったり来たりするのも、主人公が信頼できない語り手で藪の中なのも、すべてよくできていて面白かった。

9月27日(火)

 ひょっとしたら、と懸念していたのだが、もぐはやはり運動会で選手宣誓をやるっぽい。右手を挙げるのが格好いいから、やりたいんだって(誰に似たんだよ…)。で、何が問題って、てことは朝一から仕事休まにゃならんのだよ…。

 単なるギャザーじゃ腰回りがモサモサするかと思って、ヨーク切り替えにしたら、何ともおかしかったので、試行錯誤の末、結局三段ティアードにすることになって、非常に疲れた。ティアードなんて家で作るもんじゃない…。

 『ヴィルンガ』(2014年、イギリス・コンゴ)を見た。内戦が絶えないコンゴにあるヴィルンガ国立公園のドキュメンタリー。広くて、ゴリラの子は可愛い。

9月28日(水)

 国葬については、金持ちが税金で葬式するなよ、という感想しかないが、首相会見で何言ってるか全然分からなかったガースーの弔辞が愛に溢れていて、ああこの人、本当に安倍loveだったんだなあ(100%スピーチライターが原稿書いたとしても、愛がなきゃ素面では読めないだろ)と、ガースーに驚いた。

 レイソン『シンドラーに救われた少年』を読み終わった。第一次大戦の時、ドイツはポーランドを占領したが、割と親切だったので、第二次大戦の時に、今回も同じようなものだろうとポーランド人は割と楽観視していたとか。主人公の少年は父親と都会に出てきていたが、故郷の村のユダヤ人はアインザッツグルッペンによりほぼ全滅。収容所で鞭打ちに遭っても、息子を慰めることさえできない父親と、それもあってか神のようにしか思えないシンドラーの対比が。

9月29日(木)

 先週からずーっと忙しいんだけど、こないだ患者さんから「今日は混んでるからやめようと思ったんだけど、受付の人に『大丈夫ですよ、先生速いですから』と薦められて受診した」と聞いて、後ろから撃ったその受付の人のこと、根に持ってる。

 アリエフとイグナトフ…イグナトフ、ミーシナ先生とこの子よね。

 もぐのリュックがついにお陀仏に。もぐの持物にしてはよく頑張った。それにつけても、壊れていないランドセルの丈夫さよ…。

9月30日(金)

 壊れたもぐリュックの代理として、同じメーカーで同じように使って壊れていない姉のリュックを提案したが(花柄だが)、S君が使っていた昔私がアメリカの学会でもらってきたコングレスリュックを放出したので、もぐはそれを使うことに。…ってそれ20年以上昔のだけど、耐久性は大丈夫なのか。

 寒くなる→ついネル生地を検索→今週忙し過ぎて衝動買い→トンデモナイ色合いと柄の生地が届く→こんな色似合う人いるのか?といかなごと顔を見合わせる→S君に似合う。こんな色が似合う人いるんだ…(イマココ

 昨日から木乃が散歩中に突然エンコするようになり、夜お尻を見たら膿瘍があった。しかし、洗浄しようにも、ポケットの深さ見ようにも、保定者がいないので(いかなご先生寝てしまった)どうしようもない(困)。



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