7月11日(月)

 もぐをDT2期打ちに連れて行ってきた。これで子2人とも、定期の予防接種は最後まで打ち切った。長かった。

 いつ行っても空いていて、今回も待ち時間ゼロだった小児科の先生はさすがに年取っていた(そりゃもぐ0歳の頃からおばあちゃんだったからな)。あまりにもすぐに済んだので、移動が勿体ない気がして、近所の店でロールケーキ買って帰宅。

 「もぐを予防接種に連れて行ったので、ついでにロールケーキ買ってきた」といかなごに言ったら、期待の目全開でこっち見られた。いかなごに尻尾があったら、全力で振ってる。

7月12日(火)

 たまたま売っていたので買ってきたウサギ布を見て、S君が「僕もこの布で何か作って欲しいが、特に欲しいものがない」というので、重い腰を挙げてシャツを作った。素人が一万円ミシンでシャツを作るのは色々と無理があるので(実際、オックスでは縫い目がガタガタ)ちゃんとしたパターンを買った。布の色味は、S君が普段よく着ているような曖昧色なので問題なかったが、いかんせんアラフィフ男にはウサギが可愛過ぎて満足できなかったので(途中で間違えて、一部形が変なままだったのもあるが)、今度は和柄のウサギ布を買ってみた。和柄綺麗。

 ちなみに、絵でも布でも「これは(いかなごが認める)ウサギか?」が問題となる娘とは違い、S君は「ウサギに貴賤はない」。ミッフィーでもウサギなんだって(凄)。

7月13日(水)

 いかなごを送りに行った帰りに、髪の毛グサグサの家出風少年が自転車で疾走するところに出くわして、なんじゃこれわ、と思ったら、早朝散歩に出た我が息子だった(←こないだS君が家で髪切った)。

 ネトフリで『ミーシャと狼』を見た。7歳の頃、ナチス政権下で一人で親を探して彷徨い、狼と暮らしていた、という過去を語り、一躍有名になった女性ミーシャ・デフォンスカと、これは売れると思い自伝を出版したが、後に話が真実がどうかを調べ始めた、出版社を経営するジェーン・ダニエル。ジェーンはベルギーのホロコースト生還者に調査を依頼し、実はミーシャはユダヤ人ではなくカトリックで、ベルギーの抵抗軍に入ってナチスに捕まり、仲間の情報を売って自分も殺された男の娘であることを突き止める。

 問題の自伝『少女ミーシャの旅』は私も読んだことがあるが、出だしからどう考えても創作としか思えない内容だった。このドキュメンタリーが凄いのは、最後の最後で、ジェーン・ダニエルに自伝出版前に、出版しないように忠告した人物が登場しているところ。つまり、ミーシャの創作だということは、このジェーン・ダニエルも分かっていて、それでも売れそうだから出版し、後にミーシャと揉めて裁判で負けたから、彼女の素性を調べはじめたのだと分かるようになっているのだ。

7月14日(木)

 国葬ねえ…金持ちの葬式に税金使われるのは嫌だな。

 小学校の面談に行ったS君によると、もぐは担任に「可愛い」「助かってる」と言われたらしい。可愛いのは私だけではないのか(驚)。

 姉「わたしももぐは可愛いと思うよ」お、そうなのか。日々可愛がりってやつだな。

 『硫黄島からの手紙』(2006年、アメリカ)を見た。硫黄島玉砕の話で、総司令官栗林中将というか、渡辺謙が格好良かった。実は犬可哀想映画なので(飼い主がアホ過ぎ)注意。映像も綺麗だし、面白いが、セリフが聞き取りにくいのが難点。

7月15日(金)

 もぐ、BMI15だわ。この痩せっぷりと、2歳までハゲと、怖がりなのは私の遺伝だな。

 平塚『生還 玉砕の島ペリリュー戦記』を読み終わった。日本軍がゲリラ戦を展開したため、米軍の損耗率も50%を越えていたのね。日本軍は負傷者の自殺や他殺が多いので死者が多いが、米軍は負傷者は運んで病院船で治療するので、実際は同じぐらいの殺し合いだったのかも。戦後も立てこもっていた34人の日本兵を投稿させようと、米軍が急遽家族に書かせた手紙の一部が読めたのが興味深かった。マッカーサーの善政についても書かれていた。

7月16日(土)

 市内の子供を334人誘拐するというメールが来たそうで、もぐが自主的に外出を自粛して、ストレスが貯まると暴れてる。

 S君と京響の公演を見に行ってきた。シベリウスの6番とヴォーン・ウィリアムズの交響曲という聞きなれないセトリ。オケの後ろ側の席でティンパニ見えまくりでテンションあがった(後ろ側は値段が安いんだって)。

 静かな曲なのに、シベリウスはティンパニずっと働いていて大変そうだった。ヴォーン・ウィリアムズはハープ2台にシンバルもずっと鳴っていてなかなか楽しかった。

 「子連れオーケストラ企画みたいに、犬用コンサートとかないのかな」と言ったら、S君「回を重ねるうちに、犬受けの良い曲が明らかになっていくんだな」。

7月17日(日)

 もぐ「朝に勉強すると1日のパフォーマンスが上がる、って最近見てるyoutuberが言ってたから、今から勉強してくる」

 巡行の交通規制確認して、もぐを塾に送りに行ったら、まだ御池通をがんがんに鉾が通っていて、烏丸通の車が止められて、みんな文句言ってた。人が多くて鉾が進めなくて、巡行が1時間遅延していたらしい。

 テレビや写真で見る巡行だと、大きくて立派な鉾ばかり映してるが、実際はしょぼい鉾や大八車みたいなのもたくさん通ってるのよね。

 S君用和柄シャツができたが、シンメトリーにし過ぎて、S君「人寄せパンダみたい」と評判悪し。いいんだよ、たまにはクッキリした服着てくれ。

 『1917 命をかけた伝令』(2019年、イギリス・アメリカ合作)を見た。第一次世界大戦の塹壕戦を描いた戦争映画。展開が速くて普通に面白い。主人公が『ミュンヘン』でチェンバレンの秘書をやっていた人で、特徴的なお顔なので秘書にしか思えない。

 アウトラインステッチ見てるとウットリする。

7月18日(月)

 もぐは大阪に受験の決意表明という謎イベントに出かけて行った(S君引率)。結構な人数の塾生が参加する定番イベントだったらしい(その手のことが苦手な姉は当然ガン無視だった)。

 で、いかなごしかいないので、ゆっくり休めた。

 『トゥル―ノース』(2020年、日本・インドネシア合作)を見た。北朝鮮の収容所を描いた3Dアニメ。徹頭徹尾悲惨な上、今でもこの状況が変わらず続いていることを考えると、実写ではなくアニメにした理由も分かる。

 いかなご「世間では子供が読む物を制限してる家もあるみたいだけど、私何も規制されてなくない?ママもパパも家にある本読んでも何も言わないじゃない」
 (娘よ、それはじゃな、昔母が『収容所群島』を買って欲しいと母の母に頼んだ時、そんな本やめときなさい、と言われた怨念が…)

7月19日(火)

 仕事帰りに布屋行ったせいか疲れた。

 木乃にジッと見られ続けたので、ツールのゴール見るのは諦めてベッドに入った。

 ネトフリのドキュメンタリー『ガール・イン・ザ・ピクチャー』を見た。性犯罪者が子連れのシングルマザーと結婚して、上の女の子だけを連れて出奔、親子として長年暮らしながら女の子を虐待していたが、最終的に殺害した挙句、里子に出されていたその女の子が産んだ男児を誘拐したことで騒ぎになり、逮捕されて余罪と虐待されていた女の子の素性が判明するまでを描いたもの。性犯罪者はもちろん、誘拐されて十何年も虐待されてたというのに他人事の女の子の両親も含め、始終胸糞が悪い話だったが、性犯罪者は何のために男児を誘拐したのか、そして女の子が産んだ3人の子供の父親は誰なのか、色々と引っかかるところもあった。最終的に死刑判決を受けたその性犯罪者は、まだ執行されていないらしい。

7月20日(水)

 子供が祇園祭に行って大量感染→小学校閉鎖、親も感染、てな感じの今日この頃。

 子供に乗馬を習わせている人の話を聞いて、私はもっと子供にお金と時間を費やすべきなのではないかと反省。

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