6月21日(火)

 もぐ、書類不備(親のハンコを押す表を学校に置き忘れていた)により、今季初プールに入れなかったんだけど、「自業自得だが可哀相」派の私&いかなごに対し、S君は「自業自得なので可哀相要素はない」と主張。そして塾から帰ってきた本人も「自業自得なので可哀相ではない」派だった(笑)。

 それはともかく、面倒だし心労も増えるので、プールに入れていいか書類の書式を学校HPからDLできるようにして欲しいわ。

6月22日(水)

 アラフィフともなると、老眼で見えない、少し寝不足になると額に脂漏性湿疹が出る、気をつけてないと尿漏れ、枕が合わなくて首が痛い、五十肩で引き戸が開けられない、白髪を見つける、など色々と身体の不具合が。

 『ヨーロッパで最も危険な男:オットー・スコルツェ二ーとスペインの生活』を見た。ナチがムッソリーニを救出した時に、実際に行動した武装SS隊員のドキュメンタリー。フェンシングの試合で頬に大きな傷があり、ホルティの息子も誘拐し、戦後はCIAの工作員として重宝されたらしい。

6月23日(木)

 暑い。しんどい。

 『アヨツィナパの43人』を見たが、凄かった。最初から意味分かんない上に、何も分からないまま終わり、今も解決されてないという…。

 2014年にメキシコで師範学校の学生達がバスをハイジャックして、何かの活動に行こうとすると(←毎年乗っ取る習慣らしい。客を運んだ後にハイジャックするし、暴力は行使しない、ってそういう問題?)、突然当局(←これが軍なんだか警察なんだかよく分からない)に取り囲まれて発砲され(死者6人)、43人の学生が連れ去られて行方不明に。当然家族は究明を求めてデモを繰り返し、しばらくして当局が「ゴミ捨て場で焼かれた死体が見つかりました、犯人こいつらです」と発表するが、その日は大雨で、43人もの遺体が焼けるはずもなく…結局真相は闇の中。もちろん銃撃誘拐の理由も不明。

 ドキュメンタリーに出てくる記者や弁護士は白人が多いのに、師範学校の学生は全員男でヒスパニックで(男子校なの?)、差別されていたような話もあり、市長が奥さんのスピーチの妨害を恐れて命令を出した説とか(そんなことで?しかも市長夫妻はよく分からないが逮捕される)、ハイジャックしたバスが、たまたまヘロインを運搬していた説とか(そんなことで大量殺人?)もう何が何だか。メキシコは大変。

6月24日(金)

 もぐ「入り鉄砲に出女って何?」→私「あれ?女なんで出ちゃいけないんだっけ?江戸に少ないから?」…そういや、大名の妻子、人質だった…。

 昔のツィスカリーゼ先生を見始めたら止まらない。普段インスタでおばさん姿ばかり見ていたのに、あまりのスタイルの良さと神々しい美しさにウットリ。一番衝撃だったのが薔薇の精。大抵のダンサーは、少しのごつさが目立つ気がしていたが、本物の薔薇の精って存在したのね。

6月25日(土)

 唐突に「ミルキング」って「milking」なのか!搾ってるのか!と感動してしまった。

 『ブレッドウィナー/生きのびるために』(2017年、アイルランド、カナダ、ルクセンブルグ)を見た。街がタリバンに支配され、父親が逮捕されてしまったため、残された母と娘2人と赤子の一家は、買い物にも出られず、困った下の女の子が男の子に変装して乗り切る、というアニメだが…制度設計として明らかに不備があるのを無視してるのが凄い。

6月26日(日)

 ツィスカリーゼ先生のヤブロチコを見て、ヤブロチコに必要なモノが分かった気がした(笑)。

 珍しく自分の服を作ってみたが、ベースの型紙がいつも作ってるいかなごの服と同じだったため、「いかなごじゃん」ともぐに言われた。ちなみにS君には「30代っぽい」と言われた(若作りってか?)。

6月27日(月)

 早起きしたもぐ「今から風呂入ってくる。昨日入らなかったから。あ、歯は磨いたよ(キリッ(`・ω・´)」

 紐買いに店に行ったが、なぜか布を2種類買っていた。

6月28日(火)

 すだれ凄いわ。かけた瞬間、クーラーが効くようになってすっと冷えた。

 S君のバスト(103.5)や肩幅(42)、首回り(36)を測ったら「もう測らないの?」「メジャーで測られることないからさ」と物足りなげだった(笑)。ちなみにS君によれば、首回りは40が適正サイズで、袖は78だと短くて80だと長いらしい。

 スナイダー『赤い大公 ハプスブルク家と東欧の20世紀』を読み終わった。のちに『ブラックアース』でブレイク(?)するスナイダーが書いた本だが、よく酷評されているのも分かるというか、回りくどくて、あまり面白くない。って、この本を読んで、第一次大戦のきっかけとなった殺された人は「オーストリア皇太子」というより「ハプスブルグのオーストリア=ハンガリー二重帝国の皇太子」だった、ということに初めて気づいた私に言われたくないだろうが。オーストリアと聞くと今のオーストリアが頭に浮かんでいたが、クソでかい多民族帝国の跡継ぎ暗殺したのかよ。大事件やないか。ハプスブルグがボスニアを併合して、クロアチアを優遇して、セルビアを冷遇したからなのね。

 という話はさておき、主人公の赤い大公は、ハプスブルグ家の分家の末っ子で、父親がポーランド王になりたがっていたのに対し、当時は国の意識に乏しかったウクライナの王になりたがっていた人。一次大戦後、民主主義が各国で失敗し、そろそろ君主制復活いけるかと思ったところで、詐欺事件に巻き込まれて失脚し、その後はジリ貧に。この頃は君主制と民主主義と共産主義、どれも目があった頃で大変なのね。結局ソ連が、ガリツィア地方に混在して暮らしていたポーランド人とウクライナ人を整理して移住させた、というのと、EUはハプスブルグを真似ている、というのがなるほど、という感じ。

6月29日(水)

 スウェーデンとフィンランド、決定おめでとうございます。

 最近は左腕の位置を少しでも間違えると、抜けるような痛みが走る。順調に五十肩増悪中。

 『我らの罪を赦したまえ』(2022年、アメリカ)を見た。14分の短編で、T4作戦を知らしめるための映画というか、学校で上映するヤツみたいな感じ。

6月30日(木)

 最近もぐの社会学習用に朝テレビをつけてるんだけど、民放どの局も、幼児必須の朝の教育テレビの劣化版みたいな感じでびっくり。

 ステシンジャー 『アリスの奇跡―ホロコーストを生きたピアニスト』を読み終わった。主人公アリスはチェコのピアニストで、ナチス占領後、テレジェンスタットに送られるが、ピアノの能力のおかげで息子とともに生き延び、イスラエルで長く生活した後、息子を追ってイギリスに移住し、110歳まで生きる。ホロコーストを乗り越えたというか、息子の死も老化も孤独も乗り越えた感じの超人。チェコも戦後、民族浄化があったのね。



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