4月11日(月)

 いかなごは午前中はずっと有り難いお話だったらしい。一応高校入学したばかりだし当然か。

 もぐの新年度の書類に「本人の長所」欄があったので、「難がない」と書いておいた。

 お腹痛くて、帰宅後ずっと寝てた。

4月12日(火)

 腹痛が酷いので、エコーでちょっと見たら、my卵巣嚢腫また7cm越えてた。しかしだな、opeしようにも年度前半だとバイトの子に外来任せられないんだよな…。

 『太陽の下で 真実の北朝鮮』(2015年、チェコ・ロシア・ドイツ・ラトビア・北朝鮮合作)を見た。ロシア人監督が北朝鮮の日常のドキュメンタリーを撮ろうと、何とか許可を取って北朝鮮入りしたが、北朝鮮側の監督がすべて仕切っていて日常など撮れないことが分かったので、ドキュメンタリー撮影は放棄して、北朝鮮側の演技付けや日常を頑張って隠し撮りしてまとめたもの。

 我々がよく見聞きする北朝鮮そのもので、建前ばかりで超絶つまんなそう。指示がなくても拍手をやめるタイミングが揃ってるのはなぜなのか、とか、若い男女が軍歌みたいな将軍様賛歌を集団で歌ってるのは、みんなでヤマト歌ってるみたいで楽しそうとか、小学校で手を挙げる代わりにウルトラマンポーズするの面白いとか、主人公の8才少女が特別待遇なのは、顔と運動神経で選別されたのだろうか、とか。全く説明がないので、もう少し解説入れてくれる方が有り難かった。

 って、これを撮ったヴィタリ―・マンスキー監督って、リヴィウ生まれのリガ住まいなのね。。

4月13日(水)

「独裁者と言えば?」
もぐ「プーチン」
S君「ヒトラー」
いかなご「ヒトラー」
私「スターリンと毛沢東のどちらかで悩む」

 いかなごさん、ピアノの譜面を読んである程度弾くことはできるが、思う通りの音を出したいという意欲も技術もないので、色々大変そう。まあ自分が高1の時にそんな意欲があったとは全く思わないが。

4月14日(木)

 いかなごが2時間半遅れで帰宅し、ピアノにも間に合わなかった。ラッシュ前の人身事故恐るべし。

 復旧に2時間以上かかっていたので、どんな飛び込み方したんだろうと思っていたが、かなり時間が経っても性別不明と報道されていたので、そういうことだったんだろうな。

 いかなご「他人に迷惑をかけて死にたかったらこうすればいいのね」
 母「たぶん一番迷惑なのは、事故で長時間止まって、復旧した途端に飛び込むことでわ」

4月15日(金)

 人事異動で新人に代わったDM外来が「いつもより待ち時間が長い!」「初めてなのに薬変えやがった!」「院長に言いつけてやる!」と阿鼻叫喚だったらしい。さすがだわ。

 部活に行ったいかなごさん。後輩達からは「先輩、高校の制服似合ってますね。かっこいい!」先輩達からは「いかなごちゃんが高校の制服着てる!可愛い!」と言われたらしい。楽しそうな生活しとるな。

 『馬三家からの手紙』(2018年、カナダ)を見た。強制収容所で作成したハロウィン飾りにSOSの手紙を潜ませたことがある(手紙は後にアメリカで発見され、騒動になる)主人公が、出所後に中国系のカナダ人映画監督と連絡を取り、強制収容所の実態について映画を作ろうとする。この主人公の孫氏は元々法輪功の人らしく、理知的で穏やかな感じで、絵も超上手い。奥さんとデートしたり、元看守が出演してくれて拷問について語ったりもするが、結局当局の手が伸びて海外に逃亡。そして衝撃の結末を迎える。『「暗黒・中国」からの脱出』の人みたい。非常にお勧め。

4月16日(土)

 靴屋に行ったら、店員がかなりイケてなくて(新人さん?)スムーズに選べず、しかもその最中に、幼児を連れた女性が「すいません」と割り込んできて店員に断られると「さっきも店員いなかったよ。この店どうなってるの?いつ来てもいないし」と文句をつけ始めたので、どうぞ、と譲って店を出た。

 帰宅してネットで調べたら、店員がないと言っていた色展開があり、在庫ないと言っていたサイズもあったので注文。こんなことしてると現場の店が滅びそうだが、あそこの体制はちょっとどうかと思う。

 噂の公益社団法人の炎上、思ったより酷かった。他の学会が「たった一つの質問で、救われる生命があります。主治医に聞いて下さい。放射線科医の診断レポは臨床的に見て正しいですか?」なんて言い出したらどうするつもりよ…と思ったが、外来遅延する訳でも、クレーム対応する訳でもないので、腹は痛まぬのか。

 『ウォーキング・ウィズ・エネミー ナチスになりすました男』(2014年、アメリカ・カナダ・ルーマニア・ハンガリー合作)を見た。ドイツに占領されたブダペストで、偶然ナチスの制服を手に入れたレジスタンスが、制服を着てナチスに成りすまし、ユダヤ人を救っていく話。ホルティやハンガリーの話は珍しいかも。

4月17日(日)

 古い靴下をたくさん捨てた。

 もぐが「このBBQカブトムシ!」と姉を罵っていたので、なんでバーベキューなの?と聞いたら「BBAと言ったら怒られるから」らしい。ちなみに、カブトムシなのは光を眩しがるから。

 いかなごが撮った証明写真、たまたま髪の毛2つ分けだったせいもあって、S君にそっくり。

4月18日(月)

 木乃の散歩に行ったら、途中で出会ったおじさんが木乃の耳の裏をかきながら「可愛いねえ、いいねえ。お母さんとお散歩できて楽しいねえ」と言っていて、犬好きの考えることは同じだな、と思った。

 吉野家「生娘シャブ漬け戦略」の伊東正明氏、定年後の団塊世代かと思いきや、私やS君と同世代で絶望。おまけに。その発言をしたのが、早稲田の全29回計38万5千円の社会人向け講座というのにもビックリ。38万払ってマーケティングを学びに行ったら「生娘シャブ漬け戦略」って。

 『ガード・オブ・アウシュヴィッツ』(2018年、イギリス)を見た。建築家志望の青年将校がアウシュヴィッツに配属され、という話だが、向かい合って舞台劇のようなセリフを英語で喋るという…芸術作品かな?

4月19日(火)

 いかなご、ワクチン3回目翌日で頭痛がするというので、学校に連絡して休むのでzoom授業のアドレス下さい、と言ったら、おじいさん先生が出てきて「中学と一緒です。パソコン一緒なので」と訳の分からないことを言い出した。担任に変わってもらったら(思ったより若そうな男の先生だった)一瞬でメールで送りますと言われ、すぐに送ってくれ、夕方こちらが送ったメールにも、直ちに適切な返答メールが帰って来て、かなり好印象。

 降伏すれば人死にが出ない、と思ってる大人がいるのね(驚)。


4月20日(水)

 結局、О市民病院は、京大全引き揚げなんだ。

 『真珠のボタン』(2015年、フランス・チリ・スペイン合作)を見た。パタゴニアの風景、沖縄の人に似てる風貌の原住民達の暮らし、ピノチェト政権が反体制派を殺して、遺体にレールを結びつけ、ヘリから海に投下していたという話が語られる。脈略ない。



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