3月11日(金)

 いかなご、高校に合格したらしい(←入学試験受けてない)。入学許可証が届いて、期限までに金払わないと取り消すぞって通知が来た。

私「なぜママ似で馬面、パパ似で丸顔が生まれたんだろうねえ。ママ似丸顔、パパ似馬面は生まれないのか」
S君「そりゃたくさん産んだら、そういうのもできたんじゃない」

3月12日(土)

 リスボンのロシア大使館をウクライナカラーにライトアップする嫌がらせ凄いな。

 もぐの塾の懇談。チューターの先生「もぐ君、ひょうひょうとしてますね」。実はかなりの心配性なことをチクっておいた。

 そのチューターの先生がやたら姉のことを覚えていたので、後で姉に聞いたら、暗記テストで周りが簡単に合格点を取る中、1人だけ追試でも点数が取れなくて「なんか先生困ってたわ」。す、すいません。

 暖かくなってきたので、木乃の大好きな庭縁側空気浴をば。いかなごも出てきて「庭汚いねえ。セミの脱け殻だらけだねえ」…もう少し暖かくなったら掃除しよ。

 『赤の涙』(2016年、スペイン・ウルグアイ)を見た。軍政下のウルグアイで、反政府運動に参加した主人公が、逮捕され、拷問強姦されて刑務所に入れられ、乳児の息子と引き離されたという話。拷問されてるのに、なぜか1人に1枚マットレスが与えられていたり、刑務所も着ている服も綺麗なのはどうかと思ったが、子供と離されて心が通じなくなる話は色々読んだので、最後は救いがある終わり方で良かった。乳児と引き離される恐怖話は、最近少しは大丈夫になってきた。ウルグアイって軍政は割と早く終わったのね。

3月13日(日)

 現役ロシア選手ファンだったら、telegram入れるしかなくなるんだろうな。情報は噂ベースの時代に逆戻りかな。どうも韓国に物凄い子がいるらしい、とか言われてたよね。

 いかなごの散歩に行ってきた。長期休みは放っておくとずっと家から出ないので散歩必須。

 『氷上の王、ジョン・カリー』(2018年、イギリス)を見た。若い頃のジョン・カリーってティムにそっくりね。カリーのカンパニーのアイスショーは、ごく普通に見えるが、当時は衝撃だったのか。メトロポリタン歌劇場で上演というのは凄いかも。あと、カリーのシェへラ素敵。

 「ジョンのカンパニーの男性スケーターはほぼ全員エイズで死んだ」って、ティムもバトル君も結婚し、ジョニーも平和に暮らしていることを考えると、当時のエイズ禍の凄まじさが改めてうかがえる。

 それにしても…ジョン・カリーのインスブルック五輪のフリーが衝撃だった。フリップ、ルッツはダブルで、3T、3S、2Aに大歓声、コンボなし。46年前か…。この10年後に出てきた伊藤みどりって。

 強い薬の名前アンケートでのリマプロストアルファデクスの強さ(笑)。これがオパルモンだと弱そう。

3月14日(月)

 今朝職場の女子ロッカーの同僚達、みんな大きな紙袋を持参していて、「謎の習慣ですよね…」と愚痴りあった。子世代は2月14日に相互に贈りあってるので、ホワイトデーという慣習もなくなったりはしないのか。

 いかなごが死んだらどうなるんだろ、と言い出したので『航路』を勧めてみた。どんな話なの?と聞かれたので「『死後の世界はあるのか』そして『病院で迷いまくる』って話」。

 マリウポリの産科の爆撃で、妊婦が骨盤損傷、母子共に死亡。

 『スパイの妻』(2020年、日本)を見た。蒼井優の立場がころころ変わっていく話。「映画」として面白かった。

3月15日(火)

 ロシア1のスタッフ映り込み凄過ぎる。

 メルカリで売ってる「打倒プーチン政権藁人形セット」ロシア国旗カラーの紐でくくってるところが細かいな。

 いかなごが春休みなので、アルプス乙女を買って、毎日リンゴ飴作って上達してもらおう、という作戦を考えたリンゴ飴好き母。

 『チャイルド・マリッジ 略奪された花嫁』(2014年、アメリカ・エチオピア)を見た。学校から男の集団に誘拐されて監禁され、強姦されて結婚させられようとした少女が男を射殺し、裁判になった事件を映画化したもの。エチオピアではなかなか映画が作れないので、アンジェリーナ・ジョリーが手伝ったらしいが、映画としてはあまり良い出来とは思えず。ガチャチャ裁判みたいなものをやっていたが、ちゃんとした司法も、女性問題専門弁護士もいるのね。

3月16日(水)

 みんなゼレンスキーの演説大喜利し過ぎ。個人的には広島長崎より、元寇の方が(お前もか)。

 理3より国試が難しいとは、世の中色々な人がいる。個人的には国試が難しかった記憶は全くない(9割以上受かるので、落ちたらどうしようと思っていた記憶はある)。

 午後から有給取ったので、犬孝行しようと木乃の好きな方向に散歩に行ったら…どんどん家から遠ざかるし、道端で出会ったおばさんの家に入って行こうとするし、マンションのごみ置き場に突撃するし…犬というのはおよそ入ってはいけないところに行きたがるものなのか。おまけに、帰り道の途中で疲れて動かなくなった。…犬に散歩の行く道を決めさせてはいけない。

 S君の誕生日なので、夕ご飯作るけど何がいい?と聞いたら、明日もメインで食べられる料理、との希望だったので、豚汁と鮭のマリネと蕪の煮物とヤーコンと蓮根の金平にした。プレゼントはうさぎ長袖Tシャツとうさぎエコバッグと、もぐからお手紙。

3月17日(木)

 人間は1日60人以上診るようにはできてないと思ふの。たぶん最高記録更新したよ。毎日何人も送ってくんな、ナゾの事情なんて知らんがな近所の開業医!「どんどん悪くなります。どうしていいか分かりません」なんて紹介状に書いてくんなよ、分からないなら標榜すんな、ちょっと離れた開業医!

 疲れたので衝動買いした。うさぎ生地を。

もぐ「リュックが壊れた。こうやってこうやってたら(←暴れる)、そのうちファスナーが勝手に開く」(それ、壊れてねえし)
姉「ファスナーは真ん中じゃなくて、横に置いとくんだよ」
…いくらもぐでも、さすがにアメリカの小学生御用達リュックは壊さなかったか…。

3月18日(金)

 もはや新婚旅行でロシア行ったとか信じられない状況だな。

 もぐ、小学校の一学年上に同じ志望校の先輩がいることを把握しており、今日その人から合格したことを聞き出し、これで目標ができた!と喜んでいた。相変わらずのコミュニケーション能力の高さ(当姉比)に両親感心。

 今日いかなごが作ってくれたリンゴ飴、粘性が高かったが、それも美味しいし(歯に悪いが)、シナモンかかってて美味しかった。

 引き合い候補としては、(1)広島長崎(2)ソ連対日参戦(3)日露戦争(4)元寇(5)福島第一。大穴で大東亜戦争や朝鮮出兵。演説は「耐え難きを耐え 忍び難きを忍び」だと無条件降伏だからダメか…。

 『それでも夜は明ける』(2013年、アメリカ・イギリス)を見た。『 12イヤーズ・ア・スレーブ』の映画化。わりと原作に忠実な印象。

3月19日(土)

 在日ロシア人の中でもプーチン派と反プーチン派で侃々諤々という話、中国侵略を始めた後、在米日本人の中で支持不支持で揉めた話を思い出した。

 いかなご、学校で「親ガチャ」についての感想文を求められ、「うちの親はSRだと思います」と書いたらしい。

 散歩で降られたので、ついでに木乃を風呂に入れた。

 ミュルダル『中国農村からの報告』を読み終わった。スウェーデン人の共産主義者の著者が、1962年に陝西省の一農村50家族にインタビューした話をまとめたもの。著者も通訳を介してのインタビューであるし、当局側からの制限があったことも認めているが、それでも国民党の支配下にあった地主に搾取される農奴のような生活から、飢饉や内戦を経験した後に、抵抗がありつつも人民公社の前身に参加して、共同作業による利益を享受し、徐々に工業製品を買い揃えて裕福になっていく様子がさまざまな農民の口から語られているのを読むと、「ああ、共産主義って素晴らしいねえ」と思ってしまう。

 詳しく語られる農民の生活を読むと、とにかくひたすら雑草を抜いている印象。あと、母はキルティングの上着とズボンを家族分毎年一着ずつ手縫い(!)とか、この地方では編み物は男の仕事なので、靴下はお父さんが編んでくれる(毎年一人一足、って一年一足で暮らすの?)とか、日本軍がほんと悪とか、漢字をたくさん身に着けるのは大変とか、集団農場に加わるの強制じゃないんだ、とか。

 しかし、よく考えると62年のインタビューなのに半右派闘争の話はないし(新聞を読める人があまりいないので、関係ないのかもしれないが)、土法高炉については「鉄は買った方が安いので実験はやめた」とあっさり言われてるし、実態はどうだったのかと思ってしまう。

3月20日(日)

 潜り聴講、集中講義だったけど、結構ドキドキした思い出。

 こないだ解いた偽大島の生地でいかなごのチュニック(思ったより短かったのでワンピースからチュニックにした)とジャンパースカート作ってるんだけど、まだこの生地着るには寒いわ。

 『ローズウッド』(1996年、アメリカ)を見た。1923年フロリダ州の田舎町ローズウッドで起った白人による黒人虐殺事件を映画化したもの。ちょっとしたきっかけで、普段差別されている側を、差別する側が大喜びで殺しまくる、という状況を分かりやすく描いている。



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