1月21日(金)

 いかなごが学校に行った7時前より、私が出勤する8時過ぎの方が雪が積もってるという…さすがに今日は外来にたどり着いた人、半分ぐらいだった。

 『エイプリル・ソルジャーズ ナチス・北欧大侵略』(2015年、デンマーク)を見た。ナチスが攻めてきて、すぐ降伏した顛末を描いた映画。国境が地続きな小国は恐い、というのはよく分かったが、デンマークはこの徒労感が凄い映画をどういうつもりで撮ったのか…。

1月22日(土)

いかなご「SFって近未来のことでしょ?」
両親「ダメだこりゃ」「根性を叩き直さないと…」「育て方間違えたな」「勉強なんてしてる場合じゃないぞ」

 『血筋』(2020年、日本)を見た。中国生まれの朝鮮族で、10歳から日本で育った監督が、会ったことのない父親を探して再会する話。サイマー屑伊達男(&自分も迷惑をかけられているのに、父親を援助しろという親戚)は全世界共通なのだな、と。

1月23日(日)

 いかなごが、数学の証明が苦手、とか言ってるけど、証明なんか本当に解いてたかなあと思うほど、私は数学の内容を覚えていない。そりゃ3年しかやってないんだから当たり前のような気もするが、1年半しかやってない悪阻は覚えてるのになあ。

 『地獄の中の戦場 -ワルシャワ蜂起1944-』(2017年、ポーランド)を見た。戦場もワルシャワもワルシャワ蜂起も1944も出てこなくて、あったのは地獄だけだった。終戦後にAKが共産主義政権に追い詰められて殺されていく話。吉村昭が好きそう。主人公のユゼフ・フランチャクを演じた俳優さんが、本人の写真にそっくりだった。良い映画なんだから、さすがに邦題をつけた人は反省して欲しい。

1月24日(月)

 職場でストレステスト受けたけど、ここ2週間「(寒くて)やる気が出ない」「(寒くて)常にだるい」「(寒くて)楽しいと思わない」「(寒くて)希望がない」…。

 『ヒトラー〜最期の12日間〜』(2004年、ドイツ他)を見た。ヒトラーだけでなく、側近役達の演技もみんな素晴らしく、出来の良い映画だと思った。あの有名な場面は、結構前の方にあるのね。最後にヒトラーの秘書をやっていた人が、ゾフィー・ショルと同じ年齢だったのに、と後悔の念を述べるところが…。あと、昔の人タバコ吸い過ぎ。

1月25日(火)

 職場で
同僚1「最近はデパートをふらふら歩けなくなって、何の楽しみもない。鬱だわ」
同僚2「フットサルするつもりだったのに、またできなくなった。楽しいことが何もない」
私「…(え?それ楽しいの?苦痛以外の何物でもなくない?)」

 『ヒトラーと戦った22日間』(2018年、ロシア他)を見た。ソビボルやん!ソビボルって言えよ!>邦題。映画としてはたるいし、残虐シーン多過ぎだが、戦後ブラジルに渡って、元ナチを殺害した宝石職人のシュロモという人がいた、という話は興味深かった。

1月26日(水)

 朝は常にゾンビみたいな態で世の中への呪詛を撒き散らしながら降りてくるいかなごが、いつもの時間の15分も早く、お目目ぱっちり用意完璧で機嫌良く現れたので、両親は誰かに一服盛られたのではないかと心配。

 えぐい>医学部受験「女性のほうが合格率が低い大学の割合は、前年度の67%から44%に急落した」。滋賀医大がやってたことは忘れないよ。

 『プラトーン』(1986年、アメリカ)を見た。中高時代、通学路の巨大看板で、膝立ちで両手を挙げる人の絵を見て、さぞかし恐い映画なんだろうな、と思っていたのに、あのシーン、仲間の騙し討ちで死ぬところだったんかい!しかもプラトーンって「小隊」って意味なのか。ベトナムに対する気遣いナッシングな感じがまた…。

1月27日(木)

 ジェーニャ、また入院してるのか。身体弱いんだからお大事に。

 こないだ中国人にICしたが、片言の英語と漢字で説明したら、向こうも英語ペラペラではないので、こちらの意図を推定しまくってくれて、実にスムーズに話が進んだ。漢字は有り難いわ。これがスリランカ人とかベトナム人だと、お互い困りまくる。

 『激戦ダンケルク』(1958年、イギリス)を見た。イギリスのドイツ軍憎しのプロパガンダ歌や昔のやりとりの雰囲気は面白かったが、セット感が溢れているというか…アングルが限られているからかな?それでもダンケルクの浜辺が爆撃されまくっていたり、遠浅で船に乗船するのが大変なのは分かった。

1月28日(金)

 昨日、テストと持久走とピアノがあって非常に疲弊し、寝ている木乃に「犬!何寝てんだよ!」と罵声を浴びせていたいかなごさん、今日は後輩の話を聞いてあげ、帰宅後は風呂を洗って、勉強していた。

 『ヒトラー最後の代理人』(2016年、イスラエル)を見た。逮捕された後のルドルフ・ヘス(ヘースの方)にインタビューして話を聞き出す様子を描いた映画だが、動きがなくて映画としては退屈。強制収容所の仕事なんてみんな嫌だったけど、確実に任務を遂行することを叩き込まれていたから頑張りました、というのがヘスの言い分。いや実際そうだったんだとは思う…。

1月29日(土)

 ツムツムプレイし放題日なので色々やってみた結果、ようやくガストンの使い方が分かった。

 高齢者の死を受け入れられない家族は、どこの病院でもあるあるだよね。何度ICしても同意得られず、息子のために99歳母full CPRとか、大好きな祖母老衰死亡で孫息子飛び降り未遂とか…。

 『ディファイアンス』(2008年、アメリカ)を見た。ベラルーシの森でパルチザン活動をしながら集団を率いていたビエルスキ兄弟の話。兄弟ものは基本的に好きだが、顔似てなさ過ぎて、ちょっと。あと、初期を描いているせいか、あまり組織的な感じが出ていなかったのが残念。

1月30日(日)

 いかなごが幽体離脱したいと言うので「まず彼氏を作ります。その彼氏が若い女と浮気して子供を作ります…」「いやもうちょっと健全に幽体離脱したいんだけど」

 『野火』(2014年、日本)を見た。原作の雰囲気は出てる気がするが、手が取れたり出血したりのシーンが偽物感溢れてるのがさすがにちょっと。以前から思っているのだが、あんな状況で人肉食だけを忌避するのがよく分からない。腐臭やウジの方が嫌だと思うのだが…どうしても食うか食われるかの殺し合いになるからかな。

1月31日(月)

 お腹痛い。またでかくなってるのか>my卵巣嚢腫。

 仕事で疲れ果てたのでバリシニコフ見た。

 『ワルキューレ』(2008年、アメリカ・ドイツ)を見た。7月20日ヒトラー暗殺未遂事件を描いたものだが、失敗するって分かってるから全然ドキドキしないよね。トム・クルーズはどこから見ても顔が整っているのはよく分かった。


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