12月1日(木)

 学校の図書室で『まず牛を球とします。』を読んだらしいいかなごに面白さを語られる。

 もぐの学芸会。今年はナゾの演劇動画を撮っていたが(数人の登場人物をクラス全員で代わる代わる演じているので、誰がどういう役なのかさっぱり分からない)、周りが棒読みの中、もぐだけ声を張っていた。こりゃ、司会者バイトとかしていたS君母の遺伝だな。始終喋ってるところもS君母そっくりだし。

12月2日(金)

 患者さんに、テレビも映画もサッカーも見ないなら、休日何してるんですか、と聞かれて、YouTube聞きながら縫物して、twitter見て、本読んでる、とは言えず、寝てます、と答えた。

12月3日(土)

 年賀状注文した。昨年頼んだ店を見つけて、画像作って、宛先ファイル更新して…難易度高いな。年とったら自分でできる気しない…。

 夜、月曜日の期末テストの国語の範囲を知らないことに気付いたいかなご。クラスLINEで聞こうとしたら、10分前に同じ投稿があったらしい。

12月4日(日)

 「お母さんの何たらを何たらする」女性が訪問してきたそうで、S君が出て「今、昼寝してます(←本当)」と伝えたら、帰って行ったらしい。

 余『ほんとうの中国の話をしよう』を読み終わった。余華が自分の人生について色々語った本。文革の時に小中学生時代を送った余華は、浜辺での公開銃殺を見に行き(これが初期の作風に繋がる)、タダで物見遊山の旅ができて楽しそうだった紅衛兵達がその後下放されたのを目撃し、教師達が罵倒され、ほとんど教育が行われない学校生活を送り、本を読みたいのに毛沢東選集しかないため、それを読んで実は注釈が面白いことに気づき、道端の壁新聞を読んで、その中で密告されている近所の人の不倫の記述を探し、やっと借りられた椿姫を友達と徹夜で交替で写すが、字が汚過ぎてお互いの字が読めず、やがて文革が終わって外国文学が本屋で売られるようになると、本屋に徹夜で並び(そして買えず)、運良く本を買えた人々に刷りたてのインクの匂いを嗅がせてもらい、学校卒業後は党の命令で歯医者になるが、1日ぶらぶらしている職につきたくて作家を目指す。

 毛沢東時代は「注意を怠らなければ」誰もが貧しくとも平和に暮らせ、階級はなかったが、その後は弱肉強食の世界になったのだという。あの語り口で余華本人のあれこれが読める滅茶苦茶面白い本。

12月5日(月)

 五十肩なので、毎晩S君に湿布を貼ってもらうのだが、木乃がその様子を必ず私の右前でお座りして見ている。出遅れると、慌ててその位置を確保しに来る。何が気になるのかさっぱり分からないが(湿布の匂いはどうでもいいらしい)、絶対見逃せないらしい。

12月6日(火)

 もしヴォルゴグラードのスターリングラードへの改称が通れば、さらに一線越えてしまった感がする気がする。

いかなご「私、二本取りじゃないと縫えないんだよ」
私「ダメです。練習して下さい。一本取りで縫えないとお天道様が許しません」
いかなご「お天道様心狭い」

12月7日(水)

 ドイツの第二帝国クーデター。維新じゃなくて将軍、みたいな?

12月8日(木)

 なんでロシアの爆撃機の基地が攻撃されたのかと思ったら、ウクライナ全土のインフラ攻撃のミサイル、空中の爆撃機から発射してるのね。

12月9日(金)

 期末テストが終わってピアノの練習を再開したいかなご「ち、調律凄え」。今年もアフターサービスの調律をしていただきました。いやー、自分で弾かなくても調律したてのピアノの音聞けるの、楽でいいな。

12月10日(土)

 みんな凄かったけど、やっぱ4Aは上がるね。

 いかなごと美容院行って、帰りに「死ぬ前にコメダのシロノワールを食べる」という野望を達成した(デニッシュ苦手なので、私はバームクーヘンにして、いかなごのを一口もらった)。普通に美味しいB級グルメ。



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