1月11日(火)

 姉弟で弟の豆電球の問題を解きながら、晩御飯食べてて静かだった。

 もぐに手書きの年賀状が来て、標語みたいなことを書く友達だなあと思ったら、担任の先生だったらしい(驚)。

 『プライベート・ライアン』(1998年、アメリカ)を見た。この邦題つけた人誰よ。今までのロシア、フィンランド、中国映画と比べると、ダントツで見やすく分かりやすく面白く作ってあって、ハリウッド映画凄えと感心した。

1月12日(水)

 『ヒトラー暗殺、13分の誤算』(2015年、ドイツ)を見た。ヒトラー暗殺未遂事件を起こした反ナチのドイツ人ゲオルク・エルザーを描いているが、暗殺でもなければ13分に何の意味もないその邦題は何。ナチが政権取ったら生活が良くなると期待するドイツ国民の姿は辛いね。

 いかなごさんが私の肩甲骨の周囲をゴリゴリと押して、腕を持って回して、痛みに悶える私に「おいたわしや、おいたわしや」と言って去っていった。

1月13日(木)

 朝から眼鏡のつるがポッキリ折れた。

 いかなごに私の振袖着せてみたら、全く似合わなくて笑った。こんなに違うものかね。

 いかなごが学校の同級生と雪について話していて、複数人が「小学校低学年の時に雪で休校になったことがある」と言っていたが休校になったことあった?と聞くので調べてみた両親。S君によると2014年2月14日に雪が降っており、京都は休校するほどではなかったが、大阪は結構降ったっぽい。

 しかし私は雪が降ったことは全く覚えてなくて、なんでだと思ったら、その日はソチで誰かさんがネジを折ったその日だったんですね。そりゃ覚えてないわ。

 『アンナプルナ南壁 7400mの男たち』を見てみたが、山男の体力気力友情自慢話ばかりで途中で挫折。

1月14日(金)

 壁や車の上はそこそこ積もっていたが、道路は車なら何とか走行できるレベル。このために昨日冬タイヤに変えていたS君に朝は送ってもらった。

 外来忙し過ぎてブースター受けに行くの忘れるところだった。

 『ホロコースト アドルフ・ヒトラーの洗礼』(2002年、フランスその他)を見た。全員英語で喋るの違和感あり過ぎだが、ゲルシュタイン報告とバチカンの非道っぷりを終戦後ナチの逃亡を助けるところまで描いていて、分かりやすいと思いました。例によって邦題意味不明だけど。
 
1月15日(土)

 ヒストリーチャンネルのドキュメンタリー『D-day:ノルマンディー上陸作戦の真実』を見た。オマハビーチの死亡率は85%、ティーガー戦車と空爆は強いことが分かった。

 共通テストの刺傷事件、名古屋の高2がわざわざ東大まで行ったんだ(謎)。

 『ナチス第三の男』(2017年、フランスその他)を見た。ハイドリヒ暗殺の話だが、結構組織的に暗殺してたのね。レジスタンスの息子の男の子可哀想。

 夕方から全身痛くて。弱っていたので『ブーリン家の姉妹』(2008年、米英)を見た。原作と比べると端折りまくりで、母が同情的で父が野心的。アンの極悪さも控えめで、ナタリー・ポートマン激可愛い。あと、王の家来役でシオンが出てた。

1月16日(日)

 昨夜はひどく弱っていたのに、朝になったら全身の筋肉痛と関節痛はすっぱり消えていた。凄いぞside effect。

 『ヒトラーに屈しなかった国王』(2016年、ノルウェー)を見た。立憲君主制の国王として他国から招聘されたノルウェー国王が選択を迫られる話。国王のじいちゃんがとにかくいいヤツ過ぎて。それはともかく小国が強国に襲われると、傀儡政権がこうできるのね。ドイツ公使見たことあると思ったら、収容所で贋札作ってた人だった。

 こないだ初めてyoutubeで愛国戦隊大日本の動画を見た、とS君に言ったら(動画の特集の雑誌記事は見たことあった)「え?なんで?I邸で見なかったの?」と言われた。

 共通テストの数学、そんなに傾向変わったのか。刺されるわ、津波警報出るわ、数学の平均20点下がるわ、今年の受験生どんだけ可哀想なの。

 映画見るの、訳が分からないことも多い動画をただ見るという退屈さはさておき、目が限界で、1日2時間以上は苦しい。

1月17日(月)

 腋窩リンパ節腫脹が凄くて、周りにも同じ症状の人が多い。コロナワクチン打って1ヶ月半は乳癌検診に来るなと言われてた、という話を聞いてさもありなん。

 もうそこら中、スタッフが休みだの、患者さんが濃厚接触者だの、学級閉鎖だの…でも今回は第5波と違って、その辺で聞こえる救急車の音も増えてないし、とんでもない胸部CTを目にしたり、酸素ボンベ足りない話も聞かない。でも、そもそも冬だし満床だし、別の部分で大変そう。

 いかなごさんが私の肩を押しながら「またこんな固くなって」と麺生地に対するような感想を語っていた。

 『脱走特急』(2019年、ロシア)を見た。封鎖解けかけのレニングラードから線路を引いて、まだドイツ軍の爆撃やら空襲やらがある中で鉄道輸送を開始した話なんだけど、やたら弾飛んでくるけど当たらないし、状況がよく分からないし、ザ・ドイツの工作員みたいなの出てくるし今いち。でも女の子は可愛かった。

1月18日(火)

 『ナチス絶滅収容所』『ナチス強制収容所』(1945年、アメリカ)を見た。さまざまな収容所を開放時にアメリカ軍が撮影していたフィルムをまとめたもので、「これ私が実際に撮影したフィルムだと宣誓します」「私、長年ハリウッドの特殊効果の仕事してました。このフィルム調べましたけど、手は加わってないことを保証します」という宣誓証言が先に入ってるのが凄い。

 多数の遺体映像、広大な収容所の遠景、アメリカの軍人で捕虜になって、マウトハウゼンに送られて生き残った人の証言映像もあって、そりゃこれを見せられた連合軍側の国民は唖然とするよね。どこでも収容所周辺のドイツ人住民を呼んできて、内部を見せたり死体処理させたりしていて、どうせプロパガンダ映像だと言われる&実際に言われたことを考えると、実に適切なやり方だったと思う。しかし、この映像、医者でもなければちょっと見るの恐いかも。白黒だからよく分からないけど、紫斑ある人が多そうだった。

1月19日(水)

 朝いかなごが「冬眠したい」と呻きながら起きてきて、私も「もう寒いから死にたい」(いかなご「いや、私は死ぬほどじゃない」)と言いながら送ってきた。正直今はコロナ禍より寒さが辛い。

いかなご「今日後輩がどうやって弟を懲らしめればいいのか悩んでたから『上に乗るといいよ』ってアドバイスした」
もぐ「なんてことをするんだ」

1月20日(木)

 夕方から霙が凄いことに。

 『セデック・バレ』第一部、第二部(2011年、台湾)を見た。日本統治下の台湾で、原住民の部族が反乱を起こした話なんだけど、原住民も日本人もとにかく美化されまくっていて、はいはい、真の男は勝手に死んでれば、という感じ。原住民の衣服も生活も裕福そうだし、日本人は本当はもっと酷いことしてたんだろうし、女はほとんど出てこないし、日本人のセリフは棒読み。男は他部族の首を取って一人前→一人前になると刺青入れられる→刺青入ってないと死んだ後、幸せの地に行く虹の橋が渡れない、というシステムになっているので、日本統治下の暮らしだと首が取れず、死後祖先の暮らす楽しい場所に行けない、という理由で、日本兵と日本側に忠実な部族を集団虐殺、という。これが昭和5年に起きた話だというのが衝撃。



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