8月11日(水)

 ウー『ビター・ウィンズ』を読み終わった。国民党支配下の裕福な家庭で育ち、スポーツも勉強もできるという、共産党からしたら絵に描いたような敵対者の著者が、大学で逮捕されて労改に入れられ、後に開放されて、アメリカに出国してから書いた回想録。出国後、中国に戻って労改の写真を撮りに行っているところが凄い(セクハラで訴えられたりもしているらしい)。

8月12日(木)

 金メダル交換されるの、とても良かったけど、元の方はどうなるんだろ。歴史資料館的なところで保存して欲しいわ。見たくはないけど。

8月13日(金)

 セッティア『戦場の中世史』を読み終わった。中世ヨーロッパの戦争について語った本。賊多過ぎ略奪し過ぎとか、「騎馬民族の馬は青草だけで生きていけるが、ヨーロッパの馬は穀物が必要」(そうなの?)とかはともかく、非常に豊富に載せられている中世の絵やレリーフがとにかくみんな下手。いやそういう画風なんだろうけど、絵が上手な人もいただろうに、私が描いたんじゃないかと思うような絵なのはどうなんだ。

 そして、攻城戦に使われたという大型武器が色々恐い。木製の塔を近づけて、先端部から跳ね橋渡して城壁を越えるって、危な過ぎる。トレビュシェットに至っては、思わず動画検索していかなごと見てしまった。総じて色々面白い本だと思いました。

8月14日(土)

 雨がうるさい。線状降水帯ど真ん中っぽい。

 いつものとこじゃなくて、北白川の東側の山や、吉田山の坂にも避難指示が出た。

 JR高槻京都間が止まるって珍しいな

 雨がうるさいからちょうど良い、と私以外の3人がカラオケを始めたので、木乃と二階に避難。暗いし、二階でもそこそこウルサイのに、木乃とヘソ天お揃いで昼寝してしまった。

 「雨雲の動きを見て、30分後に晴れるかも」→「降ってる or 5分と止まずまた土砂降り」を繰り返しているので、木乃まる2日散歩行ってない。

 これだけ雨降ってると、トイレにGが出ても、雨宿りだね、と寛容になれる…訳ねえだろ。いかなごがG平気で(黒いちょうちょの方が恐いらしい)闘ってくれるので助かる。結局、S君が仕留めてくれた。

 もうコンシールファスナーは手縫いがいいと思いました(達観)。

8月15日(日)

 新潟から枝豆!美味しい!綺麗!

 いかなごに古典は読もう、とオリエント急行を渡したら、「ママ、なんでイギリス人なのに2人ともインドから来てるの?」

 コンシールファスナーを手縫いすると、失敗はしにくいが、手が痛くなって、それ以上作業が進まないことが分かった。

 カーブル陥落。タリバンが有名になったのは、2chにタリ板が出来た頃ころだから、もう20年以上前か。恐ろしい。

8月16日(月)

 朝5時の地震(滋賀震源)、今度は木乃は周りを見渡しただけだった。

 昨日唐突に思いついて、リングフィットアドベンチャーを買ってもらった。が、switchの設定が子供らによって行われていたため、毎回リングコンに「ママ」と呼ばれるハメに。私しゃプラスチックのリングを産んだ覚えはない。

 それはそうと、最後のストレッチが一番苦しかった。ふくらはぎ伸ばすと痛過ぎ。

 突然武器を持ったDQNが街を支配し、男性たちが嬉しそうに女性をバカにする、これはいつでもどこでも起り得ること。

8月17日(火)

 昨日の慣れぬ運動で、あちこちが少しだけ痛い。

 そろそろ場末のうちの職場でも色々と不具合が。そりゃこれだけ頻度が高くなればね。

 『宇宙の漂流者』復刊されてたの知らなかった>『宇宙のサバイバル戦争』。

 今日の晩御飯はスーパーの寿司。S君が私用にコーヒーゼリーパフェも買ってきてくれたので、一人スシロー気分。

 「会食」という普段使い慣れない言葉を使ったのが、コロナ対策最大の失敗だと思ってる。「ボッチ飯厳守」「人と一緒に食べちゃダメ」とか言わなきゃいけなかったんだな。

8月18日(水)

 マラス『ホロコースト』を読み終わった。読み終わった後気づいたが再読だった。ドイツはフランス(←ドレフュス事件の国)と違ってポグロムがない安全な国だと思われていた、ポーランドのニスコもマダガスカルと同様流刑地の候補だった、ホロコーストのピークは1942年、ホロコースト情報はポーランド経由で結構入って来ていたが、イスラエルのユダヤ人組織でさえ信じられなかった、というか信じる準備ができていなかった(そりゃそうだ)、アメリカはマルメディ虐殺事件まで、ドイツよりも日本の方が犯罪勢力だと考えていた、アルメニア人虐殺は伝統的な虐殺と言えるが、ホロコーストは理念も実行も完璧だった、などなど。再読大事。

8月19日(木)

 京都でさえ「もう誰でもコロナやなあ」「はあっ」て感じですが。マジで2学期やる気なのか。

 もぐが塾から芥川龍之介を読めと言われたと言うので、『芋粥』を渡したら、
もぐ「みんな静かにして!字が小さいから読めない!」
家族「……」

もぐ「キタ-!!芋粥食べるとこキタ-!!」(なかなか芋粥が出てこなくて退屈だったらしい)

8月20日(金)

 あら四角い仁鶴さんが。

 いかなごに先生への質問の仕方を教授。
母「まず『私、この分野には詳しくないのですが…』と言う」
父「その五枚目のスライドなんですが…」
いかなご「なんでスライド?!」
父「いやパワポなんだけど…」



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