12月21日(火)

 デイサービスって、行きたがらないご高齢の方も多いが、勧められて行ったら、皿拭きや洗濯物干しを任され、他の利用者の話を「また同じこと言ってはんな」と思いながら毎回せっせと聞いてあげて、仕事ばかりで忙しくて超楽しい、とせっせと通ってる人の話を聞いて、そういうのもありだな、と思った。

 もぐが家庭科で作ったというランチョンマットを持って帰ってきた。最近は小学校でミシン使うのか、と思って姉に聞いてみたら、いかなごも作っていたらしい。姉は時間をもて余して、端っこに名前刺繍したりしていたので、私はミシンの縫い目よりそっちに気を取られていたのだった。

12月22日(水)

 もぐが「ほんとのゾンビの真似」と言いながら、噛みつく振りしながら暴れてて、ほんとのゾンビの恐ろしさがよく分かった。

12月23日(木)

 いかなごの塾の初面談。うん、そんなもんだよな。

 ラウプ『大絶滅―遺伝子が悪いのか運が悪いのか? 』を読み終わった。まあ運が悪いせいやね(知ってた)、という感じだが、絶滅について説はたくさんあるものの、思っていたより証拠が少なく、どれぐらい期間が続くかも含めて、あまり分かっていない感じ。恐竜の絶滅についても、哺乳類が生き残ったのは恐竜と違って生息地が限られていなかったから、という説もあるらしい。あと、北アメリカにも有袋類がいるなんて知らなんだ(オポッサム、南北が再度繋がった後に南アメリカから渡ったらしい)。

12月24日(金)

 全日本男子SPを少し。みんな調子良かったね。ゆづ君(痩せた?)の最後のスピン凄いわ。

 なんだかよく分からんが、S君がアレクサに頼んで壮大なクリスマスクラシックを流し、いかなごと到来物の紅まどんなで作ったオレンジババロアにロウソクぶっ刺して、キリストの誕生日を祝ってhappy birthdayを歌った(私もいかなごも仏教に帰依してるけどな)。

 S君母からは毎年恒例のプレゼントの山が届いたが、もぐ用の虎パーカー(大人男女兼用フリーサイズ)が秀逸だった。全員で着てみた結果、丸顔に虎パーカーは似合わないことが分かった。

12月25日(土)

 木乃の毛と爪を切って風呂に入れ、年賀状を用意し、ダイニングテーブルともぐの作品の片付けを少ししたので、結構働いた気がする。木乃をドライヤーで乾かす時、自分の髪の毛も合間に乾かしたら、木乃が「なぜその嫌なモノを自分に向けるのか。解せぬ」みたいな顔してて面白かった。

 全日本女子FS。舞依ちゃんが惜しくて、愛菜ちゃんが可愛くて、花織ちゃんが凄かった。

12月26日(日)

 今日は居間の何でもぶち込みBOXの整理と洗面所と玄関の掃除など。S君とおせち用買い出しの相談をしていて気付いたが、なぜ我々は毎年その辺の紙にリストを手書きしてるのだろう…てことで、初デジタル化。いかなごがだし巻きは不味い、錦卵がいいとか宣ってるけど、ゆで卵剥くのも裏漉しするのも君だからな?

 全日本男子FS。
・かお君、まだ16歳なのに驚いた。あの4Tの降り方は凄い。
・友野君、素晴らしい?
・ゆまち氏、3F3R素敵。
・あの助走で4A凄いな(いやあの助走じゃなくても凄いけど)。
・ドミトリエフの名前は言及されないのであった。
・プログラム全体としては去年の方が良かったよね(4A挑戦の後であの内容なのは人間離れしてるけど)。

12月27日(月)

 さすがに寒くて、いつもは布団の上のあんか(犬)を布団の中に引き寄せた(抵抗しなかった)。

 朝、雪積もってないから大丈夫かと思ったら、御所前が凍結してて死ぬかと思った。

 なんといかなごが魔窟(もぐの部屋)の片付けを一部してくれていた。

 いかなごともぐが毎年恒例の祖父への年賀状書いていた。今年はいかなごも絵を描いていて、スマホで探した虎の絵の模写をしていたが上手だった。模写は上手いなら(絵は超絶描けない)字ももう少し綺麗な字が書けないものか。

12月28日(火)

 お腹痛い。とS君に言ったら「また(卵巣嚢腫が)大きくなったか」と言われたが、たぶん食堂の脂っこいワカメスープにやられた。

12月29日(水)

 魔窟の掃除をば。いかなごが露払いしておいてくれて助かった。いかなごの部屋と違って、もぐの部屋は土砂が多いので大変。

 片付けででてきたソフトバンクの喋るお父さんスリッパ。もぐが気に入って使い始めた。こういう音が出るもの、好きだよな。

 シーファー『暗闇のなかで』を読み終わった。二次大戦中のベルリンの障害者の青年、戦後直後に弟妹を連れて疎開先から故郷に戻る少女(両親は収容所入り)と強制収容所から解放された青年、1997年のドイツで武装SSだった祖父のベラルーシでの行動を探る男性教師、がそれぞれ主人公の連作小説。特に印象深いのは最後の章で、主人公がひたすらうじうじ、ぐだぐだ悩んでいるので、しっかりしろや、と言いたくなるのはさておき、1971年生まれの著者自身でもあろうこの青年教師は、私であってもおかしくない。私は祖父とは遠く離れて住んでいて、数回しか会ったことがないが、シベリア帰りで何度か出征していたという祖父が、大陸で何をしていたかは分からない。調べたい孫世代、調べさせまいとする子世代、対独協力者だった老人への嫌悪感、色々と身に迫る小説だった。

12月30日(木)

 1年に1回のガラス細工の水浴終了。詰めて置けば、まだ場所はあるな(ふふふふ)。

 紅白なますだけ作った。

いかなご「なんか思い出したら怒りが湧いてきた。小3の時、小4の本の棚を漁ってたら、ダメって言われたんだよ!」
私「まあまあ、ママは小学校の頃、休み時間に本読んでたら、子供は子供らしく外で遊べって、本読むの禁止されたんだよ」
いかなご「うーん、それよりはマシか」

12月31日(金)

 午前中は病院。凄く吹雪いていた。

 もぐが理科の質問をしても、両親が聞くと何を聞きたいのかがサッパリ分からず、会話が成り立たないのだが、そこにいかなご先生を投入すると、いきなり話が通じて感心すること多し。

 午後からいかなごとおせち作り。BGMは第九にしたが、1時間で終わるのが難点。いかなご、一人で卵6個裏ごししてた。「私、握力はないけど腕力はあるのよ」

 もぐは友達との集まりが友達の家で(いやもうすいません…)あるらしく「みんなおせちで忙しいのにもぐ君だけすいません」と申し訳なさそうに出ていった。

 まあ、おせち作ると言っても、煮物と田作りと叩きゴボウと結び蒟蒻ときんとんぐらいだから、おおむね買って来たものを詰めてるだけと言えよう。

 夜は花咲蟹と鍋。トゲトゲでどうしようかと思ったが、意外に殻が薄かった。

もぐ蟹足1本目「美味しい。こんな美味しいもの、どうして昔は嫌いだったんだろう」
蟹足2本目「飽きるね」
(私:だから小さい毛ガニで十分だな…)

 今年後半は仕事はずっと忙しくて、それはコロナ感染者が減少したことが大きいと思うのだが、果たして来年はどうなるか。精神的には相変わらず不安定だが、少しでもポジティブな言動ができるよう、頑張って行きたいと思う。

 お世話になった皆様、ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。


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