12月11日(土)

 いつ入院になってもいいようにと、割と慌てて部屋着と下着の新品を購入したのだが、近々に入院する必要はなさそうなことが判明。しかし、いつ病気にならんとも限らんので、新品のまま袋に入れて服置き場に埋めた。

12月12日(日)

 TLで知った靴「ガチ強」、確かにもつ。それでも壊れたけど、瞬足の二倍はもった気がする。

 昨日から年末片付けモードに入ってしまったので、今私の目についたものは、その場で役に立たなければ絶賛捨てられる。

12月13日(月)

もぐ「スクワッシュが食用かぼちゃで、パンプキンは食べられないんだよ」
私「凄い、どこで知ったの?」
もぐ「youtubeの『合コンで差をつける豆知識』とかいう動画」
私「ちょっと早くない?」

12月14日(火)

 もう少ししたら、デイサービスにファミコンおけばいいと思うのよね。コントローラーは大きくして。

12月15日(水)

 いかなごが学校のアンケートの「将来どこまで進学したいですか?」に「大学」と答えているのを見て「うんうん、大学までがいい」と頷くP.H.D.両親。

 ジェイコブス『アウシュヴィッツの歯科医』を読み終わった。ポーランドのユダヤ人の主人公は、ナチスの収容所を転々としながら、歯医者の勉強をしていたことから、歯科医として生活し、兄とともに生き残る。収容所で形だけでも歯科治療を施すという態が取られており、SSが著者の虫歯治療を受けていたというのが何とも。死の行進の途中で著者が載せられた客船をイギリス軍が爆撃し、乗っていた計15000人の9割が亡くなったとか。

12月16日(木)

 いかなご「今まであなたの患者さんがあなたの言うことを完璧に守ったことがありますか」いや患者さんと娘は違うからな。

12月17日(金)

 今日も塾帰りに迎えに来た母親が本物かどうか疑うもぐ。顔をじっと見て「あ、大丈夫だ。ここにほくろあるわ。本物だ」って、君は偽物の母に会った経験があるのか。

 サウトバイ&カヴェーリウス『重要証人: ウイグルの強制収容所を逃れて』を読み終わった。ウイグル自治区生まれのカザフ人の著者が、ウイグル自治区での抑圧について語った本。ウイグル自治区はフランス・スペイン・ドイツを合わせたより大きいらしい。住民のパスポートを取り上げて出国できないようにし、スマホを提出させてスパイソフトをインストールし、2人以上の集会は禁止され、テロ対策という名目で各職場に職員から警備人員を配置するように命じられ(警備中にうとうとしたり、トイレに行くと逮捕)…そして恐ろしいのが、中国に同化するために、月8日間中国人家庭に一人で行くことを突然命じられる「家族になろう」キャンペーン。中国人と一緒に食事し、一緒に寝て、中国人はそれを動画に撮って当局に報告しなければならない(当然強姦が多発、拒否すると当然逮捕)。著者が通訳・教師として働かされた収容所での生活や拷問ももちろん酷いが、逮捕されなくても既に自治区全体が収容所状態なことがよく分かるので、みんな読むべき。

12月18日(土)

 行くなら今、ということで、朝6時過ぎに家を出て大久野島へ。1年9か月ぶり。近くの空き地に寄って、朝採りノゲシを補充してから広島へ。

 車内で初めて始めから『じゃりン子チエ』を見た。30分番組のはずなのに、1時間番組のような気がして、2回分以上続けてみるのが辛い。子供らは2人とも「こ、これを地上波でやってたの…」と困惑していた。

 万歩に寄ってから島に渡ったので、着いたのは16時過ぎ。桟橋についた途端、うさぎの少なさに衝撃を受ける。さすがに宿舎周囲にはそれなりにいたが、いつものうさぎ集団に襲われる感じはなし。

 夜、訃報を知って、さきほど目撃した若い頃の松田聖子の写真をプリントしたTシャツを着ていた人が大丈夫か不安になる。

12月19日(日)

 いかなごに付き添って、日の出前の暗い中で跳ね回るうさぎに草をあげたり(寒)、朝食後は山も含めて島内一周したり。うさぎの数は3分の1ぐらいかなあ…以前はたくさんいた年寄りだったり、怪我をしているうさぎをほとんど見かけず、毛並みのいい子しかいなかったので、弱いのは淘汰されたんだろうな。飢饉になるとこうなるのね。子うさぎはたくさんいて、チビ4羽兄弟とか眼福。

 宿泊客はたくさんいたが(子連れが多かった)うさぎにえさを上げる目的で来ている人は以前に比べると断然少なかった。今回の教訓は「乾燥葛はうさぎの食いつきは良いが、軽いから飛びやすくあげにくい」。

12月20日(月)

 職場で「あんなに歌が上手くて顔も可愛くても、自分に満足できないんだねえ」という話になり「私は気持ち分かるわ。私が死んでも、幸せなのに、って周りに思われそう」と言ったら「先生、あんなに楽しそうに毎日傷診てたのに、て言われるわ」…そうなのか。

 帰宅したら、もぐが風呂洗ってくれていたので礼を述べたら「いやもぐ君、今日5時間で時間があったから。それに水で洗うから、年寄り2人には大変かなと思って」お気遣いありがとうございます。



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