１月１１日（月）
こたつ布団の四隅って犬が寝るためにあるんだよね。
ああ、アレクセイ・ニコラエヴィチ、どうかお大事にお大事に。
オルダーマン『パワー』を読み終わった。突如世界中の女性の鎖骨に電流を放つことができる組織ができて、女性優位社会が出来上がる話。女性優位社会の新人男流歴史作家が、過去に起こったことを推定して書いた小説、という形式で、細かいところまでよく書き込まれており、ディストピアものとしては展開が妥当でリアルなのでお勧め。
取材中に女性に襲われ、女性同僚に手柄を横取りされ、夜道を一人で歩けなくなる男性記者、テレビキャスターは女性とそれより年下の男性の組み合わせ、安定して電流を放つことができない女性に、弱い電流を放つ組織が備わった男性、マッチョな考えから逃れられないが、娘はそれなりに大事な麻薬カルテルのボス、発掘された古代の像は「王と踊り子」ではなく「女王と下僕」と推定される…そして「かじられた果物のモチーフ」。
生身で他人を電流で攻撃できる力を手にいれた女性は、ただ「パワーがあるから」暴力を振るい、男性をレイプする。今、一部の男性が暴力を振るい、女性をレイプするのも、ただ「パワーがあるから」なのだろうし、こういう風に「女性は生まれながらの奴隷で、男性より劣った存在だ」と考えているんだろうなあ、と実感できる。もし自分が電撃力を持つ女になったとしたら、守られるべき弱い男性に権力を与えようと思うだろうか。今の男性優位社会と同じように、あらゆる面で女性優位な社会が当然だと思うのではないか。
１月１２日（火）
朝起きたら、霙のような雪がバシャバシャ降ってた。
家の前にスズメの死体があった（初めて見た）。後で家族に報告して、Ｓ君が見に行ったら、１０分後ぐらいなのに、もうなかった。野良猫たくさんいるから、持っていかれたんだろうなあ（後に車の下から再発見された）。
緊急事態宣言、まだ発令されてないんだ。。
１月１３日（水）
しばらく前から、DMだろうが喘息だろうが自宅待機、て言われてたけど、最近は62才基礎疾患なし両肺野真っ白COVIDと、85歳DM認知症独居ここ4日食事入ってないCOVID、入院させるのはどっち、みたいな感じ。
カントは新鮮な草しか食べないが、与えると美味しそうに食べるので、ついつい毎日草を探し回ってしまうのだが、そろそろ本当に草が生えてない。生えてない理由は行政がきちんとその辺の草を定期的に刈ってるからで、やっと少し生えてきたと思ったら、また刈るのマジでやめて欲しい。狙い目は、これから家が立つ空地とか駐車場の端なのだが、それもそろそろ厳しい。
１月１４日（木）
「病床を確保することが重要」って「医者に」言われてもな。「長生きするには死なないことが重要」てなもんだな。
大塚『女系図でみる驚きの日本史』を読み終わった。中学生の頃から女性を中心に書きかえた系図を作るのを趣味にしていた著者が、さまざまな人物を中心にした系図を次々と提示してくれる。昔から権力者の跡継ぎは母が誰かで決まる外戚政治が基本だったのに、江戸時代の将軍の母のほとんどは身分が低いとか、「母太郎・父太郎」など面白い話もあるが、とにかく延々と系図を見ているだけで楽める、系図好きにはたまらない一冊。
１月１５日（金）
現在学校がzoom授業になってるいかなごが、班6人に調査したところ、5人は下はパジャマのズボンだったそうで、家庭でセーラー服パジャマが大量発生している模様。
釣りをやりたいけど、生き物は殺したくないもぐ。「そうだ！キャッチ&リリースすればいいんだ！」しかし、姉に釣り針が口に刺さるとエサがとれなくなる魚もいる、と聞かされ「…そうか、釣らなきゃいいんだ(*´･ω･)」
１月１６日（土）
もぐが風呂で水浸しにしたタブレットは結局完全に死亡。Ｓ君が安売りの時に買っていた新しいタブレットを本日与えられていた。甘やかしすぎじゃね┐(´〜｀)┌
いかなごがレジン細工をしたいというので、楽天でUVランプを買ったり、100均行って材料を揃えたりした。ついでに犬ブラッシング用のスリッカーブラシも買ってみた。今まで嫌がるのでスリッカーブラシは使えなかったが、100均のブラシはショボいせいか、あまり嫌がらない。部分的にふわふわの犬になってきた（ふふふ）。
自主学習という名前の1頁の自由研究なものを2週間に1回学校から要求されているもぐ。ノート見たら、前回は世界の死因ランキングを調べていた（笑）。
１月１７日（日）
昨日から木乃の右目の目蓋が開かなくなり、結膜も真っ赤になっていて心配だったが、タリビット差したら８割方開くようになってきた。人間用も犬猫用も濃度一緒でいいのね。
そういえば、2人常勤の下として、某病院に勤めてた時、上の先生と毎日食堂で食事していたが、お互い無言だったな（正しい食べ方）。
１月１８日（月）
「透けてりゃええんやろ。ほれ」ということですか、ネイサン？と思ったら、シェイリーンのお下がりなのか（予想以上の適当さ）。
ナポリオーニ『人質の経済学』を読み終わった。紛争地の犯罪集団が、外国人の誘拐で荒稼ぎするようになった状況を取材した本（今は移民の輸送が主らしい）。紛争地に関わりたいと望んでいるが、何のスキルもない（従って大手の援助組織はどこも雇わない）さまざまな国の若者が、行くなと止められても紛争地に飛び込み、あっさり犯罪集団に誘拐され、若者の国が税金でその無分別の尻ぬぐいをし、犯罪集団が資金を手にする話が繰り返し語られる。
１月１９日（火）
やっぱり国はワクチン接種させたくないのか＞「ワクチン接種情報にマイナンバーの紐づけを」。
１月２０日（水）
新型コロナワクチン、国立病院の医療従事者がまず身を捧げて受けてくれ、その後一般の医療従事者も大挙して受けてくれるんだから、安心じゃね。
常々「木乃はママの子だよ。ママが産んだんだよ。嘘も百回言えば真実になるんだよ」と言っているせいか、もぐ「ママ、木乃が死んだらどうするの？あ、また別の犬を産んで飼うから大丈夫なのか」。