6月1日(月)
20分で作れると分かってるのに、やっぱり必要より1時間以上早く目覚めてしまう、この弁当不眠症の治療法はないのか…orz。
私(体温計を渡しながら)「電車の中で測りなよ。じゃないと校門で測るハメになるよ」
S君「といっても、肛門じゃないぞ」
私&いかなご「……」
この休校で3年ぐらい後退したもぐの精神年齢が、学校開始で戻るのか不安だ…(今、私の膝の上に頭を載せて「ママ、ママ、ママー」という歌詞の自作歌を歌ってる)。
3か月ぶりにいかなごが登校(もぐと同じく、最初の2週間は隔日)して分かったこと→制服短い。上靴入らない。制靴もきつい。
上靴は新しいの買ったらいいけど、制靴は革だから伸びるかもしれないし、もう数日待て、と要請する両親。
S君「今から買い物行くけど、明日の朝食べたいパンある?」
私「私の好きなパンなら何でもいい」
S君「これだよ。こんな大人にならないようにしような」
ヒアリングは色々聞いてるけど、これは一際凄い。
6月2日(火)
6月に入った途端、足の浮腫みがひどい。私の体はカレンダーか。そしてコンプリネットプロが見つからない。。
もぐが自分でお金稼げるようになったら、仕事やめたいなあ、と思って、ふと計算してみたら、あまりにも先で絶望しそうになった。
もぐがプレッシャーに弱過ぎて、小テストでさえ凄い点を取って来るので困ってる。
姉「私、プレッシャーとかないから」
父「私も一匹狼でしたので」
母「テストで緊張とか意味分かんない。誰も見てないやん」
… もぐの気持ちが分かる人が家族に誰もいない…。
6月3日(水)
子供ら学校にさえ行かさなければ、通勤前に疲れ切ることもないのでわ(ピコーン)。
60になったら仕事辞めたい、と職場で言ったら、「先生ずっと家にいて何するの。ボケるよ」と言われた。
うちの職場は今、職員は、家族で外食はいいけど、見知らぬ人との飲食や飲み会、ジムは禁止、という通達が出てる。
6月4日(木)
いかなごの学校「休み明けテストや中間テストは中止になったけど『代わりのテスト』を来週やります。範囲は休校中の課題全部ね(ニッコリ)」と恩恵を施すかのようにサラッと言ってきたそうで、実に我が母校らしい。それとも、これは全中学にありがちなことなのか?と言ったら、S君に「んな訳ない」と言われた。
天安門事件、一瞬成功するかと思ったのを覚えてる。天安門広場での軍隊の配置図とか新聞に載ってたよね。
プレッシャーに弱いもぐに、スタンプカードはどうか、と言ったら、S君が小テストで良い点だったら押すカードを作り始めた。私が「木乃もやるか?可愛いと押して、全部たまったら散歩な」と言っていたら、木乃用(「かわいいにつき1回押印」と明記されている)も作ってくれた。でも1日1枚は消費するから、たくさん要るなあ。
いかなご(が押してあげる)用のスタンプカードもS君が作っていた。もぐが姉をうやまうごとに1回押され、全部貯まると「(いかなごがもぐを)苛めない券」がもらえるらしい(酷)。
6月5日(金)
いかなごさん、降車駅ではない駅に行って、定期を買う手続きを行うという、一大ミッションを本日無事に完遂したため、両親の絶賛を浴びた。
ブルガー『ヒトラーの贋札: 悪魔の工房』を読み終わった。ミステリみたいな題名だが、非常に詳しいナチスとホロコーストの解説書。ナチの贋札製造作戦に従事したスロバキア系ユダヤ人の著者の自伝かと思いきや、前半ではスロバキアが如何にしてナチスドイツに解体され、スロバキアユダヤ人がどうなったかが、見開きで多数の人物写真や地図をつけて語られ、贋札製造作戦の話になってからも、収容所内の話だけでなく、イギリスをおちょくるためだけにジョージ6世とスターリンの写真を並べた紙幣を作っていたとか(写真つき)、ナチスが証拠隠滅のために捨てた湖から贋札をつめたトランクを引き上げた話とかも。贋札だけでなく、ナチスドイツに入国した外国人を難癖つけて1日拘留し、その間に身分証明書を収容所に運んで偽造して返したりもしていたらしい(そのためナチスは南米の国の身分証明書を持っていた)。お勧め。そして、マウトハウゼンの石段最悪。
6月6日(土)
『指輪物語』を巻を追って読んでる人が、つまんない、話進まない、という感想を、凄い速度で続々上げてるのが面白い。
オンライン学会、途中で落ちたりして大変そうだった。
AIがパンダと認識したパンダ写真に、特定のパターンを付加すると、メガネザルと認識される、という話が凄かった。
田野大輔『ファシズムの教室: なぜ集団は暴走するのか』を読み終わった。甲南大学で著者が10年間行っていたファシズム体験授業の話。指導者に指示されつつ、同じ服装で集団で行動すると、集団行動の高揚感もあり(祭りと一緒)、自分に責任がないため、良心に咎めることも楽しくできることを、授業で実際に体験する。その授業のやり方について詳細に解説してあるので、なぜかと思ったら、授業が有名になって、地方議員から文句が来たりもし、諸般の事情で続行が難しくなったので本にしたらしい。非常に残念。「青い目茶色い目」は動画見て、ちょっとやり過ぎな気がしたが(しかも今時小3相手にこの授業するのは無理だろう)、大学生相手にこの授業(しかも実習は2回でしっかりアフターフォローつき)は著者の言う通りワクチンとして非常に有益な気がする。集団で右手を挙げる写真に文句が出たらしいので、アニメか何かで使えるような架空の仕草があったらいいのにね。この授業が復活し、少しずつでも広まっていくことを祈りたい。
6月7日(日)
「京都在住です。京都ラブ」と手書きの貼り紙した横浜ナンバー車を見た。
久しぶりに滋賀の家へ。崩れてなくて安心した。いちじくの木が凄く大きくなっていたが、あれ剪定しないと実がならないのね。。
いかなごが、S君が昔作った段ボールハウスの中から、フェルトのパン、クッキー、アイス、ドーナツ、弁当を発掘して、「何となく覚えてる」「楽しかったような記憶がある」「分類されず、混ざってるのが気にくわない(あなた、混ぜて遊ぶのが好きだったのです…)」「え?これ全部ママが作ったの?親バカ過ぎるやろ」
もぐが学校行きたくない、と言い出した。事情を聴取すると
「学校の授業がイヤだ」
→「授業中に訳が分からないことを言われる」
→「どうやら休校中に配られたドリルをやっているらしい。それをやって持ってこいと言われた」
→「金曜日に自分で探したが、なかったので放置していた」
→ドリルの捜索開始
→机の上の教科書置く棚に、普通に差してありますが?
→宿題分をやらせる(ついでに放置していた金曜日の宿題もやらせる)こと小一時間
→「書写の宿題もあるらしい」(←詳細不明)「社会の資料集もない」(←だから机の上の棚にあるってば)、おまけにランドセルから汚い上履き出てくるし、母のSUN値はゼロです…。
6月8日(月)
ファン付きの冷房服みたいなの着てる大工さん、今年はもう何人も見た。標準装備になったのかな。
もぐ、1日2回も家を追い出される(父母から1回ずつ)の巻。
クイーンがジャイアンツとコラボ、って気でも狂ったんかな。
6月9日(火)
朝から「チーチーパッパッ」とは何なのかで盛り上る我が家。「チーチー」は子雀の鳴き声で「パッパッ」は羽を広げる音。先生のムチに合わせて、運動会のダンスの練習をしている、という結論に至ったがさて。
職場の検診で体重増えてた。しかし増えたのは私だけではないようで、あちこちから悲鳴が…恐るべしコロナ太り。
ここ数ヶ月の我が夫婦の疑問が解決した。どうやら我が家の世帯主は私だったようだ(給付金の申込書が届いた )。
なぜ7分でできる学校の宿題をする前に30分以上ダラダラするのか…(しかも既に22時過ぎて、父母に早く寝ろと言われている真っ最中に)。
6月10日(水)
売れた本など複数を発送&特別給付金の必要書類コピー&クーポンでファミチキと、同額クーポンをもらえるカフェオレを過たずメルペイで買う、というミッションを30分でこなし、いかなごのテスト範囲教材を作り直して、特別給付金申請して、洗濯物畳んで片付けたので、もう休みたい。
ダブり本をメルカリに出したら、意外に売れることが判明。最低価格300円の場合、送料手数料を払ったら利益はほぼないが、ダブり本がなくなるのは有難い。それを知ったS君が、次々とダブり本を供給してくるんだけど、無限に続くんじゃないかコレ。
日々もぐがロクなことをしないので、こないだ買ったもぐ用予定表(ペンギンダイアリー)に、仕出かした悪さを記載することにした(親のストレス解消)。