5月21日(木)

 昨日の夕方から人出が増え始め、今日は店もチラホラ開いていた。

 今日のいかなごさん、最近何してますか、という先生の問いに「ぼーっとウサギを見ています」と答えたらしい。確かに見てるけどさ。

 黒川検事長って賭け麻雀認めたのねえ。なんで認めたんだろ。

 S君は黒川検事長の賭け麻雀のレートが低過ぎる、とブツブツブツブツ言ってる。

5月22日(金)

 ここ1ヶ月ほど、もぐの精神年齢の低下が激しい。もうほぼ赤ちゃん。早く学校に行かせたい。

 いかなごが歯医者で貰ってきた紹介状を、S君が宛名見ずに開封してた。反面教師かよ。

 祝タチアナ退院!(さあ、誰だ)

 面倒くさいとい理由でログアウトしなかったもぐが、クリーパーにやられて爆発し、それに巻き込まれて、いかなごの名札をつけたウサギが死亡したらしい(なんか大変そう…)。

 もぐは「いかなごはガラス細工割るもんね」と日々口にしていて、「自分は壊したことがない」のが自慢。

5月23日(土)

(ガラガラ)いかなご「なんだ」
私「妖怪型紙合わせです」
(ガラガラ)いかなご「なんだ」
私「妖怪布探しです。このTシャツ穴開いてるから使おうかな」
いかなご「古いTシャツ切り裂いて使うの、子供の服作り界では常識なの?」
私「さあ…?」

 最近いかなごが解の公式とか言ってるけど、カケラも分からんわ。小学生の算数は服作るのに必須だけど、二次関数は日常生活には要らない気がする。

私「木乃は世界で一番可愛い〜(発作)」
いかなご「ママさんの中で世界一可愛いのは私だ」
私「すいません、心得違いをしておりました。一番可愛いのはあなたです」
いかなご「分かればよろしいのです」

 夕方、いかなごと髪を切りに行った。最近お客さん多いですか、と聞いたら、美容師さん「多いですね。リモートワークが突然終了して、駆け込まれる方とか」。2人とも髪量が多いので、切った髪を片付けながら美容師さん「普通の5人分ぐらいありますね」。

 帰りに見た木屋町の飲み屋、結構人がいた。

5月24日(日)

 こないだ、いかなごが今弾いてるソナチネをちょっと弾いてみたら、簡単なフレーズが何度やっても弾けなくて、マジ脳梗塞なんじゃないかと不安になったが、今日弾いてみたら問題なく弾けた(いや、それはTIAなんじゃないのか?!)。

 明治維新の頃の話読むと、長州のテロリスト達が凄過ぎてドン引き。

 スコット『反穀物の人類史』を読み終わった。「人類は徐々に進歩して定住して農業を始めて国家を作りました」なんてことはないよ、という話。著者がいかに自分が素人かを語る前置きが長くて、心が折れそうになったが、その後は面白かった。採り過ぎて資源がなくなったから農業をはじめたのでは(育てる漁業みたいな感じ?)、最初の農業は、定期的に洪水で肥沃な土が流れてきて、耕さなくてもいい湿地で行われた、定住すると移動しなくて済むので産む子供は増えるが、密集するので伝染病も増え、多産多死になる(「人口が4000万人から5000万人に増えるのに5000年かかっている」)、疫病が流行ったら都市から逃げるのが普通(てことは、今回のCOVIDは史上初めて逃げずに閉じこもった感じ?)、穀物国家はあるのに芋国家がないのは、一斉に収穫して量を測定しやすいので徴税管理しやすいからでは、国家というのは壊れやすく、圧制で住民が逃げたり(「壁というのは外敵から都市を守るためだけではなく、住民を逃がさないためもあったのでは?」とのこと)都市の外から非農耕民が攻めてきて滅びるのを繰り返していた(「子供の作るピラミッドみたいなもの」らしい)などなど。

5月25日(月)

 大阪の小学生にフェイスガード配るヤツ、本気でやるのか。あれ、酔う人いるよ。クラスに数人は気分悪くなる子が出る気がする。

 ブライアン、三枝病変だったのか(←聞き取りができないので、sheer heart attackなことしか分からなかった)。ステントでも予後いいのかもしれないけど、ちゃんとフォローしてね。

5月26日(火)

 法務省が「黒川さんは記者のハイヤーに同乗しただけ」と言った根拠は、「黒川さんがそう言ってたから」なんだ(凄えな)。

 衆院法務委員会の委員長、色々面白いよね。

 休校が始まった時は、姉弟よく喧嘩してたけど、3ヶ月経った今、いかなごだけが、もぐをスルーできるようになった、気がする。

 ラッセル『失われた宗教を生きる人々: 中東の秘教を求めて』を読み終わった。著者が中東の珍しい消滅しかけの色々な宗教の信者を訪ねて聞いた話をまとめたもの。アラブ人とペルシア人は違うとか、逃げて来たアラブ人のキリスト教徒がアメリカに結構いて保守的だとか、イラン人はゾロアスター教徒に誇りを持っている(古くからいるから)とか、ゾロアスター教は犬を崇める(猫は敵)とか、一応イスラム教の一派だが、何の義務も儀式もないドゥールーズ派(ジョージ・クルーニーの嫁がドゥールーズ派らしい)とか。中でも、衝撃だったのがヤジィード(ヤジディ)教。ISILに女性が奴隷にされたことで聞いたことがあった宗教だが、ヤジィード教徒に生まれたものだけがヤジィード教徒で、カーストが細かく決められており、同じサブカースト同士じゃないと結婚できないので、相手がいなくて減り続けているらしい。しかも、どんな教義が知っているのは聖職者カーストの人だけなので、他の人は信者でもどんな宗教か分からないという(まあ日本人の仏教徒もそんな感じではあるが)。解説書ではなく、著者のルポなところも読みやすくて良い。

5月27日(水)

 有休を取りました(ドヤァ)。

 有休取って何してるかって、掃除したり、買い物行ったり(いかなごのノートとか)、いかなごのウェブ授業の参観したり。授業はごく普通だったが、いかなご、同級生に「この本読んだことある?」と聞かれて「カケラもありません」ってアンタ。

 午後はこないだ買った雪うさぎのシリコン型で、いかなごの誕生日用のババロア作ってみた。冷蔵だと全く型から出せなかったが、冷凍したら端の方まで綺麗に抜けた。耳と目は硬めのゼリーにしたが、次はもうちょっと柔らかめでもいいかも。

5月28日(木)

 道沿いの飲み屋さんが人で一杯で、そんなに行きたいかねえ、と思ったりするが、自分も図書館開いた次の日に行ったりしてるので、人のことは言えないのであった。

 ちなみに職場では、「そろそろ映画館行ってもいいですか」という職場の人の要請を、偉い人が即却下していた。

 いかなごの塾時代からの宿敵が、zoomで愛犬を紹介していて、いかなごが「ほら、犬まで尊大そうだろ」と言ってたのにウケた。

 1日早いが、午前2時前に生まれてるからいいだろ(いや昨日ババロア作ったので…)てことで、いかなごの誕生日祝い。いかなごさんは「何これ、ケーキが好きではないババロア好きウサギ好きの少女の誕生日用の型!?」と喜んでいた。誕生日プレゼントはなぜか本人が切望した『色の名前辞典』(絵も描かないんだけどねえ)と、陶器のうさぎのアクセサリー置き場。

 「プレゼント用意してない」とぐずぐず言う弟に、いかなご「お前のプレゼントなど要らん。祝福しろ!」

5月29日(金)

 いいなあ東京、と珍しく思った。私もブルーインパルス見たい。感謝どうこうじゃなくて、ずっと閉じ込められてたのが、あんなの見たら楽しいやん。花火でもいいけど、昼間の方が気分上がりそう。

 そりゃ待機的なオペや検査は全部先延ばしにしてるんだから(そもそも物資足りないからできないし)収益は下がる、だからボーナスも下がる。先延ばしにしたヤツは不急なだけで不要じゃないから、そのうちやんなきゃいけなくて、一杯のところに押し込むんだから、時間外が増える(当然手当出ないところも多い)と。みんな分かってるよ。

 S君が「パパ達の小さい頃は、よく炭鉱で人が死んで」みたいなことを言い出した。確かに、大阪育ちの私には実感が薄いが、九州の北の方では70年代には炭鉱の事故がまだたくさんあったのね。

 いかなご、毎晩「親を食い物にしてやる」と言いながら、私の寝室に安眠を妨害しにくるの、やめて欲しい。

5月30日(土)

 明後日から学校再開のもぐが、学校の宿題っぽい冊子のやりかけを持ってきて、分からない、と言うので見たが、これ親の宿題じゃね?保護者と一緒にやれ、と書いてあるし。午前中一杯かけてやらせ終えたら、実はもう一冊ある、と言われたので、もう放置させることにした。「水道の水が綺麗なのはなぜですか」なんて言われても、何が小学4年生にとっての正解なのか分からん。

 昼御飯に「満足するまで蕎麦を食べたい」とS君にねだって、満腹するまで蕎麦を食べたら、夜になっても全くお腹がすかない。蕎麦の消化を助ける蛇さんが食べる草があると聞いたことがあるのだが…(溶)。

 晩御飯食べるのがいかなごだけになったので(もぐは弁当の日)、いかなご、自分でシシャモと薄焼き卵焼いて、S君が昼に作ったチャーハンと共に食べていた。この休校でいかなご、料理系に関しては、だいぶ能力が上がった。

5月31日(日)

 S君がもぐの髪の毛を切った。のはいいのだが、床に新聞紙敷いて、2人ともパンツ一丁で切ってるの、非常にヤバい。

 いかなごさん、道端でナチュラルに失礼なことを言う悪癖があるのだが、今日「ねえママさん、この加藤さんという家のドアはどうやって開けるの?」。「いや、そういうことは家の前じゃなくて、通り過ぎてから、こっそり聞こうね」と言ったら「うーん。だいぶ考えたんだけどなあ…」。何でも「この家のドア、どうなってるの?」がその前の案で、最初に言おうとしたのは「このドア、変!」だったらしい。だいぶ成長してるぞ!頑張れ、まだまだだ!

 そういえば、かなり前に買ったパルスオキシメーターが届いたんだけど、私が「息を止めてどこまで値が下がるか」という、直明けで頭イっちゃてるけど帰れない研修医がよくやる遊びをやってみせたため、S君「え?で、こうやって息をいつまで止めればいいの?」と正しい使い方をご理解いただけない。

 いかなごのゼッケン縫い付けた(泥縄)。

 アノニマスなんて追ってないで、明日の弁当のために寝なければ…。



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