3月11日(水)

 仮に制度面をすべてクリアした上に、自宅キットで検体がちゃんと取れたとしても、陽性と出た人が大人しく自宅療養してくれるとでも思ってるんだろうか。思ったより何も考えてないのね>孫社長。

3月12日(木)

 うちの職場もマスク逼迫してるけど、週1枚の京大病院よりはマシ。とはいえ、この先どうなるか。

 余『死者たちの七日間』を読み終わった。後書きにあったように「新聞記事やメディア報道の羅列」という批判も頷けるが、死後の世界の描写はやっぱり強烈。

3月13日(金)

私「病棟だけで1日18人ってさすがにどうなの?(愚痴)」
いかなご「ホワイトだと思ったらブラックだった」

 「医療崩壊なんて起こらない」って言ってる人、日本がどれだけ病院へのアクセス性がよくて、かつ医療費抑えるために、どれだけフル稼働で病床廻さないと採算取れないようにギチギチに病院が締め上げられてるか知らないんだろうね。

3月14日(土)

 今日はいかなごのジーンズ(何度も試着させて、ついにサイズの合った七分丈ではないジーンズを手に入れた)と学校のコートでは重過ぎる時の上着と、ヒールの高いスニーカー(今から将来に向けて、ヒールの高い靴に慣れさせる作戦)を買って、片方だけ異様に擦り減った制靴の修理を頼んだ。有意義な買い物だった。

 ついでに私とS君の靴(2人とも今のに穴空いてる)も買って、いかなご希望のクッション(自分のお気に入りのクッションが木乃に使われるため、私と木乃用に色違いが欲しいらしい)を探したが、既に店は春仕様で売ってないため、ネットで値引きされてたのを注文した。有意義な買い物だった。

 自転車ロードレースって、考えたら超危ないよなあ。各国から集まった選手達が、話したり食べたりしながら毎日数時間密着し、また自国に戻るという…。

 首相、卒業おめでとうって…ダメだこりゃ。

3月15日(日)

 フードがついて前腕だけ縞々の紺色の長袖をいかなごに着せたら、激しく中学生っぽくなった。

 イギリスのコロナ対策、良くも悪くもイギリスっぽい、と思うよね。世界各国、制度とお国柄が出てて凄いわ…。壮大な社会実験感溢れてる。

 午後、急な雨とかで、外で遊んでいたもぐ&友達4人が急に我が家に来襲。S君が「あ、ネットいるよね。ちょっと待って、今wi-fi設定変えるから」と大慌てで接待していた。もぐのロフトベッドに5人集まってゲームしてたらしい。

3月16日(月)

 イギリスのように70歳以上外出禁止になったら、介護者が出られなくなって90歳以上が困るな。

 S君の誕生日なので、今年は2週間前に予約しておいたホールケーキを取りに行ってきた。注文時はコック帽をかぶった作る人と思われるおじさんが超喧嘩腰&見えていたバックヤードもあまり綺麗とは言えなくて不安だったが、お値段の割には美味しかった。さて、別の種類でもう一度注文してみるかどうか…。

 誕生日プレゼントは、今年は「役に立たない楽器シリーズ」拍子木大小2セットにしてみたが、大は「相撲の時にしか使えない」小は「これは楽器ではなく武器」と評判が悪かった(笑)。ちなみにいかなごは「ほうれん草の胡麻和え」を作った。

3月17日(火)

 最近定期の病棟患者が多過ぎるので、可視化してもらった(電カルで人数分かるようになった)。あと、最近のさすがにヤバいと思ったのか、看護師さんの応援が来るようになった(あまり私の労力は変わらないが、気分的に楽)。

 同志社前の桜(毎年一番早いとこ)、咲きはじめてた。

 クリス、30歳で突然死とは周囲の人々もやりきれないよね。

3月18日(水)

 朝からこたつに潜っていたいかなごが「木乃に踏まれてから耳に違和感がある。鼓膜が破れたかもしれない」と言い始めた。何バカなこと言ってるんだと思ったが、仕事から帰ってからも耳がおかしいと訴え、そのくせ、おかしかったらパパに耳の中を見てもらいなさい、と言っておいたのに見てもらっておらず、何なんだと思いながら耳鼻科に連れて行ったら…鼓膜に穴が開いてた。

 耳鼻科の先生「何か思い当たることはありますか?」
 いかなご、私を見る。
 私「犬に踏まれたと言ってるんですけど」
 先生「なるほど。その犬は大型犬ですか?」
 私「い、いえ小型犬です」
 先生「これかなり耳の奥なんですよ。何か耳の中に入れたりしてなかったかな」
 いかなご「耳が痒かったので爪楊枝を…」
 それが原因かよ!何度目だよ!尖ったもの絶対耳の中に入れるなって、もう何年もずーっと言ってるよね。こないだ学校で倒れて私の仕事中に電話かかってきたのも、耳に尖ったもの入れたのが原因だよね?悪いのは、木乃じゃなくて、爪楊枝を耳に入れてたお前やん!?しかも、こたつに潜ってそんなことしてたら、もし踏んだのが木乃じゃなくてS君だったとしたら、もっとえらいことになってたのでは!?

 とりあえず、いかなごが最初から「鼓膜が破れたかもしれない」と主張した挙句、S君には見せていなかった理由は分かった。そして帰宅したら、もぐがwi-fiのないところでスマホゲームの更新をした、とS君に怒られていた。どいつもこいつも…。

3月19日(木)

 最近、定期の患者さんがみんな、多めに薬欲しがる。こっちもなるべく多めに出してる。いつ何がどうなるか分からんからな。

 仕事帰りに、大久野島のウサギ用にノゲシ狩り。今回は新鮮さを重視して、助手にいかなごを徴発して、S君に車出してもらって、一気に廻ったので、短時間で終わって楽だった(去年までは1人で数日かけてバイクで採集していた)。

 明日から旅行行くので、木乃預けた。ダブルベッドで一人寝寂しい。

3月20日(金)

 朝5時半に家を出て大久野島へ。朝だし、大阪兵庫通行自粛要請らしいし、空いてるかと思ったのだが、やっと3連休になって体力の余りきってる子供達を連れ出す人が多いのか、どこも道路が混んでる感じ。

 車内では『織田シナモン信長』(なんだこれは…)と全員集合と探偵ナイトスクープを見た。

 1年ぶりのうさぎ島は特に変わりなかったが、物凄く風が強くて、気温は高いのにやたら寒いし、体力を奪われた。泊り客はたくさんいたが、早めに晩御飯や風呂に行くことで、大混雑は回避。ここの宿の非常に美味しいご飯、去年は後退したかと思ったが、また復活していて、すべてがとても美味しかった。ここに来る時だけは胃腸が2セット欲しい。

 周りに乳児や幼児連れがたくさんいたので「食べさせなくても勝手に食べて、一人でトイレ行って、洗わなくても風呂入ってくれるなんて、なんて楽なんだ。もしかしたら今が人生で一番幸せなのかも」と思うなど。

 メルケルの立派な演説と、卒業おめでとうとを比べると…。

 早くご飯食べたので、9時前にはみんなで就寝。いきなり3つ発表しろって、演題と名前記載されたプログラムを見せられたので、首謀者の女性(昔の同僚の顔をしていた)に「何の準備もせずにいきなり3つは…」と抗議したところ、「あなたは抗議なんかできる身分なのかしら」と言われて、苛めぬかれる、という怖ろしい夢を見た。



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