3月1日(日)

 もぐがやりたがっているゲーム『フォートナイト』がどうも覚えられず、つい『フォートラン』と言ってしまう。

いかなご「もぐよ、滅べ!」
私「いかなごさん、何回言ったら分かるんですか。弟を滅ぼしてはいけません」
S君「共に栄えよ!」

 姉弟仲が良過ぎて、二人とも同じ部屋にいると、常に取っ組み合いの喧嘩が取り行われる我が家。二週間生き残れるのか!?

 ルメートル『わが母なるロージー』を読み終わった。『天国でまた会おう』寄りな印象。心地良いけど、カミーユはあまり関係ない。

3月2日(月)

 看護師さんに「安倍さんがPCR保険適応するって言ったんですよね。もう少し待てばうちの子も保険適応されたのに」と全然違う病気のPCR検査について言われて、ちょっと眩暈がした。

 帰宅したら、姉弟喧嘩により既に物品に被害が出た挙句、隠蔽されていた(疲)。1日目からこれかよ。

 休校で暇ないかなごが図書館自力で行ってきたと思ったら、ネアンデルタール人の本2冊借りてきた。1冊は私が最近読んだ中で一番面白かったヤツだった。ちなみに、図書館行ったはいいけど、帰り自宅に辿りつけず、盛大に迷ったらしい。

 誰もが知っていることだとしても、記者会見が仕込みであることを堂々と認める安倍首相、凄いな。

もぐ「特例預かりに行きたい。友達と一緒に勉強するって約束した」
両親「アンタは行く権利ないの!(S君春休みだから授業ない)」

私「全身しんどい」
S君「ご病気ですか」
私「お疲れとお歳です」

3月3日(火)

 子供を1メートルおきに配置www。

 昔ニューヨークに行った時、グラウンドゼロ周囲の道端で、世界貿易センタービルの形のマグネットを買ったのだが、911の説明を子供らにする時に、後々大活躍するとは、当時は思いもしなかったわ…。

 私の実家、全くの「中流」で、幼児の頃はトイレ汲み取りだったし、その後も団地暮らしだったし、両親に親からの援助はなかったし(というか母親は実家に仕送りしてた)、両親も仲が良いとは言えなかったが、二人とも唯一、教育に金と労力を惜しまないことだけは共通していた。それでも私が学費の面で何一つ不自由なくさせてもらえたのは、一人っ子だったからだろうなあとは思う。

  もぐが練習するピアノの発表会の曲に合わせて、ダンボールに入ったいかなごが踊り狂う、という謎のイベントが取り行われて、携帯カメラの容量がなくなった。

 共産党の小池晃のコロナ関係の質問が超まともだと思ったら、あの人医者なのね。

私「ねえパパ、ママは昨日…」
S君「洗ってません!」
私「……」
S君「妻が髪の毛を洗ったかどうか、把握することにしました」
 2日に1回髪を洗うが、いつ洗ったか思い出せなくてしばしば困る私に、ついに神が。

3月4日(水)

 姉弟喧嘩は朝から血を見た。

 新型コロナ関係としては「家から出たくないから、いつもの薬を郵送しろ」という電話に「無診察投薬・郵送は無理」をオブラートに包んでごく丁寧に伝えてもガチャ切り、とか、80代の利用者さんに「子供に病院に行ってはダメと言われたので、代わりに薬取ってきて」と言われたヘルパ―さん(かなりの御年齢)が「私はどうなるんですかね…」と呟く、など。

3月5日(木)

 もぐがピアノ行ってなかったorz。

 水際対策を抜本的に強化するのか。今から。

3月6日(金)

 いかなごに赤と黒のうさぎ柄の折りたたみ傘買ったら、気に入ったらしく感謝された。赤&黒好きなんだよな。微妙にババくさいと母は思ふ。

 鹿島『「レ・ミゼラブル」百六景』を読み終わった。確かに『レ・ミゼラブル』って子供用『ああ無情』だけ読んで、元本を読んだことがない、というか、『ああ無情』さえ『巌窟王』と混同してて、『モンテ・クリスト伯』を読むまで、「パンを盗んで監獄に入れられた人が、死人の代わりに死体袋に入って脱出」だと思ってたのは、私だけではあるまい(?)。レミゼのミュージカルの音楽は好きで良く聞いていたが、それも英語版しか聞いてないので、元の話はサッパリだったのが、この本のあらすじと著者の解説でようやく把握できた気がする。ジャン・バルジャンがこれほど怪力無敵の人だったとは。なんでバリケードを作るのか、なんで成長したコゼットよりエポニーヌがメインなのかも分かった。私のような人にお勧め。

3月7日(土)

 カントの爪切りに、抑え係として動員されたら、うさぎに超懐かれて(可愛くないとは言わんが、私は別に嬉しくない)S君の私を見る目が変わった。S君「伊達に犬を毎日可愛がってないな」私「これを肝に命じて、私が犬を可愛いがる時は非難しないように」

 「現政権のせいでこんな症例が!」と騒いでいる人達が提示する症例経過って、ほぼ全てが「政権何も悪い事してない」としか思えないものなので、国会で行なわれていることも、素人の私が見ればとんでもないように見えるが、専門家から見れば現政権は何も変な事してないのか?と思ってしまう。

3月8日(日)

 オヤジ、70代最後の1年開始。おめでとうございます。

 腹筋がないのを糊塗する試み、に一日従事していたが(老眼なので、黒シャンタンに黒レースを縫い付けるのは、見えにくくて大変)、夜試着させたら成功していて嬉しい。

 和歌山…医療資源が充実してる地域とはとても思えないが…。。

 今も全国一斉休校と謎の水際作戦以外は、それほど酷いことしてないと思うけど、やっぱり「これから」さらにとんでもないことしそうで怖い>現政権。

3月9日(月)

 木乃の散歩行ったら、黒猫のストーカーに遭ってびっくりした。普通は逃げるのに、向こうから近づいてきて、最初は威嚇していたが、何度か追って来た挙句、ギリギリまで寄って来て、ゴロニャンと横に。猫仕草はよく分からないが、さすがに木乃に好意があるとしか思えない。S君「それ、君に懐いてたんじゃないの?」(ウサギが懐くのを見て以来、私のことをムツゴロウか何かだと思ってるらしい)いやいや、木乃しか見てなかったし。

 昨日雨で延期していたお雛様の片付けを施行。ついでにもぐも動員して、廊下と階段の掃除も。

 私が中学生の時に国名シリーズを読んで、訳が分からなかった単語・言い回しの多くは、訳が古かったり間違ってたんだと、最近やっと気付きつつある。「汁気たっぷりのフランス菓子」とか「番組」(←プログラムのことらしい)とか言われても。

3月10日(火)

 朝から大雨だったので、S君の受診(ついでに風疹の抗体チェッククーポン使用)→糖尿病が悪くなってることが判明。
私「パパは糖尿病だから」
いかなご「そうなの?」
私「今は大丈夫でも、30年後に大変なことに」
いかなご「30年後なら、私は仕事して子供産んで、それでパパの介護?…無理」
S君「…無理か」

 いかなごさん「もぐと同じ部屋で寝てもいい?お泊り会だ!」とか言い出したので、引きこもり派のいかなごもいい加減休校に飽きてきたとみた。

 福知山以来、新型コロナ日々間近に迫ってきている感、半端ない。『エミリーの赤い手袋』みたい。「エミリー、ほら3段目だ」てやつ(う、思い出すと今でも怖い…。たぶん子供の頃一番のトラウマ話)。



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