9月11日(水)

 昨年の台風で応急処置のとこまだいっぱいあるから、今年はショボイの来てもヤバい、て関電さんにこないだ言われた。

 うちのアレクサは「明るい」とか「眠い」とか言っただけで電気消してくれる。何なら「アレクサ」と言っただけで、消してくれたりも。あと仕事に行く時間になると、点灯もしてくれる。

9月12日(木)

 自分が着てた時は何とも思わなかったけど、セーラー服って可愛いよなあ、これを女子に着せることを考えた人偉いわ、といかなごを愛でながら言ったら「ママさんもいい加減親の欲目って言葉を覚えた方がいいよ」と忠告された。

いかなご「え?ウーパールーパーってアホロートルなの?アホトロールだと思ってた」
両親「まあそっちの方が分かりやすくはある」

 ティプトリー賞改名騒動って、超今更感が凄い。太宰治賞とかもダメやな。

 最後のパパの2Rが

 京フェス学生激安。そうかー。

 人生で一番楽なのは、ソファに横たわって横の犬を愛でながら本読んでる時と、ソファに横たわってアイス食べながら携帯見てる時だと思う。

 エランド、キレ過ぎ

9月13日(金)

 なんでみんな今井絵理子の話してるのかと思ったら、政務官になったのね、とS君に言ったら「そうなの、スピード出世なの」と言われて、不覚にも朝から爆笑してしまった。

 最後の城で2回バグってクリアできなかった英雄伝説U、クリアした。これで心残りなく死ねるわ。感想→これを攻略サイトや地図の助けなしにやっていた昔の私はなんと暇だったのだ…。とはいえ、攻略ページや呪文一覧を表示したブラウザを横に、パソコン起動したりフロッピー入れ替える手間もなく進めると、何となく苦しみが少なくて、やった気が少ないのも事実。いやもう人生限りがあるので、それでいいけどさ。

9月14日(土)

 荒木『在野研究ビギナーズ』を読んだ。在野で研究している人々が自らの事情について語る本。何言ってるのかさっぱり分からない章(活字の研究の話、それもまた良し)や、やたら怒っている章(山本哲士という人)もあったが、好きなことをすればいい、何なら研究しなくてもいい、という書物で、実に触発された。これで人生変わるといいな。歴史的にみても、研究では一部の運の良い人以外は食っていけないわけだし、鬱になりがちな人は、みんな読むといいと思う。

 そういえば、こないだ中年の風格を漂わせる15歳男子が来てびっくりしたけど、言ってることは実に15歳男児で、横の妻かと思うようなお母様が困っていたので、「ああ、大体これぐらいの年齢の男の子はみんなこう言いますけど」と説明したら納得されていた。しかしあの見かけでは色々大変だろうな。

9月15日(日)

 朝、S君のかばんの上に懐かしい柄を見たと思ったら、旭屋のブックカバーだった。と言ったら、S君が他のデッドストックも持ち出してきた。天牛堺、レブン書房、丸山書店…。

 8時半にS君、もぐと家を出て、いかなごの学校へ。電車に乗ったもぐ「これ、いつ降りるの?」私「1時間後。その後、地下鉄に乗り換え」もぐ「……」。

 最寄り駅でいかなごの出身塾の見学御一行様と遭遇したりしながら(いかなごの時は台風で延期になって行けなかった)、学校へ。受付の中学生のお姉さん「生年月日をお願いします」もぐ「せいねんがっぴ?」お姉さん「誕生日はいつ?」(←入場するには申請制のチケットが要るが、男はさらに生年月日も確認される)

 文化祭は、展示や模擬店は私の時と大差なかったが、外部の模擬店が営業していたり、ゲームや体験系の出し物が多かったりと、外に開かれた感じがひしひし。受験希望者がたくさん見に来ているのも大きいんだろうな。

 部活の出し物は、いかなごの部は人が少なくて内向きで、旧態依然な感じだったが、コミック系の部活は行列ができていて、絵師を指定して推しの絵を描いてもらえる(1キャラ100円らしい)システムがあったりして凄かった。生物系の部ではT2ファージのビーズアクセサリを売ってた。そうそう、T2ファージは鉄板だよね。

 いかなごから、働く犬の展示があるので、ママは見に行くように、と厳命されていたので行ったら、なんと盲導犬がいて、触ってもいいと言うので、遊んでもらって写真も撮ってもらった。普段お仕事中の盲導犬しか見なくて触れないので、幸せだった。これが私的には一番の収穫。

 もぐはゲームをしたり、駄菓子やしおりもらったり、かき氷を食べたり、高校生のお姉さんに囲碁の相手をしてもらったりして、楽しそうだった。食堂で昼ご飯食べたりもして、昼過ぎに帰宅(疲)。

 後片付けをして、夕方OGにもらったお菓子を持って帰宅したいかなごが、部の展示を見に来た塾の先生に、同じ塾出身の先輩が「いかなごちゃんってどんな子ですか?」と聞いたところ「ヤバい」と言われたとか、いかなごの書いたものが載っていると知った塾の先生が、塾で回覧すると部誌を買って帰った、塾の先生みんなに見られてしまう、とかキーキー言っていて面白かった。

9月16日(月)

もぐ「ああ、明日は学校だ…」
S君「パパも明日学校だ…(夏休み終了)」
私「ママなんか明日病院だ…」

 シェファー『アスペルガー医師とナチス』を読み終わった。アスペルガー症候群の名前の由来となったアスペルガーさんは、ナチの政策に反対していなかったよ、というのが主題だが、それよりも当時の自閉症の考え方と全体主義の親和性とか、多くの子供が殺された児童福祉施設の話が主なので、「発達障害に興味がある人」が読んでも仕方ない気がする。ナチスがオーストリアを併合してから、ウィーンにいた精神分析関係のユダヤ人は集団で脱出したとか、ウィーンの医者にはユダヤ人が多かったから、結果的に残った医者はナチが多くなったとかも。

 収容した児童を殺していたシュピ―ゲルグルント児童福祉施設の子供の扱いぶり(嘔吐注射とか衝撃)や当時の診断のいい加減さも酷かったが、一番衝撃だったのは、ウィーン大学医学部の学長に新たなに就任した人が、突撃隊の制服着て階段教室で記念公演しているところに、観衆がみんな右手挙げてる写真。あれ、拡大して、由来書いて、どこの医学部にも貼っといた方がいいんじゃないかな。実にゾッとする。

 寝る前に井筒親方死去のニュースを知る。言葉もない。もう、私も先がない気がする。

9月17日(火)

 朝いかなごに「いかなごがイチオシの実況者さんが亡くなったようなもんよ」と伝えたら「ママさん、頑張って生きてください」と心をこめて言われた。

いかなご「光の勇者いかなごは、邪悪なる魔王もぐから聖なる遺物メガネを奪い取り、魔王もぐを封印した」
もぐ「ごめんなさい、ごめんなさい。じゃ、ゴッコ遊びしよ」
いかなご「無理。私今から勉強するから」
 …相変わらず姉には勝てないもぐであった…。

 一日ツイッターを追ってたけど、こんな時でも、え、井筒親方って錣山親方のお兄さんなの?!と言ってる人がたくさんいて、死んでも言われ続けるのかと思うと、少し心が和んだ。今は大丈夫だろうけど、年老いた親ならともかく、ずっと仕事場が一緒の年子の兄を急死で亡くすというのは、あとで堪えそう。錣山親方お大事に。

 で、当時はなかなか手に入らなかった雑誌の記事や写真(これは見たことあるものがほとんど)がたくさん出回っているので保存しまくったり。ほんと体型が綺麗なのよね。全体のバランスが。

 それにしても、優しい人格者、などの絶賛コメントが多くて、なるほどこうなるのか、と。板井は密やかに亡くなったのにね。ちなみに私は、中二病のみぎり、小錦が逆鉾を「とっても下品(下ネタばかり喋ってる)」と評したのをみて、非常なショックを受けましたでございます(笑)。

9月18日(水)

 凄い。崩壊してる>進次郎。

 ヘディ・シュリ・アヒムサ・プトラ『ベチャ引き家族の物語―インドネシアの「貧困の文化」』を読み終わった。1970年代後半のインドネシアの三輪人力車人夫の生活を追ったもので、副題にある通り、オスカー・ルイスの『貧困の文化』インドネシア版。『貧困の文化』が今まで読んだ本の中でも最高と考える私には、こちらも非常に面白かった。職業が固定されているのと、視点人物が少ないので、幅は狭い感じがするが、舞台がアジアなため、食事や文化は馴染みやすい。小型バスや自転車、バイク輸送に押されて斜陽になった人力車の車夫たちも、農村から一時的に出稼ぎにきている自分の人力車を持つ人と、幼い頃に病気で自分以外の家族が全滅し、教育も受けられず、当てもなく車夫になった人とでは、夫婦関係も余力も全く違ってくることがよく分かる。

9月19日(木)

 朝いかなごを送って帰ってきたら、バイクのメットボックスの鍵が開かなくなっていた。このままだとガソリン入れられないので、いずれ乗れなくなる。仕事帰りに鍵屋で見てもらう→ぶち壊さないと無理なのでバイク屋へどうぞ→近所のバイク屋行ってみる→買ったところで見てもらって→結局いつものバイク屋(遠い)へ→同種の新車研究して何とかします、とお預かり(疲)。

 もぐがおもちゃのヘビ(グネグネするやつ)を私に向けるので「まだらの紐、まだらの紐よ!」とやっていたら、いかなごがやってきて、シールついてない方を上に向けて「タダの紐」。

9月20日(金)

 朝起きたら木乃が私にくっついていたので、気温の低下を悟った。

 今日は寒いからカーディガン着なさい、と言ったら、いかなごがカーディガン着て現れた(驚)。この偉さをお分かりいただけるだろうか!

 再婚した男が子供殺したら、だから女は再婚しちゃダメ、って言ってる人がいるの、正気か?って感じ。だから男は子作り終えたら食べとかなきゃ、と変わらん。
 ティッシュでてるてる坊主を量産。メガネのとか作ってみた。で、もぐが自分の寝る部屋の鴨居から5体下げた(正直レジスタンスみたいだが…)。ご利益ありますように…。

 夜、下手なガムランみたいな音がずっと鳴っててうるさかった(謎)。



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