6月11日(火)

 いかなごが小3の時の塾のアレコレが発掘され、当時のいかなごの成績表を見たら、もぐの親として見ると、とんでもなく良い成績を安定して取り続けていて、何をどうしたらこんな点取れるんだよ、親の顔が見たいわ!というレベルだった(泣)。ちなみにそのいかなごは、未だに冠詞をつけてくれない(泣)。

 清水『耳鼻削ぎの日本史』を読み終わった。もともと嘘くさい貧窮問答歌はともかく、慶安の御触書が偽書だなんて!?それはともかく、耳鼻削ぎはもともと死刑を罪一等減じた時の女性用刑罰だったのが(それに対応する男性用刑罰が髻を切るだけ、というのがナゾだが)戦国時代には何人殺したか証明用の生首の代わりになったらしい(大将クラスは首じゃないとダメだったり、2倍換算を防ぐために今回は右耳ね、と通知したり、戦闘員であることを証明するために口髭ごと削ぐ、という形式があったとか)。籠城戦で最期に、自分の名前書いた木札を耳ピアスしてぶら下げて出撃、とか凄過ぎ。個人的には、耳や鼻を削いだ後どう処置したのか、そしてその後の周囲からの受け止められ方が気になる。

6月12日(水)

 もぐ見てると「女子の偏差値が男子より高い共学校(この辺には多い)に入れて、将来有望な女子を捕まえて結婚して養ってもらう」という長期戦略を親としてはお勧めしたくなる。

 S君が夜カントを居間に放す時、ソファの上にブルーシートをかけておくのだが、最近朝S君がブルーシートを片付け始めると、カントが自分からケージに戻るようになった。お利口ウサギなので、2、3日経った古い草は食べないグルメでも許したる。

 S君がエヴァロディ買ってきてくれた。使徒ロディ超可愛い。全部使徒でもいいぐらいだ。

 ギランバレーの流行って恐過ぎやな。

6月13日(木)

 報告書「もうない」って、何なんソレ。

 ええっ、小川隆さんが…。

 隆慶一郎『時代小説の楽しみ』を読み終わった。織田信長のジェノサイドの話が載っていたので読んだのだが、隆慶一郎が還暦過ぎてから歴史小説を書き始めたことは知っていたものの、東大仏文科出身で還暦まで脚本家だったこと、大学卒業後、小林秀雄を頼って創元社に入社したことは初めて知った。そして語られる小林秀雄のエピソードが酷過ぎ。

6月14日(金)

 いかなごのテスト見たら、筆記体の書き方を超細かくチェックされてて、有難いなあと思うことしきり。

 辺見じゅん『収容所から来た遺書』を読み終わった。ロシア語や文学に秀でた主人公が戦後ソ連に抑留され、ラーゲリ生活を送っていたが、そろそろ帰国できるかという頃に癌で亡くなり、その遺書や草稿を周囲の複数の人々が(文書の持ち出しが禁止されていたため)暗記して遺族に伝えた、という話。主人公は優れた才能の持ち主だと思うが、昔の男に慕われる英雄タイプなのと、私は俳句に興味がないので、そうなんだ、という感じ。

6月15日(土)

 「上級医が不機嫌」どころか、とある科全体が「常に機嫌悪くてコンサルしづらい」てことも…。

 数時間おきに食物を食べないと、お腹が空いてしんどい、なんて生物として不便過ぎると思うの、と常々からの持論を述べたら、S君に「え?僕は1日1回でも平気だけど」と言われた。ええ、ええ、私はどうせ生きるのに不適なんすよ。。

 こないだ、体育祭があったいかなごさんだが、「フォークダンスが楽しかった」そうで、話を聞いたら私の頃とフォーマットが変わってなかった。30年以上同形式で毎年踊り狂っとんのか。

6月16日(日)

 いかなごさんがフォークダンスでパタパタを踊ったと聞いて、思い出して調べてみたら、南アフリカの歌手の歌で、1950年代の曲なのね。

 いかなごさんの初著作を読ませていただいた。

 イェゴール君も13歳やねえ。やっぱりマーシャにそっくり。

 ああ、やっぱりいかなごの学校も、明日捕まってなかったら休校らしい。北摂から多数通学してるから、ってそりゃそうか。延々捕まらなかったらどうすんだ…。

6月17日(月)

 朝5時に起きて確認したのに、7時前に捕まったために、結局学校に行かねばならなくなったいかなご、大荒れ(笑)。

 夕方、いかなごの担任から電話かかってきた。かかってきた理由は大したことではなかったが、ついでに色々と問題ありまくりな普段の素行をさまざま教えていただき「それ以外は問題なくやってはります」。いやいやいや(先生ありがとうございます)。

 「いかなごさん、授業中に本読んでます」とか言われても、自分もベルばらは授業中に全部読んだし、休み時間に弁当食べてたし、教室内でこっそり私物の鉢植え育ててたし、あまり人のこと言えた義理では…。。

 居間の時計が突然5分ほど前にズレたせいで、お迎えも送りも早く着いてしまって困る(そして帰宅すると忘れる)。

6月18日(火)

 なんで生地を買うとすっとするんだろ。本を買っても嬉しいけどすっとしないのに(謎)。

 グラタンがいいというので、もぐに「ベーコンかウィンナーか鶏ミンチ」を買ってきて、とメモ渡して買い物に出した。あっさりメモを失くした上、なぜか在庫がだぶついているハムを買ってきた。…これからしばらくハム尽し。

いかなご「私、ママさんのこと好きなんだけど、同級生はお母さんの悪口ばっかり言ってるんだよね」
私「いかなご、ママのこと好きなの?」
いかなご「好きだけど(何か)?」
 …うーん…これでいいのか…。。

6月19日(水)

 ミシンのブラザー社が日本の会社だということを初めて知った。マジか。しかも主に海外でネームバリューがあるブランドだとは。

いかなご「ママって胸骨圧迫やったことあるの?」
私「ないとでも思ってたの?ママが何のために当直してたと?」
いかなご「え?私と同じぐらい体力なくて、おまけに体の弱いママが?!」
私「し、仕事だし」

6月20日(木)

 ようやく、いかなご中学生活に(親が)慣れてきた気がする。6時起床→準備・送り→もぐと自分の準備→寝る→出勤、というルーチンに。

 団塊からちょい上世代の医師が(偏屈だとかで)話題になると、私よりちょっと上の先生達は「仕方ない、あの先生達、全共闘だから」と諦め顔になることが多い。

 分かってたこととは言え、女子のアサイン恐過ぎ。



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