3月11日(月)

 灘からうちの母校にたくさん入ったと知って衝撃。灘の人ってのは、東大京大に行って世のためになることをするんじゃないのか。先輩後輩とこの話をしたが、みんな同級生に灘出身者は数人で(私の時は1人)同じく衝撃を受けていた。

 ここ2週間、狂ったように外来爆発してて、出院拒否になりそう。

 「少数の入院患者の診察や、想定されていない外来の軽症患者を診ることを軽い業務に含める」「軽い業務は労働とはみなされない」by厚労省。「夜中2時に入院患者の転倒で起こされ、4時に風邪薬もらいに来た兄ちゃんを診ても、労働とはみなされない」と厚生労働省は決めはるんですね。週一当直を一年やってから言えよ。怒るでほんま。

3月12日(火)

 卒業まであと一週間のいかなご、今日は授業で「家からタオル持ってきて手縫いで雑巾にして学校に寄付」という労働を行い、二時間で三枚雑巾作ったらしい。

 アメリカの便利屋さんて力持ちなのね

 オランデール=ラフォン『四つの小さなパン切れ』を読み終わった。ハンガリーのユダヤ教を信仰していないユダヤ人で、アウシュビッツに16歳で移送され、その後収容所を転々として生き残った著者が、当時を中心とした心境と若者へのメッセージを文学的に表したもの。

3月13日(水)

 もぐ「一番好きな魚はサーモン!二番目はさんま。鮭は十番」
 私「サーモンと焼き鮭って同じ魚だよ」

 ハワード『動物学者が死ぬほど向き合った「死」の話』を読み終わった。完全に騙されたわ。いつになったら『「死」と死ぬほど向き合った動物学者』が出てくるんだろう、と不審に思いながら読み終わったら、まさか「動物学者」が著者のことだったとは。え、著者はサイエンスライターじゃないの?と思って、著者のtwitterのプロフィール見たら、Sci-writerって書いてあるやん!原題は「Death on Earth: Adventures in Evolution and Mortality」で、確かにそういう本だったし、読む前に著者履歴と原題をチェックしなかった私も悪いけどさ。

 内容は死についてサイエンスライターが色々聞きまわったよ、という感じ。豚の死体を色々な条件で腐敗させてチェックして法医学に役立てる死体農場があるとか、コンドルの腸内細菌はクロストリジウムとフゾバクテリウムとか、ボルタレンを投与された動物の腐肉を食べてハゲワシが腎不全になってるとか、野生動物の死に方はだいたいむごいとか、ハキリアリの巣の底にはゴミ&死体捨て場があるとか、死を悼むチンパンジーの話が大きく取り上げられるが、すべてのチンパンジーが悼んでるわけじゃないので偶然だろとか、面白い話も少しはあったが、「動物学者」が「死について死ぬほど向き合った」話はもちろんなかった。

3月14日(木)

 今日ももぐの算数に付きあって徒労感に襲われる。

私「ママの高三の時の将来の夢は、ムササビになることだったわ」
S君「なんでムササビ?」
私「勉強しなくていいし、滑空できるから」
S君「言ってることがいかなごみたいだな」
私「いかなご、私の上位機種だから」

3月15日(金)

 こないだ職場で「仕事がAIに取って替わられるのが早い科・遅い科」の話で盛り上がった。うちの科は診る方が微妙に身体を動かさねばならない上に、診療報酬が低いので、AIは採算が取れず導入が遅れると思う。

 いかなご先生がもぐに文章題を教えてくれた!楽だー(私が)!もう中学行かせずに家庭教師にしたい!

3月16日(土)

 今日はS君の誕生日。いかなごに図書館までの道を教えるのも兼ねて、一緒にイズミヤまで行って(いかなごは自転車)諸々買い物&S君所望のホールケーキを探し回ったが、ケーキ屋自体減っている上に(パン屋はあるのに)最早どこでも予約でなけりゃホールケーキは手に入らないらしい。景気後退を感じるわ。ケーキだけに。

 結局出町付近のケーキ屋でロールケーキを代わりに買い、申し訳にカットフルーツを買い足した。誕生日プレゼントは、うさぎ写真つきのスウェットにしたが「自分が着てるとうさぎが見えない」とクレームあり。もぐからのプレゼントが、なぜか「虎のお面」(横縞なので鬼にしか見えない)。

 久しぶりに昼寝したら眠い。

 いかなご&もぐ連弾練習中(あと3週間)。YouTubeで指定の速さで弾いているのはピアニストクラスで、子供が弾いている場合は大概速度を落としているので、最悪速度を落としまくれば何とかなるかな。。

 夜は成長曲線とにらめっこ。祈るしかないのだが(それほど低身長ではないので、治療に保険適応はない。というか治療しても、たぶん数cmしか変わらない)、上手く伸びても私より最終身長は小さいかも、と思うと申し訳ない。

3月17日(日)

 元職場の同僚を囲む会に行ってきた。50歳を超えると、定年後の働き口が心配になって開業する人が増えるが、開業したら今度は自分が倒れた時や、閉院するタイミングで困る、という話や受験話など。

「(いかなごが通うことになる中学まで)どれぐらいかかるの?」「1時間40分です」「っ!!」という会話を6回ぐらいした(笑)。仕方ねえだろ、本人希望なんだから。

 第1子を小学校受験させた人が、あまりの大変さに第2子は別の方法を模索して小学校受験→疲れ果てて第3子は公立に入れる、という例を3人見聞きした。うちは中受しかさせてないけど、気持ちはとてもよく分かる。

 子供達が恐ろしいほどガタガタに弾いてるフレーズは、チェックすると恐ろしい指使いで弾いていた。私も子供の頃は「指使いなんてどーでもええやん!何面倒くさいこと言ってんだよ」派だったのだが、今は許容できん。

 うわあ本当だ!やっと手元に置ける!1600円+税のうえ増補版なんて!!

3月18日(月)

 いかなごの塾、飛び級して一年上の学年で、ずっと一番上のクラスにいた子がいるんだけど、その子よりも受験で高い点数を取った子もいるっていうのが、もう訳分からん。神々達の戦い(笑)。

 東野『白夜行』を読み終わった。これは読んだことなかった。色々と穴はあるだろうが、当時の風俗が面白いし、軽く読むには楽しい。イニシャルの刺繍がいいね。

3月19日(火)

 いかなごが発表会の曲を大体弾けるようになって気づいた…そうだ、この子に足りないのは握力だった…→慌ててハンドグリップを探し出して、にぎにぎ再開。もっと早く気づくべきだった。

 息子にハグを習慣づけておくと、中学生になっても嫌々ハグする、というツイートを読んで、早速漫画で釣ってもぐにハグさせた。白い目で見るいかなご「今から餌付けする訳ね。まあせいぜい頑張って」(だが、私とハグは喜んでする)

 いかなごの卒業式の髪型予行終了。出来上がった形をみて、S君「どうした?顔が細いぞ!」頑張ったんだよ!馬面にはこの気持ちは分からんだろうな!

3月20日(水)

 いかなごの卒業式に行ってきた。一人一人動かない時間をたっぷり取ってカクカク進む入退場や証書授与は良かったが、みんなで寒い言葉を一言一言叫んだり歌ったりする芸を見て、こりゃいかなごが練習で寝るのも無理はない、というか、寝てて良い、私は許す!て感じだった。

 「(私たちは)羽ばたきます!」「巣立ちます!」とか叫ぶんだぜ。お前ら鳥かよ。芸を聞きながら泣き出すお母さん達もいる中、マジで笑いそうで困った。芸のために列席している5年生が唐突に一斉に立ち上がったのにもビビったし。あと、保護者挨拶を本職(←劇団のひと、S君同級生)がやっていて凄かった。依頼した人、偉い。

 それにしても、去年は一人もいなかったそうなのに、行ってみたら女の子の半分以上が袴でびっくり(男子は2人)。大きい子多いからかなあ。上は振袖の子もいたし。残りはほとんどAKB風スーツだったが、振袖でもスーツでもないのが、いかなごとその仲良しKちゃんだけ、というのには笑った。いかなごは中学の制服?と誤解されまくっていた。近くの私立小学校の制服に似ていたのが敗因か。ちなみにお母さん方も4人に1人ぐらいは着物だった。

 卒業式後は写真を撮りまくって帰宅し、昼過ぎから近くの結婚式場で6年生&親達の食事会。
・近くだが入ったことはなかったので、中を見られて満足。
・綺麗な庭だのプールだの建物だのあるので、いかなご&友人達が可愛く撮れた(満足)。
・いかなごが何かすると、周りから「いかなごらしいねえ」と親からも子からも言われるという…生暖かく見守られてる感半端ない。

・ふざけて男子達が会場のマイクを持つ→親が「何か抱負を述べて下さい」と振る→男子達恥ずかしがってマイクを持たず→いかなごがマイクを握り「情けない男子達の代わりに私が抱負を述べさせていただきます。中学でも頑張りたいと思います!」→さっさとマイクを片付ける、という事態発生。
・いかなごは友人達とともにコーヒーを2杯も飲んだらしい。めっ。

・子同士、親同士であいうえお順の席順だったので、お話したことのない親と話せたのは面白かった。
・振袖は成人式用に早めに買って、袴は家にあったものを…(昔の人用なのでサイズが小さくてちょうどいいらしい)なんて人も。
・男女双方の子を持つ親はみんながみんな「男子は女子の年齢相当より数年赤ちゃん」と言っていたので、やはりそういうものなのか。
・離任式に生徒が行くのは京都の習慣では、と大阪出身の親達で盛り上がっていた。何の説明もないし、最初は意味不明だったもんな。

 ワールド開会式&女子SP少し。
・氷艶ステファン、なんか違和感あるなあ。ステファン味が少ないというか。織田君は全く違和感ないのに。
・さとこちゃん、コンボ以外は凄くいい演技。
・ルッツループ、ド迫力。



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