2月1日(金)
仕事終わってから、S君とロームシアタ―のN響定期公演を見に行ってきた。3階席の後ろの方だったが(S君がチケット取ってくれたが、購入時に席を選べないそうで苦労していた)正面のティンパニを上から見放題で、私的には超良席。確かにかなり遠かったが、それでも良席。素敵だったわ、ティンパニ。特にエフゲニー・オネーギンのポロネーズが(うっとり)。
曲目はチャイコフスキーのピアコン1番とドヴォルザークの7番で、ピアニストの人は怪力だと思った。あと、当たり前だが、みんなお上手。S君は「あんなにたくさん弦が必要なんだろうか…それこそアンプで増幅すれば、少ない人数で十分やっていけ…」と根元的疑問に目覚めていた。
ロームシアターは、9時に終わって9時20分には家に帰れたので、便利っちゃ便利。また行きたいな。
2月2日(土)
「リーゼ 内向きスタイルつくれるシャワー」がほんとに内向きになるわ。魔法だわー。
バイク屋に預けていた、動かなくなったバイク君、走行距離数から考えてご臨終です、と連絡があった。まあ中古で買った上、10年近く酷使していたから仕方ないか。
中学に出かけたいかなご、駅で「ピタパがない」「財布もない」とラインしてきた。あれだけ行く前に確認しろって言ったのに!?怒るでほんま。
塾でずっといかなごをからかい続けていた子が、志望校に落ちて、いかなごと同じ中学に行くことになったらしい…。いかなごは忘れても、私は執念深いから、いかなごに言ったこと覚えてるよ。例によって、いかなごはさして気にしていないが、第二志望校を嫌がった理由がその子なんだよねえ…まあ子供の性格なんて、お互い変わるものだけれども。。
S君が誕生日プレゼントにタッチセンサーのライトをくれた。シンプルで可愛いが、突然喋り出すのが謎。
2月3日(月)
2階にいかなごの部屋を作るために、本の大移動中(いかなご部屋が一番広いので、あらかじめその部屋に本棚を置こうというS君の策略)。その一環で、居間にあった子供用の本を、もぐの部屋・いかなごの部屋・滋賀の家に移し、分散していた私の本を居間に戻したので、居間の壁本棚が懐かしいラインナップに戻りつつある。
あんなに屋台は嫌いと言ってたのに、友達と2日間節分祭に入り浸るいかなごに成長を感じないこともない。
いかなごが誕生日プレゼントに、折り紙が得意な友達から譲ってもらったという折り紙のバラをくれた。とても綺麗で上手なのだが、下手でも可愛い我が子が折ったものが欲しかったかもしれない(いかなごが折ったバラは数秒で崩壊したらしい)。
飛行機に乗るのに本要るけど、最近ハードカバーばっかり読んでるので、文庫があんまりない…と探していたら、S君「そんな時のためにKindleが」なるほど。
何とか襟の型紙できた。訳分からん…。ちなみに参考にしたのは『簡単コスプレ&イベント服』という本のミツバチの仮装(襟の鋳型が欲しいだけなので、何でもいい)。
昨日私の誕生日だったのにケーキを用意しなかったら、もぐが悲嘆にくれていたので、今日ケーキ買ってきた。
夕方から、頭痛が痛過ぎて割れそう。もぐ鬼を家の外に追い出して、豆を投げている家族を横目で見物。
2月4日(月)
嚥下食でも今年の恵方を示す紙が配られるのか…。
旅行用医薬品の選別と、糸と接着芯と用尺の確認をして、いかなごさんに作文を書かせて、晩御飯を作らせた(←料理してみたいお年頃)今日の私はえらい(昨日は頭痛で半日地蔵)。
私「世界の映画の興行収入の一位って知ってる?」
S君「短いカタカナでペルソナみたいなやつ」
…大体合ってたわ。答えは『アバター』。
おいおい、私海外旅行15年ぶりかも。てか、最後はもしかしたらドルトムント?
2月5日(火)
もぐに算数を教えて力尽きた。…なんというか…出来るとか出来ないとか以前に、赤ちゃんか赤ちゃんじゃないかという問題な気が…。。
海外旅行用迷子札と子供用タイ旅行のしおりを作った(もぐがいちいち「旅行行くの何日?」「今日はどこに泊まるの?」とかうるさいので作ったのだが、結局もぐは真面目に読まないので、意味がなかったのであった…)。
2月6日(水)
いかん「総理大臣でございますから、森羅万象すべて」だけは、どうしても笑ってしまう。
四条通りウロウロしてたら、そこら中でQueenかかってた。凄いな。
2月7日(木)
大学院時代の先輩達と飲み会。20年弱経っているのに、みんな外見や仕草が変わっていない。私も読み返したことのない私の博士論文のAbstractを、名前が載ってる先輩が提出の必要があって日本語訳したと聞いて笑った。まさに誰も読まない論文。
2月8日(金)
子供用を作ったついでに、ホテルや行きたい場所の住所や名前を載せまくった大人用しおりも作った(これが一番役に立った)。
ニコラス『ナチズムに囚われた子どもたち』を読み終わった。ナチ政権下でヨーロッパ周囲の子供に何が起こったかを網羅的に記述した素晴らしい本。上巻は、アメリカ含む周辺国が、いかにナチから迫害された難民を受け入れなかったかが書かれているが…でもまあ、それは今でも同じだよね…。下巻では、かなりギリシャが酷い目に遭っていたことを知った。
2月9日(土)
朝6時前に家を出て、真っ暗な中、出町柳→バスで関空へ。もぐが空港で既に興奮してサル化。そういえば、もぐは飛行機乗ったの、赤子の時だけだったわ。
エアアジアはチェックインが色々大変だったみたいだが、あとは普通の飛行機で、機内食は購入だがドルも使えた(特に美味しくもないが、不味くもない)。機内で書いたタイの出入国カードが、やたら詳しくてびっくり。他国で職業や年収まで聞かれたかなあ…。そして6時間後に到着したバンコクは、いきなり35℃。暑いというか、しんどい。
バンコク観光をしたかったが、親切にトランジットの方に回されそうになるし、荷物預け場は国内線ターミナルの方だしで、埃っぽいドン・ムアン空港をウロウロしているだけで、体力を消耗。何とか外に出て、バス→電車→船でワット・アルンへ。バンコクは日本企業の看板とクーラーの室外機と建築現場だらけな印象(ロシアはLGだらけだったな)。人が多くて、どの駅も三宮みたい。
もぐはそこそこ元気だったが、いかなごはヘロヘロで、モザイクだらけの凄いとしか言いようのない寺にも無反応。S君はいきなりその辺でスムージーなど買おうとしたので一応止めた。
渡し船で河を渡って、ワット・ポーに行こうとしたが、飛行機の時間を考えるとこれ以上の観光は無理と諦め、トゥクトゥク(三輪タクシー)に乗って(これがボろうとするので、交渉が面倒)電車の駅へ。定員3人と思われるトゥクトゥクに子供含むとはいえ4人ギチギチで乗り、バイクと車でやたら混んでる通りを疾走して、華麗に信号無視するおじさんのテクを味わったのは非常に楽しかった。
無事に空港まで戻り、空港の売店で弁当を食べ(国内線ターミナルだが、幸い英語が通じる店員さんがいたので、いかなごともぐ用に全く辛くないものを入手できた。私は謎の魚が載った炊き込みご飯のようなものを食べたが、タイで食べた中で一番美味しかった)チェンマイへ。
1時間でチェンマイに着き、タクシーでホテルへ。ビジネスホテル的な外見で、ペット、タバコ、ドラッグ、ドリアンが並列に持ち込み禁止された張り紙が。ロビーには、評判が悪いとの噂の現国王の肖像画も3枚。しかし、部屋は巨大で、ダブルベッドの寝室2つに居間・洗濯機・簡易台所・シャワー2つ・浴槽1つ・トイレ3つ。
よく考えたら、子供の時以外、文字が全く読めない国に行ったことがないので、異国感が凄い。あと、日本人のお辞儀並みに、タイ人合掌する。
2月10日(日)
完璧時差ボケてて、キッチリいつもの起床時間に目覚めた(子供たちも)。
朝ご飯はホテルのバイキングで。温野菜やおかゆもあった。電熱器の上に置いてあるのに、常にぬるい紅茶がナゾだった。
午前中はいかなご所望の象さんキャンプに行くために、日本語を喋れるガイドさんと運転手つきの半日ツアーを頼んでいたので、ホテルに来てくれた迎えの車で出発。軍の施設(軍馬?なのか、やたら馬がいた)や別の象さんキャンプ、観光施設を通り過ぎて、メーサーエレファントキャンプに到着。
象さん!90代から3歳までたくさんいた!3歳の幼象、激可愛い。1頭1頭象使いが決まっていて(カレン族らしい)そのうち集団で川に降りて行ったと思ったら、排尿排便して、その場でゴロっと横になって、象使い擦ってくれ、になったのは衝撃だった。
そのうち象さんショーが開幕。踊る象、サッカーする象、絵を描く象、荷物を運ぶ象、人を載せる象、と色々専門がある模様。芸にはいちいちオチがついているのがナゾだった。タイの文化か?
そして、これを見るがためにタイに行った、主目的の「象さんのお絵描き」は、思ったよりはるかに凄かった。殴り書きするだけかと思いきや、ちゃんとした風景画や花の絵を十分以上かけて描いている(たぶん象ごとに描く絵は決まってる)。絵具と絵筆の種類を決めるのは象使いだが、描くのは全部象さんがやってるし、集中力が凄い。どうやって教えるんだろう。最初にやらせようと思いついた人が凄いな。描きあがった絵は、すぐその場で暴利の値段をつけられて売られていた。その日に描いた絵以外の絵も近くの売店で売られており(こちらは安いものもあり)半額セールをやっていたので、いかなご用に1枚購入。二千円ちょい。
その後は2人ずつに分かれて象ライド体験(私といかなごが乗った象さん、途中で経路をそれて、餌を運ばされていた)。象さんにはその場で買った餌(バナナとサトウキビ)をあげられるし、何ならチップも渡せる(ちゃんと象つかいに渡してた)。一番驚いたのは、象は体が柔らかいってこと。足はくにゃって曲がるのね。
運転手さんにピックアップしてもらって、ナゾの蘭園を見学し(たぶん1日ツアーの際は、ここで昼ご飯を食べる仕様になっていると思われる)、観光施設が集まる旧市街で降ろしてもらってツアー終了。
チェンマイは朝晩は非常に快適で、象さんキャンプも山の中なせいか全く暑くなかったが、さすがに午後1時の市街地は暑い(それでも日陰ならそこそこ)。子連れだと1kmでも歩けないのが最大の難点。ちょっと間違えて、裏道入ったりしても、我慢して歩く、ができないしね。
ということで、観光と有名食べ物屋は諦め、目についた道端の食べ物屋で昼ご飯。私は麺類を頼んでみたが、何か分からない物が色々入っていた。不味くはないが、甘いのが難点。食事後は、一旦ホテルに戻り、しばらく休憩。
タイはセブンイレブンが支配していて、とにかくそこら中にセブンイレブンがある。水分補給のため、しばしばペットボトル飲料を買いに行ったが、日本語がそのまま残っている日本のものと似たパッケージのお茶(でも甘い)が色々あった(コカ・コーラのロゴみたいな感じ?)。ザクロジュース入り(?)お茶が美味しかった。あと、タピオカやナタデココ入り飲料が多い。
夕方ホテルを出て、旧市街で開かれるという日曜市に。食べ物や観光客向けの土産物も多かったが、ハンドメイド製品の屋台がやたら多く、しかも作りが粗雑なものがほとんど。もぐは彩色した木の象と蛍光塗料のおもちゃ、いかなごはソープカービングの花とウサギのハンドメイドバッジ、私はガラス細工のコブラ(?)を買った。途中で休憩がてら寺に寄ったり、たまたま事前に名前を調べていたレストランにぶち当たったので晩御飯を食べたり。ちなみにメニューには大概唐辛子のマークがついていて、辛さが分かるようになっていたらしい(いかなご発見、親は英語しか見てなかった)。
帰りはソンテウという乗合タクシー(というかバン)でホテルへ。詰めて8人分の座席に12人詰め込む運転手凄し。
ホテルの近くには、タイの業務スーパーとしか思えない店があり、そこで果物を買ったりも。調べたらフトモモ(ローズアップル)というもので、味のないリンゴみたいな感じ。