11月21日(木)

 もぐが国語で書いた例文→「楽しみなのはファミチキを食べることだが、残念なのはファミチキを買ったらジュースを買うことができないことだ」「ファミチキがのどから手が出るほど欲しい」

 いかなごと地理の勉強をした。マラウイってマラウイ湖が国土の20%らしい。たぶんマラウイ人、周りの国の人に「マラウイ湖の水止めたろか」とか言ってる。

 忘年会の余興の練習したら、2分で息が上がるばかりか全身がしんどい。

11月22日(金)

 あまりの眠さに「コスト」てつく人は滑りが綺麗だという真実に気付いた。

 西尾元『死体格差』を読み終わった。法医学教室で解剖をしている著者が書いたエッセイ。症例は日頃見聞きする話ばかりで、ああ私達が日頃接している患者さん達は、生きている間に誰かに発見されて運ばれてくるわけだが、発見されないと著者の元に行くんだなあ、と。あの腐敗した匂いの中で、結核予防にN95着用して毎日解剖し、御遺体がカツオブシムシに満たされていることもあるというのは凄まじ過ぎる。「法医学教室に勤める医者はイリオモテヤマネコの推定生息数と変わらない」のもむべなるかな。

11月23日(土)

 他院の恐ろしい労働環境(主に精神的なモノ)を聞いて、自分の幸運に改めて感謝。

 もぐは土日は近所の公園に遊びに出て、近所のスーパーで勝手にお菓子買ったりしてるのだが、今日はポイフルとヤングドーナツ買ってきて、ヤングドーナツを姉に捧げていた。この土日に虐められないための贈り物らしい。

 日々殺人、誘拐、強盗、火事のニュースを気にしているもぐ「いやーよかったねえ、見つかって」。

 コストルナヤ様、こんだけやってもご不満ですか(そりゃそーか)。

 夕ご飯はオムライスとタコと大根と里芋の煮物。久しぶりだ、と子供ら喜んでいた。オムライスごときで喜ぶとはまだまだ可愛い。タコと大根と里芋の煮物は例によって味見はしてないが、「ママの残り物料理はやっぱり美味しい」と評判が良かった。だから冷蔵庫にあるもので作ってるだけで、残り物じゃねえっての。

11月24日(日)

 フレディの命日なので、ピアノの練習を普段の3倍した。でも練習中に考えていることは「届かん!指痛い!9度無理!」。

私「木乃は転生しても、また可愛い犬になろうなあ」
S君「『転生しても犬でした』」

 ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』を読み終わった。原作のG・R・R・マーティンが続きを書くのをやめた後、代わりに脚本を書いて『ゲーム・オヴ・スローンズ』をズタボロにした2人のうちの1人が書いた小説だというので、色眼鏡で読んだが、ご都合主義の展開を(アインザッツグルッペン相手なのに主人公が殺されないとか)綺麗にまとめた話で、なるほどと思わないこともなかった。ピーチェル封鎖のエピソード満載で、非常に読みやすいが、実際は作者の祖父から話を聞いたわけではないところに、やや裏切られた感が。

11月25日(月)

 朝からいかなごが「最近二度寝してしまう」とお怒り。そのためにスヌーズ機能というものがだな…(教えたら、そういう機能があったことを思い出したらしい)。

 余興の練習が大変で…。
いかなご「ママ親さん、またやってるの?」
私「大人の余興というのは大変なんです…」

もぐ「持久走で10分も走らされるんだよ!」
いかなご「私なんか校庭10周させられるんだよ!」
私「ママなんかもう年寄りなのに2分も踊るんだよ!」

11月26日(火)

 もぐは朝は水を飲まないらしい(コップを用意しなくていい、と言われる)。ヨーグルトから水分を取るんだって。

 共産党の議員さんが12時過ぎに資料請求して、13時に名簿をシュレッダーにかけたのか。

 リーザ、苦もなく降りてますがな>4T。まあリーザなら降りれるよなあ。

 シモンコライト、実験の比較対象がハイドロコロイド(以前のプレスリリースを見る限りではデュオアクティブET)。そりゃ「U度からV度の壊死がある褥瘡」に漫然と貼ってても治らないから、現存治療と比較して劇的に効くのかどうか…。

11月27日(水)

 てことで、アマプラの全員集合を見せたら、もぐがどっかんどっかんウケまくって大変。「私、ママの子供でいる資格なんてないんです。もう家出します」と真似始めるし。恐るべしドリフ。

 もぐは22時過ぎにベッドに入る(が、恐がりなので、部屋の電気をつけて、ドアを全開にしておく)→その後降りてきたいかなごが、無造作に電気消して、もぐがベッドの中に漫画持ち込んでないかチェックし、ドアを閉めて、風呂入りに行く、という動作が毎晩繰り返されている。

11月28日(木)

 いかなごさん、ピアノの先生に発表会の候補曲を告げたところ、「それは情感を込めてゆっくりと弾く曲なので、あなたには難しいのでは」という至極もっともな意見を頂戴し、例えばこんな曲はどう?とモーツァルトのロンドを提示されて帰宅→それはちょっと…と難色を示したため、また曲探しの悪夢が。

 とは言っても、似たような難易度の曲は既にあらかた提案してはうーん…の一言で撃沈しており、仕方なく母は超面倒くさい「○○の○○番の○楽章」の難易度と長さと曲調をチェックする、という沼に足を踏み入れたのであった…。

 で、結局数曲選んでおいたスカルラッティはすべて一瞬で退けられ(まあ私にも全部同じに聞こえるが…)どうやらショパンも好きではないらしく、結局ハイドンの一曲だけお気に召した模様。コレ先生に無理、て言われたらどーすんだろ…(恐)。

11月29日(金)

 いらすとやさんの中二病のイラストがあまりにも正しくて、いかなごの姿を見てるのかと思った。

 ラマチャンドラン『脳のなかの天使』を読み終わった。「色盲で共感覚だと見えない色が見えるのか」「自閉症はミラーニューロンの障害がありそう」「一部の能力を遮断すると、サヴァンのような凄い能力が出てくる」(個人的にはどうも納得いかないが)「体外離脱体験の原因」「美術を脳神経学的に考える」など。幻肢痛と同じように「パニック発作をホラー映画を見せて治す」というのが面白かったな。

11月30日(土)

 もぐがハンバーガーとポテトが食べたいというので、すっぴんでマクド行ったら、近所の人と遭遇した…。

 公衆電話、東京に行ったS君が赤と緑と1台ずつゲットしてくれた。2回目で一番欲しかった緑を引くとは。そしてミシンの側に置いたら、色が合ってて超可愛い。なんか公衆電話が目に入ると、安心するんだよね(刷り込み)。

 いかなごの選んだハイドンのソナタをピアノの先生に知らせたら、返事がきた。「いいと思います。難しいです。指の力が必要なので、握力を鍛えましょう」いや先生、ソレ無理なんでは!?難しいんでしょう?

 本田『誘拐』を読み終わった。私でも概略は知っている「吉展ちゃん誘拐殺人事件」のノンフィクション。犯人からの電話を録音しようと機器を取り付けたのが親御さん、お金を用意していたのに警察が紙幣番号を控えていなかった、逆探知ができなかった、などの警察の不手際や技術的限界、農家の次男三男は山間部の土地で棚田を作って暮らす、近所の編み物屋に2歳児のカーディガンを注文に行く、やたら兄弟が多く親族間の婚姻も多い、などの昭和の風俗が描かれていて面白かった。



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