8月21日(火)

 今日も、ホラー動画を見たので、恐くて数時間以上の留守番は無理、と最近言い出したいかなごのために、仕事中も1時間おきにラインスタンプ送付。

 今日の(事実なら)二大アホニュース。
医者を送ってもらえないので赤字なので、医療従事者の給料下げます
五輪メダルを作るために小中学校教員にさらに迷惑をかけます

 今度結婚する後輩の相手が「田舎の開業医の末っ子長男」(←この時点で条件最悪だが、まあ本人には責任ない)で「物事はそのうち何とかなると思っていて、家事はできない、育児する気ない、金稼がない人」だと知って「世の中にはもっといい男がいる」とみんなで説得する事案発生。

 しかも「後輩は都会育ちで田舎で暮らす気ゼロ」「相手の家は舅の意見のみが絶対」「相手は実家に帰ると父のいいなり、戻ってきて後輩が怒るとその場は従う」…ここまでの地雷を踏みかけている人を見るのは初めて。その相手やめなさい、て連呼するのも感じ悪いので(言ったけど)、周りによく相談するように奨めた。後輩は自分は良い家庭で育ったせいか、「あまり深く考えてなかった」「相手の教育を頑張る」と言うのだが、まだ若いし、子供もできていないし、今のうちに方向転換した方が…。

 あの…昌磨君が一瞬小室圭氏に見えた。

 S君ともぐが帰って来た。S君が今回初めて90歳近い祖母から聴取したという、戦前戦後の祖母の話をしてくれたが、恨み言を交えて語るせいか、個人の性格の問題か、意味が分からな過ぎてクラクラ。とりあえずS君祖母は継母の弟と結婚したらしい。

8月22日(水)

 四日振りだというのに、朝から口喧嘩から殴る蹴るの喧嘩がはじまる姉弟…。

 ピアノカバーと簾で改装した木乃のケージが出来上がり、いかなごが入って「これはなかなかいい家ですよ」。

 4日間祖母の家に行ったもぐはすっかり我儘になっていた。甘やかされ過ぎ。

 S君のお土産「瓦そば」というものを食べたが、今までに食べたことない珍妙な味がした。ナゾのたれにつけなければ、そこそこ美味しかった。

 おばあちゃん家のウサギはロップイヤーで人馴れしていて、S君曰く「犬とほとんど変わらん」「バナナねだりに来やがる」らしい(笑)。

 S君「(木乃を見ながら)やっぱり耳が立ってないと可愛くないな」「目もギョロっとし過ぎ。横についてる方がいい」私「鹿でも飼ってれば」

8月23日(木)

 台風もう上陸したんかい。明日当番のS君が「これでは明日のラジオ体操が中止にならないじゃないか」とブツブツ言ってる。

 いかなごの自由研究の仕上げ。出来た琥珀糖を瓶に入れ(学校に食べ物を持って行けないため)レポート用の写真を撮って…その写真にフィルタかけて加工するという(既に論文捏造風味)。

8月24日(金)

 風邪でもひいたのか、喉痛いし、むかむかするが、注文していた待ち針が届いたので、少し気分アップ!100本セットだよん。

帰宅したもぐ「え?!ママ待ち針買ったの?!」
帰宅したいかなご「ええ?!ママ待ち針買ったの?!」
 確かに赤白二色が五色セットに変わったとはいえ、何なんだ、君たちは…。

 ロリニカイテ『マーシャの日記』を読み終わった。リトアニアの首都で暮らしていたユダヤ人少女の話。ナチス侵攻とともに父はソ連に逃げ、残りの家族とゲットーで暮らし(途中で姉は逃亡)、ゲットー崩壊時に自分だけ選別されて強制収容所へ(母と弟妹はおそらく銃殺)、生き残ったら絶対語り継いでやる、と日記を書きながら(保存できそうにない時は暗記しながら)強制収容所も死の行進も生き残る。ゲットーでの狩り込み、飢餓、収容所での選別に暴力と凄まじい体験が生々しく描写されている。もちろん運もあっただろうが、文学的才能と生き証人になる意思で生き残ったのでは、とも思う。

8月25日(土)

 今日は「もぐの正月」地蔵盆なので、もぐは一日地蔵盆に行ったっきり(お菓子タイムとかくじ引きタイムとかだけ貰いに行く子の方が多い)。当然、宗教行事にも全参加。

 昨日の腹痛と嘔気が酷くなって、一日寝ていたが、昼にポテトチップ食べた後からなぜか復活。図書館行って弁当作って、夕方から地蔵盆後の地域交流会に顔を出したら、私が行く前、S君がずーーっと焼きそばを焼いていたそうで、色々な人に「旦那さん、ずっと焼いてくれてはったよ!」と言われまくった。私に言われても困るのだが、なんだろ、誇っていればよいのか?!?

 地蔵盆に近くに住む京大の院生が来てて、最初S君がおしゃべりしていたが、学童の会議に行くために抜けねばならず「あ、これ私の妻なんですが、医者で〇〇大学出身です」と雑な引き継ぎをされたので、引き続き私がおしゃべり。その学生さん、もの凄ーーっく京大生っぽくて、とても懐かし楽しかった。

8月26日(日)

 毎日使う陶器製指ぬきが行方不明になって(しかも同じ柄もう売ってない)しばらく凹んでいたが、普段と違う棚に安置されている(失くさないように自分で置いたっぽい)のを無事発見。

 午後から昼寝しようとしたが、暑いので外に遊びにも行けず、退屈したもぐに邪魔されまくった。

 いかなごが模試受けてきた。去年のデータと付き合わせると、この成績では第一志望校には受からない。いかなご「今から伸びるかもしれないし〜」S君「問題傾向から考えて、実際にはもう少し高い点が出るはず」。君たち、ほんとポジティブだな(私は絶賛大ネガティブ派)。

 昨日地蔵盆でなぜか盆踊りが導入されて、講師の女性の後について、もぐが必死に踊っていたが(おかげで筋肉痛になったらしい)、振付はともかく、音楽が超辛気臭いので、継承されない気がする。ドラえもん音頭とかにしといたらいいのに。

8月27日(月)

 某H大の医局は、自校出身者のみが優遇され、他校出身者は二軍扱ドサ廻り、というのが通説だったが、今は事情が違うのだろうか。

 マンモで痛いと思ったことないので、乳癌検診は嫌ではないが、CFは嫌だなあ(やったことないけど)。

 斎藤環『母は娘の人生を支配する――なぜ「母殺し」は難しいのか 』を読み終わった。「母娘関係は父息子関係や母息子関係より難しい」「娘は母を同一化するので、母殺しは難しい」という趣旨の本。一般的な精神分析の話が多く、特に目新しい話はなかった。「女性性には本質がなく、身体表面にのみ存在する」らしい。面白かったのは、男子オタクは、オタクでも異性や家族を求めるが、女子オタクは「生きていく上で異性は必ずしも必要ない」と思う傾向にある、というやつ。

8月28日(火)

 初期微動バッチリだったから、ちょっとビビったが、小さな地震で良かった。

 今日の晩御飯は、切り干し大根と鰹の漬けとビーフシチューと、豊水一切れとブドウ二粒とタピオカミルクティー。豪華。…と満足していたら、珍しくビーフシチューなんて食べたせいか、子山羊七匹食べた後みたいに眠い。

 うちらみたいな田舎もんにはよく分からしまへんけど、歴史のある地方のお方は大変どすなあ。

8月29日(水)

 今さらゲーム・オヴ・スローンズのキャラと薔薇戦争でのモデルキャラ解説動画を見直して、ふむふむした。マーガレット・オヴ・アンジューがサーセイで、ヨーク公リチャードがネッド・スタークで、エリザベス・グッドウィルと結婚したエドワード4世がロブ・スターク、と(ちなみに私は、肖像画が超小顔で美人のエリザベス・グッドウィルが好き)。で、スタニスがリチャード3世(なんかイメージ合う)。

 卵焼きの中に薄揚げを入れると気づかれないということが分かった。

いかなご「ねえ、うち国家機密とか禁止図書とかないの?」
両親「なんで?」
いかなご「Kさんの家には国家機密があって、それ使って自由研究してたの。お母さんに聞いたら、使っていいよ、って言われたんだって」
(そ、それは国家機密ではないのでは…)
いかなご「Dさんの家には禁止図書があるんだって。テトロドトキシンのことが書いてあるらしいよ」
(…それは禁止図書ではないのでは…?)

8月30日(木)

 今年初めてブエルタ見てる。隣なのに、結構山や植生が違ってて面白い。

 ベルトラン『ナチ強制収容所における拘禁制度』を読み終わった。ナチの強制収容所では、すべてが細かい規則に従って行われており、SSによる恣意的な暴力は(実際には行われたとしても)厳しく禁じられていたことを、文献を元に示した本。SSは暴力をふるってはならず、囚人にやらせる(SS威厳を保つため)、規則は厳密に運用(殺人や虐待に手を貸すことになるSSやその周辺の罪悪感を軽減するため)、ただしユダヤ人は規則の対象外(たぶん何をしても可という扱い)ということで、何と言うか、非常に良く出来たシステムだと思った。鞭打ちはプロイセンの軍隊で行われていた刑罰を踏襲したものらしい。

8月31日(金)

 相変わらずゆづ君はブッ飛んでおらるる>オトナルとニジンスキー。

 いかなご、今日は学校行事だったが、何を勘違いしたのか「親が行事先に迎えに来る」と誤解していて、担任の先生にそう伝えたところ、伝言ゲームで夕方教頭から「いかなごさん、体調不良で学校の保健室で寝てますので迎えに来て下さい」という電話が我が家にかかってきた…(もう何が何やら)。

 庭から「ニャッ ニャッ ニャッ ニャッ」という虫の鳴き声みたいな音がするので、窓を開けたら、庭の塀に木乃より大きい猫がいた…そして夜半過ぎまでずっと鳴いていてうるさかった。

 夜、いかなごを迎えに行く時、小雨だったのでレインコート着せて木乃を歩かせて連れて行ったら、いきなり木乃が溺れそうなほどのゲリラ豪雨&浸水。朝の通勤時もずぶ濡れになったし(北大路は晴れてたのに!)、今日は運が悪い。

 シャワー入ろうと風呂場行ったが、ついつい洗面所で『悪魔の手毬唄』読んでいたら、S君が戻って来ないけど大丈夫かと様子を見に来た。
私「まだ入ってない。本読んでた」
S君「いかなごかよ!」
私「お、親子なんで…」

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