5月1日(火)

 いかなご「火曜日はなぜか先生が2人いるんだよね。いくら私でも、クラス20人に先生2人ついて、授業中にオリエント急行読むのは難しくて」私「そんなことしてるの?明日家庭訪問なのにやめてよね」いかなご「大丈夫、最近の学校は褒めることしか言わないから」

 K君が京都に遊びに来てるというので、会いに行こうと、いかなごの迎えにバイクで行った。いかなご「どうしたの?」私「ママとパパの友達が遊びに来たから、今からT邸に行くの」いかなご「分かった」…あっさり分かるなおい。

 K君、たぶん十数年ぶりだけど、見かけ全然変わってなかった!

5月2日(水)

 いかなご@朝8時「ねえママ、この『八つ墓村』ってやつ、読んでもいい?」…セレクトする間もなく、どんどん勝手に読まれていく(正しい)。

 さて、家庭訪問。まず、何も語ることがない、会話が途切れがちなもぐの家庭訪問終了。非常に気まずい。相変わらずもぐは外面が良く、外遊びも折り紙も発表も勉強もこなし、友達の面倒見も良いらしい。

 続いて問題の姉。持ち上がりなこともあり、担任の先生が色々話してくれた。5年生の最初の方は色々とあったが、後半はかなり成長していたとのこと。「クラスメートが『いかなごは変わった』と言っていた」というのを聞いて涙出そうになった。まあ、成長する前の話も色々聞いたが。クラス編成もたぶん配慮してもらってると思う>いかなごと一番仲がいい子と、去年いかなごが割と親しくしていた友達2人が同じクラス。

 あと、遅くまで塾行ってて睡眠時間が短いせいで背が伸びてないんじゃないかと保健の先生に心配されているらしい。保健の先生がいかなごが降りるバスに乗ることがあるので、帰る時間がバレているからなのだが、そんな時間に帰る保健の先生の労働状況が心配だよ。

 組み体操が不安なんですけど、と申し出たら、何でもいかなごの学年は前回りできない子が何人もいたぐらい運動オンチが多い学年で「他の保護者の方にも、同じように心配されている方がおられます」「去年の6年生と同じことはやりません」「できないことはやらせません」「最近は組み体操では危ないことはやらせない風潮なので」とはっきり言われた。風潮超有難い(感謝)。

 ちなみに、うちの小学校、もともと受験する子が多いらしい。今年は特に女子の割合が高く、受かったら行こうか、じゃなくて「ここに行きたいから勉強する」みたいな子が多く、休み時間も塾の宿題してる子がいて事実上黙認な模様。

 夜ご飯をT邸面子で一緒に食べることになり、大雨の中、近所の洋食屋へ。もぐは「Kのおじさん、Tのおじさん、Oのおじさん…」と名前を覚えるのに苦労していた。

5月3日(木)

 昨日、夜ご飯にエビフライ5本食べたから、全然お腹が空かない。。

 朝からいかなごに「このバカ親」と罵られ続ける連休後半初日。「梅に鶯、竹に雀って言うけど、松は何?」と言うので「鶴らしいよ」と調べたら、「ありがとう。ママはそんじょそこらのバカ親よりはマシだから安心して」とお褒めの言葉をいただいた。

 いかなごが塾休みなので鴨川でトンビに襲われながら昼ご飯。いかなごともぐは中洲で何やら遊んでいたが、私は暇なので結局花輪作ったり。シロツメクサで花輪作るとき、カラスノエンドウを巻き付けると、崩れにくくて安定する、という知見を得た。ツル植物だから巻き付くのねえ。

 木乃も連れて行ったのだが、高齢のご婦人2人が木乃をじーっと見て「ペキニーズですか?」と言うので(1人が飼っていたらしい)「(ペキニーズな訳ないだろ…)シーズーです」と答えたら「え?シーズーなの?」と驚かれた。いかなごとの結論→あの方は物凄くシーズーに似たペキニーズを飼っていたに違いない。

 昔着てたピチピチ系のTシャツ、もしやと思っていかなごに着せてみたら、ちょっと大きいけど、似合ってて笑える。普通に普段着いけるな。

 そういえば、担任の先生によると、こないだいかなごがワゴった時、普段と全然様子が違っていて、弱弱しく助けて下さい、と言い、保健室でも「ママかパパを呼んで下さい」と頼んでいたらしい。よっぽどびっくりしたんだろうな。私「なんで跳び蹴りなんかしたのよ。それ、ママがよくなるやつだから大丈夫」なんて開口一番言ってもうたけど。

5月4日(金)

 今日も2階の荷物部屋の片付け。昨日も今日もゴミ袋1袋分のゴミをまとめた。

 大掃除をして以来、家庭内でソファが大人気で。荷物置き場と化してたのをランドセル禁にして、クッションカバーかけて毛布置いたら、こたつ片付けたのもあって、ソファの奪い合い。貰い物の高級ソファなので寝心地もよく、横が本棚なので物も置けて、S君が近くのコンセントから延長コードを引き…。それにしても、昔はごろ寝して本を読むのと、ネット見るのは両立できなかったのに、今は楽だね。悪阻の時にスマホがあったらなあ、とたった数年の差なのによく思う。

5月5日(土)

 いかなごさん、志望校模試の結果が返ってきたら、第一志望校にはるかに足らず、号泣中。難しさより速さと正確さを求めるタイプの問題だから、いかなごには向いてないのよねえ。てことで、第二志望校にしたら、と勧めると「あそこはイヤだ。こわい」とナゾの発言を繰り返し、親困惑中。「こわい」って何だ…しかし小学生のこわいを理由に6年通う学校決めるわけにはいかんのよ、こっちは(頭痛)。

 これだけイスラエルの旗を大量に見るのも珍しいなー。

 高野秀行・清水克行『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』を読み終わった。著者2人が同じ本を読んでの対談記で、予想通り軽く読めて、軽く面白かった。辺境に住む人々は文明化されていないのではなく、過酷な国家支配から逃げ出して、文字も来歴も捨てて生活しているのではないかとか、米は収奪に都合がいい作物とか、イブン・バットゥータの旅行記って凄い長いとか、インドの王様残虐過ぎとか。中世の武士はヤクザ、というのがなるほど、という感じ。北条政子とか極道の妻なわけね。
 
5月6日(日)

 片付けをしていて、とにかく物を減らすべき、という結論に達したので、いつも体の下に引いてるクッションがへたれた、と言っていたS君用に、ジーンズ生地でカバー縫って、捨てられなかった古タオルとフリース生地を詰め込んで、大型犬用クッションのようなものを作ったら、S君喜んでた。こんなもんでいいのか…。。

 もぐ、学校ではよく折り紙してるらしいのに、家ではしないので、なんで?と聞いたら「だっていかなごがねえ…」。折り紙入れがいかなごの机の上に置いてあり、取ると怒られるので遠慮していたらしい…。

 さ、30分ピアノ弾いただけで手背が痛いんだけど…老いた…。

 受験のストレスに耐えかねたのか(?)いかなごがバーバパパを熟読してる。

 引き続き、いかなごの「第一志望校の問題傾向に向いてない」&「第二志望校拒否問題」に頭を悩ませる両親。S君「もうちょっと早くから説得していれば」私「いやだから学校見学にも連れて行ったし…」S君「その結果、より拒否が固まった、と」。しかし、自分の受験を思い返しても、学校選びでそれほど深く希望を聞かれたり、言ったりした記憶ないんだけどな…学校見学も行かなかったし。というか直前に受験校変えられて、特に嫌がりもせずに受けたような…。

5月7日(月)

 S君「もぐ!!コップを運んでいる最中に犬をなでない!」いかなご「まあまあパパさん、家の中でそんなこと言うのはあなただけですよ」S君「このうちで正しいのは私だけなのだ!」

 長谷川先生だから、長谷川式の答え覚えてて使えないんだ(さすが)。

 あら、ほんとにオーサーんとこ行くんかいな。ビザ大変そう。

 布を小さな型紙に合わせて切るのって絶対依存性がある。止められない。

5月8日(火)

 朝のもぐ「にわとりさんが山を登りました。降りられなくなりました。それを見ていた人間が言いました。『チキンだねえ』」。直前にいかなごがオチのない話をしたせいもあって、全員絶賛。いかなご「100点」私「150点」S君「では私は冷静に…75点」

 夜のもぐ「僕はじばちゅうえもん」ジバニャンとピカチュウとドラえもんが合体したキャラなんだって。マジか。

 いかなごは自分の考えていることの3分の2ぐらいは私にバレていると考えていて、それは実際その通りなのだが、だからと言って「自分の考えていることが分かるのが親というイキモノ」という認識に達したり(だからS君は親ではないらしい。その設定だと私はもぐの親じゃないぞ)、たまに自分が考えていることを私が理解していないと「ママが私をいじめている」という結論に至るのはやめていただきたい。

5月9日(水)

 S君から「奈良に名人戦に行った羽生さんが、『鹿は誰が飼っているのか?』と言った」という話を聞かされて、凄いアメリカンジョークだと思ったら、本当だった…。。

 素っ裸のもぐが居間に駆け込んできて「ママ、よく見ておいて。もぐ君ずぶ濡れだからね。もうお風呂入ったからね」…全身で証明せんでよろしい。

5月10日(木)

 背の差10cmぐらいのうちの姉弟、並んでいると4歳差には全く見えない。いかなごがクラス1のチビだからだろうと思っていたが、いかなごの同級生達を見ると、それほど大きな差はないので、実はもぐがかなりでかいっぽい。

 今日の晩御飯:アジの開きと大根おろし、大根と厚揚げの炊いたの、賞味期限が切れたレトルト黒豆、サニーレタス、かきたま汁(薄味にし過ぎて不評)。

 「子供3人産め」とか言われると、昔は「このセクハラおやじめ」って感じだったけど、今は「そのうち給料上がると思ってる団塊おやじめ」って感じだよなあ…。



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