3月21日(水)

 やっぱりえだのん、アジ演説上手い。

 S君が模試の後はすぐにもう一度解き直せと主張するので、いかなごにそうさせているが、いかなごは私と同じような性格らしく、解き直して点数が分かると、こんな点なら絶対最低点だーもうダメだーとのたうちまわっている。

 そこで私が中学の時、理科のテストが難しくて全然解けなかったと落ち込んでいたら、答案戻ってきたらクラス最高点で友達にボコボコにされた話とか、センター試験後に解き直したら数学200点取れてなくて自殺しようと思ったが、朝刊来て丸付けしたら200点だったから、早まらない方がいい話とかしといた。

3月22日(木)

 世界選手権男子SPを少し。
・この激しいキスタイムは一体…。
・友野君、やったー!
・このBGMは誰が決めたのか…。
・コリャダさん、4トウ-3トウだけだとスムーズっすね。
・ビチェンコさん、素晴らしかった。最後の止めがいいのよねえ。

・ネイサン、出来は良くはないよね…暫定1位に言うことでもないが。
・アリエフ、いい演技だったのに、ザヤった上にルッツ刺さるなんて哀し過ぎる。
・昌磨、よくあれでコンボになったな(凄)。足ついてないもんねえ。
・さ。ビチェンコさんもっかい見て寝よ。

 人間用バリカンで初めてもぐの髪切った。長めだと後ろが難しい(結局S君がやり直した)。

3月23日(金)

 最近の通知表ってのはポリアンナみたいだな。悪いところは一つも指摘されない。

 もぐの将来の夢は「かいしゃいん」らしい。身の回りに一人もいないけどな。

 スティーブン・レ『食と健康の一億年史』を読み終わった。どんなものを食べると健康にいいのか、というテーマで、著者が世界各地の色々な食べ物や、健康食主義者をインタビューして回る話。この食べ物やこの主義は、良いところもあるが、悪いところもある、という話を、思い出話を混ぜつつ、だらだら語っているのがやや苦痛だが、「人間は一定以上の蛋白質を採ると腎臓が悪くなるので、脂肪が多い肉を好む」→「そういう獲物を狩り尽くしたので農耕に移行した」という説は面白かった。あと「健康に良い」とは言っても、「若いうちにたくさん肉を食べて、たくさん子供を産んで、とっとと死ぬ」のと「質素なものを食べて長生きを目指す」のと二方向があるとか、「植物の方が危険(肉は毒がない)」「その地方で昔から食べられているものは安全なものが多い」「老人は抵抗力を高めるために肉を食べた方が良い」も。

3月24日(土)

 朝起きて、色々大変なワールド女子を把握。

 世界選手権男子FS。
・弟子が3Aを跳ぶ度に師匠より、と比べられるスイス人もどーなのかと(笑)。
・ラ、ラトビア2枠っすか。
・今季なんかいい演技の後にミーシャが出てきてタイス滑る気がしてならない。
・ミーシャのお辞儀、心に残るね。
・セロフおひさ。

・昌磨、無理すんな!と思ったが、後半跳びまくり。
・みんなの3枠おめ。
・ボ―ヤン、最初のルッツ転倒珍しい、と思ったが、それどころじゃなかった。
・毎回壁がよけろよ!!
・これがうわさの−9…フリー暫定20位…。

・ルッツの神は寝てたようだが、ロシアなんとか3枠確保。
・つうかウズベク2枠。
・ヴィンセントはもう、何跳んだ(ことになった)のか分からん。
・魔物ごちそうさまでした(ネイサン)。
・2位と50点差(意味が分からん…。
・五輪後は疲れるよね。皆様ご苦労様でした。

 S君「終わったの?どうだった?」私「日本3枠ロシア3枠アメリカ3枠、ラトビアとウズベクが2枠」S君「いや、試合は?」

 子供と本屋に行って、子供に本を買うことはあまりないな。もぐは欲しがるが、いかなごは欲しがらない。

3月25日(日)

 最近もぐが勝手に近所の公園に行って遊んでくれるようになり、とても楽なのだが、疲れるようで今日は3時間ぐらい昼寝してた。

 こないだ初診で「前医で薬を半日分少なく出された。そのことを前医に訴えたけど取り合ってもらえなかった」という話だけ15分されて、さすがにその愚痴を保険診療で聞くのはなんか違う気がする、って思った。

3月26日(月)

 患者さんが「私、○○のアレルギーなんです」と言われる時、話を聞くと全く○○のアレルギーではないことも多いのだが、こないだ「カニアレルギーですが、どうしてもカニが食べたい」と言って来られた方は、話を聞いたら、次食べたら死ぬかもしれないから絶対食べないでレベルで、気の毒だった。

 いかなご塾の春期講習。灘を目指す子と女子天才達が別クラスに隔離されたらしく、今まで深海魚だったいかなご「人間界の中ではちょっとはできるってことを示すために明日も頑張る!」私「授業態度もできるってことを示してね(釘)」いかなご「分かった!頑張る!」…なんかやる気になってる(笑)。

3月27日(火)

 顔しかめながらも、大人しく姉のピンクのタオルハンカチをポケットに突っ込む1年男児が可愛い。ハンカチなしよりは、ピンクでも持って行く派。

 今は国試の自分の点数分かるのね。しかも分野別。

 満開の桜を見ると、もぐが生まれた時のことを思い出す。朝5時に破水して、病院に向かう車の中で、鴨川沿いの満開の桜を見ながら、これが見納めかもしれないと思ったことを。あの時は数ヶ月寝たきりで食事も入ってなくて、数mも歩けなかったから死が身近で、見納めでもしゃーない的な心境だったな。

3月28日(水)

 疲れた。

 ビチェンコさんのハヴァ・ナギラが好き過ぎて、今日も職場で休憩中に見たら、ワールドだと思ってたのにユーロでクワド転倒してびっくらこいた。

 いかなご「私、日々色々なごまかしをしてるけど、ママにだけはすぐバレるんだよね…パパや学校にはバレたことないのに」…えええ、あの明々白々な行動が手に取るように分かるのは私だけなのか?!

3月29日(木)

 無類の怖がりで、未だに居間から一人で出られないもぐ。私「やっぱり妊娠中に栄養を十分に取れなかったからこんな怖がりに…」S君「問題点に理由を見つけて反省して落ち込むまでがママのいつもの仕事だからな」

 いかなご「理科で針穴写真機の問題が出た」S君「…ピンホールカメラ…敵性言語みたいだな」

 a reasonable dog 道理をわきまえた犬。用法:夜になると寝るなんて、木乃は道理をわきまえた犬だねえ。

3月30日(金)

 今週あんまりしんどいので、鉄剤キメてみた。

 財務省は結局パソコン見せなかったのか。改竄認めても、履歴を隠し通すってことは、さらにヤバいことが何かあるんだろうな。

 官邸前のデモのコールを聞いて「麻生太郎は新聞読めよ」「公明党には仏罰くだれ」に笑ってしまった。ちなみに「言うこと聞かせる番だ国民が」は、何回聞いても「言うこと聞かせるパンダ国民が」に聞こえる。

 ヘレン・ピアソン『ライフ・プロジェクト』を読み終わった。1946年にイギリスではじまった一連の大規模コホート研究の歴史の話。漠然と断片的に知ってはいたが、最初から前向きコホートとしてデザインされていたと思っていたので、最初は前向きのつもりではなかったとか、今では基本知識となっている多くのこと(「妊婦は喫煙しない方がいい」とか)がこの研究を基にしていること、10年おきに行っているのではなく、適宜誰かが発案して予算が取れたら始まること(毎回統率者が違うし、2012年に予定されたコホートは中止になった)、社会的経済的な面を調べるか、医療的な面を調べるかで争いになるなど、知らないことがいっぱいで非常に興味深かった。

 日本でも小規模のものはやってると思うけど、この本が出たことで世界のあちこちで、またやろうとする人が出てくるだろうねえ。個人的には、妊娠中に母親が普段の半分量の食事しか採らず、未熟児で生まれてミルク育ち、という息子の頭と体の健康が改めて気がかりではある。

3月31日(土)

 いかなごの予定を見るに今日しかない、と午前中に鴨川花見を敢行。完全に満開で、風があり桜吹雪が凄かった。

 花見の間からくしゃみと鼻水が凄かったが、スケート教室に行っても酷くなるばかり。屋内なのになぜだ、と思ったら、後でいかなご曰く「そらそうだよ、あそこ天井は網だもん」…そういえば、一部空いてた気がする…。

 夕方から、もぐのスケートのテスト。もぐはそもそも無理筋であっさり落ちたが、思ったより厳密にチェックしていて、受かった子は数えるほど。思うに、集団の教室で習おうというのが無理な種目なよね。細かいところを見てもらっていないし、教わってもいないから。ピアノを集団で習う人がいないようなもの。

 テスト会場には、偶然知り合い&子供が別のテストを受けに来ていた。で、その子も落ちて、知り合いが落ち込んでいる子を慰めているところに、私ともぐが通りかかり、私「ほら、やっぱりクロスできてないって言われたやん」もぐ「できてた!できてた!」私「できてないから落ちたんでしょ!」とやっていたら、知り合い「先生、いつも通りですね」

 あまりにもくしゃみ鼻水が酷くて、テスト後はいかなごを拾ってみんなで外食予定だったのを、帰宅してもらった。家に帰った途端、治った。



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