3月1日(木)

 ヴィレンベルク『トレブリンカ叛乱』を読み終わった。トレブリンカに輸送された主人公は、知り合いにピックアップされて、殺されたユダヤ人の持ち物や着衣を整理する労務班に入れられ、約1年後の叛乱の時に脱走してワルシャワに戻り、潜伏していた父母に再会し、レジスタンスに入ってワルシャワ蜂起に参加する。戦後直後48年に語ったものが元で、出版されたのは86年、翻訳が今いち。トレブリンカでの生活は、殺されたユダヤ人の持ち物に直接触れられるため、宝石やお金を何とか手に入れて、ウクライナ兵から交換で食べ物を手に入れることもできるが、ナチの気分次第で殺されたり殴られたりする生活。主人公は金髪碧眼だったため、お金を持っていたこともあり、逃走後もワルシャワに潜伏できたが、蜂起の時に本名で登録したため、やっぱりAKに命狙われたとか。この作者以外にも、トレブリンカ叛乱で逃亡後、すぐに戦争中に回想記を出版した人もいるのね。

3月2日(金)

 いかなご「裁量労働制って、過労死するんでしょ」…そういう認識なのか。

 「木乃がママの鼻なめてる。ママ大好きって言ってる」S君「分からんぞ。チョロいわん、って意味かもしれん」ちなみに、S君は犬が好きではないので、目を合わせないようにしているらしい。だから、よくうちに来ていた前の犬の姿をよく覚えていないらしい。

 お腹痛くてしんどくて眠くてお腹空いた。

3月3日(土)

 え、国会で裁量労働制でもちゃんと指導入るよって根拠に挙げてた事例、指導入ったきっかけは過労死なの?過労死した人にあんまりだわ…。

 今年は面倒で雛人形出してないので、せめてもいかなご塾弁当はちらし寿司に。買い物行ってないので、絹さやなくてアスパラだし、椎茸なくて舞茸だし、でんぶなくてハムだし、錦糸卵分厚すぎたけど。

 へえ、プルの人は6歳でシングルアクセル降りたのか。

 「医者は儲からないから金持ちになりたい人は医学部に行くな」というのはよく言われることだけど、それは男子限定だと思うのね。女が単位時間当たりに稼げるお金の額としては、医師はかなりランク上なんじゃないかな。なんせ男と同じ額だから。

 もぐ「妖怪ウォッチの服なんて外で着てる人いないよ。パジャマとして着るもんだよ」そうか、そうか。でも家では着るんだな。

 「YouTubeとAmazonPrimeが主な接触メディアだとさんまを知らない」というツイートを見て、なるほどと思い、小5と小1に聞いてみたら、普通に全くさんまを知らなかった。まあ、ニュース以外は日常的にテレビつけないから当たり前っちゃ当たり前。

 唐突にS君がスクリーンとプロジェクタを購入し、居間の壁本棚を覆って、拡大した動画を見られるようにしたのだが、私「教室みたい」もぐ「何でこんなことしたの?これ(タブレット)で見れるのに」と散々(笑)。

3月4日(日)

 珍しくいかなごの塾がないので、久しぶりに外に行こう、と子供らと鴨川に出かけたら、いかなごが「鴨川!鴨川!」と徒歩10分の外出に興奮しててヤバかった。道行く人はみんなダウンとか着てるのに、カンカン照りで暑かったが、2時間ほど亀石で遊んで、4時前に帰る頃には、もう肌寒くなっていた。

 久しぶりに暖かい中、いつもの何倍もの距離を歩いた木乃は、夕方から仰向け半眼で熟睡していた。

 ショート『ポル・ポト―ある悪夢の歴史』を読み終わった。本文だけで700ページぐらいあって分厚くて物理的に読み辛い上に、300ページ過ぎてもアンカー政権取らないし、似たような名前がたくさん出てくるし、非常に疲れたが、年代的にこれ以上詳しいポル・ポト派の解説書はもう出ないだろうから、読んだ価値はあった気がする。

 私が今までに読んだポル・ポト時代の体験記だと、基本カンボジア人は真面目でよく働くというイメージだったが、この著者は蛮行の原因は、アンコールワット以来没落して、外国に翻弄され続けた、上座部仏教の二元的思考しかしない、怠け者の国民性が基礎にある、という捉え方なのが違和感があった。ポル・ポトは見かけ通り基本穏やかな人物で、黙っていて周りが忖度する方式だったらしい。

 これは訳者あとがきそのままだが、結局ポル・ポト派のジェノサイドは、ユダヤ人やルワンダの虐殺とは異なり、国民を積極的に殺そうとしたわけではなく、国のために良いことをしようとしたら、たくさん死んでしまった、ということなのだろう。シアヌーク政権が腐敗し、弾圧を繰り返していたため、良い人材が払底していた状態で、「自我を捨てた行動をよしとする」発想が前面に出れば、確かにそうなるかも。カンボジアは現在も独裁政権のようだが…。

 それにしても、ソ連でも良くあった「イデオロギー的に正しい人の方が、速く船の操縦を覚えられる」という発想が分からん。

3月5日(月)

 あまりに喉が痒くて鼻が詰まってて、喉からタコ1匹出てくる夢見た。

 なんだか良く分からんが、国会に出された森友関係の書類は改竄されたものだと朝日新聞が言ってて、確認するから元書類出して、って財務省に言ったら「あるかないか言えない」派と「書類は地検が持ってった」派がいると。改竄されてなきゃ出せばいいので、改竄されてる、と。ここまで頑強に抵抗して原本出さないってことは、よっぽどヤバいこと書いてあるんだろう、と。

 筋力低下を防ぐためにエクササイズしたいので家の近くに通年リンクたも(我儘)。

3月6日(火)

 国会前集会での菅野完の演説を聞いたが、アジるの上手過ぎ。

 いかなご「しまった、携帯充電しなきゃ」私「携帯欠かさず充電して偉いねえ」いかなご「何言ってるの、私は勉強も欠かさずしてるぞ」私「いや、ママも勉強は欠かさずしてたけど、携帯はよく充電し忘れるから、尊く見えるのよ」いかなご「そりゃママが小さい頃は携帯なかったからでしょ」…そうかも。

3月7日(水)

 一旦暖かくなっただけに寒さが堪える。てか今年は目も鼻も喉も痒い。

 おばさんになったら人生楽しいってのはほんとだわ、とこの頃よく思う。歩道で傘で戦ってた男児2人に「こらこら(゚Д゚#)」って何の躊躇いもなく言っちゃったし。

3月8日(木)

 いかなご社会、ちょうど公民をやっていて、「阿部信三」とか書いてて微妙。次の総理は、我が娘のために紛らわしくない簡単な漢字の人希望。

 国会審議が止まろうが、与党が出せと言おうが、絶対に出してこないなんて、どんな凄いことが書いてあるんだろ、オラ、ワクワクしてきたぞ、と思ったが、たぶん7並べでパス3まで我慢してるだけなんだよね。

3月9日(金)

 項目ごと消えてるって凄いな。そりゃ絶対出せないわ。

 亡くなる人が出て、これ以上の改竄がないとは言い切れなくて、適材適所が辞任して、ザ・慇懃無礼が会見して、適材適所だけど処分して…この目まぐるしさはオウム騒動の時を思い出す。次はどこかに強制捜査か。

 ロッキード事件てのは、さぞや大騒ぎだったんでしょうねえ。

 コストルナヤって、ジャンプが上に上がるのが凄いよね。

3月10日(土)

 なんかもうしんどくて人生嫌になってたけど、2時間ぐらい面白い本読んだら、ちょっと人生やる気出てきた。面白い本大事。

 大学の会報みたいなのに、同窓会のレポが載ってるんだけど、卒後60年とかだと凄い。今年の生存者は30名(医学部単科なので大体1学年100人強)そのうち半分は移動困難で、当日体調不良で欠席が5名、ここ一年間の死亡者は2名でした、みたいな。これが卒後50年だと、半分ぐらいはまだ働いてたりして、今後の人生の参考になります、マジで。

 そろそろ模試の時は開始3時間前に起きなきゃね、という話をいかなごにしたら、穴掘りたいから、明日は早起きする予定だったの、と言われた。少し温度が上がってきたから、穴掘り熱が再燃した模様。早朝は寒いから、午後から掘れと説得する両親(笑)。



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