6月1日(木)

 夜、なかなか凄い雷。前のたあは雷が鳴ると、怖がって家具の隙間など狭いところに入ってしまい、困ったものだが、今の木乃は「なんかうるさいですわん」的な顔をするだけで、平然と寝ている。

6月2日(金)

 ダメだ気分悪い→毛布かぶったら治った>寒かったらしい。

 もぐに、サッカーしてみたい?と聞いてみたら、「嫌。強いて言うならドッジボール」…どこで「強いて言うなら」とか覚えてきた?

 最近のいかなご、腕だけが先に伸びたようで、なんかバランスがおかしい。チビなのにラピュタのロボットみたい。

6月3日(土)

 コミの草を探していて、西部の奥にプールがあることを生まれて初めて知った。近所は把握しておかないとねえ。

 もぐの学童の個人懇談に行ってきた。「何か気になることありますか?」と何度も聞かれたが、「いえ、ありません」で話が進まず。もぐはあちこちぶつかって傷を作っているが、人前でも物怖じせず、ドッジボールのルールを把握していないらしい。

 先生「もぐ君、お姉ちゃんとの関係はどうですか」私「一方的に虐げられています」先生「え、こないだ送ってきてくれはった時『弟をよろしくお願いします』って言ってはったから、可愛がってるのかと」…それはただ「しっかり挨拶している」だけでございます。。

 先輩後輩に誘ってもらったので『メッセージ』見てきた。前評判通り素晴らしかった。特にあの文字の映像化。ショップにあの文字のクリアファイルとか売ってないかと思ったけど、グッズ何もなかったのが残念。

 原作読み返さずに見に行ったので「娘が死ぬ」以外は詳しいことを忘れていて、家に帰って来てから原作読み直したら、結構違うのね。「三万年後に助ける」なんて言ってたかなと思ったら、そもそも地球に来てなかったし、離婚理由も娘が死ぬからじゃなさそうだし、死ぬ原因も年齢も違うし。

 映画だと一見自由意志がありそうだけど、もともと決まってるんだからそういう問題じゃない気も。早死にするとしても、時間がランダムに流れるなら、いわばいつでも会えるわけだから、産むことを躊躇う理由も少ないし(ということが容易に想像できるようになっただけでも、映画を見て良かった)。中国人に電話のくだりが唐突という向きもあるみたいだけど、映画だけ見る人にも、あれで凄く分かりやすくなる気がする。映画は映画で、原作は原作で傑作、と思いました。

6月4日(日)

 いかなごともぐの参観日。1年生のクラスはいい感じに全員だらけていて、なかなか凄かった。もぐも(授業を)聞いちゃあいねえって感じ。

 いかなごは、貼りだしてあった自己紹介の紙に、他の全員が「よろしくお願いします」的なことを書いている欄に「昼休みは図書室にいます」と書いていたり、「印象的なもの」がお題の絵に、旅行で見た風景などが多い中、「ガの悪夢」を描いてたりして、私的に可愛かった。ちなみに休み時間は、ほぼ全員が外に出ていたが、いかなごは席で本読んでいた。

6月5日(月)

 中国籍の患者さんに「先生、どこの省の出身ですか?」って言われた。下の名前から、中国系ですか?と聞かれたことは何度かあったが、いきなり断定されたのは初めて。「いえ、すいません、日本人です…親が変な名前つけたんです…」

 いかなご、木乃を間違えて蹴飛ばして、後で平謝りしていた。朝は起こしに来た弟を引っ掻いた上に叩いてたのに。いかなご「弟は可愛くないけど、妹は世界一可愛い」S君「いや、それ犬だから」

6月6日(火)

 いかなごさん、学校は意味のないことばかりする、そうで、1回休み。が、やりたいことが思う存分できなかったらしく、夜に大荒れ。やりたいことというのは、その辺の紙から紙を漉き直したり、動画を撮ったり、マイクラをもぐとやることらしい。一方で、動画を見るのも欠かせないし、自由研究も書きたいし、塾の宿題は全部やりたいらしい。困ったねえ。

6月7日(水)

 いかなご、今朝は6時過ぎから起きて自由研究をやっていて、なんか机でじっとしているから寝てるのかと思って声をかけたら、東方の曲聞いて説明文書くんだって。で、早く起き過ぎて夕方眠くて、塾のテスト中にうとうとしていたらしい。いや歴史の宿題で年表作るのに親に内緒で半徹した私が言うのも何だか、アホかと。

6月8日(木)

 そう、基本的に京都の人は大阪を(というか他府県を)下に見ている感じ。それでも私は京都寄りの大阪で育ったので、周囲には京都出身の人や京都に親族がいる人が多かったし、慣れていたが、和歌山や兵庫寄りの大阪の人だと京都は慣れないだろうねえ…。

 ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』を読み終わった。ドミニカ出身のRPGとSF好きのオタクデブ青年とその姉と母、母の両親姉妹の人生を通して、ドミニカの独裁者トルヒーヨの時代について描いた本。童貞脱出に拘る主人公、マフィアが支配する街のようなトルヒーヨ時代、たくさん付いている注が詳しく語っているのも素晴らしいし、引用が多いから色々深読みもできるのだろうが、素人にも楽しめるようになっていて、とても面白かった。お勧め。

6月9日(金)

 いかなごの塾、聞けば聞くほど、同級生に色々変人がいて、凄いなあと思う。あの中ではいかなごも目立つまい。

 S君と『私たちのアポロ計画』の話をしていて、フレディ・マーキュリーという人を知った。何、この人キモ格好いい。

 あれ、またジョニーネックレス壊れたんだ。

6月10日(土)

 休日だけ早起きするもぐが、休日だけ遅起きのいかなごを起こしに行くのに、おもちゃの鎖鎌を手にしてベッドにおもむき、目を覚まして足を伸ばしたいかなごに「もぐ君の寝るとこ盗った!」(←ダブルベッドで寝ている)などと騒ぎ立てる場面を目にして、これは姉に殴られるのも致し方ない、と思った。

 そこでもぐに、両親からのアドバイス→「『雉も鳴かぬば撃たれまい』を座右の銘にしなさい」

 いかなごともぐと木乃は4才違いで、コミはもぐと木乃の間で2歳差。てことは、コミは今5歳なので、結構なお年のウサギ。



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