12月11日(月)

 朝のもぐ「学校行きたくない」(中略)私「将来どうやって食べていくつもり?」もぐ「ここにいるじゃん(満面の笑みで私の膝をスリスリ)」…一生養えと?

 ポケGO画面が強風…。寒いというか冷たい。

 子供ができて気づいたことといえば、なんと言っても「いかに遮光土偶の目が新生児そっくりか」「いかに女性の腰が幼児を横抱きする時の支えとして適しているか(そして幼児がいかに上手に足を曲げて腰に巻きつけるか)」に尽きる。

12月12日(火)

 今日は2時間体育だ、と言いながら、もぐが体操服袋をバッチリ置いて行ったので、出勤前に届けに行ったら、もぐに「ありがとう」と言われた。教えてもいないのに、姉も弟も忘れ物を届けると、母にありがとうと言うのよねえ。自分が小学生だったら、はたして言っただろうか(家から小学校遠かったから届けてもらったことないけど)。

12月13日(水)

 2週間ぐらい前からいかなごの服が色々失踪したり、穴が開いたりしていて、昨日慌てて買いに走ったりしていたのだが、急に色々出て来た。何なんだ…。

 今まで首が締まるとマフラーを嫌がっていたいかなごがマフラーが欲しいというので、どんなのがいい?と聞いたら「赤と紫の間の色で、柄とかない地味なやつ」って、赤紫なんておばさんと高位の僧しか身につけねえよ!

 またS君親戚から届いた食料品の中に、見たことないものが入っていた。「小さい じゃがいもみたい」で検索したら、長芋のむかごだって。

 いかなごさん、今日のテストで「関東大震災」を「関東淡路大震災」と間違えたとか言ってたんですが、ちょっと何を言ってるのか分かりません…。

12月14日(木)

 いかなご「ねえ、どうしてソ連の人はユダヤ人が嫌いだったの?」私「ソ連でもポグロムはあったけど、それよりポーランドの方が…」いかなご「ヒトラーが大統領だったんでしょ」私「どこの国の?」いかなご「知らない」…ええっと、ヒトラーは「ドイツ」の「総統」でした(まずはそこから)。

 ハーディー『マザー・ネイチャー』を読み終わった。いっちゃってるロハスみたいな題名だったので、警戒しながら読み始めたが、副題『「母親」はいかにヒトを進化させたか』を色々な側面から検証する本だった。子を産んだ母に自動的に「母性本能」が備わっているわけではなく、授乳したり抱っこしたりしているうちに子供を愛するようになり、関わるうちに子供の世話をよくするようになるのは男も同じこと、母には母の、父には父の、子には子の戦略があること、などがメインだが、狩猟民族から現代人まで、全く違う種から霊長類まで、話が行ったり来たりするので、面白くはあるが、まとまりがないのが難点。昔は乳母の子の生死は無視されたも同然とか、人見知りはオスに殺される危険に対する反応というのはどうなのかと思ったが、「女性支配が崩されて男性支配になった」という神話がたくさんあるのは、人類では女性が優位に支配したことは一度もなく、男性支配を正当化するため、というのが、ありそうな話だと思った。

12月15日(金)

 数日間、延々と「赤紫/えんじ/ワインレッド/ボルドー」「ボア/ファー」で検索していたら、ついに宣伝にワインレッドのスヌードが表示されたので買った(笑)。

 もぐ(携帯をS君に差し出して)「暇をもてあましていたらバージョンアップして下さい」

 マコート『アンジェラの灰』を読み終わった。1930年台のアイルランドの田舎町で、極貧の中で育った著者の子供時代の生活を描いた自伝。稼いだお金をすべて飲んでしまう父親(途中で完全に家族を捨てて失踪)と弟5人妹1人(そのうち3人死亡)、家を借りることができなくなり、親戚の家に転がり込んで、家主と不倫せざるを得なくなる母親、その中で何とか思春期まで成長した著者は、文章能力の高さを活かして借金取立て文を書くバイトで金を貯め、亡くなった借金取りのばあさんから金を盗んでアメリカに渡る。

 もちろん極貧の最大の原因は、アル中の父親にある訳だが、その父親も酒を飲んでいない時はとても良い親だったり、男と知り合ってすぐに妊娠する母親もどうなのかとか、というか離婚も避妊もできないカトリックさえなければとか、「男らしくない男」と見られないことが一番という風習が何より悪いんじゃないかとか、頭グルグル。あと、学校の先生が「○○は××だ。みんな、○○は何かね?」「××です」という形式で授業をしているのが面白かった。

12月16日(土)

 いかなごと現時点で第二志望の学校の見学会に行って来た。良い意味でも悪い意味でもお嬢さん学校という感じで、親的には好印象。いかなごの感想は「悪くないよ、悪くないけどねえ…」。自らとは合わない雰囲気(=お嬢さん)を識閾下で感じ取ったとみた。さて、どうするかねえ…(悩)。

 いかなごの塾、宿題に毎回コメントがついて返ってくる。算数は「2番は図も書いてね」的なワンポイントアドバイスだけど、国語はこないだ代理の初めての先生だったのに「考える速度は速いけど、字が汚くて点失ってる」と的確なコメント。「最近宿題適当だね。国語はまだ大丈夫だと思うけど、算数はどうかな」などと書いてあったりもして、把握されてる感凄い。

12月17日(日)

 両親「来週の週末、二人ともお利口さんにしていたら、妖怪ウォッチの映画に行きます」もぐ「いかなご、いい子にするぞ!」

 年末もぐをスキー合宿にぶち込むので、必要物品(足りてない服とか厚手の靴下とか雪靴とか)の買い出し&もぐのメガネ探し。大手チェーンの眼鏡屋って高価いね。

 最近のもぐ。
・時々、意味の通る長い文を喋ることもある。
・やっと、本が面白い、と言うようになった。
・相変わらず怖がりで、風呂は洗ってくれるが、そのためには風呂まで送迎が必要という…。
・公文の国語の読解(というほどのものでもない)に苦労しているので、このまましばらく公文は国語だな。

12月18日(月)

 子供らの二者面談、今年はS君が行ってくれた。予想通り、もぐは「話を聞いていないことも多いが、最近は少しマシ」「勉強も運動もよくできて、協調性もあって、あとは字が汚いのと忘れ物が少々気になるぐらい」と無問題。

 そして問題の姉は、予想通り「なんでそんなことやらなきゃいけないの、と文句ばかりつける」「班で自分の思い通りにならないと怒る、手が出る」「それでも去年よりは頻度が減ってる模様」だそうで。はははは。

 家の中では、相変わらずもぐが「すぐ怒る」「指示に従わない/余計なことしかしない」、一方のいかなごはあまり文句を言わないのだが、この差は一体…。

12月19日(火)

 あんなでかい子パンダを1人5分って、と絶句したが、東京ローカルニュースを全国ニュースでやるから変なんだよね。

   今時の若者は使わないというラインを使ってみようかと、数日かけて何とか家族用グループを形成。いかなごがすぐに気付いて返信してくれるようになったのが便利。風呂で動画見てるいかなごと会話できるし。

 ちなみにいかなごはS君が探して自分で選んだ「いかなごちゃん専用スタンプ」(各名前ごとに色々売ってる)を使っていて、これが可愛い。ふふふ、やっぱり観光地の土産物屋で売ってる名前スタンプにはあるぐらいの名前にしといて良かったわ(←私は絶対売ってない名前なので指咥えて見ていた派)。

 昨日いかなごが二者面談で言われたという「なんでそんなことやらなきゃいけないの、と文句ばかりつける」というのは、私自身が小5の時の通知表に書かれたことと同じなんだよねえ…はははは。

12月20日(水)

 バイトに来てくれている後輩、シャーカステン使ったことないんだって。見たことはかろうじてあるらしい。そう、だよね。当たり前だよね。。

 95歳、95歳、93歳、91歳、104歳なんて並びの外来してると、90歳だと若い、と思ってしまう。ちなみに0歳も来た。

 12年前にふと古セーターの袖で作った大きな針山をずっと使っているが、大き過ぎて中に針が埋まる。さすがに針なくなり過ぎやろ、と解いて中身を出してみたら、針が35本出てきた。。

 本日のいかなご社会。「五・一五事件→二・二五事件」「二・二六事件→一・一六事件」と書いた模様…なぜそうなる…。



過去の日記の目次に戻る。

日記に戻る。