12月1日(金)

 いかなご、トリポッド3巻まで読み終わった、とか言ってて、授業中に読んでんじゃないか疑惑で締め上げるの巻。何にしろ、本はもっとゆっくり読みましょう。

 黒人女性の超凝った編み込み、綺麗だなあといつも思うんだけど、やっぱり数時間かかるし、あんまり洗えないんだな。日本髪と一緒か。

 ジャブロンカ『私にはいなかった祖父母の歴史』を読み終わった。フランス人の歴史学の教授が、子供だった自分の父親を残して亡くなったユダヤ人の祖父母について調べていく話。「苦しんだユダヤ人について語るのではなく、祖父母について語る」ということで、同時代の似たような経歴の人々について調べたことや、自分の遠縁に取材した話などが唐突に混じるため、読みにくい感じはある。この形式には何か下敷きがあるのかな?

 ポーランド人で共産主義者の祖父母は、反政府の垂れ幕やビラに関わったことで刑務所入り、釈放後に結婚してフランスに逃げるが、周囲の国々からの不法移民が多過ぎて、常にフランス政府に追われる貧しい暮らし。そこへドイツが攻めてきて、祖父は従軍(外人部隊として人間弾扱い)するがすぐに占領され、結局は夫婦揃って移送されアウシュビッツへ。その後の運命は分からないが、おそらく祖父はゾンダーコマンド入りしただろうとのこと(ゾンダーコマンドには、地下活動に慣れたポーランド出身のフランス移民が多かったらしい)。

 子供達は、夜は隣の部屋のポーランド人に預けられていたため、移送を逃れ、親戚の手配で田舎で1年半暮らし、終戦を迎える。子供とはいえ、ユダヤ人と周囲が分かっていても生きていけたところが、ポーランドとはだいぶ違うところ。自国が共産主義になることを望んでいたプロレタリアのポーランド人祖父母と、フランス人として生まれたブルジョア知識人の孫、と思うと感慨深い。

12月2日(土)

 いかなご、意味調べする時はもう「グーグル先生に音声で聞く」ってのが標準になってる。しかし、滑舌が悪くてアクセントが変なので、なかなか先生に理解してもらえないっぽい。

 もぐをスケ連のプレーンテストに連れて行った。一番簡単なテストで、受験者は全部で15人ぐらいだったが、ほぼ全員もぐより上手い。一渡りやらせてみて、もぐともぐと同じぐらい下手だった2人の計3人が呼び出されて追試。もぐは曲がる箇所の滑走が短い(緊張してて勢いがないため)のと、ストップが短い(3秒止まれない)と指摘されたのだが、後でもぐに確認したら全く理解していなかった。

 もぐだけ再追試になったが、2回目も同じような出来で、終わった後、私「3秒止まってなかったやん(まあいいとこ1秒)」もぐ「3秒止まった!止まった!」私「止まってへんやろ(バシッ)」と小突いたら泣き出し、その状態で3回目の追試に呼び出され、ヤケクソで出発したため勢いがついて曲がりはクリア、ストップは相変わらず3秒はなかったがやや長く、何とか合格。泣き落としが功を奏したのか(「泣かんでもいいから」とか言われてた)「普段はできているから」なのか。

 で、日スケ連のバッジをもらっていた。もぐが要らなければ、私が貰おうかしら。

12月3日(日)

 木乃氏、いつも居間で寝てるS君がいなかったのをいいことに、机の上にあったチーズパンをいただくという悪行を行い、今日一日子供らからも責められ続けて、どうも納得がいかない様子であった。

 昼に学校のイベントに行ったので、ついでにいかなごに鉄棒させてみたら、前回りできないどころじゃなくて、ただ上がるだけでも2回に1回ぐらいは失敗するという…いや別に鉄棒できなくても困らないけどさ…。

 自分でいかなご用に借りてきたものの、超つまんなそうだなあ…と思っていた『図解魔術の歴史』を見た途端、いかなごが目を輝かせて「何コレ超面白そう!(ペラペラめくる)いかなごは勉強のやる気が3上がった!」…人それぞれだねえ…(母は今日借りてきた『〈身売り〉の日本史』を手にニマニマ)。

 夜は初手巻き寿司にしてみた。具はともかく、子供ら2人で一合半酢飯を平らげてちょっとビックリ。

 とろサーモンと言えば私的には織田君。和牛好きとしては、面白い2本を見られて楽しかった。

 もぐ、学芸会で白犬の役だそうで、白っぽい服装を用意してくれと言われたので、体操服の長袖シャツに、姉の白タイツ、夏用の淡グレー半ズボンをはかせたら、実に白犬っぽい。

12月4日(月)

 反「子宮頸癌」ワクチン騒動について報道した村中璃子氏がマドックス賞を受賞した事について、本当に大手マスコミは報道しないのね。凄いな。

 そろそろいかなごに「子宮頸癌」ワクチン打たにゃならんけど、この分だと公費助成は無理だね。

 もぐがバザーで(いかなごの監督下で)買ってきた本に夢中なんだけど、だから何だよという事例と、可愛い顔→次頁では狂暴そうな姿の絵が素晴らしく、小学生男子にたぶんオススメ>『ぼくはこうして動物に襲われた 〜あんなに優しい目をしていたのに〜』。副題がいいよね。

 『残念和食にもワケがある』を読み始めたが、冒頭で「白ご飯は味がないので○○や○○や○○をする人が増えている」と書いてあって、気持ち悪くて断念。白ご飯にリキッドかけるなんて恐ろしい。

12月5日(火)

 入院させて、という紹介状を持って来た人を入院させなかった時の紹介元への返事はとても気を使う。「なんで入院させなかったんだよ!」と逆ギレする医者がいるから。「先生とこ行った後、元気になったそうで…しかも本人が絶対入院イヤって言ってまして…自己退院歴があるので家族もイヤって言ってますので…」

 羽生先生、永世七冠獲得。見かけは年相応にくたびれてるのに本当に凄い。永世七冠二回り目を狙えそうというのも凄い。

 いかなごが学校で何やら嫌なことがあったらしく、ブツブツ言ってるので経緯を聞いたら「いや何、私は他の子とはちょっと違う行動を取ってしまうだけよ」などと言われた。二者面談が恐い(ガクブル)。

 1902年の天然痘ワクチンを解析したら牛痘じゃなくて馬痘だったって話、面白過ぎる。

12月6日(水)

 ムトコが五輪関係追放なのは嬉しいが、olympic athlete from russiaからしてみたら、表彰台で国旗も国歌もなしなんて、何も悪いことしてないのに、罰ゲームみたいなもんだな。

 いかなご「どうして鉄棒なんてものがこの世の中にあるんだろう」私「そうだねえ、ママの子孫のために廃止して欲しいところだねえ…」

 1年半の忍耐の日々を経て…ついにルマンドアイス!美味しかった(満足)。これでもうちょっとカロリーが低ければ…。

 塾から帰ってきたいかなごが「シャコシャコ」と突然言うようになった。「シャコは深海のギャングと言われて強いので、ママに勝てるはず」らしい。うるさい、 「藤」を書き間違えるような娘に勝たれるいわれはない。

12月7日(木)

 既に何人も演技終了した時点でよく平然と長々煽れるな>テレ朝。

 シャコって本当に強いんだね…タコならシャコ食べるらしいけど…。

12月8日(金)

 やばい。熱出てロキソニンなしでは眠れない。風邪フリー記録が…。

 子供に引きちぎられたり、子供に引きちぎられたりして、ここ数年はネックレスをする機会が減っていた(というか、チェーンが切れて使えるものが減っていた)のだが、何か首につけた方がいい時もあるので、そろそろ何か買った方がいいか、と、しんどくて何もできないのでスマホで検索していたのだが、というかまず修理だろ、と思い立ち、色々携えて修理ができる工房に行ってみた。

 その結果、一番使い勝手の良かった(先が細めで色々なトップに通る)チェーンをその場で修理してもらい、その他の切れたペンダントやチェーンをお預けし、色々なものを鑑定してもらい、銀の磨き溶剤を売ってもらい…たくさん時間をかけてもらった割には修理代が安いので、使っていなかったピアスをペンダントトップにリフォームしてもらうことにした。それでも大した金額じゃないが、この店、何で利益出してるんだろう…。これで昔から持ってるペンダントトップが色々使えるようになって、実に助かった。

 GPF、ジュニアもシニアも女子の結果恐過ぎ。それにしても、このメンバーに混じってるカロリーナ、凄過ぎるわ…。

12月9日(土)

 いかなごともぐの学芸会のビデオを見た。もぐは途中一時やる気なさそうだった以外は特に問題なし。いかなごは出し物の1つでピアノ担当だったが、途中で転調したにしては妙なところがあったな、と思っていたら、なんと楽譜の2枚目を持って行き忘れて、適当に弾いたんだと。でもリズムは同じだったから、みんな大丈夫だったでしょ、っておい。

 夜は職場の忘年会。出し物多過ぎて今年も時間超過(私的MVPはお盆片手の裸踊り)。非常勤の先生が「こんなちゃんとした会場で、全員無料なんて、ここはお金あるのねえ」としきりに感心していたが、そんなことありません、ボーナス減ってます。たぶんお金じゃなくてやる気の問題。あと、UFOを踊った他科の先生が「知りませんよ、生まれる前ですから。1週間練習しました」と当たり前だが断言していたのが微妙にショック。

12月10日(日)

 S君が今日私が借りてきた本を見て「『アンジェラの秋』?あ、『アンジェラの灰』か。秋より灰の方が君に相応しい」なんでやねん。

 風邪の回復のため、ひたすらじっとしていた。



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