11月11日(土)

 いかなごが壊滅的にリコーダーが下手らしく、笛を持って帰ってきた。…本当に滅茶苦茶下手だった。リコーダーが下手ってどういうこと?と思って、色々やらせたら、「トゥ」と言えないことが判明。そうだった…いかなご物凄く滑舌が悪いのだった…。ちなみに朗読が上手なもぐはトゥも完璧。

 新しい洗濯機が来た。黒い。結構珍しいんじゃなかろうか。

 NHK杯少し。
・未来ちゃんとっても素敵。いくつ刺さるかだなあ。あと、髪の毛をもうちょっと固めてください。
・知子ちゃん、ステップいいねえ。
・ツルちゃんと優奈ちゃん、同い歳なのね…。

・カロリーナ、すっかりPCSで稼ぐ人扱い。中学生ぐらいの時に出てたワールドで、周りの観客があの子技術点高過ぎ、おかしい、って騒いでたような記憶が…3-3跳んでたんだよね(懐)。

・ナム君、長身をいかした、って長身になったのはついつい最近だよ。
・神鳥アダム格好いい!
・「後に跳んだトリプルアプセルが零点です」タケシ先生の冷静な宣言。

・「つかれた」誰に教わったのかプレカンで聞いてくれー!!
・おじさんになればなるほど強くなる…。
・ものすごーく平均年齢の高い表彰台。
・視聴率低かったらしいが、稀に見る面白い試合だったよ。

 こたつに足入れたら、いきなり中から足捉まれて貞子が出たかと思った…もぐだった。

 いかなご、先週の塾の国語の宿題の出来が酷かったので、保護者欄に「やる気がないようです」と書いたら、子供へのコメントに「まあ、そういう時もあるかな…^^;人間、理性だけでなく感情に左右されるからね」と書いてあった。先生大変ですね…。

 「生物関係の研究の本が面白い」なら、ある程度は探せるんだけど、昨日いかなごに「黒魔術の本が読みたい」って言われたんすけど。【ゆる募】小学生が楽しめる黒魔術の本。

11月12日(日)

 以前はあんまりだったBohemian Raphsodyに激ハマり。「ママ」の呼びかけ一つからいいのよねえ。「ママ、just killed a man、僕が帰って来なくてもcarry on、I'd never been born at all」とか言われちゃう訳ですよ。ああ、フレディ・マーキュリーの母になりたい(錯乱)。

 ハヤカワが半額セールやってるというので、オースン・スコット・カード買っちゃった。初Kindle。とても積み置かれる予感。

 晩御飯、中華丼を目指したんだけど、なんか違うもんになった。いかなご「野菜と豚肉の中華あんかけ」それだ!

 楽しみにしていた「シン・ゴジラ」地上波放映。
・9時までに大急ぎで宿題と風呂を済ませていかなごも待機。
・いかなご(小声)「ママ、駆除と排除とどう違うの?」
・ちょ、蒲田君可愛い過ぎ。
・いかなご「ねえ、コレ、喉が切れてて痛いから暴れてるんじゃないの?」
・大小が交互に喋るからかなり煩いし、ずっと抱きついてるのもいるけど、家族全員で見るのも悪くないかな(負け惜しみ)。

・内閣総辞職ビーム→いかなご「ゴジラすげえ」もぐ「ゴジラ何の恨みがあってそこまでするんだ!」
・「もぐ君の予想では、ゴジラは最後に空を飛ぶ」と繰り返していたもぐは、大方の予想通りこの辺りで寝落ち。
・無人在来線爆弾!口ん中に爆弾で凝固剤入れるのかと思ったら、地道な入れ方素敵過ぎ!
・いかなごは「怖い夢見そう」と言いながら、寝てる弟を引きずって、2階の寝室へ去っていった。遅くなったから、いつも月曜朝に1時間早く起きてやる自由研究は、明日はやらないらしい。両親「代わりにシン・ゴジラの感想文でも書いとけ」
・なるほど、岡本喜八監督リスペクトだから、会話で構成されて、テロップが出るのか。こないだ「沖縄決戦」見たんだけど、全然会話が聞き取れなくて大変だったの、シンゴジラも同じだわ(納得)。
・ということで、蒲田くんのぬいぐるみをクリスマスプレゼントにS君にねだった。

11月13日(月)

 あやうくエプロンのアイロン掛けを忘れるところだった。登校10分前に思い出したもぐGJ!そんなもぐの人生初めての作文の宿題。「きのう「シンゴジラ」をみました。はくりょくがありました」途中で寝たけどな。あと、おねしょしたけどな。

 こないだ、患者さんに処置中に「先生、実は趣味なんじゃないですか?」て言われて、横の看護師さんが「趣味と実益を兼ねています」て言って、否定できなかった話、しましたっけ?

S君「その犬、安倍みたいなもんだから。何やっても許される」…私の大事な木乃を安倍呼ばわり…。

11月14日(火)

 もぐが学童から持って帰ってくるおやつを、なぜか父母がせっせと食べてる。いかなごもスナック菓子嫌いだから食べてくれない。あまり美味しくない(困)。

 京都新聞のとあるコラムが狂いまくっていて大好き。今日のコラムの要旨→大阪都構想が実現すればいいのに。そうすれば「府」は京都府だけ!

 私「みそしる(ピアノの特定フレーズのあだ名)のとこ、両手でやって」もぐ「もう一度言っておくれ。わしは耳が遠おてのう。みそしるのところを両手でやるのかえ?わしはおじいちゃんだから無理だわの」…もぐは「おじいさん」の物真似が上手い。

 ルイス『貧困の文化』を読み終わった。文化人類学者が、一般的な貧困層の生活よりも、一部の西洋文化と接触していない村の生活のことを全世界が知っているにはおかしいと考え、、1950年代前後のメキシコの5つの家庭の暮らしを、朝起きてから寝るまでの1日の生活を詳細に語るという形式で示した本。実際の取材時間が膨大なことは明らかだが、1日の生活という形にまとめることで、非常に読みやすい(みんな家を掃除ばかりしているのがちょっと笑える)。読み終わった後も始終内容が頭に浮かぶほど素晴らしかった。

 食事作りや買い物に非常に時間がかかる田舎で暮らす政治好きの男性、働かない子供や孫まで養っている勤勉男&勤勉女、成金モラハラ夫と3人のクソガキを抱えて苦しむセレブ女性などの一日を通じて、貧しく先行きに見込みのない生活がどういうものかを感じることができる。自叙伝&ゾラ好きとしては、これ以上に素晴らしい書物は思いつかないぐらい。ここ数年で一番のおすすめ。

11月15日(水)

 半休取って、塾のいかなごの懇談。「小テストの成績が悪くて、実力テストが良い、男子に多いタイプ」「最近は本人比で大人しくしている」「他の教室での授業に行くと必ず先生に覚えられる。どこででも生きていけるタイプ」「ご両親大変かもしれませんが(いや別に家庭内では全く大変じゃないですよ…子虎なだけで)、私はいかなごちゃんのこと好きですよ」

 ま、簡単に言うと「周りも慣れてきた」という感じな模様。成績は横ばい。で、いかなごが、第一志望校と第二志望校の差がありすぎる、間にどこかない?と聞くので、S君と手分けして探してみたが「女子校でない」という理由でばったばったと却下され、やっぱりないという結論に。何この不毛な受験。というか、共学校なら結構近くに学校あるのね。

 夜、いかなご「数ヶ月前にパパが親だと気づいた」私「え?じゃ、パパは何だったの?」いかなご「育ててくれた人。ママの夫」S君「パパは親じゃなかったのか…」という事件が勃発。いかなご「親っていうのは、私のことを分かっていて、世話してくれる人。パパ、私のこと全然分かってないじゃない」ちなみに、何がきっかけで「親だと気づいた」のかは不明。

11月16日(木)

 「子虎をよしよししてはいけません。噛みます」いかなご「何そのサルに近づいてはいけません。物を盗られますみたいなのは」…よく分かってるやん…。

 へえ、五榜の掲示のこと、五枚の立て札って言うんだね。三枚のお札みたい。

 もぐ「ママ、英語で茶色い熊って何て言うか知ってる?ブラウンベアだよ」…どや顔が超可愛かった。

 鬼頭宏『人口から読む日本の歴史』を読み終わった。過去の人口については、最近大規模解析が簡単にできるようになって研究が進んでいるらしい。縄文時代の15歳時点での(子供の骨は溶けやすくて残りにくいので幼児死亡率はよく分からないらしい)平均余命は15年というのにまず驚いた(女性は出産があるので20代前半の死亡率が高い)。目一杯産んでやっと人口横ばい。気候の関係で、東日本にほとんどの人が住んでいたらしい。

 江戸時代ぐらいになると、通常は人口は増えているが、飢饉などでガクッと減る。下層階級では末子に近くなるほど男児が多い(つまり女児を間引いていたということ)。子供を産む間隔も広く、つまりは食っていくために子供の数を調整していた可能性が高い、と。あと、親が引退してから死ぬまで5年ぐらい。今みたいに70代が90代の介護なんてことにはならない。これから急激に人口も構成も変わるから、この先どうなるかやね…。

11月17日(金)

 一家全員で、私が起きる時間より30分寝過ごすという事故が起こったが、子供ら特に問題なく30分で用意して出て行ったので、本当にあいつら朝、動画を見るためだけに早起きしてるんだな、ということを改めて理解した。

 「認可保育所のみ無償化」とか「子供がいない家庭に増税」とかよくそれだけ無能な政策を思いつくよなあ…最近の与党、マジでヤバいんでは。毎日「E電」って言われてる気分。

 木乃がやたら積極的に私の上に載ってきて、甘えた末に寝てしまった。昨日から使っている新しいこたつ布団がよっぽど気持ちよいとみえる。

 カロラータ(ぬいぐるみメーカー)のアンケートに答えたら、ペンギンフィギュアとチョコもらった(驚)。もぐ大喜び。で、一緒に送られてきたカロラータのカタログ見て、「俺が一番欲しいのはこれかなあ」なんて言ってるのに付き合ってリサーチするサンタ。しばらく経ったら忘れる奴らの習性を熟知して、この時期にカタログ送ってくるカロラータ凄い。

 ダイセクで亡くなった声優さん、ペリーヌの人なんだ…子供の頃の憧れペリーヌ。ご冥福をお祈りいたします。

 いや、プルの人が羽生さんを褒めまくるのは、度量が大きいからではなく、羽生ファンだから。ファンだから分かる(笑)。

 いかなごの模試が帰ってきたのだが、社会の問題用紙に明らかにコックリさんと思われる平仮名五十音と人参っぽい絵が書いてあって、これ何?と聞いたら「あまりにも問題が分からなかったので、うさぎ様に…」人参でうさぎ様を召喚していたらしい。ちなみにその問題は正解だった。うさぎ様侮れん。だが召喚は、他の問題をすべて解いて時間が余ってからにしていただきたい。。

11月18日(土)

 今季もぐ初スケート。去年しおしお子の人と遊んだ時のことを細かく覚えていてさすが(←姉は記憶がない)。先生は去年と同じで、相変わらず待ってる時間が多過ぎる教え方で、うんざりしていたら、横で見てるお母さん達も同感だったらしく、平日コースの子供達はもっと上手いとか、テストを受けに行って、受かったら別のクラスに変われるなどの有用な情報を得た。しかし、まずそのテストに受かるかどうかだな…。

 リンクサイドでもぐを見ていたら、超腰が痛くなってきて、リンクサイドと客席では温度が全く違うにしても、将来の観戦にかなりの不安を覚えた。

 雨の中、私のコートを掴んで移動するもぐを引きずりながら、リンクから電車乗り換えて全速力で帰宅して、いかなごの弁当作って送り出したらもうぐったり。腰が。

 今日もザギトワのドンキですっきり。最早ベセディン達の白鳥を見た後のすっきりのよう。

 バレリーナって尋常じゃなく細いからさ、子供のザギトワなら違和感ないんだけど、正直ケイトリンの黒鳥はちょっと…いや健康的な黒鳥だけどさ(その前にバレエじゃないだろ、とかいうのはさて置くとして)。

 S君が『小さな村の小さなダンサー』を買ってきてくれたので、とてもいい人。ちなみに、安かったからと『マギ』30冊をいかなごに買ってきていた。西宮から持って帰ってきて重かったらしい。持つべきものは欲しい本を探してくれる力持ちの家族である。

11月19日(日)

 朝から子供らが延々と「何でもありしりとり」をしていて楽しそうだ。

 もぐが昨日学童でアイロンビーズをやったらしく、もっとやりたいというので、埃まみれのアクアビーズセットを(S君が)発掘してきて、整理して与えたら、喜んでやってる。珍しくお下がりが役に立った例。

 段ボール9箱分ぐらいのドライ柿作りがやっと終わった…(冷凍庫もギリギリ)。これで爪囲炎がマシになるといいのだが。この指では縫物もピアノもできない。

 もぐ、人生2回目の作文の宿題。「ぼくはまいにちおふろをあらっています。どようびかにちようびはほかのひとにあらってほしいです」

11月20日(月)

 2階で寝てる子供らを起こすために遠隔ベルを設置してるんだけど、リモコン2台のうち、私用の1台を早々になくしたため、私が目覚ましで起きる→叫んでS君を起こす→S君がいかなごが居間にいるか確認(たいがい自分で起きてくるが、たまに寝過ごすと虎化するので確認が要る)→いないとS君がリモコンのボタンを押す、という面倒な工程を毎日繰り返してるのはさすがにどうなんだろう、とふと思った。いやリモコンなくした私が悪いんすけどね。。

 リー・ツンシン『小さな村の小さなダンサー』を読み終わった。原題は「毛沢東(時代)の最後のダンサー」。江青が学校を作ったため、田舎の村から偶然選抜されてダンス学校に入れられ、最初は特に優秀でもなかったが、突然練習の鬼になり、トップに上り詰めて、アメリカ留学してみたら、おかしい、なぜアメリカはこんなに豊かなのか、彼女もできたしここに残りたい→運良く亡命に成功したバレエダンサーの自伝。亡命後数年経って、両親の渡米が許可され、田舎の村から息子が踊るところを見たこともないのに、いきなりアメリカの息子が主役のバレエ公演に連れて来られたお父さんが、開口一番「お前、どうしてズボンを履いていないんだね?」というのが微笑ましいポイント。もちろん本人の才能や努力があってのことだが、たまたまマシな時期に当たったために、無事に亡命もできて、家族とも時々は会ったり援助したりできて、本当に良かったと思った。



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