1月11日(月)

 いかなご熱烈希望「今日は1日家でゴロゴロする!」により、1日家でゴロゴロ(というか子供らは1日マインクラフト&ゲーム実況動画三昧)。

 デヴィッド・ボウイという人は名前聞いたことあるけど、何をした人なのかよく分からない。

 プルのチャリティマスタークラスが素敵だった。運営したファンの人凄い。

 TV「目指すは人馬一体」S君「ペガサスかよ」私「ケンタウルスじゃ」ちなみにミノタウルスは人牛一体。

 いかなごの発表会の曲が予想以上に弾きにくくて、練習難航中。なんだろ、楽譜で見るとそんなに難しくなさそうなんだけど、異様に弾きにくい。

 コロンボ聞きながら、サテン全部切った(疲)。

1月12日(火)

 最近よく外来で「お餅食べていいですか?」って聞かれる(喉に詰まるって話じゃない)。「大切なものを我慢すると病気が治る」という願掛け発想じゃないかと思うのだが、みんなどんだけ餅好きやねん。

 散歩の途中で、いかなご曰く「木乃より可愛い」いかなごの同級生んちのトイプードルに出会った。トイプーに好感を抱いたことはあまりないのだが、確かに可愛かった。

 ニューイッツ『次の大量絶滅を人類はどう超えるか』を読み終わった。最初に過去5回の大絶滅について述べ、絶滅しそうな事態に陥った場合の対処法を検討していく。圧巻は後半で、植物化された都市、地球環境を変える地球工学から、宇宙に拡散するための足がかりとして宇宙エレベーター、さらには宇宙で浴びる放射線による遺伝子障害を防止するよりは、生体ごと何かにアップロードして移動先でダウンロードすることを検討と。頑張ろう人類。

1月13日(水)

 SMAP解散報道を知って、珍しく8時からワイドショーをつけてみたが(いつもはおかいつ)どこの局もほとんどやっていなくて笑った。

 うんうん>「医者に向いてるのは『体力があって、いいヤツ』」「(医者は)ラクで稼げるほうを選ぶことを躊躇いがち」

 佐藤賢一『女信長』を読み終わった。ふと目に止まって読んでみたのだが、信長が短気でヒステリー起こすのは女だから、更年期障害で天下取りイヤになって本能寺でこっそり逃亡、というデイヴィッド・ブリンが読んだら喜びそうなストーリーだった。

1月14日(木)

 1ヶ月うちで治療したけど治りません、という紹介状の人が2人、よく分からんから違うとこ行って、と言われて来た人が1人、他所の医院行ってるみたいですけど治らないので診て下さいというかかり付け医からの紹介状の人が1人、と丸投げ感漂う外来だった。

 いかなご「私、毎日こんなに幸せでいいんだろうか。寝る前はこんなに可愛いウサギのぬいぐるみに囲まれてるし、宿題はそんなに多くないし、塾は楽しいし、動画たくさん見られるし」…ま、そんな生活も今のうちだけだろうけど、君が幸せだとママも幸せです。

1月15日(金)

 「痛いって言うんで、こないだもらった抗生剤下さい」「靴下履いて寝ると温度調節できないって聞いたんで、靴下履いてません」「餅食べると炎症起こすってネットで見たんで、餅食べてません」その前にまずインスリン打ってくれ!

 最近フィギュアスケートの禁止曲ばかりを集めたプレイリストをよく聴いている。試合で聴くとまたこれか、と思うけど、普段聴くとなかなか気分が上がってよろしい。

 クーリク、3ルッツ2回降りたんだ(凄)。

 洗濯物片付けて、明日のいかなごの服ともぐのスケート用服を用意したので、やっとラピュタが座って見られる。でも、もう眠い、と言ったら、「何度も見てるから私見なくてもいいわ」と前半は動画を見ていた9歳児に「ママ、駄目だよ。人がゴミのようだがまだだよ」と窘められた。が、結局いかなごは途中で寝落ちして、なぜかしっかり起きていた5歳児が「あ、コレもネタ」「あ、またネタ」とネタの源を学習していた。

1月16日(土)

 ニューイヤー・オン・アイス1日目。
・正直ショーの名前を覚えられないので、似たような名前ばかりつけるのやめて欲しい。
・友人と駅で待ち合わせしていたら、会った途端に友人がさっさと歩きはじめる。「こっちじゃないんじゃないの?」「何言ってんの、歩くわよ」マジか。
・なみはや、いつの間に忘れそうな名前に変わったんだ…トイレの掲示物なみはやのままだよ。

・会場内には驚く程たくさん人がいたが、それでも寒い。織田君も美姫ちゃんも中学生だった時の極寒全日本なみはやに比べると話にならないほど暖かいが、それでもこれほど人が多いのに、こんなに寒いというのは、ショーとしてどうなんだ。
・この日は前にリンクがない注釈付きの席(はじめは誰かが解説してくれるのかと思った)というものだったが、友人がちゃんと選んで買ってくれたおかげもあり、演技はちゃんと見られた。しかし本当に見えるのか疑問な端の席まで埋まってたよ…。

・10分ほど遅れてオープニングが始まり、有香さんに率いられたジョニー以外の英語圏スケーターが登場。ジェフは肩の動きですぐに判別できる。
・クーリクとプルが2人で滑ってたのは嬉しかった。この組み合せは斬新。

・初めはジュニアスケーターから。しかし膝の痛みを抱えているジュニアを出すというのはどうなのか。
・星南君、学園天国で頑張ってた。男の子には良い選曲。
・花織ちゃん、友人がこんなに美姫ちゃんに似てたっけ?と呟いていた。

・キミーはうーん…アベマリアでひらすらぐるぐる廻ってたのもあるが、全体的になんか適当な感じ。
・ジョニーは黒のロングスカートのプログラムで、実に素敵だった。さすがジョニー。会場初めてのスタオベ。
・有香さんはセクシー系?上着がひっかかって脱げなかったみたいで、一度奥に引っ込んでまた出てきていた。あまり滑らないプロだったのが残念。
・ジェーニャは前半のトリ。カルミナ見たかったので嬉しかった。いきなりトリプルアクセル決めてパチパチ。くねくねしてて、良いプログラム。

・パディントンが出てくるとトイレに殺到する人々。いやあ凄い列だわ…。
・後半のトップバッター新葉さま。うーん、このプログラムはやっぱり意味が良く分からない。
・明子ちゃんはベルベット衣装でドイツ語曲。ジャンプの調子が悪そう。
・バトル君はピンクのジャケットで踊り狂っていて、とにかく素晴らしいの一言。

・5人のジュニアスケーター&荒川さん&明子ちゃんによるコラボプロ銀河鉄道999。一応衣装もお揃いで用意してる割には、かなり適当なやっつけプロでちょっと何だか。星南君だけがちょっとズレていた。
・クーリク、日本語プロで3ルッツ跳んでたよ。綺麗に跳んでたよ。おじさん体型で、そのせいかペト様に見えたけど、腕はクーリクだったし、スピードあるよ!

・知子ちゃんは赤い傘のプログラム。傘をずっと持ったままなのが凄かった。普通置かない?
・織田君のリバダン、生で見られた。あまり使われない場所を前半たっぷり使って、サビに突入的な素晴らしいプログラム。
・久しぶりに復帰のカロリーナ、まだ本調子ではなさそうだったが、見られて嬉しかった。

・オープニングに出てこなかったゆづ君は最後に登場。突然会場全体から出現するゆづファン。3Aとスピンは綺麗で、フィナーレで4S跳んでた。
・フィナーレ、キミーとカロリーナが衣装と髪型が似てたけど、そこは滑りで見分けがつく。ちなみにジェーニャはダブルトウを跳んでいた。
・プル氏はゲストモードで終始愛想を振りまいていて可愛かった。

 フィナーレの最後の方はスキップして、友人に連れられてダッシュで地下鉄へ。駅員さんが赤いコーンを並べて準備していたが、無事に入場制限を逃れ、300円ショップで狼の帽子を土産に買って(ちなみに、斜め前の席にいた男の子が同じものをかぶっていた)帰宅。

 今日思ったことその1:現役時代の成績がトップ中のトップであることが重要なわけではない(ジョニーしかり、織田君しかり)。でも後ろのおばさんは、タイトルで演技を見る。今日思ったことその2:「ブランニュー」なショーって何?というか、これだけスケーター集めてるんだから、もう少し何かできれば良かったな。

 帰宅して、木乃の散歩を終えて、携帯見たら、丈夫な友人のお導きにより、なんと1万5千歩という初記録を達成したので、その分のカロリーをポテトチップで早速いただいた(幸)。

 予想通り家にいなかったが、昼寝する間もなく帰ってきたS君&子供らは、コミの里に行っていたらしい(私が一緒だと行きたくないと言うからな)。しかも、もぐが「ウサギに餌をやりたい」と言い出したとか(家でやれ、家で)。

 帰って来た瞬間「ママ、会いたかった!」と抱きつく5歳児に、土産の狼帽子をかぶせたら似合い過ぎて笑った。姉は全く似合わないが、いずれにせよかぶったままその辺でゴロゴロされると、木乃がいるのかとドキッとする。ちなみに、木乃にかぶせても可愛い。斬新な発想>狼の仮装をする犬。

 今日、友人にバルチック艦隊について講義を受けた。はるばるバルト海から喜望峰廻ってやって来たのに、対馬海峡なんて狭いところでコテンパンにされるとは(涙)。

1月17日(日)

 ニューイヤー・オン・アイス2日目。
・これまた友人が選んでくれた今日の席は真ん中で、非常に見やすかった。
・アボットさんのアタッシェケースプロ、面白かった。
・ジョニーは今日は黒白フリル衣装の仮面舞踏会。あのしつこいフレーズを活かしていて、こちらも実に素晴らしかった。
・有香さん、綺麗系衣装で滑りをひたすら見せるという気違い沙汰のプログラム。昨日のよりずっと良かった。カロリーナも是非こういうプロを。

・昌磨君は、友人があの下げないとバランス取れないフリーレッグについてお怒り。スピードは素晴らしいんだけど、あれで降りるようになってるから、治らないだろうな。
・しーちゃんは引退してから、もっとずっと綺麗になり、最早綺麗な形を崩さないようになったよね。

・プルは今日はグランアモーレ。2A2本、3T2本に3R(着氷いまいち)。昨日は質で、今日は本数で勝負か。
・ジェーニャの困ったところは、演歌が好きなことなんだよな。グランアモーレも悪くはないが、カルミナの方が良い。
・本日もアリーナ席をしっかり見て挨拶し、愛想を振りまいていた。
・なんかプル氏、観客席にみかん投げてたって聞いたけど…みかんもらっても、保存もできないし困るよな(笑)。

・友人が大好きな高志郎君は、既にバナーがたくさん。いや子供に胸のファスナーずらされても…。
・ロシェはたぶん身体能力が1人だけ全然違うんだと思う。
・知子ちゃん、赤い衣装で出てきた途端、ファイアーダンスだと知って会場大歓声。止まって踊るところでは、ヒューヒュー言われてて、もうおばちゃん嬉しくて嬉しくて。

・今日の織田君は愛の夢。リバダンの方が好きだけど、こちらもなかなか。
・カロリーナはあまり滑らずに踊るプログラム。こっちも見ていて楽しいけど、やっぱりカロリーナには滑ってほしいな。フィナーレでスパイラル見せてくれたのが救い。
・ゆづ君は今日はプログラムで4S降りたので、フィナーレでは4R。

 今日はバスで京橋に移動し、場末感漂う食券制の喫茶店で友人とお茶してから帰宅。

 ゆづファンの某オリンピック・チャンピオンは、予想通りゆづ君とのツーショットをインスタにあげていた。やっばりファンは一緒に写真撮ってもらうと、嬉しくてアップしちゃったりするのよね。しかし連続2枚とは、いくらファンは愚かなものとはいえ嬉しがり過ぎ。

 そういえば笑ったのが、友人2人も私もパスポートを失効していたことだ。1ダース以上の国に行ったことがあるなんて、今の自分からは信じられない。

 夜テレビを見ていたら、ミニチュアダックスはウサギを穴から追い出すために作られた犬種だと説明していた。ミニチュアダックスはコミの天敵、ダックスは敵じゃないってことか。

1月18日(月)

 天気予報恐るべし。

 仕事先、お歳暮でもらったウェッジウッドのティーバッグがなくなったので、リプトンに戻っていて、外来で不味さにしょぼんとしていたら、秘書さんがウェッジウッド安売りしてたんで買います、と言ってくれたので、ちょっとやる気がでた。前は凄く美味しい別メーカーのティーバッグを置いてくれていたのだが、経費削減のために廃止になったのだ(凄く高かったらしい)。でも、さすがにリプトンは不味過ぎ。

 昼過ぎから足がガクガクしはじめた。一昨日の筋肉痛だな…。

 やっと3週間ぶりにピアノのレッスンがあって、先生もいかなごの発表会の曲の楽譜を手に入れてくれたらしく、それと引き比べて指番号を考えてくれた。しかし、音がおかしいおかしいと親子で悩んでいた箇所は、先生の楽譜では♭ついてないらしいとか、いかなご「ここ上がるんだって。ママ違うじゃない」私「だってママも素人だもん」先生「(自分の楽譜確認しながら)あ、すいません、上がりません」私「ほらー!」という母娘の醜い争いが繰り広げられたり、指番号を書き入れる先生が「…これ、目がチカチカしますね」私「そうですよね」いかなご「私も目が悪いから…」(いや、君は近眼、先生と私は老眼…)とか色々大変であった。

 もぐ「もぐ君達、明日保育園でチャチャ猫描くんだって」「チェシャ猫ね」

 視聴率高そうな生放送に備えて早めに風呂に入って用意。空々しい応援メッセージがこのまま延々と続いたら凄いな、と思ったが、直に生に切り替わって、何この鯨幕状態。とりあえず4人の顔色を見る限り、江戸幕府並に恐ろしい事務所に所属していることは分かった。

 2chが落ちるのはともかく、バルスに耐えられたツイッターもこの衝撃的な放送には勝てなかったのか。

 ああ、何に似てるのか分かったわ…文化大革命だ。毛沢東の高笑いが聞こえる。私は別にSMAPのファンでも何でもないけど、そこはかとなく好感を抱いているよく見知った人が三角帽子かぶせられて謝ってるのを見るのは…。

1月19日(火)

 北京並に外が寒い。

 もぐが名前の最初の2文字を自分で書いた。最近せっせと保育園で平仮名を習っている模様。

 女郎の足抜けだの、敵国につかまった捕虜がプロパガンダ読まされてるだの、並び方で序列が分かる共産国だの、パワハラだの、世の中そんなにアレと同じことが横行してるのかと思うと、さらに暗い気分に。スポーツ紙がいかに足抜け組が悪いかとせっせと報道してるのも気持ち悪い。

 S君が仕事目的で買ってきた吉村昭『漂流記の魅力』を読み終わった。外海を航行できない和船を使っていた日本にとって、海洋文学というのは、無事戻って来た漂流した船員から詳細に事情を聞き取った漂流記だという。この本では、ロシアに漂着してサンクトまで連れて行かれ、ホーン岬廻って期せずして世界一周して帰国した仙台の船乗りの記録を紹介している。窓に氷を使ったり、凍傷で足を切り落とす人が普通にいた当時の極東生活とか、キリシタン禁制のため洗礼を受けたら絶対帰国できないとか、帝政ロシアが通商目的で漂流民を連れて来るのを幕府も分かっているため、長崎についてもなかなか入国させてもらえないとか、そもそも漂流民の日本に帰ってきてからの死亡率が高いとか、色々興味深かったが、何より20代の頃から漂流記の魅力に取り付かれ、漂流についての小説を次々と書いた作者が素晴らしいと改めて思った。

1月20日(水)

 朝、雪が薄く積もってると知って、テンション上がったいかなご、いつもは嫌がるタイツも大人しくはき、時間割も済ませて、歓声を上げて家の前に飛び出して行った…。

 その頃からぼとぼと降り出し、S君に送ってもらったが、スノータイヤじゃないと恐いぐらい。

 もぐ「今日保育園で雪合戦した時、ちょっとくらっとしたの」私「ふーん」もぐ「ちゃんと心配してよ」私「もぐ君、大丈夫かな?」もぐ「うん、大丈夫だよ!」…じゃあいいやん…。

 S君「君がこんなに犬キチガイだとは知らなかった」「暇があればいつも犬と会話してる」…確かに顧みるに、私木乃に常に話しかけてるわ。

 夜、S君が明日の講義でダーウィンをやると言って準備してたけど、妻が従兄妹で、三十直前に結婚して子供九人産み、最後の子は四十七で産んだんだって。妻凄い。



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