9月21日(月)

 平日と同じぐらいに家を出て、堺の児童館へ。昨日の今日で行きからだいぶ体調悪かったが、着く直前に鼻血を出したもぐに、汚した服の代わりを買いに近くのユニクロに行ったり。もぐ、1歳の時に気に入って滑り過ぎて翌日歩かなくなった滑り台を再訪、いかなごは前回は無理だった縄梯子系遊具で遊べるようになっていた。他所様より5年は遅れても、遊べるようになるらしい。3階分の高さがあるタワー遊具も2人でクリアし、営業時間たっぷりと楽しめた模様。

 昼前には、連休向けイベントのわんわん大サーカスも見た。ギネス入りしているらしい、山本太郎そっくりのトレーナーさんがくねらす身体の上を犬が登ったり降りたりする技は凄かったが、観客への盛り上げの要求が過剰過ぎてちょっと何だか。後で調べたら、お父さん犬カイ君も所属しているプロダクションらしい。

 帰りにパン屋とブックオフと五条通り(←冬のコミの餌用のジョンソングラスを摂りにいった)に寄って、やばいなあと思いつつ21時前に帰宅したら、案の定、木乃が大脱走していて、久しぶりにかなり修羅場。おまけに頭痛も腹痛も全く治ってないが、S君がブックオフで面白そうな鹿島茂ゲットしたから明日も頑張る。

9月22日(火)

 滋賀の家に移動。体調を戻すため、ずっと寝てる計画だったのに、柿を収穫して空腹の子供らに剥かにゃならんわ、山椒の実は採り時だわ、タンポポの葉は生えまくってるわ…休ませてくれ。。

 夕方からS君が庭の枯葉を燃やす炉で、芋や野菜やソーセージやししゃもを焼いて、みんなで食べた。キャベツうまー。

 木乃とコミは楽しそうに追いかけっこしていた(←物がないので高速で走れる)。

9月23日(水)

 昼過ぎには帰宅したが、結局腹痛は治らず。連休で休んだというか、ひたすら体調悪かっただけのような…。

 え、あの中村元監督が亡くなったの?!

 ビジョルド『大尉の盟約』を読み終わった。徐々に有能さを深めてきたイワン君がついに結婚。彼がヴォルパトリル卿と呼ばれているのは、お父さんが皇女の子という特殊事情があったわけね。結婚相手は、ジャクソン統一惑星の商館主とホートレディの娘との子で10人兄弟。商館の政治のことばかり考えている家族とは一線を引きたい妻と、同じく政治からは一線を引きたいイワン君とはぴったりと言えよう。マイルズは本当に全然出てこないのね(その代わりイリヤンが義理父扱い)。今回は宝探しがメインで、新たな登場人物で伏線引きつつ、中休みな感じ。

 太平洋戦争のアメリカのプロパガンダについてのNHKスペシャルを見た。兵士から英雄を作り上げて、戦時国債で戦費を賄ったというのが凄い。サイパンの崖から飛び降りた女性の映像は前にも見たことがあったが、先に自分の赤ちゃんを投げ捨てていたのか。あまりに躊躇なく飛び降りていて不思議だったのだが、先に赤ちゃんを投げ捨てていたなら分かるわ。それにしても、アメリカ軍日本軍問わず、ばんばん戦場での遺体の映像が出てくる。反戦教育なんてしなくても、こういう映像を毎年2回ぐらい流せばいいのに。

9月24日(木)

 さすが木曜…雨降ってる…。

 サイクス『アダムの呪い』を読み終わった。前置きがやや長いが、ポリネシア人のY遺伝子の3分の1がヨーロッパ系(母系はみんなアジア系)とか、Y遺伝子の傾向を調べればヴァイキングが女を連れて移動したかどうかが分かるとか、マクドナルド姓の直系とされている一族は全員同じY遺伝子とか、是非皇室の墓を掘り返して鑑定して欲しい!と思う話ばかり。Y遺伝子とミトコンドリアDNAで、子孫の性別を争う形になる、というのは面白かったが、交叉修復がないY遺伝子がそのうち消滅するという話は、別になくなってもいいんじゃない、と思うのは私が持っていないせいか。

9月25日(金)

 もぐ高野豆腐感想「ねえ、なんか食べた途端に汁が出てくる食べ物があるんだけど」。

 「ママ、もぐ君ちょっと大人になったの」と言いながら、アルフォートを抱えて食べていい?とやって来る5歳児が可愛過ぎる。パパに聞いてからね、と言うと、諦めていつものコアラのマーチ食べてるし(笑)。

 松本修『探偵!ナイトスクープ アホの遺伝子 虎の巻』を読み終わった。相変わらず著者が自らの業績を褒めまくるのが少し気持ち悪いが、名作の話が次々と出てくるのでそれなりに面白い。西田敏行が新局長と聞いたときはえーっと思ったが、関東在住なのに欠かさず見ていた大ファンだったのね。

9月26日(土)

 いかなご運動会。心配された雨もなく…というより暑い。いかなごは80m走は前とあまり差がないビリ(本人曰く、今までで一番必死に走ったらしい)。午後の障害物競争は開始5分後に行ったら、もう終わっていて見られなかったが、S君と2人で「見られなかったことは黙っておこう」。他の2種目は「台風の目」と「棒引き」。何やら違う名前がついていたが、やっていることは昔と一緒なのね。いかなごはどちらも大過なく終えていて(棒引きは何の役にも立っていなかったが)一安心。毎年のことだが、運動会は横でずーっと喋りながらチョロチョロしているもぐの相手をするのが一番大変。

 「なんかプルが国連の発展目標の『健康』の旗を挙げたんだって」とS君に言ったら「もっと健康な人にやらせた方がいいんじゃないの」と言われた。それを言ってはおしまいよ。

9月27日(日)

 藝短にいかなごの絵が展示されているというので、一家で見に行った。展示されるかもしれない絵は数点描いたそうで、見に行くまでどの絵が飾られているのか知らなかったいかなごは、自分の抽象画っぽい絵を見て「これ?」と脱力していた。

 その帰りに、初めて子連れでインド料理屋に入った。もぐは見知らぬ匂いを警戒してか、ナンもスープも口にしなかったが、いかなごは気に入った様子。店内でかかっていた謎のDVD(踊り歌う男女と神様達と祭りの情景が交互に映される)が面白かった。

 来週は行けないので、柿を早めに収穫しようと、午後からまた滋賀の家。安いアルミ製ベンチ(軽い)を買ったので、庭に出して、柿を収穫がてら庭で読書。金木犀に風がそよそよ、ロングリードで歩き回る犬と横で漫画を読む娘。よく分からんソフビヒーローとスコップを手にずっと喋ってる五歳児がいなければ、完全な天国。

 いかなご「ねえママ、貞操帯って何?」「10歳以下の子供は知らなくていいです」

 古いソフトバンクのお父さんぬいぐるみストラップが出てきたので、風呂で洗って絞ったら、突然「ヤバイヤバイ」と言われた。…これ喋るぬいぐるみだった。。

 ゲッツ・アリー『最終解決』を読み終わった。今までは、いずれかの時点で(あるいは最初から)ユダヤ人を大量殺戮する予定or命令があったように思われていたが、そうではなく、侵略と平行して国外のドイツ系住民を本国に帰還させるという政策があり(本人達が嫌がっても半ば強制)、そのための場所を作るため、占領国からユダヤ人&占領国民(主にポーランド人)を追い出さなければならない→鉄道網が混んでいて、なかなか動かせない→ドイツ系住民はとりあえず収容所に入れて入植待ち、ユダヤ人は初めはマダガスカル島にマジで移住させる(もちろん全員は島では養えないので、多くは死ぬことになる)つもりだったが、イギリスに制海権握られて挫折→ソ連をちゃっちゃと占領して、ユダヤ人はシベリア送りってことで→予想外に赤軍が抵抗するし、食糧もない→国外に追い出すために、ユダヤ人は財産奪って、ゲットーにまとめといたけど、そこから移す方法も場所もない→最終的には絶滅収容所で…ということになったのでは、という推論を資料から読み解いた本。東方に強制入植させられると信じていたユダヤ人が多かったことも頷ける、理解しやすい説だった。ソ連ではあれほど民族ごとの強制移住をやっていたのに、戦時中かつ土地のないドイツではできなかったのね。あと、ヒトラーが殺せと命令したわけではなく「ドイツにはユダヤ人は要らない」「手段は知ったこっちゃない」「手下は頭使って自力解決してね」という方式だったらしい。

9月28日(月)

 朝、トイレに行っていて、大好きなおかいつの今月の歌『おもちゃのブルース』を見逃したもぐ。じゃあ自分で歌えば?と言ったら「きみが眠るころ〜」と出だしから歌いはじめ「ほら、きこえてくるよ っちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ」と伴奏までつけたのには笑った。どんだけ好きやねん。

 本日のピアノ。姉→イライラしはじめて、最後は先生も諦めて打ち切り。弟→レッスンが楽しくて仕方がなくてウキウキ(まだドとレしか弾いてない)。

 木乃のワクチン打ちに行ってきた。ついでに健康診断も。あまりご飯食べないので、痩せてるんじゃないかと心配していたが、ぽっちゃり体型だそうで一安心。

9月29日(火)

 夜中3時に蚊に襲われて起きた。

 夢オチだのフラグ回収だの、9歳児のセリフかよ…。

9月30日(水)

 もともとS君のクッションだったのを木乃が奪ったため、木乃に下げ渡された古いクッションを、コミが汚したので、カバーを洗濯しようとはずしたら、中身の綿がヘタれきっているのが、開いていた穴から見えたので、いかなごのマフラーを作ったニット生地の残りを、穴から突っ込みまくってとじた。結構ふわふわになって、S君が羨ましそうにしていたが、たぶんS君が座るとまた体重ですぐにぺちゃんこになるので、木乃用継続で。



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