9月11日(金)

 結婚10年を迎えた知合いがブルガリの指輪をもらってるのを見て「いいなあ。あんな人もいるのに私は何ももらったことがない」とS君に言ったら「『欲しがりません、勝つまでは』の精神だよ」「自立した女なら自分で買えば」と言われた(泣)。

 国勢調査終了。毎回かなり苦痛だった記憶があるが、手書きじゃないとかなり楽だな。

9月12日(土)

 昨夜S君が明日の朝のパン何がいい?と聞くので、レーズンロールパン、と言ったら、朝になったら机の上にロールパンと袋入りレーズンが置いてあった。自力で埋めろと?

 平日と同じ時間に用意して、滋賀県に芋掘りに出発。去年の例から、着いたら並んでたらどうしようと思ったが、何事もなく受付できて、10時には芋掘り終了。今年の芋は非常に掘りやすかったが、畑のおじいさんが偏屈なのと、芋の数が少なめなのが難点。同じところで受付しても、畑と品種が選べるわけじゃないので、毎年運次第。

 ブックオフに一軒寄ってから、和食系食べ放題店へ。料理はともかく、サラダバーの野菜が今までで一番の美味しさで、サラダ食べ過ぎてお腹が苦しい。

 ゼロ歳児が日本脳炎…恐過ぎ…。

9月13日(日)

 朝、模試に行くいかなごを送り出して、迎えに行くまで居間で朝寝。ずっと悪夢を見ていて、その間、居間のソファでずっと動画を見ていたもぐが、寝言の内容を教えてくれた。

 いかなごをピックアップ→くら寿司→コーナン→郵便局→図書館→帰宅。

 いかなごと2人で鏡に見入る。「本当に似てないねえ。親子じゃないかもねえ」でも私の子でなければ、こんなに体育が壊滅的で、背の伸びが悪くて、口だけが達者な子が偶然S君の子になる可能性は…非常に低い気がする…。ちなみに、弟の方は一目見て私の子。疑う余地はございません。

 夜、Googleに借りて映画『アクト・オブ・キリング』を見た。インドネシアで50年前に、ヤクザや民兵が共産主義者を殺すと称して数十万人を虐殺したのだが、殺した人々は今も権力側にいるため、何ら罰せられていない。監督はたくさんの人を殺したことで有名なヤクザに、当時の虐殺を描いた映画を作ろう、と持ちかけ、その映画撮影の様子を撮影する。

 確かにヤクザやその筋の無頼漢、ヤンキー民兵組織が権力を握っている国は多いと思うが、そんな国で生きることがどんなに嫌なことか、というのがよく分かった気がする。国営放送で、アナウンサーが「ヤクザさんは今歴史を明らかにしようとこんな映画を撮影しています。共産主義者は殺さなければいけませんが、なるべく苦しまずに殺したということですねー(観客ぱちぱちぱち)」とか、映画撮影のスタッフが「今だから言えますが、私の継父も殺されたんですよ。いえ、文句言ってるわけではないんですよ」としきりに笑ってみせながらヤクザに言うシーンとか、もう鬱以外の何物でもない。

 作った映画もかなり本格的なものだが、インドネシアで公開されたのだろうか。ヤクザが自らが拷問されるシーンを撮影しているうちに、相手の気持ちが分かったのと、因果応報を信じているために、後悔して吐いてしまうというのがこの映画のキモのようだが、それよりヤクザとその三下のデブの距離が終始非常に近いのが気になって気になって。まああれだ、ドイツやルワンダの現状は虐殺後としては凄くマシな方なんだ、というのが良く分かった、イヤな映画だった。

9月14日(月)

 もぐ、保育園で撮ってきた敬老の日に祖父母にあげる用の写真を見たら、どこの子?!と思うような、今まで一度も見たことのない、よそゆきの顔をしていた。何やねん、お前。

 子供らのいる所で犬を可愛がると、子供らに怒られるので、子供らが寝室に行ってから、居間で「木乃はまだ一歳四ヶ月なのに、お利口さんだねえ」と犬可愛がりしていたら、S君に、うるさいから早く犬と寝室に行け、と言われた。

9月15日(火)

 うーん、姉と違ってスポーツは並にできるもぐだが、ピアノは…どうも右手と左手で交互に弾きながら、音符の長さを見つつ歌うのが難しい模様。

 明日S君CFなんだけど、関係ない私までお腹痛くなってきた。私は明日は歯医者なので、間違えないように>自分。

9月16日(水)

 夫の腸は綺麗だと超褒められた。しかし既にタバコの害が出ている様子。毎年検診受けてたのに肺癌見つかって、3ヶ月後には脳メタ見つかって半年後には亡くなった親類の話とか、(私が)さんざん聞かされた。なぜタバコを吸う人はやめてくれないのか。

 歯医者に行ったら、女の人が会計で揉めていた。次回はいくら取られるんですか?って、何その言い方…。

 最近運動会の練習ばかりのいかなご。「また3人中3番だった…」などと言っているので「大丈夫!全く期待していないから!べべじゃなければ凄いけど、べべでも怪我さえしなければいいから!チビがハードルで勝てるわけないんだから!」と全力で応援している。

9月17日(木)

 午前中の外来は息も絶え絶えだったけど、昼にロキソニン飲んだら元気になったので、風邪なのかも。

 まゆ姉、おめでとうございます。

 昨日撮った腸の写真のポリープを指差しながら、S君「この組織は大丈夫なの?」私「先生が念のため検査するけど心配ないって言ってたでしょ。そんなことより1日も早くタバコやめなさいって言われたでしょ」…珍しく無言になるS君であった。

 血液検査の紙を見ながら、S君「尿酸値が高いけど…」私「正常範囲内でしょ」S君「でも痛風痛そうだし…」私「痛風は薬があるけど、タバコやめないと、癌は痛いし苦しいし死ぬよ」

 木乃はご飯の催促を全くしない。ただじっと待ってるだけなので、忘れることがある。むしろ催促してくれ。

 私が子供の頃、気が狂いそうになるほど聞いた、高槻西武で流されていた西部の応援歌が『地平を駈ける獅子を見た』by 松崎しげる 作詞:阿久悠 作曲:小林亜星 であることを、ふとyoutubeで検索して、初めて知った。「ライオン ライライライ ライオン ラーイオーン」ではなく「ライオンズ ウォウォウォウォ ライオンズ ライオンズ」だったのか。でも歌詞は聞いた覚えないから、サビだけリピートしてたのか、私が聞き取れていなかっただけか。

 でwikiを見たら「ライオンズが優勝した際には西武百貨店や西友など旧セゾングループ各社による優勝記念セールでヘビーローテーションでかけられるのが恒例となっており、毎年のように優勝していた黄金期(1982年〜1994年)の時期には頻繁に流れていた」…なるほど。ちょうど小学生の私の頭に、こうしてライライライラーイオーン(←違)が…。

9月18日(金)

 今朝、妊娠する悪夢を見た。妊娠してしまったので、あと1週間もすれば悪阻が来て働けなくなる。そしたら今の病院には、別の人が派遣されるだろう。そしたら私はもう開業するしかないけど、それで3人も子供養えるだろうか…という実にリアルな悪夢だった。。

 栄養を考えて、旬のものを含め5種類以上の草を摘んできてコミに与える→その中から綺麗にタンポポの葉だけを選り出してむしゃむしゃむしゃむしゃ→タンポポがなくなると奥に引っ込んで無視、とまあ日々こんな感じですわ…。

 宿題をしているいかなごの横に、氷水のコップとこんにゃくゼリーをサーブ。いかなご「どうしてこんなことしてくれるの?」私「馬の前のニンジンって知ってる?」

保育園で育てているピーマンとししとうをもぐが持って帰ってきたのだが、じゃあ料理して食べよう、と言うと「先生が食べちゃダメって言った。電話して」と大号泣。仕方ないので電話したら「最後に採れたものだから、辛くて食べるにはきついかもしれない」だった。  保育園で育てているピーマンとししとうをもぐが持って帰ってきた。「じゃあ焼いて食べよう」と言うと「先生が食べちゃダメって言った。電話して聞いてみて」と大号泣(謎)。仕方ないので保育園に電話したら「最後に採れたものだから、辛くて食べるにはきついかもしれない」だった。追記:実際に食べたら(大人には)美味しかった。

 セロテープの束を出してきて開封したら、木乃に「それ、私にくれるの?くれるの?」と期待全開の目で見られた。これはあげません!そもそもお前が片っ端からセロテープ齧るから、新しいのを買ってきたんだろうが!

 小学校のホームページに6年生が6段立体ピラミッドやってる写真がアップされた…いやそれよりも3段タワーの方が嫌かも。どんくさいチビの子を持つ親としては、恐怖でしかないよ…。2段でいいやん2段で…。

9月19日(土)

 ふくらはぎが攣って目覚める連休初日。

 1年ぶりぐらいに庭の掃除をした。子供を手下にして、木乃も出しつつ、生えた雑草を収穫したり抜いたり、落ち葉を拾ったり、干し草を整理したりしていたら、S君までやって来て、コミに首輪つけて庭に出したり。相変わらずコミは庭に出すと周囲と同化する。あと、もぐが少しは役に立つようになった。

 S君が電子タバコをはじめた。さて、禁煙できるだろうか。

 S君が出かけたので、午後からは京大に行ってタンポポを大量に採ったり、7時に間に合わせようと、超高速でお好み焼き焼いて洗濯物干したり。

 そう、ケビン>公式戦で4T-3T-3T跳んだひと。

9月20日(日)

 朝寝してたら、例によって悪夢を見て、例によって寝言とを言ってたらしく、「いかなご、いい加減にしなさい!」って凄い声で怒られた、といかなごに起こされて、朝寝失敗。

 一家でマグリット展に行って来た。岡崎公園が混んでいるのは予想していたが、美術館も混んでいて、同時開催のルーブル美術館展は待ち時間1時間近く。マグリット展は5分ぐらいで入れたものの、中は混み混みで大変だった。しかし、もぐはS君が引き受けてくれたのもあって、いかなごと2人でゆっくり見られたし、絵の展覧会を見るのは超久しぶりで、とても楽しかった。同じモチーフが何度も出てくるのも面白いし、いかなごは小学生らしく、ハダカの女の人が多過ぎだと憤慨していた(いや、むしろマグリットはスーツのおじさんが多過ぎだと思う)。土産物屋で青空に雲模様の缶バッジをいかなごとお揃いで買って終了。

 行きはバスに乗ったが、帰りはからふね屋に寄ってパフェを食べつつ、半時間ほど歩いてコミの草を採りながら帰宅。しかし、夕方から激烈な腹痛と寒気、頭痛で動けなくなり、どれだけ生きるのに不適な身体なんだろう、とわりと絶望。最近自分が元気な気がしてたんだけど、普段倒れないような生活をしてるだけだということが良く分かったわ。

 でも対処法は進歩していて、長袖と毛布着て、解熱剤と胃薬飲んで、S君に沸かしてもらった風呂に入って、追い炊きして、首包んで、S君に淹れてもらった紅茶飲んだら、動かなければスマホいじれるまでに回復。その前に子供2人のピアノ練習を聴き、髪も洗った。明日は遠出の予定なので倒れる訳にはいかん!

 で、夜N響のドヴォルザークの8番見たけど、超面白かった。チューバ、ついに出番だ!



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