9月1日(火)

 今朝「宿題の大きい方が見つからない」と騒ぐのに、その「大きい方」の説明を全くしないことで、いかなごとひと騒動。子トラ化したいかなごがじっとしていないので、髪の毛くくらないまま学校行かせた。直後に、鍵盤ハーモニカを忘れていることに気づき、仕方がないので、もぐと小学校まで届けに行った。いかなご、ひいひい言いながら鍵盤ハーモニカ抱えて階段を登って姉にお届けしたもぐの頭をなでなでし、わざわざ廊下まで出てきて私に「ママ、ありがとー」と爽やかに言ってのけ、同じ頃の私と比べて、明らかに鮮やかな対応力に目眩が。

 もぐ、保育園でお友達に「TNTと火打石があれば花火ができる」だの「火打石は鉄インゴットと砂利があればできる」だのせっせと説明していた、と聞いてズッコケそうになった。

 記者会見した人、物凄く偉そうで、記者の質問をかわしまくる人だと思ったら、ノーパンしゃぶしゃぶ時代に大蔵省の官僚だった人なのね。

 ユニクロのピーターラビットの秋の新作を買って来ていかなごに着せたら、超似合うので幸せ。

 そろそろ寒いから、ともぐが寝る際にブシニャンポンチョの着用を再開した。寒いっつーか、湿気でキノコになりそう。

 茂木大輔『オーケストラは素敵だ』を読み終わった。間に挟まるギャグが辛いが、筒井康隆な文体で描写されるオーボエ吹きのオーディションや修行の様子、有名オケに1年間仮採用になったが、調子に乗って他人に大口叩いて採用されなかったとか、オーケストラの公演が始まる前はみんな昼寝してるとか、休み時間の過ごし方とか、舞台にいるのでソリストの演奏をすぐ近くで聞けるとか、指揮者によって音楽が全然違う理由とか、非常に興味深かった。一番面白かったのは、演奏が始まってから何が起こるかを細かく描いた文章。当たり前だけど、ソロは緊張するんだ。

9月2日(水)

 昨夜突然右腕を上げると痛むようになり、湿布貼って寝たのに、朝起きたら悪化していて、病院で整形の先生に聞いたら、あっさり四十肩と診断された(泣)。いかなごの髪結ぶのも痛いし、白衣になかなか袖通せないし、バイクのアクセル回せないし、冷蔵庫から右手で麦茶出せないし、布切れないし、これからどういう生活になるのか(恐)。

 木乃、朝方はずっと布団の裾で熟睡していたのに妙にウサギくさいな、と思ったら、夜中居間でコミを追っていたらしい。

 小保方事件と比較してよく言われているが、あの時擁護する専門家なんてほんの内輪だけだったのに、今回は「一般人にはデザインのことは分からない」と擁護する専門家が多い気がする。そうなの?拾ってきた他人の素材を改変するのは普通なの?あと、小保方さんと佐野さんに共通するのは、すぐバレることを堂々としている、かも。

 専門家の意見

9月3日(木)

 夜中にふと目覚めて、足元の木乃が可愛かったし肌寒かったので、熟睡してるのを抱っこしたら、目を覚ましてどっかに行かれた。朝になっても心なしか態度が冷たい。

 いかなご「え、貞子って、100年ぐらい前に日本を恐怖に陥れた映画に出てくる幽霊なんじゃないの?」「…えっと『リング』の公開は16年前です…」「でもお化け屋敷とかに普通に出てくるよ?」…古典妖怪と同じくくりなんだって。。

 今日写真を見直していて、仔犬の頃の木乃が今より毛の色が濃かったことに気付いた。

 ガリガリ君はグレープフルーツが一番美味しく、かつ低カロリーでよろしい、というのが我が家の総意。でも最後崩れるのがちょっと苦手。

 もぐは帰宅後はまだパン1でうろちょろしてるのだが、夜は寒いということで裸にジバニャンポンチョを着用してる。最早パジャマ代わり。

 ちなみに四十肩はほんの少し軽減したので、もしかしたら治るんじゃないかと期待してる。

9月4日(金)

 昨日保育園の先生に怒られたもぐ。朝「保育園行きたくない」私「パパ、保育園休んでもいい?」S君「パパ抱っこだな(←もぐの一番嫌いなお仕置き)」酷過ぎ…。S君「もぐの言うことなど、いちいち聞いてられるか。どうせ明日は休みなのに」私「よしよし、じゃあ保育園行くなら、超長いママ抱っこを行く前にしてあげよう」S君「ゴネ得だな」…なんでそんなにもぐに厳しいのか。

 羊さん刈られたのね。

 私「うちは普通の家よりは、本にお金を使ってるかもね」いかなご「そうでもないんじゃない?うちにある漫画とか本とか、大抵ママやパパのうちから持って来たものだし」…???

 どうでもいいけど、私は昔から、気に入った本だけを家に置いとくのが好き。だから先に図書館で読んでから、好きな本だけ買うのが好き。ま、現実にはそうも言うてられないんだけど。

 中村紘子『チャイコフスキーコンクール』を読み終わった。ピアノコンクールで1位になって一世を風靡しても、それゆえに疲弊してその後鳴かず飛ばずになったり、当たり前だがコンクールで優勝するにも時の運が必要だったり、というか今では(といっても30年前)コンクールが多過ぎて、優勝しても一流ピアニストとは認識されなかったり、はたまたコンクールにもロクに弾けない下手な人が何を間違ったか参加することがあるとか、色々面白かった。

9月5日(土)

 一昨日から異様にしんどくて、朝は10時まで寝て、滋賀の家に行っても昼寝して、夜も早く寝た。

 アスキ『中国の血』を随分前に読み終わった。生計の手段として売血を推奨された地方で、多くの人間がHIVに感染し、それを政府が隠蔽して対策を講じず、勿論助けたり訴えたりする人は弾圧するため、治療どころか解熱鎮痛剤さえ手に入らない状況で多くの人々が亡くなっているよ、という話。とにかくもう、中国政府がどうにかならないものか…。

9月6日(日)

 昨日放映された『映像の世紀』ちら見したけど、フォントなど色々と古いね。古いんだから当たり前だけど。当時の印象との差が…。

 携帯更新月ということで、昨日から色々と見ていて、今日も南の方のイオンに行ったりしたが、結局家の近くのSCで良いものがあったらしく(←S君任せ)夫婦で携帯乗り換え。1年半前くらいに発売された京セラのアンドロイドに変わった。売れ残りだったせいか、スペック高いのに(前のアンドロイドと比べると驚異的に電池が減らない)お得だったらしい。iphone6より少し大きいので持ちにくいが、それなりに可愛い。

 てことで、まず楽天でケース探し。

 ちなみに、子供連れだと子供も退屈するし、私も疲弊するので、午後から子供らだけで留守番させて、S君と2人だけで携帯ショップに行ったのでドキドキ。2時間程度だったが、帰って来たら、いかなご、もぐに録画の妖怪ウォッチ見せて、自分は塾の宿題を済ませていた(驚)。

9月7日(月)

 もぐ初ピアノレッスン。いかなごのレッスンが先なので、是非見たいという姉と母が後ろで見学しながらコソコソ話をしているというロクでもない環境でのスタート。もぐは予想通り、何の問題もなくレッスンを終了。いかなごもピアノのレッスン「は」最初からそれほど問題なかったよな…。

 それでも、さすがに精神的に疲れたのか、もぐ夕食の最中に熟睡。

 借りた本の訳者が、教養の時のドイツ語の先生だった。先生、凄くたくさん訳書があるのに、アホ医学生にドイツ語教えてたのね…。勉強してない同級生が、秋に授業中に教科書朗読するように言われて、発音が間違っているので先生が「ウムラウト!」と注意したら、「ウムラウト??」と返したのには、さすがにどうかと思ったわ。

 で、ぐぐったら、1ヶ月半前に亡くなっていた。当時既にご高齢だったからなあ。先生R.I.P. いや、私もドイツ語全く身についてないけどね…。

9月8日(火)

 そりゃあ、アンパンマン好きじゃない子なんて見たことないわ。私もS君もアンパンマン大嫌いだけど、子は2人とも大好きだったし(5歳児はまだ好き)、私しゃ別に伊達や酔狂で白衣のポケットにアンパンマンのボールペン差してる訳じゃない。あれはゼロ歳児にも効く最強診察グッズだから。

 もぐのピアノがはじまり、いかなごが偉そうにアドバイスする気満々なのを逆手に取って、いかなごのピアノ練習の時に「いかなごはもぐと違って上級コースだからねえ…ただ弾けるだけじゃダメだよねえ…」などと言うと、割に乗ってくるので便利。この手はどれぐらい持つか。

 夫婦で初ラインしてみたが、使いにくくて早々に断念。2人で連絡するならSMSでいいよな。使いやすくてカスタマイズできるアプリがないのが今いちだけど。

9月9日(水)

 もぐ「ああ木乃はいいなあ。もぐ君は保育園行って、運動会の練習しなきゃいけないのに」いかなご「もぐはいいなあ。あたしなんて、漢字もローマ字も覚えなきゃいけないんだよ!」もぐ「もぐ君だって大変なの。日本語も練習しなきゃいけないし。日本語難しいの!」

 四十肩はなんと数日で軽快。今でももぐに引っ張られたりすると痛いけど、日常動作は大丈夫。

 そろそろオイル交換せねばと思い、木乃をスリングでバイクに乗せて、ガソリンスタンドまで行ったら、風に吹かれてなかなか嬉しそうにしていた。

 新しい携帯カバーが届いた。S君が買ったのも同時に届いたが、同じ値段だった。シンプルで可愛くてお気に入り。

 松本修『探偵!ナイトスクープアホの遺伝子 龍の巻』を読み終わった。著者が「探偵!ナイトスクープ」を思いつき、形式や目的すら一定しない中で、今のナイトスクープの基礎を作るまでの話。最初はタレントさんありきで、依頼者の存在はないも同然だったのね。バラエティで字幕スーパーを出すのもナイトスクープがたぶん最初で、当時は外注していてお金がかかったとか。というか、そもそも小人数でビデオ担いて撮影に行くのがまだ大変だった模様。著者が関わった前の番組として「わいわいサタデー」がよく出てくるが、私これ生放送で見に行った記憶あるわ。内容は全然覚えてないけど。あと、徹頭徹尾いい加減な「百田君」も登場している。

9月10日(木)

 犬救出動画見た。2匹とも柴犬なのね。それにしても、俯瞰映像見ると、ヘーベルハウス凄えという感想しかない。

 いかなご、身体測定が終わり、クラス背の順女子先頭の座を維持。家で測ったら、何とか−2SD内には入っている。まあ、あと5年待て。

 都市伝説かもしれないけど、研修医がコメディカルの仕事をすることで有名な某病院で、偉い先生が患者家族へのムンテラで、研修医に急いで撮らせたポータブルのフィルムをシャーカステンにかけて、それが真っ黒なのを見て(←撮れてない)、平然と「このように肺も真っ黒です」と言った、という話をふと思い出した。



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