8月11日(火)

 コミを除く4人+1匹で琵琶湖バレイ。ロープウェイの値段表示はなぜか「大人・小学生・幼児・ワンちゃん」。上がると、3年前にもぐが素っ裸で赤子虐待状態で滑らされていたウォータースライダーが、ややレベルアップしてまた設置されていたので、とりあえず大小を滑らせる(そしてもちろんチキンもぐは、なかなか自力で滑らない)。

 風は涼しいのだが、なかなかの快晴で日差しが強く、琵琶湖バレイだというのに暑い暑い。特に山頂など、ハンモック置いてあっても意味がない感じ。そしてここで、いかなごがまた帽子を失くす。毎年失くしてるよ…もぐなんて同じ赤の100均帽子(←超似合う)をもう3年ぐらい使ってるのに。

 あちこちに設置してある子供遊ばせ道具はさらに充実していて、壁登りや自転車、竹馬などはからきしダメだったが、頭上のバケツに水道の水が流れ込み、定期的にザバーッとひっくり返るようになっている装置や水鉄砲に、大小もその辺の子供達も夢中に。誰かがそのバケツの中にボールを投げ入れることを思いついたようで、いかなごは転がったボールを拾って、バケツの中に投げ入れることができそうな男の子に渡す、という賢い行動を繰り返していた。全身びしょ塗れで日差しの中を延々と遊んでいたので、数時間でいかなごは真っ黒、普段は全く焼けないもぐまで赤くなっていた。

 木乃は物珍しそうではあったものの、暑さに参ったようで、木のベンチを見つけては、その下のわずかな蔭に潜り込んだり、総じて連れてこられて迷惑そうであった。

 滋賀の家には効くクーラーがないので、琵琶湖バレイを降りた後、片づけをして、やっとこさ家へ。ひたすら暑い2日間だった。

 いかなご「パパは小さな頃は何になりたかった?中学の頃には幻想的になった?」…「中学の頃はペガサスになりたかったです」とか?

8月12日(水)

 夏休み3日目。木乃とS君は昨日の疲れで倒れていた。もぐといかなごは、お盆休みで休みなので、ソファで並んで動画見てた。私は午前中は1年に1回の銀行巡りで見失っていた口座を発見し、午後からは待望の昼寝をした。

 いかなごが読んでいる子供新聞。承久の乱にタイムスリップして、後鳥羽上皇にインタビュー。「どうして反乱を?」「反乱じゃない!成敗じゃ!」「でも結局負けたんですよね?」「大敗じゃ」って小学生インタビューアー容赦ない。

 ハッツフェルド『隣人が殺人者に変わる時 加害者編』を読み終わった。前回の被害者編に続くもので、ツチ族を虐殺し、ツチ系の軍が隣国から侵攻してきたために、集団でルワンダから逃げ出して難民生活を送り、しばらくしてから帰国して刑務所に入っている同じ村の仲間10人にインタビューしたもの。自分の罪を明かすことになるので喋りたがらない10人にあの手この手で話を聞くが、フツ至上主義の軍人が村にやって来て、ツチ族を殺せと言われたのだから殺さないわけにはいかなかったとか(それは確かにそうなんだろうが)、殺戮の1ヶ月は、毎日焼肉食べて、酒飲んで、略奪しまくりで(屋根用のトタン板とか鍋とか服とか)とても楽しかったとか、でもその後難民として逃げなきゃいけなくて大変だったとか、今後はもう何も悪いことしないから、刑務所を出たら元の仕事に戻るんだとか。まあみんなやったんだし、上から言われてやったお仕事だったし、もう終わったことだし許してくれるよね的な…こりゃ仲良くする気にはなれないよな…。

8月13日(木)

 淡路島の銅鐸から紐見つかったんだ!

 『SFまで10000光年』が届いた。開いたら、いきなり「さなぎ柱」回だった。1996年だってよー!

 S君と話していて気付いたのだが、S君は学校を休んで病院に行っていたため、羽田沖日航機墜落事故のことをよく覚えているらしい。私は風邪をひいて家で寝ていて、ラジオを横に置かれていたため、ホテルニュージャパンの火災のことをよく覚えている。調べてみると、実はこの2つ、1日違いで起こっていた。でも、S君はホテルニュージャパンの火災を、私は羽田沖墜落事故を、全く覚えてないのよね。低学年の子供の記憶力ってその程度。というか、羽田沖墜落事故って、あの片桐機長の事故なのか。

8月14日(金)

 「下腹部を切断」って普通、腰から真っ二つだと思うよねえ。

 もぐ、今日は2時間半かけて夕ご飯を完食。黙々と少しずつ食べ続けられる、その持久力に感心するわ。

 木乃とコミは仲良くしたいのに、たぶん本能が邪魔してるんだと思う。よくじっと動かずに顔つき合わせてるのに、コミ「逃げてしまうの」木乃「追ってしまうの」「私達、なぜかうまくいかないのよねえ」

 梶尾真治『怨讐星域』を読み終わった。「太陽フレアに飲み込まれる予定の地球から、一部の人々が世代間宇宙船で別の星を目指し、抜けがけを知った残りの人々が転移技術を発明して同じ星に先回りする」という設定からして、もう読むしかないでしょ、と思っただけで、決して期待していた訳ではないのだが…予想通りカジシンだった。設定や話の流れは面白いのに、転移の詳細について詳しいことがさっぱり分からない、というのはもうともかくとして、初対面の16歳上の男性に、10年後に嫁になると宣言する13歳女子とか、顔にかぶっていたカバーをはずしたら美人だったから好意を持った非モテ男とかのエピソードが繰り返されるとさすがにしんどい。今さらどうでもよいが、結末が化け物に襲われたところを助けてくれたから、というのもちょっと。カジシンが好きな人じゃないと厳しい。

8月15日(土)

 木金と子供らは盆休みで、S君と3人でずっと家に引きこもっていたので、今日はお出かけ。と言っても、暑いので久しぶりにピエリ守山に。S君事前情報では、改装後既に人出は少なくなっているとのことだったが、ブックオフ(←ここでもぐが『だじゃれ植物園』という素晴らしい絵本を見つける。ヤツは読んだことがある本をひたすら立ち読みし続ける姉と違って、本探しが上手い)経由で昼過ぎに到着してみると、駐車場には車が並んでるわ、フードコートには行列ができてるは(驚)…なんとピエリが混んでる!

 フードコートはどの店も並ばなければいけないぐらいだったが、もぐも1人でテーブルで留守番できるし、いかなごに至っては行列に並んで注文を伝えることもできるので、フードコートの食事もかなり楽になってきた。初めてH&Mに行ったが、子供服もたくさんあるのね。シンプル系と可愛い系があって、薄っぺらいが値段が安いので、子供にはいいかも。いかなご用にウサギ服やらウサギ靴下やらを購入。

 スタンプラリーもどきをすると、レシート金額と合わせて、夏祭り風の出店で遊べるイベントをやっていたので、S君の服や食料品を買って(ついでにスーパーでもぐにモノの説明など。「もぐ、これ何?」「エビ!」「これはカニです!」)、いかなごともぐはお化け屋敷やら(もぐは超恐かったらしく号泣)子供ボートやら射的やらでかなり楽しかった模様。

 最後に、改装前からほぼ唯一ずっと営業しているペットショップを覗いたら、「牛の蹄の燻製」再入荷!と書いてあったので、お土産に買ってみた。帰宅して、案の定ケージから脱走していた木乃に与えたら、夢中になって齧っていたが、口の周りと両手が「犬の燻製」みたいになったので、蹄を取り上げて風呂へ。美味しいみたいだけど、シャワー入る前にしか与えられないな。

8月16日(日)

 最近のもぐは「休日は赤ちゃんになる」と宣言しているので、ここ1週間はずっと「もぐ君1歳」と宣言して、家の中では赤ちゃん言葉で喋り、はいはいで進んでいる。でもたぶん、本当に1歳だった頃よりは静か。

 S君が「送り火何時?7時半?」などと訳の分からんことをまた言い出したので(←毎年言う)「8時!どっから7時半なんて出てくるのよ」と言ったら、「だって、京都人じゃないから」。私も違うわ!

 で、子供らは浴衣に着替えさせて、木乃も連れて大文字。去年の送り火の日に木乃はうちに来たので、今日で1周年。

8月17日(月)

 ついに豪雨に捕まった。風が強くてバイク進まないし、エンジン不調で止まりそうになるし、大雨のシャワーを全身に浴びて寒かった。

 いかなご自由研究も大詰め。今日はまとめの下書き。「わかった事。ウサギの食べる草は道ばたに生えています」そ、そういう結論なのか!?

8月18日(火)

 5歳児との会話。
もぐ「ねえママ、『こゆびと』ってのは、もぐ君とママみたいなことを言うの?」私「いや、もぐ君とママは親子って言うんじゃないかなあ」
もぐ「ねえママ、エンチャントした弓矢と剣を持った巨人とゴジラとどっちが強い?」私「さあ、どっちかねえ」もぐ「もぐ君が質問してるんだから、ちゃんと答えてよ!」私「ゴジラかなあ」もぐ「違うよ!」

 「急激に『手足が』壊死し、死に至ることがある」って書いてあったら、手足が同時に壊死していきそうやん?治療したことある私でも、何やねんこの病気恐い、て思うよ。『手や足の一部が』って書いて欲しいよ。

 ロシアンの結婚式と言われても、すぐに離婚するかもしれんし、と思うよね…カスタマロフもアントンも…いや何でもない。ヴォロトラおめでとう!末永くお幸せに!

8月19日(水)

 いかなごの塾の国語の宿題→おうちの人と一緒に木へんの漢字を9つ書きましょう。親は認知能力の衰えと激しく戦っている。

 「ハン・ヤンの夏」を見た。ショーの舞台裏が面白かった。蝶ネクタイ探して上げるなんて、ジョニー優しい。

8月20日(木)

 お迎えに行ったら、横の女の子におもちゃを少し引っ掛けたもぐが、必死にゴメンね、大丈夫?と謝っているところを目撃。その女の子は、もぐご執心のMちゃん。普段ヤツが友達に謝ってるところなど見たことないのに…。しかも、荷物を持ってきてくれた別の女の子には目もくれず。礼ぐらい言えよ!

 いかなご、下の横の方の歯が抜けた。

 いかなご夏休み最終日。宿題をランドセルに入れていて、読書感想文を書いていないことが判明。絵も描けとのことだが、そんな技量も時間もないので、無視することで親娘同意して、感想文だけちーぱっぱ。確かに私も読書感想文は書けなかったけど、「2ひきのイノシシがおおかみにつかまって、食べそうになるところをにげようとして」なんて書いてるのを見てしまった…文章力が不安過ぎる。

 関係ないが、私もいかなごと同じぐらいの頃に、夏休み最終日に水彩画の宿題ができていないことが判明し、慌てて描いて激怒している母親に見せに行ったら「バックを描きなさい」と言われ、なぜおじいさんの絵にかばんを描き足さねばならないのか、大いに悩んだ記憶が…。

 わかば様は何を考えてるんだ(笑)。



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