5月21日(木)

 「もぐ君の遠足のお弁当にはね、ペンギンさんと、シャケおにぎりと、もぐ君が3才の時のお弁当に入ってたちゅるちゅると、お肉!」…ペンギンさんと3才の時のお弁当に入ってたちゅるちゅるはいいんですが、どんなものを肉と認識しているのか分かりません…ソーセージは肉に入らないらしいし、「もぐ君今まで牛の肉は食べたことがない」らしいし。

 横溝正史『白と黒』を読み終わった。題名の「白と黒」のオチはどうかと思ったが、できたてほやほやの団地が舞台の昭和30年代の風俗小説と思うと、色々と興味深かった。

5月22日(金)

 最近youtubeでプロコフィエフのピアノ協奏曲をたまたま聞いたら非常に素晴らしかった、とS君に言ったら、ピアニスト誰?と聞かれ、アルゲリッチとかいう人、と言ったら、アルゲリッチか、と笑われて、初めてマルタ・アルゲリッチというピアニストの存在を知り、youtubeで検索して色々聞いたら凄いの何の。若い頃のショパンの協奏曲1番とか、プロコフィエフの3番とか気違い沙汰だわ。CD買うのが趣味のS君がCD買ってくれたので、今にして世界最強のピアニストの演奏を聴きまくっている。

 いかなご、数回目にして初めてハリポタを最後まで見た。

 高野秀行『幻獣ムベンベを追え』を読み終わった。幻の生物を探すというより、コンゴの旅行譚。早稲田大学探検部員の著者が、仲間と共にコンゴ奥地の湿地帯の中の湖に行き、湖を探検しながらサル、カワウソ、ワニ、野ブタにチンパンジーを食べ、現地の村人やコンゴの役人と、食糧を盗まれたり喧嘩したりする話。青春譚でもあり、仲間達の後日譚も書かれている良書。それにしても、探検部の先輩達は「ボロクソにけなすことでしか後輩を激励できない」と書かれているのが面白かった。大学のサークル活動というのはどこでもそうなのか。

5月23日(土)

 昼前に鴨川に行ってコミの草採り&子供ら亀石。木乃も初めて亀石に連れて行ったが、積極的に渡ろうとはしないものの、無理矢理引っ張ると、ちゃんと跳躍するのであった。

 シロツメクサで冠を作り、大小の頭及び木乃の首にもかけ(木乃「ウサギさんのエサを運んでるワン」)、コミの分も作って、家に帰ってコミの首にかけてみたが、喜んで食べるどころか、自分の首に大好物でできた輪っかがかかっていることにも気づかなかったのであった。

 その後、図書館→クリーニング屋→久しぶりに進々堂で昼ご飯(混んでるだろうと14時過ぎに行ったのだが、ずっと混んでた)→ビブレの手芸屋でアメリカンホック購入して帰宅。

 もぐ「ねえ、ママ」S君「どうしたんですか、かわいいもぐ君」もぐ「パパには言うてない!」

5月24日(日)

 S君がマインクラフトの入ったタブレットをもぐに与えたが、1人では何もできないのを見て、一緒に入るモードに切り替え、「父としてまず安全に暮らせる家を作っています」。同時に与えられたいかなごは、曲がりなりにも何とかゲームを進めているようだが、もぐは実質何もしてないっぽい。S君は色々作っては、時々死んでやり直しになっている模様。

 斉藤洋一『身分差別社会の真実』を読み終わった。えた・ひにん身分は江戸時代にお上が決めたのではなく、中世から特定職業の人々が「みんな」に差別されてきたのを制度化しただけだということを述べた軽い本。草履や砥石を作る職業や、渡し守などえた・ひにん以外にも差別身分の人々がいたこと、農地を持つ大金持ちもいたこと、村の巡査のような仕事をするために、他地域からえたの一家を紹介してもらうこともあったなど、知らないことも多くあったが、全体的に「みんなこんなに差別してたんですよ、ひどいでしょ!」的なニュアンスが感じられてナゾだったのだが、後書きによると著者は関東出身の人で、研究者でありながら今も部落差別があること自体を30歳過ぎるまで知らず、そのこと悔いているらしい。灯心を作ったり、猿回しをするのがなぜ差別の対象になるのか、近畿には多数ある被差別部落が関東にはないのかなど、気になるところはみんな、まだ分からない、なのが歯がゆい。

5月25日(月)

 S君、いかなご、もぐが、なぜか狭い一角に固まってマインクラフトを同時にやっているところは、どうみても公園の小学生's。その横で、私は木乃とベタベタしている。

 もぐが突然実況をはじめた。「えーこの現場ではー恐ろしいー木乃という犬がー可愛い兎をー追おうとしていますー」

 風呂で突然いかなごが「ねえママ、あたしが総理大臣になったら…エロ本を売るのを禁止する」と言い始めた。首相になったのに、そんな目標でいいのか…つうかいきなり禁止かよ!「世の中の、特に男の人はエロ本好きな人が多いから禁止するのは可哀想じゃない?ママだって犬嫌いな総理大臣に犬禁止されたらイヤだし」「そうか…じゃあエロ本は1店につき2種類までにする!」

5月26日(火)

 もぐ、保育園でおもらししたそうで、ショックを受けている。大丈夫だ、母は姉で慣れてるし、同年齢の頃の姉は全く気にしてなかったぞ!

 木乃はご飯の催促を一度たりともしたことがない。ただじっと座って待ってる。延々と催促した挙句食べない5歳児とはえらい違いである。

 「犬が不得意」なS君はいまだに木乃のことを「犬」と呼び、時々「犬がなめる!なめ続けるー!」などと叫び声をあげ、止むを得ず木乃を抱かなければならない時は前足だけを抱えてぶら下げる。

5月27日(水)

 5歳児の主張「もぐ君がうるさいのは趣味なのに、パパはうるさいからってパパ抱っこするから嫌い」。

 今日のジロの出発点、ピンツォーロだった。しかしコンタ凄過ぎ。

 なぜ犬というものは、床に紙をひくと、必ずその上に乗るのか(型紙写せません…)。教えてもいないのに、なぜどの犬も乗るのか(謎)。

5月28日(木)

 ロシア記事を読んで、ゆづ君がロシア人だったら、ロシアマスコミから叩かれまくりだろうなあ…と思う。

 いかなご、ピアノのレッスン中に「そんなこと関係ない!」とピアノの先生に叫ぶという事案発生。「『同級生に手を出してはいけない』と同じぐらい『先生に叫んではいけない』」と説明したのだが、いい加減分かって欲しい。

5月29日(金)

 いかなご誕生日。本人希望により、ケーキは自家製いちごババロアの冷凍いちご生クリーム添え。ちょっとゼラチン多過ぎた。プレゼントはこれまた本人希望の「腹が立った時に、殴る用のぬいぐるみ」。色々探した挙句ぬりかべクッションにしてみた。気に入るかどうか不安だったが、気の弱そうな目と手足も気に入ったらしく、早速殴りまくりで超役に立っていた。

 もぐも「何かプレゼントあげたい。でももぐ君お金持ってないの…」とか言うので、鴨川で黄色い花摘ませて、家で私がラッピングしたら、そこそこ見栄えのするものになって、もぐが嬉しそうだった。

 で、前から作っていたウサギ布デコパージュ眼鏡入れとウサギ布ペンケース、100円ショップで買っておいたウサギ置物とウサギスパンコールも同時にプレゼントとしていかなごに渡したら「え?ウサギだらけ?」と喜んでいた。

 エマ・ワトスンって、ドラコ・マルフォイ役の人が初恋の人なんだ。

5月30日(土)

 京都に来たしおしお+娘2人と梅小路公園で遊ぶ。昼前からかんかん照りで、大人は日陰にいてもどうかという感じだったが、しおしお長女、いかなご、もぐの3人は委細構わず遊具に突撃。それでもさすがに30分ぐらいで疲れたようなので、近くの水路に移動。こちらには幼稚園児の団体もいて、みんな何が楽しいのか、貝や石をひたすら拾って嬉しそう(座って石と石をえんえん打ち付けている子とかも)。

 しおしお長女はなんと大人とも普通に会話してくれるようになっていて、いかなごの手下として遊んでいた。生後6ヶ月の次女は、笑いかけると笑ってくれる可愛い盛りで、おばさんメロメロ。朝ベッドから落下したとかで、顔に流血しているかのような擦り傷があるのも御愛嬌。13時前に水路を退散して、ファミレスでご飯→新幹線口へ。

 それにしても、如何にうちの子らと比べると静かで、適切な行動ができるとはいえ、6歳児と0歳児を連れて、1人で3泊4日の旅ができるしおしおの凄さに改めて感心。って、いつも来てもらってばかりではダメなのだが。

、今日も車の中で銀英伝を見ていたのだが、ヒルダとラインハルトのベッドシーンになった途端、いかなご「これ、どういうこと?…あたし、目覆っとくわ」と自主規制していた(笑)。

 図書館を経由して、ついでにもぐにも図書カードを作って帰宅。ちなみに本人確認は名前呼んで「何歳ですか?」「5歳です」で終了。

 4時からFaOIの放映。しかし凄まじいメンバーだな。
・新葉ちゃん、14歳、って感じ。
・懐かしいレンコンー!うわーあのステップ!(懐)最後になんで時計見るの?とか思ったものですよ。
・ジョニーのカルメンも素敵。
・べセディン&ポリシチュクの酔っ払いは初めて見たが、闘牛士より良いプロだと思った。

・そうか…ステファン30歳なのか…そりゃ私歳取るはずだわ。子供だったのに…。
・何をしてもキャーキャーの大輔君状態のゆづ君凄し。
・トランコフ、その格好は胡散臭い以外の表現が浮かばないんですが。
・弁当加藤アナの解説を聞いて、そりゃ一番上手い男性スケーターと一番上手い女性スケーターが組んだんだから、たちまちトップにも躍り出るわな、と改めて。

・プルがカルミナはずるい、と散々言われていたが、折角似合う曲選んでるのに、なぜそのつなぎ、なぜそのバージョン。
・たぶん、たとえカルミナで変わらなかったとしても、これからザクザク変な繋ぎが入ります。
・でも、王道は素晴らしいので、このまま進んでください、お願いします。
・調子良くはなさそうなので、軌道にはまらないように気をつけて。

・織田君の「愛の夢」はなんかちょっとバトルバトルし過ぎてたけど、とりあえず織田君にはフリルがよく似合う。
・ハヴィエルのカルメンいいわーこういうハヴィエル大好き。
・このハヴィエルとさっきのジョニーを同時に滑らせたい。
・ステファンのトゥーランドット、声の伸びと滑りの伸びが良く合うよね。

・ロクサーヌは非常に手馴れているプルであった。
・群舞は一番ステファンが好き…誰かさんは期待できないしね。
・クワドループ凄いわ。

 昼間炎天下に数時間いたのが堪えたのか、夕方から起き上がれなくなったが、サキイカ食べたら復活。電解質異常かよ。その後ダメ押しにカップラーメン食べたら、さらに元気になった。塩分大事。

 地震は全く気付かなかったが、マグニチュード8.5と知って仰天。震源の深さにもびっくり。誰かが呟いていたが、とりあえず「震度5強だろうが何だろうが、津波さえなければOK」とは思ってる気がする。ちなみに、夕御飯をまだ食べていなかったS君は、何かの場合に備えて、パンツの上にズボンはいて、ご飯作りはじめていた。

5月31日(日)

 いかなごは参観日。いかなご、相変わらず先生の指示を半分以上聞いておらず、心得た横の席の友人達がほら、これを広げる、と教えてあげると逆ギレするという…日々私は片思いばかり…と嘆いているが、それは男子の親切心を仇で返してるからなんじゃないのか?

 いかなご、思い出のあの時みたいなお題の絵には、滋賀県の道の駅で「子うさぎあげます」の張り紙を見た瞬間を描いていた。あと、自己紹介というのも掲示されていたが、特技欄は男子は野球かサッカー、女子はピアノが相場な中、1人だけフルートという子がいて格好良かった。

 参観日から帰ってきた後は、昼まで熟睡。S君も同じく昼寝していた模様。静かにしていたもぐ超えらい。

 木乃は休みで家に人がいる日は昼間も、そうではない日も夜は、庭に面した網戸の前で、じっと庭を監視している。生まれながらの自宅警備員。

 蓮根と筍と高菜チャーハンばかりを食べて生きたい。あと、大根菜炒めも。




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