5月11日(月)

 朝っぱっから喧嘩して、怒りまくる姉弟を見て、S君「まあまあ棒が必要だ」と言い出した。が、ぐぐってオチを調べたS君「やっぱりそんなムシのいい道具はないんだな」。

 もぐがマインクラフトの実況動画見てるけど、5歳児が見て面白いものなのか。

 「高カカオチョコレートの落とし穴がカロリーが高いって、カロリー書いてあるやろ!どこが落とし穴だ!」とブツブツ言ってるS君を見ると、もぐがひたすら喋り続けているのは父親の遺伝のような気が激しくする…。

 ブレイン・ハーデン『北朝鮮14号管理所からの脱出』を読み終わった。「脱北者シン・ドンヒョク氏インタビュー」という記事を読んで、読んでみた。収容所で生まれたことで知られる脱北者シン・ドンヒョクの生い立ちから脱北後の暮らしまでを、その時々の北朝鮮事情を交えつつ、米国人ジャーナリストがまとめた本。韓国で出版されたが、ほぼ売れなかったという本人の手記は、唯一日本でだけ翻訳出版されたそうで、その手記『収容所に生まれた僕は愛を知らない』は昔斜め読みしたことがあるが、この本によれば、その手記とは異なり、母と兄の脱走をシン氏が密告したのだと言う。さらに上記インタビューによれば、この本で描かれた脱走の前に、既に2回脱走して失敗していたらしい。詳細について証言を何度も翻しているからと言って、収容所の存在や収容所で生まれたことが嘘だとは思わないが、辛い過去を色々な人に何度も話し続けるとなると、当然こういうことは起こりやすいだろうし、脱北者が以後の生活で癇癪や被害妄想が多く、仕事の責任感がないという傾向も含め、難しい問題だと思う。
5月12日(火)

 朝から台風で休校になるんじゃないかと大小はワクワクしていたが、仕事行ったら看護師さん達の子供達も同様だったらしい。親達「んなわけあるか!」

 おおお、室伏結婚とな。

 いかなごの今の一番の関心事は、明日の給食のデザートがパインゼリーで、そのパインが沖縄産であることらしい。実に小3らしい。

 いかなごが突然昨日から2階のベッドで寝るようになった。初日はもぐをお供にしていたが、今日はもぐが拒否したので、1人で寝た。漫画をゆっくり読めるので嬉しいらしい。おかげで私はいかなご分が不足気味。

5月13日(水)

 いかなごの本日の関心事→明日の給食が全く脂身のない肉で作ったカツであること。

 ちなみにピアノの練習の時に子トラ化して暴れたいかなご、S君に背負われて振り回され「もう人を襲わないか?」と言われていた(笑)。

5月14日(木)

 ウサギTシャツにウサギワンポイントズボンにウサギ布移動ポケット、ウサギの防犯ブザー&ウサギお守り&ウサギ布給食袋つきランドセルに、ウサギ布の体操服袋持っていかなごが学校行った。

 あまりの肩の痛さに昨夜湿布を貼ったら激効きしたが、開業医かよってほど来た外来で肩痛は元通り(疲)。
 ジェーニャまた仔犬買ったんかい。

 いま失敗すれば、日本終了

 いかなご「『カールビンソン』全部読み終わったから、今『猫山先生』読んでるの。奈良野先生がゾンビになるところが恐くて…」8歳児がそんな漫画読むな。

5月15日(金)

 木乃がお腹を見せながら、ぬいぐるみのクマを抱えて噛み噛みしながらゴロゴロしている様子を見て、S君「凶暴そうだ!目が血走ってる!」。何をどう見たらこんな愛らしい姿を凶暴などと言えるんだ、と言ったら、いかなご「犬のイメージダウンをはかってるんだよ」。そうだったのか。

 木乃、今日久方ぶりに獣医に行って体重測ったら、5.3kgもあるらしい。採血してキットでフィラリアの検査してもらい、陰性確認して8ヶ月分のイベルメクチン出してもらって帰宅。

5月16日(土)

 昼前にクリーニング店→図書館→カナートで買い物→高野のピザ屋でテイクアウト。

 寝室にある2つのおもちゃ箱の中身を整理して、ビニール袋3つ分のゴミと、学童バザーに出すものと、滋賀の家に運ぶものと、木乃のおもちゃになるものに分けた。もぐもそろそろアンパンマン卒業で、去年までは「絶対に捨てちゃダメ」と言っていたガラクタどもも捨てて良いという許可が出たので、だいぶ部屋がすっきりした。どうでも良い小さめのぬいぐるみはオール木乃用になるので、木乃おもちゃ多過ぎ。

 もぐの1歳の誕生日に私といかなごで作ったおもちゃが出てきたが、ペットボトルに貼ってあるキャラが懐かしの「ありがとウサギ」。

 いかなごが学校から借りてきた本でお菓子を作りたいというので、栗黒豆羊羹を作った。和菓子作るなんて初めてだが、結構簡単にできるのね。いかなごがたいそう気に入ったようなので、機会があれば(=栗の甘露煮が安く手に入れば)また作ろう。

 同級生の人生が漫画化されていた。

5月17日(日)

 途中のスーパーで昼ご飯を買って、滋賀県のアスレチックと水路がある公園に行ったが、水路に水が流れておらず、いかなごが不機嫌になったり、着いた瞬間にもぐが行方不明になったり(かなり経ってからS君が発見)色々大変だった。が、大小ともそれなりに楽しんだ模様。

 木乃を連れて行ったが、双子の6歳ぐらいの女の子に超可愛がられて大変そうだった。しかし、道行くと「可愛いワンちゃん」「わあ、ふさふさ」などと言われまくりなのに、家では「犬コロ」「悪犬」だとは。ちなみに、お向かいのIちゃんや近所の男の子達にも人気で、散歩帰りに出会うと凄い勢いで毎回取り囲まれる。

 去年の年末からずっと断続的に車中で銀英伝のアニメ版を見ているのだが、今日ヤンが死んだ。

 2日ほど前から、暑いだろうと木乃の毛をはさみで切りはじめたら、ハマってしまい、全身適当に切り続けてトラ刈りのみすぼらしい犬に仕上がった(笑)。

5月18日(月)

 全身トラ刈りの木乃を哀れんだS君が、修正に動き出した。「切り方知ってるんなら、もっと早く教えてよ」「いや、トラ刈りにしたいのかと思って」んなわけあるか!で、背中の傍だけ、イヌに戻った。木乃は迷惑気。

 ラウイッツ『脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち』を読み終わった。ポーランド軍人の著者がソ連に逮捕されてルビャンカからシベリア送り→丈夫そうな仲間を6人選んで脱走→途中でポーランドからコルホーズに強制移住させられ脱走した少女を一行に加える→モンゴルからゴビ砂漠を横切り、チベットからヒマラヤ山脈を越えてインドに入り、イギリス軍に救助されるまでを語った本。収容所の警備があまりにも甘過ぎる、なぜか収容所長の妻から脱走の援助を受ける、7人の男と合流した少女が無防備過ぎ、水も食糧も持たずに6人がゴビ砂漠を徒歩で横断しきる、モンゴル〜チベットまでの地元の人々がオール親切な上、中国軍と遭遇しない、ほぼ無装備でヒマラヤ山脈を登って降り、途中でイェティを目撃、一緒に脱走してインドまで着いたはずの3人のその後は一切不明、とこれだけ重なればどう考えてもフィクションだと思うが、非常に面白かった。おそらく一部は事実なのだろうし、シベリアからインドまでの風景と風俗の描写は楽しかった。

 毎日何度となく「ねえ、ママ」と連呼するもぐ。今日は木乃の散歩中に「ねえ、ママ。もぐ君トが書けるよ」と宙にトを書いたが、横棒が左側に出ていたので「それ逆だよ」と言ったら「逆じゃないのー」と拗ね拗ね。「分かった。もぐ君の世界ではトの横棒はこっちに出てるんだもんな」と言うまで譲らなかった。ちなみに姉は「それ違うよ」と指摘したので、「凄いねー。3年生にもなるとトがどっち側か分かるんだもんね」と言ったら、「当たり前だ」と子トラ化した。

5月19日(火)

 今日はいかなごの遠足。明け方に雨は止んだが、山登りだから道が悪くて中止するんじゃないか、まだ山の上には雲がかかってるし…そもそもどうやって決行か中止かを決めるんだろう、とうずら卵ペンギン(←いかなごの注文の品)を作りながら考えていたが、夕方無事遠足から帰ってきたいかなごに聞いたら、朝から教頭先生が山に登って道を確認してゴーサインをだし、また子供達と一緒に2回目を登ったらしい。…絶対小学校の先生にはなれないわ…凄過ぎ(尊敬)。

 いかなごが家の近くにある公園が「三角公園」という名前だと教えてくれた。社会の授業で習ったらしい。今の家に住んで10年にして初めて知ったよ。役に立つな>社会の授業。

 グレゴリー『白薔薇の女王』を読み終わった。チューダー朝好きの私には、薔薇戦争時代のゴタゴタがさっぱり分からなかったのだが、これでようやく多少は頭に入った気がする。主人公は、ロンドン塔で行方不明になったことで有名な王子達の母エリザベス・グッドヴィル(ちなみにwikiの肖像画を見ると美人)だが、昔の人(先の戦=応仁の乱の時代)なせいか(?)本人も周りも夫もそんな性格、行動でいいんかい、という感じ。政略結婚で一族で利権独占が当然、戦では王が先陣切って殺しまくり、負けるとすぐにフランスに逃げて体勢を立て直してブリテン島に再上陸、ドーバー海峡渡る時に海が荒れなかった方が勝ち、みたいな。主人公とその母親は魔術と予知能力が使えるという設定で、どうしようかと思ったが、さほど効力のあるものではなく、後々王子殺しは誰かという伏線に使われるっぽい。さあどうなる、というところでブチッと終わったので、早くシリーズの次を出していただきたいところ。


5月20日(水)

 いかなごはやっぱりシュレーディンガーの猫を「箱を1回開けると死んでて、次に開けると生き返ってる不思議な猫」だと思ってる。「箱は1回しか開けられないの!」「もしもだよ、もしも2回開けられたらね、1回目は死んでる猫が、次はゾンビの猫になってるの!」…それはシュレーディンガーとは最早何の関係も…。

 凄い雷で地鳴りしまくり。


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