4月11日(土)

 午後に買い物に出たら、東大路も今出川も混んでてヘりが飛んでるので、その辺の警備の人に聞いたら「皇太子さんが来てはる」らしい。

 もぐ「もぐ君本棚と木乃のおもちゃの片付けしたよ」「えらい、えらい、あとで抱っことチューしようね」もぐ「やったー」…抱っことチューでカタがつく安い5歳児であった。

 コミが木乃に近づくと、木乃は必ず尻尾振るので、木乃的にはコミと仲良くしたいんだろうなあ。コミはポーカーフェイスなのでよく分からん。

 コミは換毛期に入って、恐ろしいほど毛が抜ける。毛球症にならないように、あらかじめ毛を抜いておかないといけないのだが、「君にしか毛は抜けない」byS君(痛そうだなあ、とか思わずに無理矢理毛を抜ける人じゃないとダメなんだって。失礼な)と言われて、私が抜かされている。

4月12日(日)

 新しい布団の敷布を出して、もぐに丸投げしたら、綺麗にかけられていた。あとは布団乾燥機をセットできるようになれば、いつでも嫁を迎えられるな。

 いかなごを塾に迎えに行って、久しぶりにスシローで昼ご飯を食べて(くら寿司とはえらい違い)図書館行って、少し昼寝して、夜は職場の歓送迎会。お膳並べた宴会形式なのだが、なぜか男列と女列に分かれ、しかも普段ちゃんとした格好をしていない人々が全員正装なので、かなり違和感が。

 2年間使い倒して穴が空いてきたいかなごの移動ポケット。経験を活かして、改善を加えた新生移動ポケットを作ってみた。これから同じものをあと3つ作るぞ。

4月13日(月)

 学年が上がると、行かないと保育園の前でゴネたり、頻尿になったり、チックになったりする子がいるというのに、うちの子らときたら一度も変わりなく…楽でいいけど、がさつ過ぎるのかと不安になる。まあでも「転けて血が出たー」「血が出たぐらいでガタガタ言うなっ」とかいうがさつな育て方をしてるせいか。

 「ママの隣は一番下の子の場所です。すなわち木乃」と木乃をもふもふしていたら、もぐ「もぐ君も3番目に生まれたのー3番目なのー」。

4月14日(火)

 もぐが突然「もぐ君、元気お休みしたい。元気お休み!」と連呼しはじめた。「元気お休み」というのは、「病気じゃないのに保育園を休んで、家でゲームしまくること」を指す用語らしい。

 もぐのお悩み相談「ねえママ、もぐ君2が書けないの。なのに今のクラスでは2の練習があるの」。

4月15日(水)

 『ウイグルの母 ラビア・カーディル自伝』を読み終わった。東トルキスタン(新彊ウイグル自治区)で生まれたウイグル族の著者が、強制移住させられた子供時代から、極貧の中から商売で稼いで金持ちになり、中国当局のウイグル族への弾圧に抗議するうちに逮捕されて政治犯になり、アメリカに亡命するまでを語った自伝。なんというか、内モンゴル自治区の本を読んだ時も思ったが、中国の弾圧の徹底振りが凄まじい。民族全体が強制収容所に無期限に入れられているようなもの。

4月16日(木)

 いかなご発表会まであと数日。ほぼノーミスができるのは五回に一回くらい。目立つミスが一、二回がほとんど。胃が痛い。

 S君に背中を揉んでもらって、ぐえなどと声を出すと、木乃が必ず横に来て、S君の顔をじっと見つめ、私の背中に乗る(でも揉んではくれない)。一応守る気っぽい。

 そういや、木乃は数ヶ月前まで、よくワンワンいってて本当にシーズーかいなと思ったものだが、最近は私が帰ってきた時とか驚いた時にわん、と小さく言うくらい。あれは仔犬だったからなのね。

 え。ハンヤン放送なかったの?…生きる気力が…。。

4月17日(金)

 私「織田君が国勢調査のCMに起用されてたよ」S君「なるほど、検地じゃーってやつだな」…そっちの方向の方が良かったか。

 S君が安かったから、とチャイコフスキーの全曲セットみたいなCDの山を買ってくれた。聞いたことない曲でも素晴らしい。それにしても、夫がモーツァルト好きな人じゃなくて良かったわ>2人ともモーツァルトつまんなくて聞きたくないタイプ。

4月18日(土)

 昨夜コナン後に私の布団の横で行き倒れていたいかなごを、明け方ベッドに追いやったら、当然のように木乃が代わりに布団にやって来て腹を出した(笑)。

 久しぶりの晴天。山科のブックオフに行ったら、なかなか良い店で珍しいものが並んでいた。その後ファミレスでご飯食べて、キャリアに入れて車に残しておいた木乃は無事かな、とキャリアのファスナー開けたら、木乃が「すいません、寝てました」という顔をしていた。

 その後、滋賀に行って、庭の山椒の若葉摘みなど。その間木乃にはリードをつけて、ニ時間ほど外犬生活をさせたら、相当疲れたらしく、帰宅後は丸くなって動かず。

 夜はS君伯父さんから送られてきた筍と、取ってきた木の芽ずくしの夕食。

 いかなご「赤ちゃん扱いしないでよ」私「私が君を産んだんだから、私にはいつまで経っても君を赤ちゃん扱いする権利があるのだ。ふはははは」

4月19日(日)

 いかなごのピアノ発表会。朝から髪の毛ひっつめにされて、いかなご機嫌最悪。でもボブなのにアップにしろって言ったのは誰だ。

 連弾は、いかなごが大ミス2つ、私が1つという感じ。止まらなかっただけマシか。ソロも不安だったが、家でも一度もやったことのないまさかのノーミス。その分強弱などが全く疎かだったが、致し方ないところ。

 いかなごはやっとお姉さん方の演奏も少しは聞けるようになり、幻想即興曲とかテンペストとか気に入ったらしい。テンペストいいねえ。是非ピアノを続けて、家で弾いていただきたい。ちなみに、去年も上手だった先生のお子さんが、今年はさらに上達していて、一人リサイタル状態で凄過ぎた。去年も今年も本人比では簡単と思われる曲を弾いているのだが、レベルが全く違って、なんでこんな発表会に混じってるんた感バリバリ。

 それにしても、花束は投げるものという観念が染みついているので、花束持って舞台まで人が降りて行く度に、投げるんじゃないかとビクビク。

4月20日(月)

 一昨日摘んだ木の芽を佃煮にしたが、ご飯に混ぜたら美味しい。

 新訳のドリトル先生が読みやすいだの挿絵が可愛いだの言われてるけど、井伏先生じゃないとダメなんだもん!イギリスの貨幣単位覚えて、人間に見えないバンポの絵に恐怖しないとダメなんだもん!と主張して、これだから原理主義者は…とS君に言われた。



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