1月21日(水)

 自分とタイプの似ている子供は育てやすいというのは本当にそうだと思う。もちろんすべてではないが、いかなごの考え方、感情の動きはほぼ読めるが、もぐの行動、感情の動きはさっぱり理解できない。

 イリーナがメダル・ウィナーズ・オープンのジェーニャを「ずっと勝ち続けるのは難しい」と褒めていたが、その「ずっと勝ち続けている人」を平然と従えられる人も凄いと思いました。

1月22日(木)

 いかなごが明らかに肥満になっていて、S君と対応協議中。ここ1年でたぶん体重2kgぐらいしか増えてないけど、身長も伸びてないからなあ(現在クラスで前から3番目)。積極的には運動しないけど、たくさん食べてるわけでもないのに…(学童でおやつも出るのだが、スナック菓子嫌いのいかなごはあまり食べていない)とカロリー計算してみたら、給食が多いんじゃないかという結論に。どーしろってんだよ…。

 たぶんうちの家族は全員私のおっぱいを自分のものだと思ってる。「夫だから当然権利がある」「使ったのは私だけ」「(完全ミルク育ちだけど)赤ちゃんなんだからもぐ君のもの」…いや私の身体だから。

1月23日(金)

 お昼に後藤さん実母の会見書き起こしを読んで、そりゃ78歳なら筋道通った応対が難しいのは日々良く分かってるけど、それでもあれはないわ、息子さん気の毒、と思い、夜会見動画を見たら…最後の1分の「地球のために力を合わせて頑張ります」でマジで背筋に寒気走った。

 いかなご減量計画の一環として、木乃の散歩をいつもの2倍ぐらいの距離回ったら、木乃全力で走り過ぎて、いかなごも私もぐったり(木乃はノーダメージ)。

 学校から、生活の授業で使うので、子供の凄いところを指摘しろ、という指令を受けた。私的には一人で寝るようになったとか、一人でご飯全部食べるようになったとか、一人で髪の毛洗えるようになったとかが凄くなったところなのだが、それは書いてはいけないらしい(いかなごに止められた)。仕方ないので「昔からそうだけど、ひと声かけただけですぐに起きる」「文句は言うけど、毎日ピアノの練習をする」「飼い主なので当たり前だけど、毎日うさぎの飲み水をかえる」と書いておいた。

 ニュース見たら、実母電波発言は見事に綺麗にスルーされていた。

 S君が古本分捕り会で私のために『強制収容所における「生」』を捕ってきてくれた。素晴らしい夫だ。

1月24日(土)

 死後の世界は全く信じていないが、休日の朝に布団の中でいかなごともぐに挟まれ、枕元に木乃がいたりすると、うちの親にテキストだけでも送って「孫息子が生まれたんだよ」と知らせたい気がひしひしとする。私も死んだ後もネットに残って、孫が生まれた知らせを受け取ったり、100歳の誕生日にいかなごが墓の前で餅をついてくれる動画を見たりしたい。

 リカちゃんは一体何なんだ。

 いかなごとS君が塾に行っている間にもぐと昼寝した。

1月25日(日)

 いかなごがクッションを集めて作った船で、もぐとお布団島に船出し、ついでに木乃をダンボール箱に入れて、動物積荷として一緒に引いて行っていた。うんうん、愛玩犬というのは、こういう目に合わされるものだ。

 午後からいかなごとデザート作り。ダイエットスイーツとして、いちご寒天を作った。

 もぐが「おれはうちゅうからきたうちゅうじんだ。おれの名前はもぐではなく、じゅうきファイターだ」とか言い出した。「じゅうきファイター」は長いので、もう「じゅうき君」と呼ぼうということで姉と一致した。

 「パパはフランス人なの」とリカちゃんに挨拶されるジュベ…。

 いかなご、週末だけで0.6kg体重落ちた。やっぱり給食が肥満の元なんじゃ…。

1月26日(月)

 たぶん2週前と4週前が休みだったせいで、外来暇だった。

 章枝ちゃん、中国チームを教えていたのね。

 いかなご、水泳で進級。ぱちぱち。

1月27日(火)

 もぐを保育園に連れて行ったら、前で出会った同級生の弟妹と思われる赤子を抱いたお母さんに「○○君のお母さん、おはようございます!」と実に爽やかに挨拶していた。相変わらず外面だけは見事なヤツだな。

1月28日(水)

 3時間のオペはしんどい。前の病院では、人手が他に2人と機械の助けがあって1時間だったので当然か。

 凄いな今年のストックホルムユーロ。前回開催は103年前だって。千鶴さんも長いよなあ…20年ぐらいやってるんでは。

1月29日(木)

 うちの家の斜め向かいに、いかなごより1ヶ月早く生まれた女の子がいて、当然いかなごと一緒に毎日小学校に通っている。このAちゃん、幼児期から大きくて、今もクラス断トツトップの背丈。チビのいかなごとは18cmもの身長差がある。赤いコートに赤いランドセルのAちゃんと、ピンクのコートにピンクのランドセルのいかなごが並んで登校する姿を見ても、誰も年齢が1ヶ月差とは、というか同学年とすら思わないであろう。

 最近もぐの発言や行動が少しだけお利口さんになってきたので「もぐはえらくなったねえ」と褒めたら「あとは黙れば完璧!」よく分かってるじゃないか!!

 最近夜は眠いし足が痛いし、いかなごは機嫌悪くて恐いし、もぐは勝手にハロゲンヒーターつけてパパ抱っこだし…と早めに寝たら、木乃がその辺の犬の鳴き声に呼応して遠吠え…。

1月30日(金)

 もぐ、今度は保育園に行く道で、乳児組さんとそのお母さんとすれ違いそうになると、足を止めてお母さんに「お先にどうぞ」。なんやねん、お前。

 いつもの寒い時の坐骨神経痛だけじゃなくて、最近は太腿が筋肉痛。たぶんいかなごダイエットのために、木乃の散歩で毎日全力疾走してるせい。

 しばらく前に巷で話題のウィアー『火星の人』を読み終わった。有人探査で火星に行ったが、天候不良で引き上げる際に1人が事故で帰れず火星に置き去り。幸い6人が約1ヶ月暮らせる装備が残っていたため、これを使って大サバイバル。昔の火星探査機を取りに行って地球との交信を復活させ、地球では急いで食糧を送ろうとロケットを打ち上げたが、急ぎ過ぎて失敗。結局、帰ってくる5人が戻ってきたところに、中国がこっそり作っていた打ち上げ機を使って補給を届け、火星に逆戻りして救いに行くのだが…いやあ宇宙探査アブねえ。というか、1人救うためにどんだけお金使ってんねんという…(少し言い訳も書いてあったが)。ヴァーリーみたいに火星人になるわけでもなく、ひたすら襲いかかる危機を解決していくだけの真田ストーリーなのだが、主人公のユーモア溢れる語り口のおかげで非常に楽しく読める。いかにも映画化されそうだが、された暁には主人公と船長がカップルかな。

1月31日(土)

 いかなごのロフトベッドを覗いたら、足下の方は凄い数のウサギぬいぐるみが横一列に整然と並べられて布団かぶせられており、枕元には美味しんぼだのコナンだの忍たまだのワンピースだのが積み重ねてあり…。。

 昼過ぎにいかなごをバイクで塾に送って行ったら、超吹雪いてるし寒過ぎて死ぬかと思った。で、送って帰って来たら、家の前の車と自転車の間に、いかなごと同級生ぐらいの男の子と女の子が、おもちゃとなぜか食べかけのスーパーカップを持って立っていて仰天。遊びに来たの?と聞いたら、「やっぱり」「やっぱり」などともごもご言いながら去って行ったが…なんでこの極寒に外でスーパーカップ食ってる??

 体育会TVが7時からだってんで、超大急ぎでもぐに『花咲かじいさん』読んだが、ジョニーが始まったのは8時前。さすがエンジェルさん、花輪を作ってくるのね。メダルウィナーズ、裏でタケシ先生&美姫ちゃんも3A見てたのが面白かった。

 ユーロ女子は最終GPだけ。
・リーザ今季初見のS君「この人随分歳取ってそうだな。23歳?」
・ポゴちゃん今季はお疲れ。
・あの居残りソファはなかなか。
・ヴィクトリア皇太子の夫の人がマキシムに似てる(とみんな思ったに違いない)。

・ラジオノワ、16になったのね。
・凄い出来だし、可愛いけど、滑りはそれほど好きではない。
・リーザ、ルッツ高くなってね?セベ並み。
・ジャンプのキレが凄過ぎ。かくなる上は是非3A実戦配備を。
・先生いくら験担ぎでも毎回あの服ってのは…。
・ヘルゲッソン姉妹似てるよな。同一グループだと区別つかないよ。

 いかなごを塾に迎えに行った帰りにコーナンと図書館行って帰宅したら、木乃がケージから脱走して、ゴミ箱漁ってコーヒーのがらをぶちまけていた。超悪犬。

 皆川博子『花闇』を読み終わった。最近『JIN-仁』を読んでいるので、そのつながりで三代目・沢村田之助が主題のこの本を読んだのだが、皆川博子作品を初めて読んだせいもあるのか、今いち読みづらかった。もっと他の作品も読んでみたいところ。沢村田之助の付き人的下っ端役者の目からその生涯を描いているが、両下肢を切断した辺りから、見世物的興味を引くようになり、周囲から排除されていくところが何ともはや。徹底的に愚鈍に描かれている河原崎長十郎が、後に偉大と言われる9代目市川團十郎なのも興味深い。



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